JP6735123B2 - 管継手および管の接合方法 - Google Patents
管継手および管の接合方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6735123B2 JP6735123B2 JP2016062927A JP2016062927A JP6735123B2 JP 6735123 B2 JP6735123 B2 JP 6735123B2 JP 2016062927 A JP2016062927 A JP 2016062927A JP 2016062927 A JP2016062927 A JP 2016062927A JP 6735123 B2 JP6735123 B2 JP 6735123B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion opening
- seal member
- pipe
- opening
- pipe joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Joints With Sleeves (AREA)
Description
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
挿口は外周部に挿口突部を有し、
管軸方向において挿口突部に係合して、挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられ、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置するものである。
第1凹部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部よりも挿口の離脱方向側に存在しているものである。
係合部は離脱防止本体部から挿口の挿入方向に突出し、
係合部の管径方向における肉厚が離脱防止本体部の管径方向における肉厚よりも薄いものである。
第1凹部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部よりも挿口の離脱方向側に存在しており、
離脱防止部材は、一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられた離脱防止本体部と、挿口突部に係合可能な係合部とを有し、
係合部は離脱防止本体部から挿口の挿入方向に突出し、
係合部の管径方向における肉厚が離脱防止本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部が挿口の挿入方向からシール部材の第1凹部に入り込んでおり、
挿口突部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部と離脱防止部材の係合部との間に位置するものである。
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、シール部材に当接する側に、第2凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの第2凹部に嵌め込まれているものである。
この際、シール部材の一端部がスペーサの第2凹部に嵌め込まれているため、シール部材の一端部が拡径方向へ過剰に変形(移動)するのを防止することができる。これにより、管継手を介して管同士を接合する際、シール部材の一端部が受口の開口端面とスペーサとの間に挟まれることはなく、シール部材を挿口の外周面と受口の内周面との間に確実に挿入することができる。
押輪を挿口に外嵌して挿口突部よりも挿口の離脱方向側へ移動させ、
離脱防止部材を、挿口に外嵌して挿口突部よりも挿口の離脱方向側へ移動させ、押輪の内周と挿口の外周との間に配置し、
シール部材を挿口に外嵌して挿口突部の外周に位置させ、
押輪でシール部材を押しながら挿口を受口内に挿入するものである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態では、図1,図2に示すように、1は一方の管2(異形管又は直管)と他方の管3(異形管又は直管)とを接続する管継手であり、一方の管2の端部に形成された受口4に、他方の管3の端部に形成された挿口5が挿入されている。
挿口5は、外周部に、挿口突部9を全周にわたり有している。また、管軸方向において挿口突部9に係合して、挿口5が受口4から離脱するのを防止するロックリング10(離脱防止部材の一例)が、押輪8の内周と挿口5の外周との間に設けられている。また、シール部材7と押輪8との間にはスペーサ11が設けられている。
基部17の外周は挿口5の離脱方向Aほど拡径するテーパー状に形成されている。基部17の内周には、挿口突部9が挿口5の挿入方向Bから入り込む第1凹部18が形成されている。第1凹部18は、管軸方向において、圧縮部16よりも挿口5の離脱方向A側に存在しており、基部17の内径dよりも大きな内径d1を有している。
図6,図7に示すように、押輪8は、円環状の部材であり、内周部に、ロックリング10のリング本体部21が嵌まり込む嵌込部25と傾斜面26とを有している。嵌込部25の内径d3は押輪8の内径d4よりも大きく、傾斜面26は、押輪8の内周面8aと嵌込部25の内周面25aとの間に形成され、挿口5の挿入方向Bほど拡径するように傾斜しており、図1,図2に示すように、ロックリング10のリング本体部21の端面と外周面とのコーナー部に当接する。
図1に示すように、管継手1を介して両管2,3同士を接合した状態では、挿口突部9よりも受口4の奥側において、シール部材7の圧縮部16が受口4の内周面と挿口5の外周面とに挟まれて管径方向に圧縮されることにより、受口4と挿口5との間がシールされ、管2,3内の水(流体の一例)が受口4と挿口5との間から漏出するのを防止できる。
次に、管継手1を用いた管2,3の接合方法を説明する。
その後、ボルト28とナット29を締め込んで、スペーサ11を介して押輪8でシール部材7を押しながら挿口5を受口4内に挿入する。
このようにしてシール部材7を受口4内に押し込む際、シール部材7の一端部がスペーサ11の第2凹部32に嵌め込まれているため、シール部材7の一端部が拡径方向へ過剰に変形(移動)するのを防止することができる。これにより、管2,3同士を接合する際、シール部材7の一端部が受口4のフランジ6の端面とスペーサ11との間に挟まれることはなく、図1,図2に示すように、スペーサ11が十分な力でシール部材7を押すことができ、このため、シール部材7を受口4の内周面と挿口5の外周面との間に確実に挿入して、シール部材7のシール性能を良好に保つことができる。
(第2の実施の形態)
以下に、第2の実施の形態について説明する。尚、第1の実施の形態と同じ部材については同一の符号を付記して、その詳細な説明を省略する。
2 一方の管
3 他方の管
4 受口
5 挿口
7 シール部材
8 押輪
9 挿口突部
10 ロックリング(離脱防止部材)
11 スペーサ
16 圧縮部
18 第1凹部
21 リング本体部(離脱防止本体部)
22 係合部
32 第2凹部
A 挿口の離脱方向
B 挿口の挿入方向
Claims (6)
- 一方の管に形成された受口の内部に、他方の管に形成された挿口が挿入され、
挿口の外周面と受口の内周面との隙間に環状のシール部材が設けられ、
シール部材を受口の奥側へ押す押輪が挿口に外嵌されて受口の開口端部に外側から対向する管継手であって、
挿口は外周部に挿口突部を有し、
管軸方向において挿口突部に係合して、挿口が受口から離脱するのを防止する離脱防止部材が、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられ、
シール部材は、挿口の外周面と受口の内周面とに挟まれて管径方向に圧縮される圧縮部を有するとともに、挿口突部の外周に位置しており、
シール部材の圧縮部が挿口突部よりも受口の奥側に位置することを特徴とする管継手。 - シール部材の内周に、挿口突部が挿口の挿入方向から入り込む第1凹部が形成され、
第1凹部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部よりも挿口の離脱方向側に存在していることを特徴とする請求項1記載の管継手。 - 離脱防止部材は、一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられた離脱防止本体部と、挿口突部に係合可能な係合部とを有し、
係合部は離脱防止本体部から挿口の挿入方向に突出し、
係合部の管径方向における肉厚が離脱防止本体部の管径方向における肉厚よりも薄いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管継手。 - シール部材の内周に、挿口突部が挿口の挿入方向から入り込む第1凹部が形成され、
第1凹部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部よりも挿口の離脱方向側に存在しており、
離脱防止部材は、一箇所が切断された一つ割り構造の環状の部材であり、押輪の内周と挿口の外周との間に設けられた離脱防止本体部と、挿口突部に係合可能な係合部とを有し、
係合部は離脱防止本体部から挿口の挿入方向に突出し、
係合部の管径方向における肉厚が離脱防止本体部の管径方向における肉厚よりも薄く、
係合部が挿口の挿入方向からシール部材の第1凹部に入り込んでおり、
挿口突部は、管軸方向において、シール部材の圧縮部と離脱防止部材の係合部との間に位置することを特徴とする請求項1記載の管継手。 - シール部材と押輪との間にスペーサが設けられ、
シール部材はスペーサを介して押輪により受口の奥側へ押され、
スペーサは、シール部材に当接する側に、第2凹部を有しており、
シール部材の一端部がスペーサの第2凹部に嵌め込まれていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の管継手。 - 上記請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の管継手を用いた管の接合方法であって、
押輪を挿口に外嵌して挿口突部よりも挿口の離脱方向側へ移動させ、
離脱防止部材を、挿口に外嵌して挿口突部よりも挿口の離脱方向側へ移動させ、押輪の内周と挿口の外周との間に配置し、
シール部材を挿口に外嵌して挿口突部の外周に位置させ、
押輪でシール部材を押しながら挿口を受口内に挿入することを特徴とする管の接合方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016062927A JP6735123B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 管継手および管の接合方法 |
US16/088,482 US11384875B2 (en) | 2016-03-28 | 2017-03-06 | Pipe joint, separation prevention member, and method of connecting pipes |
CN201780020516.4A CN108884955B (zh) | 2016-03-28 | 2017-03-06 | 管接头、脱离防止构件、及管接合方法 |
PCT/JP2017/008701 WO2017169531A1 (ja) | 2016-03-28 | 2017-03-06 | 管継手、離脱防止部材および管の接合方法 |
TW106109780A TWI628386B (zh) | 2016-03-28 | 2017-03-23 | 管子接頭、脫離防止構件、及管子接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016062927A JP6735123B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 管継手および管の接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017180472A JP2017180472A (ja) | 2017-10-05 |
JP6735123B2 true JP6735123B2 (ja) | 2020-08-05 |
Family
ID=60004254
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016062927A Active JP6735123B2 (ja) | 2016-03-28 | 2016-03-28 | 管継手および管の接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6735123B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6730139B2 (ja) * | 2016-09-05 | 2020-07-29 | コスモ工機株式会社 | 離脱防止装置及びこの装置を備えた管継手 |
US11512801B2 (en) | 2017-10-25 | 2022-11-29 | Waterworks Technology Development Organization Co., Ltd. | Pipe joint and method of assembling pipe joint |
JP7331199B2 (ja) * | 2018-10-25 | 2023-08-22 | コスモ工機株式会社 | 絶縁継手構造 |
JP7072485B2 (ja) * | 2018-10-25 | 2022-05-20 | コスモ工機株式会社 | 絶縁継手構造 |
JP7324034B2 (ja) * | 2019-04-10 | 2023-08-09 | 株式会社清水合金製作所 | 耐震補修弁 |
JP2022074980A (ja) * | 2020-11-06 | 2022-05-18 | 株式会社クボタ | 管継手、押輪および管の接合方法 |
JP2022092700A (ja) * | 2020-12-11 | 2022-06-23 | 株式会社栗本鐵工所 | 管連結装置 |
EP4382791A1 (en) * | 2021-09-03 | 2024-06-12 | Kubota Corporation | Pressing ring, pipe joint, and method for joining pipes |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5426895Y2 (ja) * | 1974-12-29 | 1979-09-04 | ||
JPS5652465Y2 (ja) * | 1975-09-17 | 1981-12-07 | ||
JPS5994684U (ja) * | 1982-12-17 | 1984-06-27 | 株式会社クボタ | 管継手用シ−ル材 |
JPH0344292U (ja) * | 1989-09-07 | 1991-04-24 | ||
JP2597594Y2 (ja) * | 1992-09-29 | 1999-07-05 | 株式会社クボタ | 離脱防止管継手 |
JP4219179B2 (ja) * | 2003-01-29 | 2009-02-04 | 株式会社クボタ | 管継手および管継手のロックリング |
JP4949061B2 (ja) * | 2007-02-13 | 2012-06-06 | コスモ工機株式会社 | 管継手 |
JP5060181B2 (ja) * | 2007-06-15 | 2012-10-31 | 大成機工株式会社 | 管継手部の離脱防止構造 |
JP2010203580A (ja) * | 2009-03-05 | 2010-09-16 | Kurimoto Ltd | 管継手構造 |
CN203052028U (zh) * | 2012-12-28 | 2013-07-10 | 桃江新兴管件有限责任公司 | 铸管自锚式接口 |
JP6386227B2 (ja) * | 2013-12-25 | 2018-09-05 | コスモ工機株式会社 | 管継手 |
JP6289122B2 (ja) * | 2014-01-27 | 2018-03-07 | 株式会社クボタ | 離脱防止管継手 |
-
2016
- 2016-03-28 JP JP2016062927A patent/JP6735123B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017180472A (ja) | 2017-10-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6735123B2 (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
WO2017169531A1 (ja) | 管継手、離脱防止部材および管の接合方法 | |
WO2021075298A1 (ja) | 管継手 | |
JP6735124B2 (ja) | 管継手および離脱防止部材 | |
JP5455381B2 (ja) | シール材 | |
JP7382203B2 (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
JP5455382B2 (ja) | 管継手およびシール材 | |
JP6764668B2 (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
JPH11325347A (ja) | 管継手 | |
JP2016156479A (ja) | バックアップリング、継手および管の接続方法 | |
JP5455383B2 (ja) | 管継手 | |
WO2024004851A1 (ja) | リング体、管継手および前記リング体を用いた管を接合する方法 | |
JP2023069093A (ja) | 押輪、管継手および管の接合方法 | |
JP2758098B2 (ja) | 離脱防止管継手 | |
JPH07332555A (ja) | 離脱防止管継手 | |
JP5377095B2 (ja) | 管継手構造および接続管 | |
JP2005337269A (ja) | 離脱防止管継手 | |
JP5779672B2 (ja) | 栓部材 | |
JP2006307923A (ja) | 管継手 | |
TW202338245A (zh) | 壓環、管接頭及管的接合方法 | |
JP2021500520A (ja) | 蛇腹管連結装置、及びその結合方法 | |
JP2019163808A (ja) | 管継手および管の接合方法 | |
JP2011085162A (ja) | 管継手 | |
KR20200043091A (ko) | 주름관 연결 장치 | |
JP2019163807A (ja) | 管継手およびシール部材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20181217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200303 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200416 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200616 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200713 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6735123 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |