JP5867815B2 - 管継手 - Google Patents

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本発明は、管同士を回転自在に接続する管継手に関する。
ナット状の締結部材とその内側に嵌挿されるアダプタとの間に例えばL字型の管の一端が回転自在かつ抜け止め状態で嵌着される管継手が知られている(特許文献1参照)。特許文献1の管継手では、気密性を維持するとともに管の回転性を維持ためにOリングをL字管の円筒内周面とアダプタの円筒外周面の間に介挿している。
特許第3932509号公報
しかし特許文献1の構成では、Oリングの両側にL字管の円筒内周面とアダプタの円筒外周面が摺接する区間が形成されるため液体を流通させる場合、管内からこの区間まで液体が滲入し液溜りとなる。飲料、食品、医薬品などを扱う場合、液溜りの発生は特に問題となる。
本発明は、管同士の間のシール性、回転性を維持しながらも液溜りが発生しない管継手を提供することを課題としている。
本発明の管継手は、締結部材と、締結部材に連結される管と、締結部材内に配置され管を締結部材との間に回転自在かつ抜け止め状態で保持するアダプタと、アダプタと管の間に介挿されるOリングとを備える管継手であって、管内に嵌挿されるアダプタのスリーブ部の先端外周縁にテーパー面が形成されるとともにテーパー面と管の内側面との間で三角溝が形成され、Oリングがこの三角溝内に配置され、三角溝のG寸法が、Oリング線径Wに対して0.9W〜1.1Wとされたことを特徴としている。
液溜りの発生をより低減するには、スリーブ部の先端と前記管の内側面との間の隙間は0.27W〜0.47Wであることが好ましく、更にスリーブ部の内周面からテーパー面までの距離を0.27W〜0.40Wとすることが好ましい。また、外部からの異物の侵入を防止するために、スリーブ部の外周面と管の内周面の間に第2のOリングを介挿してもよい。
本発明によれば、管同士の間のシール性、回転性を維持しながらも液溜りが発生しない管継手を提供することができる。
本実施形態の管継手の部分断面図である。 Oリング装着部の拡大断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である管継手の構成を示す部分断面図である。
図1は、本実施形態の管継手10の軸に沿った半分を断面図として描き、残りを側面図として描いたものである。管継手10は、例えば液配管に用いられる管継手であり、管11、締結部材12、アダプタ13、Oリング14とから主に構成される。
本実施形態において管11は例えばL字形状を呈するL字管であり、L字管11の一端は後述するように締結部材12に回転自在に接続される。一方、L字管11の他端には例えばプッシュイン継手15が設けられ、可撓チューブ(図示せず)が接続される。
また本実施形態において締結部材12は、例えば手回しで用いられるナット状の締結部品であり、外周部には周に沿って一定の間隔で滑り止めのノブ状の突起12Aが設けられる。締結部材12の内側には雌ネジ12Bが螺刻され、通常は機器等の固定部あるいは固定されたパイプなどに螺着される。
締結部材12内にはL字管11を締結部材12に回転自在に係合させるアダプタ13が装着される。アダプタ13は、フランジ付のスリーブ形状を呈し、スリーブ部13AはL字管11内に嵌挿され、フランジ部13Bは締結部材12内の係止面12Cに当接されその軸方向の運動が規制される。
すなわち、締結部材12には、雌ネジ12Bが形成された締結部12Dと、その内径が雌ネジ12Bの内径よりも狭くL字管11の接続に用いられる接続部12Eが設けられ、締結部12Dの内周面と接続部12Eの内周面の間には円筒軸に垂直な段部が係止面12Cとして形成される。L字管11が接続部12E側の開口から締結部材12内に嵌挿された状態において、アダプタ13は締結部12D側の開口から締結部材12内に挿入され、スリーブ部13AがL字管11内に嵌挿される。
フランジ部13Bの外径は、接続部12Eの内径よりも大きく形成され、フランジ部13Bと係止面12Cが当接することによりL字管11の接続部12Eからの抜脱が防止される。また、締結部材12が固定部(図示せず)に螺着されると、フランジ部13Bは固定部の雄ネジの先端(図示せず)と係止面12Cとの間にパッキング等を介して挟まれ、その動きは軸方向、回転方向の何れにも規制され、締結部材12とアダプタ13は一体的に固定部に固定される。
また、アダプタ13のスリーブ部13AとL字管11の係合は、スリーブ部13Aの外周に形成された円環状の突起13CをL字管11の内周面に形成された円環状の溝11Aの嵌合により行われ、これによりL字管11はアダプタ13に対して軸方向への運動が規制されながらも周方向へは回転自在とされる。なお、アダプタ13は例えば樹脂などの弾性を有する素材から形成され、スリーブ部13AがL字管11へ挿入される際、スリーブ部13Aは突起13Cが溝11Aに嵌合されるまで径方向内側へ圧縮される。
更に詳細に説明すると、L字管11の接続側の端部11Bでは、管本体11Cに比べその外径および内径が大きく形成され、アダプタ13のスリーブ部13Aの軸方向長さと、L字管11の端部11Bの軸方向長さは略同じ長さとされる。すなわち、管本体11Cの内周面と端部11Bの内周面の境界には、軸方向に垂直な境界面11Dが形成され、アダプタ13の突起13Cと端部11Bに設けられた溝11Aが嵌合すると、フランジ部13Bは端部11Bの先端面に僅かな隙間を隔てて隣接し、スリーブ部13Aの先端は、後述する所定の隙間を隔てて境界面11Dに隣接する。また、管本体11Cの内径とスリーブ部13Aの内径は略等しく形成され、流通される流体の圧力損失の発生が防止される。
更に本実施形態では、スリーブ部13Aの先端部の外周縁にテーパー面13Dが設けられる。テーパー面13Dには、Oリング14が配置され、組立時Oリング14は、テーパー面13D、境界面11D、端部11Bの内周面との間で圧縮され、L字管11とアダプタ13の間の隙間を気密する。
また本実施形態では、外側からの異物の侵入をより確実に防止するため、スリーブ部13Aの外周面と端部11Bの間にOリング16が介挿される。図1の例では、スリーブ13Aの外周面に円環溝が設けられ、ここにOリング16が装置される。またスリーブ13Aの外周面に形成された円環溝に対応してL字管11の端部11Bの内周面には段部が形成され、Oリング16はこの円環溝と段部の間で圧縮される。なお、本実施形態では、L字管11の端部11Bの外径は、公差を除き締結部材12の接続部12Eの内径に略等しく形成される。
次に図2を参照して、本実施形態のテーパー面13DとOリング14を用いたシール構造についてより詳細に説明する。図2は、Oリング14と、これを取り囲むテーパー面13D、境界面11D、端部11Bの内周面11Eで形成される三角溝の拡大段面図である。なおOリングの大きさは圧縮前の状態として示され、その一部が破線で描かれている。
本実施形態のテーパー面13Dは、円筒軸方向に対し45°の角度で設けられ、三角溝のG寸法(テーパー面に対面する2辺の長さ)は、Oリング線径Wに対して0.9W〜1.1Wとされ、スリーブ部13Aの先端と境界面11Dの隙間tは、0.27W〜0.47Wとされる。更に、スリーブ部13Aの内周面からテーパー面13Dまでの距離Tは0.27W〜0.40Wとされる。
以上のように構成することで、圧縮されたOリングが略三角溝を充填し、液溜りの発生が防止されるとともにOリングに掛かる軸方向力が低減され、アダプタとL字管の間の回転運動が阻害されない。
なおテーパー面13Dに替え、スリーブ部13Aの先端外周縁を四角く切り落とし、すなわち先端部の外周角部を境界面11Dや端部11Bの内周面11Eに平行な面で切り落とし、Oリング溝としてもよい。
なお、本実施形態では締結部材12にネジを用いた方式が採用されたが他の接合方式を採用してもよい。また本実施形態ではL字管を例に説明を行ったが、管本体は屈曲していなくてもよく、屈曲角度も本実施形態に限定されるものではない。また管にはプッシュイン継手(15)が装着されたがこれに限定されるものではない。
10 管継手
11 L字管
11A 円環状溝
11B 接続側端部
11C 管本体
11D 境界面
11E 端部内周面
12 締結部材
13 アダプタ
13A スリーブ部
13B フランジ部
13C 円環状突起
13D テーパー面
14 Oリング
15 プッシュイン継手
16 Oリング

Claims (4)

  1. 締結部材と、前記締結部材に連結される管と、前記締結部材内に配置され前記管を前記締結部材との間に回転自在かつ抜け止め状態で保持するアダプタと、前記アダプタと前記管の間に介挿されるOリングとを備える管継手であって、
    前記管内に嵌挿される前記アダプタのスリーブ部の先端が、前記管の本体の内周面と前記管の端部の内周面の間を連絡する境界面に隣接して配置され、前記スリーブ部の先端外周縁にテーパー面が形成されるとともに前記テーパー面と前記管の内側面との間で三角溝が形成され、前記Oリングが前記三角溝内に配置され、前記三角溝のG寸法が、前記OリングのOリング線径Wに対して0.9W〜1.1Wとされ、前記Oリングが前記テーパ面、前記境界面、前記端部の内周面の間で圧縮されることを特徴とする管継手。
  2. 前記スリーブ部の先端と前記管の内側面との間の隙間が0.27W〜0.47Wであることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記スリーブ部の内周面から前記テーパー面までの距離が0.27W〜0.40Wであることを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 前記スリーブ部の外周面と前記管の内周面の間に第2のOリングが介挿されることを特徴とする請求項3に記載の管継手。
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