JPH07333564A - 転写印刷による眼鏡構成部材の装飾方法 - Google Patents

転写印刷による眼鏡構成部材の装飾方法

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JPH07333564A
JPH07333564A JP15165094A JP15165094A JPH07333564A JP H07333564 A JPH07333564 A JP H07333564A JP 15165094 A JP15165094 A JP 15165094A JP 15165094 A JP15165094 A JP 15165094A JP H07333564 A JPH07333564 A JP H07333564A
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JP15165094A
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Masaharu Takahashi
正治 高橋
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BISOU JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多様なデザインの転写印刷模様の付されたテ
ンプルを低コストで少量生産可能とし、近年における眼
鏡フアッションの個性化傾向に応ずる。 【構成】 基材シート1に静電転写方式のプリンタ又は
昇華型熱転写方式のプリンタを用いて模様層2を形成し
た転写シート3を用いる。該転写シート3の模様層表面
を、テンプルに設けた被転写面5に当接させて後、該模
様層のなす模様を前記被転写面に転写印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写印刷を施して眼鏡
構成部材を装飾する装飾方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テンプルやヨロイ等の眼鏡構成部材の表
面部を装飾する方法の一つとして、眼鏡構成部材に設け
た擬似七宝面や塗膜面に転写印刷を施す方法が実用に供
されている。該転写印刷に用いる従来の転写シートは、
銀紙の一面部に昇華性インキを用いて模様を印刷したも
のであった。なお本明細書において、模様とは、文字、
図柄、写真、ロゴマーク等及びそれらを組合せたものを
総称する用語として用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記転写
印刷による装飾方法には次のような各種の問題点があっ
た。
【0004】 転写シートの作成は、一色につき一枚
の印刷版を用いて印刷手段により行っていたため、色数
が増えるにつれて印刷版の枚数が増えることになった。
この種の印刷版は、その製作に多くの手間と時間を要す
るものであったため一枚当りの製作費が高価につき、従
って色数が増える程転写シートの製造コストが大幅に上
昇することになった。
【0005】ところで、眼鏡ファッションの高度化した
現在、需要者は以前にも増して個人イメージに強い関心
を持つようになってきており、個性的な眼鏡デザインを
求める傾向が強い。このような要求に応じようとする場
合は、転写模様のフルカラー化を図ることが望ましく、
又転写印刷の仕上がり状態をみて図柄等の模様の一部を
幾度も変更する必要も生ずる。
【0006】しかしながら、フルカラーの模様を形成せ
んとするときは何十枚もの印刷版が必要になり、製造コ
ストが極めて高く付くことになった。又模様の一部変更
に伴ってその都度初めから印刷版を作り直さなければな
らないことになると、版代が嵩んで莫大なコストがかか
るばかりか納期も長期化する問題があった。
【0007】そのため、従来の転写シートは、5色程度
の色を用いて、色の重なりによる多少の新規色を発現さ
せつつ、比較的単純な模様を表現するのが精々であり、
装飾性が不十分であった。又このように5色程度の色を
用いる場合であっても相当のコストが掛かるために、少
量生産には応じきれず、同一模様に転写印刷された眼鏡
構成部材を多量に製造せざるを得なかった。
【0008】このようなことから従来の転写印刷の手法
によるときは、前記した眼鏡の個性化傾向の要請には全
く応じられなかった。
【0009】 従来の転写印刷に用いる転写シートに
は、前記のように、色の重なり部分において新たな色が
転写シート面に現われてはいるが、その新たな色は、あ
る色の上に他の色が重なって形成されているだけであっ
たため、その色がそのまま転写印刷されるものではなか
った。なぜならば、転写印刷したときに色の混合が生ず
るため、転写シートにおける色とは異なる色が現われる
からである。
【0010】このようなことから、転写シートの色の状
態だけを見ても転写状態の予測が難しく、従って、目的
の色を正しく表現することができない問題があった。
【0011】 又従来の転写シートは、版を用いて印
刷して作成するため、インクの量を精度よく規制するこ
とができない等によって、細い線が太く表れてしまう等
鮮明な転写印刷を行えず、従って、写真調の緻密な転写
印刷を施すことは到底不可能であった。
【0012】従来の転写印刷によるときには、上記した
の問題点があって、近年における眼鏡ファッショ
ンの個性化傾向の高まりに対応しきれなかったため、当
業界においては、低コストで眼鏡ファッションの個性化
の要請に応じうる新たな転写装飾方法の提供が待ち望ま
れていた。
【0013】本発明は、かかる要求に応じうる眼鏡構成
部材の転写装飾方法の提供を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は以下の手段を採用する。本発明に係る転写印刷
による眼鏡装飾部材の装飾方法(以下転写装飾方法とい
う)は、基材シートにコピー機を用いて模様層を形成し
た転写シートを用い、該転写シートの模様層表面を、眼
鏡構成部材に設けた擬似七宝面又は塗膜面からなる被転
写面に当接させて後、該模様層のなす模様を前記被転写
面に転写印刷することを特徴とするものである。
【0015】又本発明に係る転写装飾方法の他は、基材
シートに、静電転写方式のプリンタ又は昇華型熱転写方
式のプリンタを用いて模様層を形成した転写シートを用
い、該転写シートの模様層表面を、眼鏡構成部材に設け
た擬似七宝面又は塗膜面からなる被転写面に当接させて
後、該模様層のなす模様を前記被転写面に転写印刷する
ことを特徴とするものである。
【0016】又本発明に係る転写装飾方法のその他は、
基材シートに、静電転写方式のビデオプリンタ又は昇華
型熱転写方式のビデオプリンタを用いて模様層を形成し
た転写シートを用い、該転写シートの模様層表面を、眼
鏡構成部材に設けた擬似七宝面又は塗膜面からなる被転
写面に当てがって後、該模様層のなす模様を前記被転写
面に転写印刷することを特徴とするものである。
【0017】ここに基材シートとは、樹脂製、紙製、金
属製等の各種の素材のものを含み、それは透明、半透明
又は不透明のものを含む。又コピー機には、白黒コピー
機及びカラーコピー機を含み、それは静電転写方式やレ
ーザー静電転写方式等各種方式のものを採用できる。又
擬似七宝とは、アクリル系、メラニン系、エポキシ系、
ウレタン系、ポリプロピレン系等の各種樹脂を用いて形
成した樹脂層をいう。又塗膜とは、アクリル系、メラニ
ン系、エポキシ系、ウレタン系、ボリプロピレン系等の
樹脂を塗装して形成した皮膜をいい、吹き付け塗装、静
電塗装、真空蒸着塗装、電着塗装等の各種の塗装方法に
よって形成される。
【0018】前記各プリンタは、レーザー方式のものを
含む。又プリンタに入力する信号を形成するために、ビ
デオレコーダーやビデオ編集機、ビデオカメラ、コンピ
ュータ等の各種の機器を使用して、画像の色替えや画像
の複写、画像の拡縮、画像合成等の各種加工処理を行っ
て、この加工した画像の信号をプリンタに入力する。
【0019】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1実施例 基材シートをコピ−機にかけて、図1に示すように原稿
の図柄を基材シート1表面にコピーして模様層2を形成
した後、このように作成した転写シート3の模様層2
を、図2に示すように眼鏡構成部材4の表面部に形成し
た擬似七宝面又は塗膜面からなる被転写面5に当接させ
て後、50〜200℃の温度で加熱した結果、原本に忠
実な鮮明なカラー図柄を転写印刷できた。又インクが被
転写面の内部にまで浸透しているため、転写印刷された
模様は耐摩耗性に優れていた。
【0020】第2実施例 カラービデオカメラで撮影した画像又はカラースキャナ
で読み取った画像をビデオ信号としてこれをビデオプリ
ンタに入力し、基材シート表面に所望の模様層を形成し
た。その後、このように作成した転写シートの模様層を
前記と同様にして被転写面に当接させて後、50〜20
0℃の温度で加熱した結果、何れの画像によるときも、
従来においては見られない鮮明なフルカラーの模様を転
写印刷できた。又インクが被転写面の内部にまで浸透し
ているため、転写印刷された模様は耐摩耗性に優れてい
た。
【0021】第3実施例 カラービデオカメラ、カラースキャナ、カラービデオス
キャナ、カラーイメージスキャナ、ビデオレコーダ、コ
ンピュータ等から入力した画像信号に対し、ビデオ編集
機、コンピュータ等を用いて、画像の色替えや画像の複
写、画像の拡縮、画像合成等の各種加工処理を施し、こ
の加工した画像の信号をカラーコピー機やカラープリン
タ、ビデオプリンタに入力し、基材シート表面に、それ
による模様層を形成した。その後、このように作成した
転写シートの模様層表面を前記と同様にして被転写面に
当接させて後50〜200℃の温度で加熱した結果、被
転写面上に、従来の転写紙によっては得られない多彩な
フルカラーの鮮明な模様を転写印刷できた。又インクが
被転写面の内部にまで浸透しているため、転写印刷され
た模様は耐摩耗性に優れていた。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成しているた
め、耐摩耗性に優れる転写模様を形成できるのはもとよ
り、版を重ねて模様層を形成する従来の転写シートを用
いては全く達成しえなかった以下の如き優れた効果を奏
する。
【0023】 版を重ねる従来の転写シートにおいて
は、表現できるデザインが単調なものとならざるを得
ず、又鮮明な転写模様を形成できなかったのであるが、
転写印刷の手法が異なる本発明によるときは、写真調の
精巧な柄の転写模様であってもそれを容易に形成でき
る。
【0024】 従来のように版を重ねて転写シートを
形成する場合は、顧客の要望に応じてデザインを変更す
ることが困難であったが、本発明によるときは、低コス
トでデザインの変更が可能であり又納期も短くてすむた
め、少量生産によって、近年における眼鏡ファッション
の個性化傾向に対応できる。
【0025】 版を重ねて色分け模様を形成する従来
の転写シートにおいては、色の重なり部分は、実際に転
写印刷を施してみないことにはその仕上がりが掴めなか
ったのであるが、本発明によるときは、転写シートに表
された色を殆どそのままの状態に転写することができる
こととなり、所望デザインをそのまま表現できる。
【0026】 従来の転写シートは、1色につき1枚
の版を用いていたため、何種類かの色は出せてもフルカ
ラーの模様を形成することは全く不可能であった。しか
るに、カラーコピーやカラープリンタを用いる本発明に
よるときには、フルカラーの模様層を容易に、しかも低
コストで形成できるため、装飾性の高い高付加価値の転
写印刷を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】転写シートを示す断面図である。
【図2】眼鏡構成部材の被転写面に転写シートの模様層
を当接させた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基材シート 2 模様層 3 転写シート 4 眼鏡構成部材 5 被転写面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シートにコピー機を用いて模様層を
    形成した転写シートを用い、該転写シートの模様層表面
    を、眼鏡構成部材に設けた擬似七宝面又は塗膜面からな
    る被転写面に当接させて後、該模様層のなす模様を前記
    被転写面に転写印刷することを特徴とする転写印刷によ
    る眼鏡構成部材の装飾方法。
  2. 【請求項2】 基材シートに、静電転写方式のプリンタ
    又は昇華型熱転写方式のプリンタを用いて模様層を形成
    した転写シートを用い、該転写シートの模様層表面を、
    眼鏡構成部材に設けた擬似七宝面又は塗膜面からなる被
    転写面に当接させて後、該模様層のなす模様を前記被転
    写面に転写印刷することを特徴とする転写印刷による眼
    鏡構成部材の装飾方法。
  3. 【請求項3】 基材シートに、静電転写方式のビデオプ
    リンタ又は昇華型熱転写方式のビデオプリンタを用いて
    模様層を形成した転写シートを用い、該転写シートの模
    様層表面を、眼鏡構成部材に設けた擬似七宝面又は塗膜
    面からなる被転写面に当接させて後、該模様層のなす模
    様を前記被転写面に転写印刷することを特徴とする転写
    印刷による眼鏡構成部材の装飾方法。
JP15165094A 1994-06-09 1994-06-09 転写印刷による眼鏡構成部材の装飾方法 Withdrawn JPH07333564A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177611A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Shuho:Kk 金属材料または導電性材料により構成された製品に対する表面処理方法およびそれによる製品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005177611A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Shuho:Kk 金属材料または導電性材料により構成された製品に対する表面処理方法およびそれによる製品

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