JPH0262277A - カラーインク複写方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、樹脂板、ガラス板、金氏板、樹脂フィルム
等の基材又は立体的な基材の表面に特殊な機械を使用し
ないでインク層よりなる絵柄模様及び文字等を複写する
ことを目的としたカラーインク複写方法に関するもので
ある。

（従来の技術） 従来この種のカラーインクを被写体に複写する場合は、
例えば、複写機のトナーにカラートナーを各々使用する
方法か、あるいは、トナー画像にカラー箔を接着する方
法等が使用されている現状である。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来のカラーインクを被写体に複写する方法によれ
ば、前者はトナーの一色ごとに現像ユニットが必要とな
り、大変に高価となると共に、作業が面倒である点と、
そのトナーの限定色数にしか使用できない問題点と、コ
ピー−用紙に限定されるという問題点があった。次に、
後者のものは、黒いトナーが下地に存在するためインク
の色が黒ずんでしまう問題点と、限定された色数しかカ
ラーが使用できない点と、コピー用紙のみに限定される
問題点があった。

この発明は、上記の問題点を解決するためのもので、そ
の目的とする所は、各種の基材の表面に市販されている
カラーインク及び各種色に混合された無限のインク色の
絵柄、文字を自由に複写できるようにし、さらに、立体
物にもカラーコピーが容易に出来ると共に、高価な機械
設備が不用でも作業が簡単にできる複写方法を提供する
ことを目的としている。

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、この発明のカラーインク複
写方法によれば、樹脂板等の各種の基材（１）の表面に
各種の着色されたカラーインクを平坦状に塗布してイン
ク層（２１を形成する。このインク層ｆ２１に対して静
電式複写機によって複写された絵柄模様又は文字等のト
ナー画像（３）を重合形成させ、このインク層（２１と
トナー画像（３）との上部表面より該トナー画像（３）
を溶融しないで該インク層（２を溶融するインク用の各
種の溶剤（力を塗布して表面に露出しているインク層（
２）を溶融除去し、その後、該インク層［２１を溶融し
ないでトナー画像のみを溶融するトナー用の有機溶剤８
を塗布することによって表面の該トナー画＠（３）のみ
を溶融除去し、前記基材（１）の表面に１−ナー画像（
３）と同一の絵柄模様又は文字等のカラーインクの美し
いインク層（２＋を残置現出させるカラーインク複写方
法である。

（作　　用） 次に、この発明の作用工程を説明すると、第１図に示す
、（イ）図の如く、ガラス板、金属板、樹脂フィルム、
樹脂板及び立体的な表面となる基材（］）に対して各種
の着色されたカラーインクを平坦状にインク層（ａとし
て塗布する。次に、このインク層＋２１の表面に対して
、（ロ）図のように静電式複写機による絵柄模様又は文
字等のトナー画像（３）を直接又は転写手段によって重
合形成する。次に、このインク層（ａと該トナー画（ａ
　１３１に対して、（ハ）図に示す如く、その表面上部
より該トナー画像（３）を溶融しないでインク層（２１
を溶融するアルコール又は水等のインク用の溶剤（力を
塗布又は散布することによって、表面に露出しているイ
ンク層（２１を溶融してこれを拭き取り等の手段を以て
（：）図に示す如く除去する。その後、（ホ）図に示す
如く、インク層＋２１とトナー画像（３）の表面寄り、
該インク層（２）が溶融しないでトナー画＠（３）のみ
を溶融する１〜ナー用の有機溶剤（８）を塗布又は抱含
させることによって表面に該トナー画像（３）を拭き取
り等の手段で除去すると、（へ）図の如く、基材（１）
の表面に求めるカラーインクのインク層（’２Ｊよりな
る各種のトナー画像（３）と同一の絵柄模様又は文字等
のインク層（２１を残置現出させて第２図に示す求める
カラー色のインク層＋２１よりなる絵柄、文字等を自由
に選定して複写するものである。

（実　施　例） 次に、この発明の実施例を図面について説明すると、第
２図に示すガラス板、金属板、樹脂フィルム、樹脂板等
及び立体的な表面となる基材（１）の表面に求めるカラ
ーインクよりのインク層（２１を平坦状に第１図の（イ
）の如く塗布する。この基材（１）のインク層（２）に
対して静電式複写機を用いた各種の絵柄模様、文字等、
のトナー画像（３）を直接又は透明な粘着層に転写した
トナー画像を間接的に重合圧着することによって（ロ）
図の如く形成する。その後、この重合した基材（１）の
表面より（八）図の如くトナーを溶融しないでインクの
みを溶融するインク用の溶剤（７１を散布又は塗布する
。この塗布によって（ニ）図に示す如くトナー画像（３
）とトナー画像（３）との間の表面に露出しているイン
ク層（２）のインク溶融部ｆ５１　（５１を溶融するこ
とによってトナー画１象（３）による絵柄模様を残置す
る。次に、この状態の（ニ）図に対して（ホ）図に示す
如く、トナー画像（３）の表面よりトナー画像（３）の
みを溶融するトナー用の有機溶剤矧を散布又は塗布する
ことによって（へ）図に示す如くトナー溶融部（６）の
みを溶融し、これを紙、布地等により拭き収ることによ
って基材（１１の表面に各種模様、文字等のカラー色の
インク層＋２１　＋２１・・・・・・を複写形成するも
のである。

なお、この発明に適用した市販されているインクは、下
記の通りである。

（１）、Ｍｒ、スプレー　ンユニア″ （２）、リキテツクス絵具 （３）、パントンカラートーンスーパー（４）、ペイン
トスプレー （５）、オフセットインク 以下に適用する有機溶剤を示す。

（ａ＞、）ナーを溶融しないでインクを溶融する溶剤 （ｂ）、インクを溶融しないでトナーを溶融する溶剤 （発明の効果） この発明は、上記説明したように構成されたカラーイン
ク複写方法によれば、通常のコピー機以外の高価な機械
設備を用いずに比較的に安価な材料だけで簡単に各種の
ガラス板、金属板、樹脂板、樹脂フィルムの基材及びガ
ラス板等の立体物にも自由にカラーコピーできる効果と
、各種市販のカラーインクを自由に使用できると共に、
色違いの絵柄、文字及び混合色も可能で色数は無限に使
用できる効果がある。また、印刷インクや、ラッカーを
インク層に使用すれば、画像が堅牢で擦り傷等に対して
も簡単に消滅する憂いがない効果もある。

更に、シート状の基材では直接にインクを塗布した後に
複写機によってトナー画像を形成できるためカラーイン
クの複写が容易にできる便利な効果がある。そして、イ
ンク層に対してトナー画像を重合した後に、トナー画像
を溶融しないで、インク層を溶融するインク用の溶剤を
塗布したので、絵柄、文字等のトナー画像以外のインク
層を確実に溶かして鮮明にトナー画像の絵柄、文字のみ
を残置できる。また、トナー画像のみを溶融する有機溶
剤を塗布することによって、上面のトナー画像は容易に
溶けるため、溶融しないインク層がトナー画像と同一の
絵柄、文字等を確実に残置して求めるカラーの複写が極
めて確実容易にできる便利な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の基材にインク層を被写した場合の
斜面図、第２図はこの発明の作業工程を示す説明図であ
る。符号（１）は基材、（ａはインク層、（３）はトナ
ー画像、（５）はインク溶融部、（６）はトナー溶融部
、（７）はインク用溶剤、矧はトナー用溶剤である。 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 樹脂板、ガラス板、金属板、樹脂フィルム等の基材の表
   面に各種の着色されたカラーインクを平坦状にインク層
   として塗布し、該インク層に対して静電式複写機による
   絵柄模様又は文字等のトナー画像を重合形成し、前記イ
   ンク層とトナー画像との上部表面より該トナー画像を溶
   融しないで、該インク層を溶融するインク用の溶剤を塗
   布して表面に露出しているインク層を溶融除去し、その
   後、該インク層を溶融しないでトナー画像のみを溶融す
   るトナー用の有機溶剤を塗布することによつて表面の該
   トナー画像を除去させ、前記基材にトナー画像と同一の
   絵柄模様又は文字等のカラーインクのインク層を残置現
   出させる事を特徴としたカラーインク複写方法。