JP2627148B2 - 静電複写機によって複写された複写紙のカラー着色方法 - Google Patents

静電複写機によって複写された複写紙のカラー着色方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、複写用紙に文字、図柄模様を白黒コピー等
で複写された場合に、その一部を異色カラーに着色する
ための複写紙のカラー着色方法に関し、その特徴とする
所は複写された複写紙に有機溶剤のベンヂンを塗布し、
この塗布面にカラー転写箔を重合圧接することによつて
複写紙上に大小自由な多色柄及び多色文字が鮮明に転写
できるカラー着色方法を目的とするものである。
(従来の技術) 従来この種のコピー用紙に対するカラー着色方法は、
普通使用されている乾式複写機を利用して白黒の原稿用
紙を作成する。このコピー用紙に予め多色のカラー転写
箔の中から好みの色を選定し、厚めの台紙と転写箔とコ
ピー用紙とを各重合してこれを熱ローラによる転写機械
の一方より差し込み、他方より取り出し、該カラー転写
箔を剥がすことによつてカラーコピーを作成するのが普
通に実施されているのが現場である。
然し、この様な転写機械を使用するものでは、転写機
械が大変に高価のため、少ない枚数の場合は経済的に使
用が困難となる。また、転写機械の場合は、ローラーの
内部を通過させるためコピー用紙及び転写箔に皺等が生
じ、度々転写不良品が生じる欠点と、機械内部のローラ
ー温度が適温でない場合には不良品が出る欠点等があ
る。
更に、従来の転写機械の欠点としては、白黒コピーの
一部分又は少しの面積部分を各々異色の多色カラーに転
写着色することは機械操作である以上非常に不可能で利
用価値が少ない等の多くの欠点があつた。
(発明が解決しようとする問題点) 叙上の点に鑑みて考えられた本発明が解決するための
問題点は、各種の文字、図柄模様を複写した複写紙とベ
ンヂンの有機溶剤と、アルミ蒸着よりなるカラー転写箔
とによつて、誰でも簡単確実に複写紙に多色カラーの文
字、図柄模様を着色複写する点にある。
ところが、これ等の要望を満たす複写紙のカラー着色
方法は現在のところ見当たらず、その操作が簡単で安価
にできるものの出現が望まれていた。本発明は上述の要
望に応えるために提案するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の静電複写機によつて複写された複写紙のカラ
ー着色方法を金属箔の例にて説明すると、上述の問題点
を全て解決するために、複写紙(1)の複写用紙(4)
の少なくとも一部の文字、図柄模様のトナー部(5)を
カラーに仕上げるのに文字又は図柄模様(7)のトナー
部(5)に対してベンヂンの有機溶剤(3)(3)を塗
布する。該ベンヂンの有機溶剤(3)(3)が蒸発乾燥
しない間にカラー転写箔(2)の着色箔(8)を重合圧
接する。その後有機溶剤(3)が蒸発乾燥した後にカラ
ー転写箔(2)を剥離すると、トナー部(5)の上部の
該着色箔(8)のみが残置することによつて該着色箔
(8)を該トナー部(5)面に転写着色するようにした
ものである。
(作用) 本発明の上記構成についての使用法を説明すると、乾
式複写機によつて第1図に示す如く複写紙(1)の複写
用紙(4)の各種の文字、図柄模様(7)(7)が白黒
に複写され、この複写紙(1)の一部分の文字又は図柄
模様(7)(7)を例えば、赤、青等に色付けする場合
には、先ず第3図に示す如く図柄模様のトナー部(5)
の上と周辺に対して第4図に示す如くベンヂンの有機溶
剤(3)(3)を筆等を以て塗布する。この塗布した有
機溶剤(3)(3)が乾燥しない間に前記赤、青等のカ
ラー転写箔(2)を所定大に切断し、そのカラー転写箔
(2)の着色箔(8)側をトナー部(5)上に重合押圧
すると、ベンヂンの有機溶剤(3)(3)によつて溶融
したトナー部(5)が接着性を生じアルミ蒸着された前
記着色箔(8)の赤、青が該トナー部(5)の表面に接
着する。その有機溶剤(3)(3)が蒸発乾燥したら、
第5図の状態よりカラー転写箔(2)を剥離すると、第
6図に示す如く、トナー部(5)の上面のみに赤、青等
の該着色箔(8)が残置し、その他の着色(8)はカラ
ー転写箔(2)と共に剥離され、トナー部(5)面の部
分のみにカラー着色が施され、白黒のコピー上に多色な
カラーの文字、図柄模様(7)を転写できるものであ
る。
(実 施 例) 次に、本発明の実施例を図面について説明すると、
(1)は普通に使用される複写紙であり、この複写紙
(1)には、大小各種の複写用紙(4)の表面に複写機
によつて各種の白黒の文字図柄模様……をトナー部
(5)によつて複写される。次にカラー転写箔(2)
は、第2図に示す如く、透明な合成樹脂シートよりなる
ベースフイルム(7)の裏面に必要に応じて離型剤
(9)を塗着又は塗着せずしてアルミニウムの真空蒸着
又は顔料或は染料を塗布した赤、青及び金、銀などの各
色各々異なる着色箔(8)を重合付着してある。
次に、本発明のトナー部(5)に塗着する「有機溶
剤」はベンヂンの静電複写機のトナーを溶融する有機溶
剤が最も良好である。即ちベンヂンを複写機(1)のト
ナーに塗るとトナー部(5)が溶けても流れず、接着性
のみが表面に残存する作用をする。
また、不適当である「有機溶剤」としては、シンナ
ー、アルコール等を使用すると、トナーが溶け出たり、
トナーが全く溶けない等の欠点があり使用不可能となる
場合がある。
尚、使用法に於いて、複写紙(1)の表面よりトナー
部(5)に対してベンヂンの有機溶剤(3)を塗布した
が、複写紙(1)の裏面より該有機溶剤(3)を塗布す
る場合でも当然に可能である。然し、複写紙が合成紙及
び浸透性のない場合は不可能である。
更に、複写機のトナーの成分(合成樹脂)は、各メー
カーによつて異なるものであり、その後の実験の結果、
ベンヂンのみで全てのコピーを着色できないことがわか
つた。
ベンヂンとして最も一般に用いられている有機溶剤は
「ノルマルヘキサン」だが、これに色々な溶剤を混合し
て(例えばトルエン等)を「ベンヂン」と称して売られ
ているようである。
ベンヂンとは、一般に炭素数5−9のパラフイン系炭
化水素を成分とする薬品のことを指すとのことである。
実験で用いたものは、ノルマルヘキサンと1.1.1.トリ
クロルエタンであり、この両者の混合を変えることによ
つて、全てのメーカーのトナーを適切に溶かすことがで
きたのである。
また、トナーを溶かす力が強い有機溶剤(例えば1.1.
1.トリクロルエタン)は、希釈或は噴霧によつて微量を
塗布することで使用可能となる。
(発明の効果) 本発明の複写機のカラー着色方法によれば、白黒に転
写された各種の複写紙に対して非常に容易な方法で婦
人、子供等でも簡単確実に多色に仕上がるカラー複写紙
が作成できる効果と、複写紙に好みの色柄の組合せが非
常に簡単にでき、且つ複写紙の大小に関係なく文字、図
柄模様を自由自在に着色してカラー化された複写紙を容
易に作成できる効果がある。また、従来の転写機械の如
く面倒な操作が不要であると共に高価でなく、且つ使用
中に生じる構造温度変化による不良品が発生しないと云
う優れた実利的な効果がある。そして、複写紙の文字及
び図柄模様のトナー部に対して有機溶剤のベンヂンの有
機溶剤を塗布するので、各図柄模様の一部分及び着色し
たい部分等に塗布した場合でも短時間に蒸発乾燥するた
め作業が著しく敏速で能率よくできると共に、失敗がな
い効果がある。また、ベンヂンの有機溶剤の塗布は普通
の筆類を以て塗ることができるので、大変に便利であ
り、カラー転写箔は有機溶剤と同様に非常に安価なもの
になると云う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に使用する複写紙の縦断側面図、第2図
は同じくカラー転写箔の縦断側面図、第3図は第1図と
同様に複写用紙にトナー部が塗着している場合の縦断側
面図、第4図はトナー部に有機溶剤を塗布した縦断側面
図、第5図は有機溶剤の上面より着色箔を重合した場合
の縦断側面図、第6図はカラー転写箔を剥離した状態の
縦断側面図である。符号(1)は複写紙、(2)はカラ
ー転写箔、(3)は有機溶剤、(4)は複写用紙、
(5)はトナー部、(7)はベースフイルム、(8)は
着色箔、(9)は離型剤である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複写紙(1)の複写用紙(4)の表面に静
    電複写機による白黒の文字又は図柄模様をトナー部
    (5)によつて複写し、該トナー部(5)の上部よりベ
    ンヂンの有機溶剤(3)を塗布し、該有機溶剤(3)の
    上部より着色箔(8)を塗着したベースフイルム(7)
    のカラー転写箔(2)を重合付着する静電複写機によつ
    て複写された複写紙のカラー着色方法において、該複写
    用紙(4)の表面の少なくとも一部又は全部に文字、図
    柄模様をカラーに仕上げるのに該複写用紙(4)の上面
    のトナー部(5)にベンヂンの有機溶剤(3)を塗布
    し、その有機溶剤が蒸着乾燥しない間に該カラー転写箔
    (2)の着色箔(8)を重合圧接し、その後有機溶剤
    (3)が蒸発乾燥したら該カラー転写箔(2)を剥離す
    ると、該トナー部(5)の上部の該着色箔(8)のみが
    残置され、その他の着色箔(8)はカラー転写箔(2)
    と共に剥離し、該トナー部(5)面のみに着色箔(8)
    が重合したカラーの文字、図柄模様を転写したことを特
    徴とする静電複写機によつて複写された複写紙のカラー
    着色方法。
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