JP6764668B2 - 管継手および管の接合方法 - Google Patents
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Description
これによると、シール部材105はロッキング部材108を介して押輪106により受口102の奥側へ押されているため、管101,103内の流体圧等によってシール部材105が受口102の外部へ押し出されるのを防止できる。
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、シール部材に当接する側に、凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれ、
スペーサの凹部よりも径方向における外側の部分が、管軸方向において対向する受口の開口端面と押輪の端面との間に挟まれた状態で、受口の開口端面から受口内へ入り込まないものである。
また、スペーサを介して押輪でシール部材を受口の奥側へ押している際、シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれているため、シール部材の一端部が拡径方向へ変形してスペーサと受口の開口端部との間に挟まれるのを防止することができる。これにより、スペーサが十分な力でシール部材を押すことができ、シール部材のシール性能が良好に保たれる。
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、円環状の部材であって、シール部材に当接する側に凹部を有しており、
凹部は径方向において相対向する外周面と内周面とを有し、
凹部の内周面の直径がスペーサの内径よりも大きく、
凹部の外周面の直径がスペーサの外径よりも小さく、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれているものである。
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
挿口は外周部に挿口突部を有し、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、スペーサを介して押輪により受口の奥側へ押されて、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置し、
スペーサはシール部材に当接する側に凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれ、
管軸方向において挿口突部に係合して、挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられているものである。
本第4発明における管継手は、受口は開口端部にフランジを有し、
スペーサは押輪とフランジとの間に挟まれ、
押輪とフランジとがスペーサを介して離間しているものである。
これによると、スペーサは押輪と受口のフランジとの間に挟まれるため、スペーサを所定の取付位置に固定することができる。
本第5発明は、上記第1発明から第4発明のいずれか1項に記載の管継手を用いた管の接合方法であって、
押輪を挿口に外嵌し、
シール部材の一端部をスペーサの凹部に嵌め込んで、シール部材とスペーサとを挿口に外嵌し、
スペーサを介して押輪でシール部材を押しながら挿口を受口内に挿入するものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1に示すように、1は一方の管2(異形管又は直管)と他方の管3(異形管又は直管)とを接続する管継手であり、一方の管2の端部に形成された受口4に、他方の管3の端部に形成された挿口5が挿入されている。
挿口5は、外周部に、挿口突部9を全周にわたり有している。また、管軸方向において挿口突部9に係合して、挿口5が受口4から離脱するのを防止するロックリング10(離脱防止部材の一例)が、押輪8の内周と挿口5の外周との間に設けられている。また、シール部材7と押輪8との間にはスペーサ11が設けられている。
基部17の外周は挿口5の離脱方向Aほど拡径するテーパー状に形成されている。基部17の内周には、挿口突部9が挿口5の挿入方向Bから入り込む第1凹部18が形成されている。第1凹部18は、管軸方向において、圧縮部16よりも挿口5の離脱方向A側に存在しており、基部17の内径dよりも大きな内径d1を有している。
図6,図7に示すように、押輪8は、円環状の部材であり、内周部に、ロックリング10のリング本体部21が嵌まり込む嵌込部25と傾斜面26とを有している。嵌込部25の内径d3は押輪8の内径d4よりも大きく、傾斜面26は、押輪8の内周面8aと嵌込部25の内周面25aとの間に形成され、挿口5の挿入方向Bほど拡径するように傾斜しており、図1,図2に示すように、ロックリング10のリング本体部21の端面と外周面とのコーナー部に当接する。
図1に示すように、管継手1を介して両管2,3同士を接合した状態では、挿口突部9よりも受口4の奥側において、シール部材7の圧縮部16が受口4の内周面と挿口5の外周面とに挟まれて管径方向に圧縮されることにより、受口4と挿口5との間がシールされ、管2,3内の水(流体の一例)が受口4と挿口5との間から漏出するのを防止できる。
次に、管継手1を用いた管2,3の接合方法を説明する。
その後、ボルト28とナット29を締め込んで、スペーサ11を介して押輪8でシール部材7を押しながら挿口5を受口4内に挿入する。
(第2の実施の形態)
以下に、第2の実施の形態について説明する。尚、第1の実施の形態と同じ部材については同一の符号を付記して、その詳細な説明を省略する。
2 一方の管
3 他方の管
4 受口
5 挿口
6 フランジ
7 シール部材
8 押輪
9 挿口突部
10 ロックリング(離脱防止部材)
11 スペーサ
16 圧縮部
32 第2凹部(凹部)
Claims (5)
- 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、シール部材に当接する側に、凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれ、
スペーサの凹部よりも径方向における外側の部分が、管軸方向において対向する受口の開口端面と押輪の端面との間に挟まれた状態で、受口の開口端面から受口内へ入り込まないことを特徴とする管継手。 - 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、円環状の部材であって、シール部材に当接する側に凹部を有しており、
凹部は径方向において相対向する外周面と内周面とを有し、
凹部の内周面の直径がスペーサの内径よりも大きく、
凹部の外周面の直径がスペーサの外径よりも小さく、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれていることを特徴とする管継手。 - 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
挿口は外周部に挿口突部を有し、
シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、スペーサを介して押輪により受口の奥側へ押されて、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置し、
スペーサはシール部材に当接する側に凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの凹部に嵌め込まれ、
管軸方向において挿口突部に係合して、挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられていることを特徴とする管継手。 - 受口は開口端部にフランジを有し、
スペーサは押輪とフランジとの間に挟まれ、
押輪とフランジとがスペーサを介して離間していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の管継手。 - 上記請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管継手を用いた管の接合方法であって、
押輪を挿口に外嵌し、
シール部材の一端部をスペーサの凹部に嵌め込んで、シール部材とスペーサとを挿口に外嵌し、
スペーサを介して押輪でシール部材を押しながら挿口を受口内に挿入することを特徴とする管の接合方法。
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