JP2500840B2 - パイプの連結構造 - Google Patents

パイプの連結構造

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JP2500840B2 JP5020609A JP2060993A JP2500840B2 JP 2500840 B2 JP2500840 B2 JP 2500840B2 JP 5020609 A JP5020609 A JP 5020609A JP 2060993 A JP2060993 A JP 2060993A JP 2500840 B2 JP2500840 B2 JP 2500840B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプの連結構造に関
し、一層詳細には第1のパイプ内に挿通された第2のパ
イプの離脱を防止するためのパイプの連結構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から第1のパイプ内に挿通された第
2のパイプの離脱を防止するためのパイプの連結構造と
しては種々のものが知られており、例えば実開昭63−
142481号公報に開示される技術がある。このパイ
プの連結構造は、第1のパイプの端部を、ナットを締め
込むと縮径する雄螺子部に形成し、第2のパイプをこの
端部から第1のパイプ内へ挿入する。第2のパイプには
前記ナットが回転可能に外嵌されており、ナットを締め
込むことにより、第1のパイプの端部が縮径して第2の
パイプの外周面へ圧着する。この圧着により、第2のパ
イプの第1のパイプからの離脱が防止される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のパイプの連結構造には次のような課題がある。前
記実開昭63−142481号公報に開示されるパイプ
の連結構造は、家庭用の水道等、低水圧管路の連結には
優れているものの、通過する流体の圧力が大きい場合、
連結が単に第1のパイプの圧着によって確保されている
だけなので、離脱してしまうことがある。従って、本発
明は通過する流体の圧力が大きくても第2のパイプの第
1のパイプからの離脱を確実に防止し得るパイプの連結
構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、離脱防止機
構を内蔵するパイプの連結構造において、第1のパイプ
と、該第1のパイプ内に、第1のパイプの内周面に対し
て若干の間隔をもって挿通された第2のパイプと、前記
第1のパイプの内周面及び第2のパイプの外周面に周方
向へ形成された凹溝と、前記第1パイプの凹溝を形成し
た外周を肉厚に成形すると共に該凹溝内に嵌め込まれ、
前記第1,第2のパイプの長さ方向へ若干距離移動可能
であり、該長さ方向へ移動した際には前記第1のパイプ
の内周面と第2パイプの外周面との前記隙間内へ嵌め込
まれて挟圧され第1,第2のパイプの離脱を防止する
ング状部材と、を具備することを特徴とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。リング状部材は、
1,第2のパイプの長さ方向へ若干距離移動可能であ
り、該長さ方向へ移動した際には前記第1のパイプの内
周面と第2パイプの外周面との前記隙間内へ嵌め込まれ
て挟圧され第1,第2のパイプの離脱を防止する。よっ
て、第1のパイプおよび第2パイプ内を通過する流体の
圧力が大きく、第2パイプを第1のパイプから離脱す
る方向へ相対的に移動させようとする力が大きいほど、
即ち流量が多く流体圧が大きいほど、リング状部材は前
記隙間内で弾性変形して強くパイプ間に挟圧され、第
1,第2のパイプの離脱を有効に防止できる。また、リ
ング状部材は、第1のパイプの内周面に周方向へ形成さ
れた凹溝内に嵌め込まれ、該凹溝を形成した外周を肉厚
に成形することにより、第1のパイプ内に第2のパイプ
を嵌め込む際に、リング状部材を介して第1のパイプの
凹溝部分を半径方向に拡張する力が作用するが、該凹溝
を形成した外周を肉厚に成形することにより補強されて
いるため、パイプの破損を防止できる。また、上記リン
グ状部材は、予め第1のパイプの内周面の凹溝内に嵌め
込まれていることから、パイプどうしの連結作業を容易
に行える。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。第1実施例について図1〜図3と共
に説明する。まず、図1と共に構成について説明する。
10は第1のパイプであり、右端部にはパイプどうしを
接合するための拡径部が形成されている。14は第2の
パイプであり、第1のパイプ10の左端開口から第1の
パイプ10内へ挿入(挿通)されている。第2のパイプ
14の外径は第1のパイプ10の内径より若干小径に形
成されており、両者の間には間隙Gが形成されている
16a,16bは凹溝であり、第1のパイプ10の右端
部の内周面及び第2のパイプ14の端部の外周面にお
いて、周方向へ形成されている。
【0007】18はリング状部材であり、前記第1のパ
イプ10の凹溝16内に遊嵌されており、連結時に第
2のパイプ14を外嵌するよう配されている。リング状
部材18は、第1のパイプ10および第2のパイプ14
の長さ方向(軸線方向)へ若干の距離移動可能になって
いる。この移動に伴い、リング状部材18は第1のパイ
プ10の内周面と第2のパイプ14の外周面との間隙G
内へ嵌め込まれて挟圧 され第1,第2のパイプ10,1
4の離脱を防止するようになっている。リング状部材1
8は、図2に示すCリング状に形成されており、断面形
状は円形であり、断面の直径は間隙Gより大きく形成さ
れている。なお、リング状部材18の断面形状は特に円
形に限定されず、例えば楕円形等、間隙G内へ密着して
嵌め込まれる形状であればよい。
【0008】20はパッキンであり、合成樹脂で形成さ
れている。パッキン20は、第2のパイプ14の外周面
に外嵌して設けられ、第1のパイプ10の内周面と第2
のパイプ14の外周面との間を水密にシールする。な
お、パッキン20の固定は第2のパイプ14側に代えて
第1のパイプ10側でもよい。
【0009】ここで、上記リング状部材18の構成につ
いて、より具体的に説明する。リング状部材18は、予
め第1のパイプ10の内周面に形成された凹溝16a内
に遊嵌されており、第2のパイプ14が挿通されると凹
溝16bと凹溝16aが対向する位置に配され、第1の
パイプ10および第2のパイプ14の長さ方向(軸線方
向)へ若干の距離移動可能になっている。また、上記第
1のパイプ10の凹溝16aを形成した外周を比較的径
の大きい肉厚部10aに成形することにより、第1のパ
イプ10に第2のパイプ14を挿通すると、リング状部
材18を介して第1のパイプ10の凹溝16aを半径方
向に拡張する力が作用するが、該凹溝16aを形成した
外周を肉厚に成形することにより補強されているため、
パイプの破損を防止できる。また、上記リング状部材1
8は、予め第1のパイプ10の内周面の凹溝16a内に
嵌め込まれていることから、パイプどうしの連結作業が
容易に行える。また、上記第1のパイプ10および第2
パイプ14は口径も50mm程度から300mm程度の
比較的流量が少ないものから流量の多いものまで使用可
能であり、汎用性の高いパイプの連結構造に応用でき
る。
【0010】上記パイプの連結構造において、内部を矢
印C方向へ流れる流体の圧力が非常に大きい場合、第2
のパイプ14は当該流体圧により矢印C方向へ移動する
ことがある。第2のパイプ14が矢印C方向へ移動した
際のD部の拡大図を図3に示す。図3の状態では、リン
グ状部材18は、第2のパイプ14の凹溝16bの部分
26cによって右方向へ押動されている。この押動に伴
い、リング状部材18は第1のパイプ10の内周面と第
2のパイプ14の外周面との間隙G内へ弾性変形して嵌
め込まれる。すなわち、リング状部材18は凹溝16b
の部分26cによって右方向へ押動され、凹溝16a、
16b内での遊嵌状態から部分26c、26d間で弾性
変形して挟圧されているそして、第2のパイプ14の
移動により部分26cがリング状部材18を右方向へ押
動する力(流体の圧力による)が大きいほどリング状部
材18を間隙G内へ強く嵌め込ませることが可能とな
り、確実に第2のパイプ14の離脱を防止可能となる。
以上、本発明の好適な実施例について述べてきたが、本
発明は上述の実施例に限定されるのではなく、発明の精
神を逸脱しない範囲で多くの改変を施し得るのはもちろ
んである。
【0011】
【発明の効果】本発明に係るパイプの連結構造を用いる
と、リング状部材は、第1,第2のパイプの長さ方向へ
若干距離移動可能であり、その長さ方向へ移動した際に
は第1のパイプの内周面と第2のパイプの外周面との間
隙内へ嵌め込まれて挟圧され第1,第2のパイプの離脱
を防止する。従って、第1のパイプおよび第2のパイプ
内を通過する流体の圧力が大きく、第2のパイプを第1
のパイプから離脱する方向へ相対的に移動させようとす
る力が大きいほどリング状部材を前記間隙内へ強く嵌め
込ませることが可能となり、第2のパイプの離脱を確実
に防止可能となる。また、リング状部材は、第1のパイ
プの内周面に周方向へ形成された凹溝内に嵌め込まれ、
該凹溝を形成した外周を肉厚に成形することにより、第
1のパイプ内に第2のパイプを嵌め込む際に、リング状
部材を介して第1のパイプの凹溝部分を半径方向に拡張
する力が作用するが、該凹溝を形成した外周を肉厚に成
形することにより補強されているため、パイプの破損を
防止できる。また、上記リング状部材は、予め第1のパ
イプの内周面の凹溝内に嵌め込まれていることから、パ
イプどうしの連結作業が容易に行える。また、第1のパ
イプと第2のパイプの連結部分には外側に特別な部材を
設ける必要がないので当該部分をコンパクトにまとめる
ことができ、離脱防止機構を設けながらも大型化を招来
することがない等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプの連結構造の部分断面図で
ある。
【図2】リング状部材の正面図である。
【図3】図1のリング状部材の挟圧状態を示すD部の拡
大図である。
【符号の説明】
10 第1のパイプ 14 第2のパイプ 16、16a、16b 凹溝 18 リング状部材 20 パッキン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離脱防止機構を内蔵するパイプの連結構
    造において、 第1のパイプと、 該第1のパイプ内に、第1のパイプの内周面に対して若
    干の間隔をもって挿通された第2のパイプと、 前記第1のパイプの内周面及び第2パイプの外周面に周
    方向へ形成された凹溝と、 前記第1パイプの凹溝を形成した外周を肉厚に成形する
    と共に該凹溝内に嵌め込まれ、前記第1,第2のパイプ
    の長さ方向へ若干距離移動可能であり、該長さ方向へ移
    動した際には前記第1のパイプの内周面と第2のパイプ
    の外周面との前記隙間内へ嵌め込まれて挟圧され第1,
    第2のパイプの離脱を防止するリング状部材と、 を具備することを特徴とするパイプの連結構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4523221Y1 (ja) * 1967-03-25 1970-09-12
JPH0650482A (ja) * 1992-05-29 1994-02-22 Tokai Rubber Ind Ltd ホース接続構造

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