JP3096778B2 - カラー画像作成方法 - Google Patents

カラー画像作成方法

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JP3096778B2
JP3096778B2 JP03154208A JP15420891A JP3096778B2 JP 3096778 B2 JP3096778 B2 JP 3096778B2 JP 03154208 A JP03154208 A JP 03154208A JP 15420891 A JP15420891 A JP 15420891A JP 3096778 B2 JP3096778 B2 JP 3096778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一定数の限定された色数
の顔料インクに対して、一定数の水性インクとを以て多
彩なカラー画像を容易に得ることを特徴とするカラー画
像作成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の任意の色のカラー画像を印
刷する方法としては、予め各種の異なる色のインクを混
合して求める多数希望のカラー色のインクを製造し、こ
れを転写印刷することが一般的であつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカラー画像
の作成方法においては、各種希望のインク色を多数作成
するには、各インクの混合に対して特殊な技術を要する
と共に、非常に熟練を要する作業である。従って、多数
の希望のカラー色を作り出すことが大変に困難である間
題点と、また、希望のカラー色のインクを製造した後で
も転写印刷の作業を実施するため、大変な機械設備を有
するものでなければ各希望カラー色の印刷画像を得るこ
とができないと云う問題点を有していた。本発明は、こ
の様な従来の技術の有する間題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする所は、予め顔料インクによりプ
ラスチツク等の非浸透性素材に形成された画像部に対
し、その画像面より水性のカラーインクを塗布すること
により、色同志の組合せによつて希望の色彩の画像を得
るものである。そして、形成されている画像部の部分の
みに水性カラーインクを塗布することは困難なため、画
像部及び非画像部の区別なく画像面全体に容易に水性カ
ラーインクを塗布し、その後有機溶剤を含ませた綿布等
で画像面全体を拭くことにより、非画像部に付着してい
る余力な水性カラーインクのみを拭き取り除去すること
を目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のカラー画像作成方法においては、非浸透性
素材の表面に顔料インクによる文字、図柄模様等の顔料
インク画像部を形成する。このインク画像部と非画像部
との表面に各種の水性カラーインクを組合せして、重合
塗布する。その後、その表面全体に有機溶剤を含浸さ
せ、綿布等の拭擦物を以て払拭して該非画像部に付着し
ている水性カラーインクのみを分離除去する。そして、
該顔料インク画像部の表面に水性カラーインクとの色合
わせによる異色カラー画像を構成するものである。
【0005】
【作用】次に、本発明の使用方法の工程を説明すると、
図1に示す(イ)図の如くプラスチツク等の非浸透性素
材(1)の表面に形成した顔料インク画像部(2)と非
画像部(4)との表面全体に、(ロ)図の如く水性カラ
ーインク(3)を塗布する。その後、(ハ)図に示す如
く有機溶剤を含んだ綿布等の拭擦物(5)を以て払拭し
て、非画像部(4)のみの該水性カラーインク(3)を
除去することによつて、(ニ)図に示す如くの該顔料イ
ンク画像部(2)に色合わせによる異色なカラー画像を
構成するものである。
【0006】
【実施例】図2は、本発明のカラー画像作成方法の一実
施例を示すもので、(a)図に示す如くアクリル板の非
浸透性素材(1)に接着剤層(15)を介して、ホツト
スタンピング(箔押し)等の手段により黄色の顔料イン
ク画像部(2)を印刷する。(b)図に示す如くこの顔
料インク画像部(2)に対して、青色の水性カラーイン
ク(3)を塗布することにより、前記黄色の顔料インク
画像部(2)が緑色に変色する。その後、イソオクタン
等のパラフイン系炭化水素を含んだ拭擦物を以て画像面
全体を拭くことによつて、(c)図の如く該非画像部
(4)の青色水性インク(3)が除去され、緑色の印刷
画像が完成される。
【0007】図3の実施例は、(A)図に示す如くポリ
プロピレンフイルム(10)に黄色の顔料インク層
(9)を塗布形成し、該顔料インク層(9)の上部に接
着剤による接着剤層(8)を塗布形成した顔料転写箔
(13)の上面の塗布面に対して、文字、図柄等をコピ
ーした乾式静電複写紙のコピー用紙(6)に複写された
トナー画像(7)の面を、(B)図に示す如く重合す
る。次に、(B)図に示す該コピー用紙(6)の表面よ
りベンヂン等のトナーを溶融する有機溶剤(11)をト
ナーに含ませて圧着し、該有機溶剤(11)を乾燥せさ
た後、(C)図に示す如く該接着剤層(8)を形成した
前記顔料転写箔(13)とコピー用紙(6)とを分離す
ると、該ポリプロピレンフイルム(10)上にコピー用
紙(6)の非画像部分に対応した陰画像の顔料層(9)
が残置する。次に、(D)図に示す如くこの該顔料層
(9)に対して青色水性カラーインク(12)を塗布す
ると、該青色水性カラーインク(12)が浸透して該顔
料層(9)の表面の画像面が緑色に変色する。その後イ
ソオクタンを綿布に含ませて、(E)図の如く該画像面
を拭くことによつて該非画像部分の該青色水性カラーイ
ンク(12)のみが除去されて緑色の画像面が完成され
る。しかる後、(F)図の如く被転写素材(14)を前
記緑色の画像面に重合させ、熱圧着あるいは該顔料層
(9)の接着剤層(8)を溶融する有機溶剤を該接着剤
層(8)に含ませて圧着することにより、該被転写素材
(14)に(G)図に示す如く緑色の転写画像を得るこ
とができるものである。
【0008】なお、使用する有機溶剤は顔料インク及び
水性カラーインクを溶融するものであつてはならないも
のである。また、実験の結果では、イソオクタン等及び
パラフイン系炭化水素が適当である。パラフイン系炭化
水素は、一般的に溶解能力が低く、顔料インク、水性カ
ラーインク、被転写素材及び作業者に対して影響が小さ
いため実用性が大変に高いものである。更に、顔料イン
ク画像部に付着した水性カラーインクは、顔料内部に浸
透するため有機溶剤で拭いても落ちることはない。
【0009】次に、実験者の使用できた試料は、顔料箔
45色、水性カラーインク144色であり、6480色
の組合せが可能であつた。そして、この中から実用性の
高い色を一覧表に印刷して使用者に提供することによ
り、使用者は希望する色を、再現する顔料と水性カラー
インクの組合せを瞬時に理解することができるものであ
る。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカラー画
像作成方法によれば、従来のように任意の色の画像を印
刷するのに、予め多数の異なるカラー色の各インクを混
合する特殊な技術や熟練を要することなく、極めて容易
に各色の希望のカラー色を作成できる効果と、希望の色
のカラーインクを製造した後に転写印刷の作業を実施す
ると云う面倒な作業と、その機械設備が不用となる優れ
た効果がある。そして、非浸透性素材の表面の該顔料イ
ンク画像部と非画像部との上面に各種の水性カラーイン
クを塗布するだけで、少ないカラー色に対して多数のカ
ラー色を容易に彩色できると云う優れた効果と、該水性
カラーインクに対して有機溶剤を含浸させたので、安価
で簡単な綿布又はテイツシユペーパー等の拭擦物を以て
容易に水性カラーインクを分離除去でき、作業が大変に
簡単で何人でも容易に使用できる効果がある。また、各
種のカラー顔料転写箔の塗布面を文字、図柄等のコピー
した乾式静電複写紙のトナー画像面に対しても有機溶剤
をトナーに含ませて圧着し、その後該転写箔とコピー用
紙を剥離することによつて、ポリプロピレンフイルム上
に容易確実にコピー用紙の非画像部守に対応した陰画像
の顔料が残り、この顔料に対してカラー水性インクを塗
布して、カラー色を変色させたものを各種の被転写素材
に極めて容易に異色した転写画像も容易に作成できると
云う簡便な効果もある。以上のように、本発明のカラー
画像作成方法によれば、少ない色数の顔料インクと水性
カラーインクとの組合せによつて、多数のカラー画像を
容易に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の作成工程の説明図である。
【図2】同じく図1の実施例の具体的な作成工程の説明
図である。
【図3】同じく他の実施例の非画像部分の被転写素材に
おける作成方法の説明図である。
【符号の説明】
1 非浸透性素材 2 顔料インク画像部 3 水性カラーインク 4 非画像部 5 拭擦物 6 コビー用紙 7 トナー画像 8 接着剤層 9 顔料層 10 ポリプロピレンフイルム 11 有機溶剤 12 水性カラーインク 13 顔料転写箔 14 被転写素材 15 接着剤層

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非浸透性素材(1)の表面に顔料インク
    による文字、図柄模様等の顔料インク画像部(2)を形
    成し、該顔料インク画像部(2)と非画像部(4)との
    表面に対して各種の水性カラーインク(4)を塗布した
    後、その表面に有機溶剤を含浸させた綿布あるいはテイ
    ツシユペーパー等の拭擦物(5)を以て払拭して該非画
    像部(4)に付着している水性カラーインク(3)のみ
    を分離除去し、該顔料インク画像部(2)の表面に該水
    性カラーインク(3)との色合わせによつて多色なカラ
    ー画像を構成することを特徴とするカラー画像作成方
    法。
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