JP5500922B2 - 管継手および押輪 - Google Patents
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Description
挿口の外周面と受口の内周面との間の隙間に環状のシール材が配設され、
挿口に外嵌されて管軸方向へ移動自在な環状の押輪が受口の開口端部に外側から対向し、
シール材が押輪によって受口奥側へ押し込まれて挿口の外周面と受口の内周面との間をシールする管継手であって、
押輪は接合面を有し、
シール材は押輪で受口奥方向へ押圧される基端部を有し、
押輪に、シール材の基端部が嵌まり込む窪み部が形成され、
窪み部は、底部に形成され且つシール材の基端部を押圧する押圧面と、押圧面の周囲に形成され且つシール材の基端部を拡径方向において拘束する拘束面とを有し、
押圧面は、管軸心に直交し、且つ、接合面よりも一段低く形成され、
押輪の窪み部における肉厚が接合面における肉厚よりも薄く、
押輪がシール材を押し込む押込方向へ移動している際に、押輪の中心が管軸心に合うように押輪を管径方向へ案内する芯出し手段が押輪の窪み部に設けられ、
芯出し手段は押輪の窪み部の拘束面であり、
拘束面は押込方向ほど拡径するように傾斜したテーパー面からなり、
押輪が押込方向へ移動している際に、拘束面がシール材の基端部に当接して押輪を管径方向へ案内するものである。
拘束面とシール材側テーパー面とはそれぞれ押込方向ほど拡径するように傾斜しており、
押輪が押込方向へ移動している際に、拘束面がシール材側テーパー面に当接して押輪を管径方向へ案内するものである。
これによると、シール材の挟み込み防止効果と押輪の自動芯出し効果とが共に確実に発揮される。
これによると、シール材の挟み込み防止効果と押輪の自動芯出し効果とが共に確実に発揮される。
これによると、挿口を受口に挿入して接合する際、表裏に係らずに押輪を挿口に外嵌すればよいため、押輪の表裏を間違えてしまうことはない。
本第6発明は、上記第1発明から第5発明のいずれか1項に記載の管継手に用いられることを特徴とする押輪である。
図1に示すように、管継手21は、互いに接合される一方の管の端部1に形成された受口2の内部に、他方の管3の端部に形成された挿口4が挿入され、挿口4の外周面と受口2の内周面との間の隙間に環状のシール材22が配設され、挿口4に外嵌されて管軸方向Aへ移動自在な環状の押輪23が受口2の開口端部に外側から対向し、シール材22が押輪23によって受口奥側へ押し込まれて挿口4の外周面と受口2の内周面との間をシールするものである。
一方の管1と他方の管3とを接合する際、先ず、ロックリング10を受口2内のロックリング収容溝6内に嵌め込み、さらに、図5に示すように、シール材22と押輪23とを挿口4に外嵌し、シール材22の基端部24を押輪23の片方の窪み部27に嵌め込み、挿口4を受口2に挿入する。
また、上記第1および第2の実施の形態では、拘束面29を全面にわたってテーパー状に形成したが、第3の実施の形態として、図9に示すように、拘束面29が、押圧面28に直交するストレート部29aと、押込方向Bほど拡径するように傾斜したテーパー部29bとで構成されている。ストレート部29aは窪み部27の奥側に位置し、テーパー部29bはストレート部29aから接合面31にわたって形成されている。尚、拘束面29のテーパー部29bの傾斜角度αは、上記第1の実施の形態と同様に、60°に設定されている。
上記第1の実施の形態では、図4に示すように、拘束面29の傾斜角度αとシール材側テーパー面36の傾斜角度βとをそれぞれ60°に設定したが、第6の実施の形態として、上記各傾斜角度α,βを50°〜80°の範囲に設定してもよい。
上記各実施の形態では、受口2のフランジ部8と押輪23とにそれぞれ挿通孔8a,12aを二つずつ形成し、押輪23を受口2に二本のボルト7で連結したが、各挿通孔8a,12aを三つ以上の複数形成し、三本以上の複数本のボルト7で連結してもよい。
2 受口
3 他方の管
4 挿口
21 管継手
22 シール材
23 押輪
24 基端部
27 窪み部
28 押圧面
29 拘束面
32 管軸心
35 芯出し手段
36 シール材側テーパー面
A 管軸方向
B 受口奥方向,押込方向
C 拡径方向
D 管径方向
S 管軸心に直交する面
α 拘束面の傾斜角度
β シール材側テーパー面の傾斜角度
Claims (6)
- 互いに接合される一方の管の端部に形成された受口の内部に、他方の管の端部に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との間の隙間に環状のシール材が配設され、
挿口に外嵌されて管軸方向へ移動自在な環状の押輪が受口の開口端部に外側から対向し、
シール材が押輪によって受口奥側へ押し込まれて挿口の外周面と受口の内周面との間をシールする管継手であって、
押輪は接合面を有し、
シール材は押輪で受口奥方向へ押圧される基端部を有し、
押輪に、シール材の基端部が嵌まり込む窪み部が形成され、
窪み部は、底部に形成され且つシール材の基端部を押圧する押圧面と、押圧面の周囲に形成され且つシール材の基端部を拡径方向において拘束する拘束面とを有し、
押圧面は、管軸心に直交し、且つ、接合面よりも一段低く形成され、
押輪の窪み部における肉厚が接合面における肉厚よりも薄く、
押輪がシール材を押し込む押込方向へ移動している際に、押輪の中心が管軸心に合うように押輪を管径方向へ案内する芯出し手段が押輪の窪み部に設けられ、
芯出し手段は押輪の窪み部の拘束面であり、
拘束面は押込方向ほど拡径するように傾斜したテーパー面からなり、
押輪が押込方向へ移動している際に、拘束面がシール材の基端部に当接して押輪を管径方向へ案内することを特徴とする管継手。 - 芯出し手段は、押輪の窪み部の拘束面と、シール材の基端部の外周縁部に形成されたシール材側テーパー面とからなり、
拘束面とシール材側テーパー面とはそれぞれ押込方向ほど拡径するように傾斜しており、
押輪が押込方向へ移動している際に、拘束面がシール材側テーパー面に当接して押輪を管径方向へ案内することを特徴とする請求項1記載の管継手。 - 管軸心に直交する面に対する拘束面の傾斜角度が50°〜80°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の管継手。
- 管軸心に直交する面に対するシール材側テーパー面の傾斜角度が50°〜80°の範囲に設定されていることを特徴とする請求項2記載の管継手。
- 窪み部は押輪の管軸方向における表裏両面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管継手。
- 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管継手に用いられることを特徴とする押輪。
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JP4363892B2 (ja) * | 2003-05-15 | 2009-11-11 | 株式会社クボタ | 離脱防止管継手 |
JP4845635B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2011-12-28 | 株式会社クボタ | 離脱防止管継手 |
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