JPH04198400A - 多色からなる絵、模様、文字等を石鹸に印刷する方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は多色からなる絵、模様、文字等を石鹸に印刷す
る方法に関する。

〈従来の技術〉 従来から石鹸に、絵、模様、文字等を印刷して、石鹸の
付加価値を高めたものが知られている。

この印刷方法は、石鹸の印刷したい部分に、絹布面を当
て、他の部分をコーティングして覆い、絹布面よりイン
クを押し出して印刷する、いわゆるシルクスクリーン印
刷の方法により、直接、石鹸に印刷して行われていた。

そして、多色に印刷する場合、例えば、３色の色からな
る絵を描くときは、色ごとに３回、順次このシルクスク
リーン印刷をくり返し、描くようにしたものである。

〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、絵等を描いた石鹸は、多品種少量生産である
ため、手作業による印刷が玉流となっており、上記方法
では、印刷する色が増すごとに、色のズレ、或いは重な
り等の印刷不良が多く発生し、その石鹸は使用できなく
なってしまうという課題を有したものであった。

本発明は、この様な点に鑑みて提案されたものであり、
その目的とするところは、印刷不良による石鹸の不良を
なくす方法を提供することにある。

く課題を解決するための手段〉 そこで本発明は、多色の顔料により、絵、模様、文字等
をフィルム等に印刷するＭｌ工程と、ｉ４１工程で得ら
れた多色からなる絵、ＩＪｐＪ、文字等を石鹸に転写す
る第２工程とからなることを特徴とする多色からなる絵
、模様、文字等を石鹸に印刷する方法を提供することに
より上記課題を解決した。

〈作　用〉 本発明においては、多色の顔料をフィルム等に印刷して
、絵、模様、文字等を描くことにより、色のずれ、重な
り等を、この時点で発見することができる。そして正常
なものだけを、石鹸に転写することにより、印刷不良に
よる石鹸不良を無くすことができる。

従って、使用する色が多くなればなるほど、より効果的
なものとなる。

〈実施例〉 以下、図面に基づき本発明を具体的に説明する。

第１図は本発明の第１工程のフィルムに絵を印刷した状
態を示す平面Ｖであり、第２閏は石鹸に絵を転写した状
態を示す斜視図である。

本発明は、多色の顔料をフィルムに印刷して、絵、模様
、文字等を描く第１工程と、この第１工程で得られた多
色からなる絵、模様、文字等を石鹸に転写する第２工程
とからなる。

第１工程 第１工程は、第１図に示すように、合成樹脂製からなる
Ｖｉｉ膜状のフィルム（１）に第１色（２）、第２色（
３）、第３色（４）の３色で構成される絵を印刷により
描く工程であるに の印刷方法は、１色ごと順次行う。例えば、まず図中の
第１色（２）を印刷する場合は、印刷する部分に、絹布
を当て、他の部分をコーチイブして覆い、絹布面より第
１色（２）の顔料を押し出して印刷する。即ち、シルク
スクリーン印刷により行う０次に、図中の第２色（３）
を、上記と同様にして、シルクスクリーン印刷し、さら
に、その後、第３色（４）の色をシルクスクリーン印刷
する。

そして、以上の印刷を終了した時点で、色のずれ、重な
り等を判別し、正常なものだけを、次工程で使用する。

第２工程 第２工程は、第１工程で得られたフィルム（１）の絵を
、石鹸に転写する工程である。

実施例では、石鹸を透明石鹸（５）とし、第２図に示す
ように、透明石鹸（５）の中央部の横断面（６）に転写
している。

この転写は、透明石鹸（５）の下半分となる部分の上面
、即ち、上記横断面（６）となる面に、フィルム（１）
を当て、その上から熱を保持したローラ等を押しつける
ことにより行う。

尚、この熱の温度は６０゛Ｃ程度以上の温度であれば、
転写可能であり、フィルム（１）、石鹸、顔料の夫々の
条件により適宜設定すれば良いものである。

そして、転写した下半分の透明石鹸（５）の上面に、溶
融状態の透明石Ｍ（５）を流すことにより、行うことが
できる。

尚、転写面は平面だけでなく、曲面にも容易に転写でき
るものであり、また、上述したように、透明石鹸の内部
に限らず、通常の石鹸の表面に転写しても効果的となる
。

以上のような工程により、石鹸に絵等を描くようにすれ
ば、色のずれ、重なり等は、第１工程のフィルム（１）
の段階で発見することができる。そして、色のずれ、重
なり等のない正常なものだけを第２工程における石鹸へ
の転写により描くことができる。

これにより、転写された石鹸の絵には、色のずれ、重な
り等の不良はなく、これによる石鹸不良の発生を防ぐこ
とができる。

従って、この方法は使用する色の種類が多ければ多いほ
ど、−層効果的となり、石鹸の生産性を著しく高めるこ
とができる。

また、色のずれ、重なり等の原因となるシルクスクリー
ン印刷は、常時、平面状のフィルムにおいて行うことが
できる。

これにより、石鹸の曲面へ絵等を描く場合にも、従来の
ように、直接、曲面へシルクスクリーン印￥１１をしな
くて済み、容易に行うことができるとともに、色のずれ
、重なり等の不具合をおさえることができるようになる
。

〈発明の効果〉 以上、実施例で述べたように、本発明は、多色の顔料を
、まずフィルムに印刷して絵、模様、文字等を描くこと
により、色のずれ、重なり等の印刷不良を、このフィル
ムに印刷した時点で発見することができる。そして、色
のずれ、重なり等がなく正常に印刷できたものだけを、
石鹸に転写することができる。

これにより、印刷不良による石鹸不良の発生を防ぐこと
ができるようになる。

従って、使用する色の種類が多くなればなる程、より一
層、効果的となり、安価で生産性を高めることができる
ようになる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１工程のフィルムに絵を印刷した状
態を示す平面図であり、第２図は石鹸に絵を転写した状
態を示す斜視図である。 （１）・・・フィルム、（２）・・・第１色、（３）・
・・第２色、（４）・・・第４色、（５）・・・透明石
鹸。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　多色の顔料により、絵、模様、文字等をフィルム等に
   印刷する第１工程と、第１工程で得られた、多色からな
   る絵、模様、文字等を石鹸に転写する第２工程とからな
   ることを特徴とする多色からなる絵、模様、文字等を石
   鹸に印刷する方法。