JPH0422434B2 - - Google Patents
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- JPH0422434B2 JPH0422434B2 JP61287112A JP28711286A JPH0422434B2 JP H0422434 B2 JPH0422434 B2 JP H0422434B2 JP 61287112 A JP61287112 A JP 61287112A JP 28711286 A JP28711286 A JP 28711286A JP H0422434 B2 JPH0422434 B2 JP H0422434B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、平版印刷を介した熱転写方法に関す
るものである。
るものである。
(従来の技術)
従来は、カタログ、ポスター、ラベル、印刷ケ
ース等に、ポリエステルフイルム等に塗布または
蒸着された金属材料を、金属の素材に腐蝕または
彫刻にて絵・文字等を表わした刻印にて転写して
いた。この方法では前記絵・文字等を前記カタロ
グ等に転写でき、他の印刷では得られない視覚上
の装飾効果がある。
ース等に、ポリエステルフイルム等に塗布または
蒸着された金属材料を、金属の素材に腐蝕または
彫刻にて絵・文字等を表わした刻印にて転写して
いた。この方法では前記絵・文字等を前記カタロ
グ等に転写でき、他の印刷では得られない視覚上
の装飾効果がある。
この方法は、具体的には次の手段によつてなさ
れている。
れている。
まず第一に、刻印にて印刷紙等の印刷可能な素
材の凸部分のみ、熱加圧により一時的支持体シー
ト(例えばプラスチツクフイルム層)より刻印転
写する方法である。
材の凸部分のみ、熱加圧により一時的支持体シー
ト(例えばプラスチツクフイルム層)より刻印転
写する方法である。
第二に、シルク印刷による熱可塑性インキによ
る熱加圧転写方法である。
る熱加圧転写方法である。
第三に、プラスチツクの成形凸部へシリコンラ
バーを介して熱転写する方法である。そしてこれ
らの方法において、多面付の刻印の使用により、
または、単体の刻印をフツク止めまたは接着剤に
て印刷紙等に位置合わせをすることにより、一工
程または多工程にて多面付を仕上げている。
バーを介して熱転写する方法である。そしてこれ
らの方法において、多面付の刻印の使用により、
または、単体の刻印をフツク止めまたは接着剤に
て印刷紙等に位置合わせをすることにより、一工
程または多工程にて多面付を仕上げている。
しかしながらこれらの方法では、刻印の使用に
よる印刷物の段傷の発生という工程上の難点があ
り、また、作業が非能率的で、さらに、熱転写時
の刻印の熱膨張及び位置合わせが正確とならない
等問題となる。特に複数の刻印を使用し、これら
の刻印の熱膨張の程度が異なる場合には経験と勘
が必要となる。
よる印刷物の段傷の発生という工程上の難点があ
り、また、作業が非能率的で、さらに、熱転写時
の刻印の熱膨張及び位置合わせが正確とならない
等問題となる。特に複数の刻印を使用し、これら
の刻印の熱膨張の程度が異なる場合には経験と勘
が必要となる。
(発明が解決しようとする問題点)
そこで本発明は、上記従来技術の問題点に鑑
み、印刷物の段傷の発生及び刻印の熱膨張の問題
をなくし、作業を能率的にし、作業時間を短くで
きる平版印刷を介した熱転写方法の開発を目的と
するものである。
み、印刷物の段傷の発生及び刻印の熱膨張の問題
をなくし、作業を能率的にし、作業時間を短くで
きる平版印刷を介した熱転写方法の開発を目的と
するものである。
(問題点を解決するための手段)
すなわち本発明は、上記目的を達成するため平
版印刷法によつて被印刷素材上に熱可塑性インキ
で仮象形部となる印刷インキ層を印刷する第一の
工程と、前記熱可塑性インキの乾燥時に、前記被
印刷素材と少なくとも同程度の耐熱度であつて、
かつ、剥離材層を介して転写材を付着したプラス
チツクフイルム上の該転写材を、前記印刷インキ
層上へ前記被印刷素材の耐熱度より低い温度で熱
加圧によつて密着させる第二の工程とでなる平版
印刷を介した熱転写方法である。
版印刷法によつて被印刷素材上に熱可塑性インキ
で仮象形部となる印刷インキ層を印刷する第一の
工程と、前記熱可塑性インキの乾燥時に、前記被
印刷素材と少なくとも同程度の耐熱度であつて、
かつ、剥離材層を介して転写材を付着したプラス
チツクフイルム上の該転写材を、前記印刷インキ
層上へ前記被印刷素材の耐熱度より低い温度で熱
加圧によつて密着させる第二の工程とでなる平版
印刷を介した熱転写方法である。
(作 用)
上記手段により構成される本発明は、被印刷素
材に仮象形部を印刷する熱可塑性インキの熱可塑
性を利用し、プラスチツクフイルム上の剥離剤処
理面に付着された転写材を、前記被印刷素材の仮
象形部に転写できる。すなわち、前記仮象形部を
形成する前記熱可塑性インキの乾燥過程中または
乾燥後において、前記素材及びプラスチツクフイ
ルムの耐熱度より低い温度で前記転写材を前記仮
象形部に熱転写することにより、前記転写材によ
り前記仮象形部上に前記仮象形部と等しい象形部
を形成することができる。
材に仮象形部を印刷する熱可塑性インキの熱可塑
性を利用し、プラスチツクフイルム上の剥離剤処
理面に付着された転写材を、前記被印刷素材の仮
象形部に転写できる。すなわち、前記仮象形部を
形成する前記熱可塑性インキの乾燥過程中または
乾燥後において、前記素材及びプラスチツクフイ
ルムの耐熱度より低い温度で前記転写材を前記仮
象形部に熱転写することにより、前記転写材によ
り前記仮象形部上に前記仮象形部と等しい象形部
を形成することができる。
(実施例)
以下引き続き、本発明の要旨をさらに明確にす
るため、図面を利用して一実施例を説明する。
るため、図面を利用して一実施例を説明する。
まず第1図は、第一実施例を示したもので、平
版印刷法による印刷紙等の被印刷素材1の表面に
印刷インキ層2を形成し、また、使用するインキ
はロジン等熱可塑性インキを多く含み、熱可塑性
の軟化温度が低いものであり、印刷インキ層2で
文字・模様・絵等を表わす仮象形部を形成する。
版印刷法による印刷紙等の被印刷素材1の表面に
印刷インキ層2を形成し、また、使用するインキ
はロジン等熱可塑性インキを多く含み、熱可塑性
の軟化温度が低いものであり、印刷インキ層2で
文字・模様・絵等を表わす仮象形部を形成する。
次に、ポリエステルフイルム等のプラスチツク
フイルム3が送出部4から送り出された熱加圧ロ
ーラ5の下側を通つて巻取部6で巻き取られる。
熱加圧ローラ5は金属そのまままたはシリコンラ
バーを金属の表面に貼つたもののどちらでもよ
い。
フイルム3が送出部4から送り出された熱加圧ロ
ーラ5の下側を通つて巻取部6で巻き取られる。
熱加圧ローラ5は金属そのまままたはシリコンラ
バーを金属の表面に貼つたもののどちらでもよ
い。
そして第2図は、フイルム本体3aの下面に剥
離剤層3bがコーテイングされ、金・銀・アルミ
ニウム等転写材層3cが蒸着または塗布により付
着されている。さらに、転写材層3cの表面に接
着剤層3dが形成されている。ただし、接着剤層
3dはなくてもよい。そして第1図において、プ
ラスチツクフイルム3の転写材層3cを印刷イン
キ層2に押しつけるように、熱加圧ローラ5と定
盤7とでプラスチツクフイルム3と被印刷素材1
を挟み付けている。次に、支台8上を定盤移動用
コロ9a,9bにより定盤7は右方向へ移動す
る。なお、矢印4a,5a,6aはそれぞれ送出
部4、熱加圧ローラ5、巻取部6の回転方向を示
す。
離剤層3bがコーテイングされ、金・銀・アルミ
ニウム等転写材層3cが蒸着または塗布により付
着されている。さらに、転写材層3cの表面に接
着剤層3dが形成されている。ただし、接着剤層
3dはなくてもよい。そして第1図において、プ
ラスチツクフイルム3の転写材層3cを印刷イン
キ層2に押しつけるように、熱加圧ローラ5と定
盤7とでプラスチツクフイルム3と被印刷素材1
を挟み付けている。次に、支台8上を定盤移動用
コロ9a,9bにより定盤7は右方向へ移動す
る。なお、矢印4a,5a,6aはそれぞれ送出
部4、熱加圧ローラ5、巻取部6の回転方向を示
す。
以上の構成により、印刷インキ層2が乾燥過程
中において印刷インキ層2で形成される仮象形部
に転写材層3cが熱加圧時約180℃の温度で熱転
写され、転写材層3cにより仮象形部と等しい象
形部が形成される。
中において印刷インキ層2で形成される仮象形部
に転写材層3cが熱加圧時約180℃の温度で熱転
写され、転写材層3cにより仮象形部と等しい象
形部が形成される。
また、この場合に被印刷素材1は単色または多
色刷りをした印刷紙またはこの印刷紙表面にポリ
塩化ビニール、ポリプロピレン等の薄プラスチツ
クフイルムを転合または表面艷出し加工したもの
でもよい、そして前記の印刷紙表面を加工した場
合も、約180℃で熱転写をする。
色刷りをした印刷紙またはこの印刷紙表面にポリ
塩化ビニール、ポリプロピレン等の薄プラスチツ
クフイルムを転合または表面艷出し加工したもの
でもよい、そして前記の印刷紙表面を加工した場
合も、約180℃で熱転写をする。
次に第3図は、第二実施例を示したもので第1
図の定盤7の代りにタツチローラA10が配設さ
れており、矢印10aは、タツチローラA10の
回転方向である。その他の構成動作は、第1図と
同じである。
図の定盤7の代りにタツチローラA10が配設さ
れており、矢印10aは、タツチローラA10の
回転方向である。その他の構成動作は、第1図と
同じである。
また第4図は、本発明の第三実施例を示したも
ので、第1図の熱加圧ローラ5の代りに熱台A1
1を配設したものであり、下方向に加圧される。
その他の構成動作は、第1図と同じである。
ので、第1図の熱加圧ローラ5の代りに熱台A1
1を配設したものであり、下方向に加圧される。
その他の構成動作は、第1図と同じである。
そして第5図は、本発明の第四実施例を示した
もので、タツチローラB12に被印刷素材1が巻
き付けられており、印刷インキ層2が被印刷素材
1の外側表面に形成され、プラスチツクフイルム
3が印刷インキ層2と熱台B13とで挟み付けら
れるように配設されており、熱台B13は支持具
14で支えられている。次に、支持具移動用コロ
15a,15bにより、支持具14は支持台16
上を左右方向に移動しうる。そして、プラスチツ
クフイルム3は、送出部4から送出され、巻取部
6で巻き取られる。なお、矢印12aは、タツチ
ローラB12の回転方向を示している。
もので、タツチローラB12に被印刷素材1が巻
き付けられており、印刷インキ層2が被印刷素材
1の外側表面に形成され、プラスチツクフイルム
3が印刷インキ層2と熱台B13とで挟み付けら
れるように配設されており、熱台B13は支持具
14で支えられている。次に、支持具移動用コロ
15a,15bにより、支持具14は支持台16
上を左右方向に移動しうる。そして、プラスチツ
クフイルム3は、送出部4から送出され、巻取部
6で巻き取られる。なお、矢印12aは、タツチ
ローラB12の回転方向を示している。
以上の構成において、タツチローラB12の回
転とともに、プラスチツクフイルム3及び熱台B
13が右方向に移動し、プラスチツクフイルム3
の転写材層3cが印刷インキ層2に転写される。
そして、転写作業の終了後、プラスチツクフイル
ム3の使用済み部分が巻取部6に巻き取られ、次
の転写作業が始まる。
転とともに、プラスチツクフイルム3及び熱台B
13が右方向に移動し、プラスチツクフイルム3
の転写材層3cが印刷インキ層2に転写される。
そして、転写作業の終了後、プラスチツクフイル
ム3の使用済み部分が巻取部6に巻き取られ、次
の転写作業が始まる。
次に、前記各実施例において使用される各部品
の条件等を説明する。
の条件等を説明する。
まず、被印刷素材1が印刷物である場合、この
印刷に使用する印刷インキはロジンが少なく、熱
可塑性の軟化点が高いものであり、十分に乾燥さ
せることが望ましい。
印刷に使用する印刷インキはロジンが少なく、熱
可塑性の軟化点が高いものであり、十分に乾燥さ
せることが望ましい。
一方、印刷インキ層2に使用する印刷インキは
平版印刷機に使用できるものであつて、熱転写を
容易にするため、前記の如く熱可塑性の軟化点を
低くするためロジンを多く含んでいるかロジン以
外の熱可塑性で、平版で連続回転可能なインキを
用いる。また、印刷インキ層2が被印刷素材1の
表面に留まることが必要であり、また、この印刷
インキは平版機械に連続回転使用できるものであ
り、さらに、熱可塑性の軟化点は被印刷素材1及
びプラスチツクフイルム3の軟化点より低いこと
が必要である。また、この印刷インキの温度が残
つていると熱伝導度がよくなるので、熱可塑性の
軟化点が低くなり好都合である。そして、印刷イ
ンキ層2は被印刷素材1に密着し、また、転写材
層3cとも密着するため耐摩耗性、光沢性、接着
性に優れアルコール等に侵されにくく溶剤性に優
れている。
平版印刷機に使用できるものであつて、熱転写を
容易にするため、前記の如く熱可塑性の軟化点を
低くするためロジンを多く含んでいるかロジン以
外の熱可塑性で、平版で連続回転可能なインキを
用いる。また、印刷インキ層2が被印刷素材1の
表面に留まることが必要であり、また、この印刷
インキは平版機械に連続回転使用できるものであ
り、さらに、熱可塑性の軟化点は被印刷素材1及
びプラスチツクフイルム3の軟化点より低いこと
が必要である。また、この印刷インキの温度が残
つていると熱伝導度がよくなるので、熱可塑性の
軟化点が低くなり好都合である。そして、印刷イ
ンキ層2は被印刷素材1に密着し、また、転写材
層3cとも密着するため耐摩耗性、光沢性、接着
性に優れアルコール等に侵されにくく溶剤性に優
れている。
次に、被印刷素材1が黒の印刷紙または黒色イ
ンキにて印刷したものであり、転写材層3cがア
ルミニウムである場合には、前記アルミニムと黒
のインキ、顔料、染料等に含まれるカーボンとが
電気反応し、脱色または変色が起きる。なお、こ
の電気反応は素材中の湿度が高いときに促進され
るが、前記各実施例のように印刷インキ層2上に
前記アルミニウムが転写される場合は、前記アル
ミニウムと前記カーボンとが直接接触しないの
で、前記電気反応が生じにくく、よつて、前記し
た脱色等が生じにくいものとなつた。
ンキにて印刷したものであり、転写材層3cがア
ルミニウムである場合には、前記アルミニムと黒
のインキ、顔料、染料等に含まれるカーボンとが
電気反応し、脱色または変色が起きる。なお、こ
の電気反応は素材中の湿度が高いときに促進され
るが、前記各実施例のように印刷インキ層2上に
前記アルミニウムが転写される場合は、前記アル
ミニウムと前記カーボンとが直接接触しないの
で、前記電気反応が生じにくく、よつて、前記し
た脱色等が生じにくいものとなつた。
次に、前記各実施例において剥離剤層3bのた
め、転写材層3cがフイルム本体3aより容易に
剥離できる。特に写真版のデザインの如く網の細
かいデザインでも剥離が容易であり、多面付けを
する場合は刷版殖版機によるアルミ板の直焼また
はフイルム殖版機による増版なので、平版の多面
付の送りピツチが正確である。また、平版自体は
加熱しないので、平版の熱膨張は関係しない。ま
た、位置合わせが必要な転写デザインの場合で
も、平版のため位置合わせが正確となる。
め、転写材層3cがフイルム本体3aより容易に
剥離できる。特に写真版のデザインの如く網の細
かいデザインでも剥離が容易であり、多面付けを
する場合は刷版殖版機によるアルミ板の直焼また
はフイルム殖版機による増版なので、平版の多面
付の送りピツチが正確である。また、平版自体は
加熱しないので、平版の熱膨張は関係しない。ま
た、位置合わせが必要な転写デザインの場合で
も、平版のため位置合わせが正確となる。
なお、本発明は本実施例において説明したが、
本実施例に限定されるものではなく、本発明に係
る平版印刷を介した熱転写方法の具体的方法及び
被印刷素材、プラスチツクフイルム及び熱転写装
置等は、前記した本発明の目的、作用及び後記す
る発明の効果が達成される範囲内において任意に
定められてよく、これらは本発明の要旨を何ら変
更するものでないことは申すまでもない。
本実施例に限定されるものではなく、本発明に係
る平版印刷を介した熱転写方法の具体的方法及び
被印刷素材、プラスチツクフイルム及び熱転写装
置等は、前記した本発明の目的、作用及び後記す
る発明の効果が達成される範囲内において任意に
定められてよく、これらは本発明の要旨を何ら変
更するものでないことは申すまでもない。
(発明の効果)
以上、詳細に説明したように本発明は、平版印
刷によつて熱転写する方法で、転写用刻印を不用
とし、よつて、被印刷素材の表面、裏面共に段傷
が発生することを防ぐことができ、視覚的に表面
が平坦で美しく仕上がるとともに、前記刻印の熱
膨張の影響がなくなり作業性がよくコスト安とな
る。また、任意の文字・絵・模様等の仮象形部を
平版印刷により被印刷素材の表面に形成でき、さ
らに、網目模様等の細かい模様の仮象形部も鮮明
に形成することができるので、これらの模様等を
転写材で象形部に表現することができる。
刷によつて熱転写する方法で、転写用刻印を不用
とし、よつて、被印刷素材の表面、裏面共に段傷
が発生することを防ぐことができ、視覚的に表面
が平坦で美しく仕上がるとともに、前記刻印の熱
膨張の影響がなくなり作業性がよくコスト安とな
る。また、任意の文字・絵・模様等の仮象形部を
平版印刷により被印刷素材の表面に形成でき、さ
らに、網目模様等の細かい模様の仮象形部も鮮明
に形成することができるので、これらの模様等を
転写材で象形部に表現することができる。
次に、被印刷素材のもとの印刷との位置合わせ
や、平版の保存が容易である。また、熱転写で得
られた象形部が視覚的に光沢性がよく、接着性、
溶剤性、耐摩耗性に優れ、再現性がよい。さら
に、刻印の場合気泡が入り易いが、本発明は気泡
が入らずそれだけさらに模様等が鮮明になる等、
優れた発明といわねばならない。
や、平版の保存が容易である。また、熱転写で得
られた象形部が視覚的に光沢性がよく、接着性、
溶剤性、耐摩耗性に優れ、再現性がよい。さら
に、刻印の場合気泡が入り易いが、本発明は気泡
が入らずそれだけさらに模様等が鮮明になる等、
優れた発明といわねばならない。
図面は本発明平版印刷を介した熱転写方法の一
実施例を示したもので、第1図は第一実施例を実
施する際に使用する装置の要部を示す正面図、第
2図はプラスチツクフイルムの断面図、第3図は
第二実施例を実施する際に使用する装置の要部を
示す正面図、第4図は第三実施例を実施する際に
使用する装置の要部を示す正面図、第5図は第四
実施例の要部を示す正面図である。 1……被印刷素材、2……印刷インキ層、3…
…プラスチツクフイルム、3a……フイルム本
体、3b……剥離材層、3c……転写材層、3d
……接着剤層。
実施例を示したもので、第1図は第一実施例を実
施する際に使用する装置の要部を示す正面図、第
2図はプラスチツクフイルムの断面図、第3図は
第二実施例を実施する際に使用する装置の要部を
示す正面図、第4図は第三実施例を実施する際に
使用する装置の要部を示す正面図、第5図は第四
実施例の要部を示す正面図である。 1……被印刷素材、2……印刷インキ層、3…
…プラスチツクフイルム、3a……フイルム本
体、3b……剥離材層、3c……転写材層、3d
……接着剤層。
Claims (1)
- 1 平版印刷法によつて被印刷素材上に熱可塑性
インキで仮象形部となる印刷インキ層を印刷する
第一の工程と、前記熱可塑性インキの乾燥時に、
前記被印刷素材と少なくとも同程度の耐熱度であ
つて、かつ、剥離材層を介して転写材を付着した
プラスチツクフイルム上の該転写材を、前記印刷
インキ層上へ前記被印刷素材の耐熱度より低い温
度で熱加圧によつて密着させる第二の工程とでな
ることを特徴とする平版印刷を介した熱転写方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61287112A JPS63139785A (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 平版印刷を介した熱転写方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61287112A JPS63139785A (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 平版印刷を介した熱転写方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63139785A JPS63139785A (ja) | 1988-06-11 |
JPH0422434B2 true JPH0422434B2 (ja) | 1992-04-17 |
Family
ID=17713215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61287112A Granted JPS63139785A (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 平版印刷を介した熱転写方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63139785A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2691671B1 (fr) * | 1992-05-12 | 1995-02-17 | Laure Ligier | Machine à dorer sur verre tous objets en marquage à chaud. |
JP2007326266A (ja) * | 2006-05-08 | 2007-12-20 | Marumiya:Kk | 印刷物の製造方法及び印刷物 |
DE102007003488A1 (de) * | 2007-01-24 | 2008-07-31 | Man Roland Druckmaschinen Ag | Verfahren zur Schnittregisterregelung |
-
1986
- 1986-12-02 JP JP61287112A patent/JPS63139785A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63139785A (ja) | 1988-06-11 |
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Legal Events
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