JPH04197608A - 人造大理石製品の硬化方法 - Google Patents

人造大理石製品の硬化方法

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JPH04197608A
JPH04197608A JP33198190A JP33198190A JPH04197608A JP H04197608 A JPH04197608 A JP H04197608A JP 33198190 A JP33198190 A JP 33198190A JP 33198190 A JP33198190 A JP 33198190A JP H04197608 A JPH04197608 A JP H04197608A
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JP
Japan
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curing
artificial marble
mold
microwave
unsaturated polyester
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JP33198190A
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English (en)
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Hiroaki Yamaguchi
山口 廣明
Tomoyuki Yamane
山根 朋行
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、人造大理石製品の製造方法において、同製品
の硬化を短時間で行うことができ、かつ、製品の品質の
向上も図ることができる人造大理石製品の硬化方法に関
する。
(ロ)従来の技術 第3図に、従来における人造大理石製品(カウンター)
の製造工程の1例を示す。
まず、型処理工程(100)において、前回使用の型(
FRP製型)の型処理を行う。即ち、型の内外面を掃除
するとともに、型内面に離型剤を塗布する。
人造大理石製品の表面層(ゲルコート層)を形成するた
めに、型内面にゲルコートスプレーを施しく101) 
、約60℃で40分〜60分、表面層の硬化を行う (
102)。
不飽和ポリエステル+水酸化アルミウムや、不飽和ポリ
エステル士炭酸カルシウム等を主成分として原料調合を
行い(103) 、調合原料を型枠内に注入する(10
4) 。
注入後、ヒーターとファンを具備する硬化室内で、−次
硬化を行い(105) 、一定時間(約90分)経過後
、人造大理石製品を脱型しくIf)6) 、同人造大理
石製品を、60゛Cで約3時間、後硬化を行い(107
) 、完全に硬化させる。
完全硬化の後、ハリ切り、エプロン切断・接着、特殊加
工、補強未接着等の加工を行う(108)。
次にハフ等を用いて仕上げ(109) 、検査(110
)、包装(110)を通して出荷することになる(11
1)。
しかし、かかる人造大理石製品の製造方法は、未だ、以
下の解決すべき課題を有していた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 即ち、上記した人造大理石製品の製造方法において、−
次硬化工程は、ヒーターとファンで硬化室内に対流を起
こさせ、人造大理石製品を常温〜60℃の比較的低温で
加熱することによって行われている。これは、それ以上
の高温で硬化すると、熱に弱いFRP樹脂等からなる型
に反りや曲げを生し、また、繰り返し使用による低温・
高温の繰り返しによって、亀裂を生じるからである。
しかし、かかる−次硬化工程は、以下の問題点を有して
いた。
■注型から一次硬化工程を経て脱型するまでに約90分
間を要し、さらに、60°Cで処理する場合、脱型後の
後硬化にまた3時間を要する。
■ヒーターとファンとを用いた対流による加熱では、人
造大理石製品中の温度分布が、外部は高く、内部は低い
状態になるので、内部に気泡を発生し、かかる気泡がそ
のまま内部に残留し、内外部の&lW!iや硬化が不均
一になり、製品の物理的強度が劣化し、かつ、色の深み
が得られなくなる。
■内部と外部の硬化温度(速度)が相違するので、製品
に反りや曲がりを発生し、外観上見栄えが悪く、製品価
値を著しく滅しることになる。
■品質劣化や外観不良等によって、歩留まりも悪くなる
(ニ)課題を解決するための手段 本発明は、調合原料を型枠に注入後に行う一次硬化工程
において、同人造大理石にマイクロウェーブを照射する
ことによって人造大理石内部に分子間摩擦運動を生起さ
せ、人造大理石を硬化させることを特徴とする人造大理
石製品の硬化方法に係るものである。
上記硬化方法に用いるマイクロウェーブの周波数帯は、
300 MHz〜3 GHzとするのが好ましい。
(ホ)作用及び効果 上記した方法により、本発明は、以下の作用及び効果を
奏する。
■本発明では、不飽和ポリエステルを主成分とする人造
大理石の一次硬化を、マイクロウェーブを利用して、人
造大理石の内部に分子間摩擦運動を生起させることによ
って行うので、人造大理石の硬化時間の大幅な短縮(例
えば、5分間)を図ることができる。
■人造大理石の内部の分子間摩擦運動によって、内部空
気を上昇させ、外部に容易に排出することができ、人造
大理石の内部組織を全体にわたって均質化することがで
き、引張強度や耐熱性等の物理・化学的特性を向上する
ことができ、がっ、色の深みを得ることができ、製品価
値を向上することができる。
■人造大理石の内部と外部との間に硬化温度差(硬化速
度差)が無いので、人造大理石は全体にわたって略均−
に硬化し、反りや曲がりの発生を防止でき、外観面から
も製品価値を向上することができる。
■さらに、製造された人造大理石は、均一な品質を確保
できるとともに、外観も優れているので、不良品の発生
率を著しく低減でき、歩留まりを向上できる。
(へ)実施例 以下、本発明に係る人造大理石製品の加熱方法を、添付
図に示す実施例を参照して具体的に説明する。
第1図及び第2図において、Aは長尺の箱体形状を有し
、密閉構造を具備する硬化処理室を示す。
硬化処理室A内には、長手方向に搬送コンヘア10が配
設されており、同搬送コンヘア10の両端は、硬化処理
室Aの前壁11と後壁12とを貫通して前後方向に伸延
しており、それぞれ、型導入コンヘア13及び型導出コ
ンベア14に接続されている。
そして、調合後の原料を注型した樹脂型B(例えば、長
さ3m、奥行 60 cm、  厚み15 ca+、肉
厚 7 cmの FRP製)を、型導入コンベア13か
ら搬送コンヘア10に移送し、その後、後述する硬化処
理を経て、搬送コンベア10から型導出コンベア14上
に移送する。
また、硬化処理室Aは、その前壁11と後壁12とに昇
降自在な遮蔽扉15.16を取付けている。
両遮蔽jil15.16は硬化処理時には完全に閉鎖さ
れて、硬化処理室A内を完全密閉状態にするが、型枠B
を硬化処理室A内に導入する際には遮蔽扉15を開口す
ることができ、樹脂型Bを硬化処理室Aから導出する際
に遮蔽扉16を開口することができる。
また、硬化処理室Aの天井壁17には、前後方向に間隔
を開けて導波管18,19.20の先端部が、硬化処理
室A内に下方に向けて開口した状態で取付けられている
かかる導波管18.19.20の基端側は導波本管21
の先端側に接続されており、導波本管21の基端側はマ
イクロウェーブ発生装置Cに接続されている。
なお、マイクロウェーブ発生装置Cは、導波管18、1
9.20毎にそれぞれ設けることもできる。
かかる構成によって、マイクロウェーブ発生装置Cによ
って発生したマイクロウェーブを、導波本管21及び導
波管18.19.20を通して硬化処理室A内に収納さ
れている樹脂型B内の人造大理石に照射することができ
る。
また、硬化処理室Aの天井壁17には攪拌ファン22.
23を取付けており、マイクロウェーブの拡散を効果的
に行えるようにしている。
ついで、上記構成を有する硬化処理室A及びマイクロウ
ェーブ装WCを用いた人造大理石の一次硬化工程につい
て説明する。
まず、不飽和ポリエステル+水酸化アルミウムや、不飽
和ポリエステル士炭酸力ルンウム等を主成分として原料
調合を行った後、調合原料を樹脂型B内に注入する。
次に、製品の裏面に相当する裏型を組み、プレスする。
型組・プレス後、硬化処理室Aの前壁11に設けた遮蔽
扉16を開けて、型導入コンベア13及び搬出コンベア
10を介して、硬化処理室A内に、調合原料を充填した
樹脂型Bを移送する。
次に、遮蔽]j%16を完全に閉した後、マイクロウェ
ーブ発生装置Cを作動して、導波本管21及び導波管2
2を通してマイクロウェーブを樹脂型B内の調合原料に
照射して、調合原料内で分子間摩擦運動を行い、加熱・
硬化する。
しかして、不飽和ポリエステルを主成分とする調合原料
の硬化を、マイクロウェーブを利用して、調合原料の内
部に分子間摩擦運動を生起させることによって行うので
、調合原料の一次硬化時間の大幅な短縮(例えば、周波
数2450 MHzのマイクロうエーゾを用いた場合は
、5分間)を図ることができる。
なお、マイクロウェーブの好ましい周波数帯は、300
MH2〜3GH2にする。
また、調合原料内部の分子間摩擦運動によって、内部空
気を上昇させ、外部に容易に排出することができ、その
後の処理を経て製造した人造大理石の内部組織を全体に
わたって均質化することができ、引張強度や耐熱性等の
物理・化学的特性を向上することができ、かつ、色の深
みを得ることができ、製品価値を向上することができる
また、調合原料の内部と外部との間に硬化温度差(硬化
速度差)が無いので、人造大理石は全体にわたって略均
−に硬化し、反りや曲がりの発生を防止でき、外観面か
らも製品価値を向上することができる。
さらに、製造された人造大理石は、均一な品質を確保で
きるとともに、外観も優れているので、不良品の発生率
を著しく低減でき、歩留まりを向上できる。
次に、硬化処理室10の後部壁12に設けた遮蔽壁16
を開けて、樹脂型Bを搬送コンヘア10上から型導出コ
ンベア14上に移送した後脱型を行う9その際、第3図
に示すように、本発明に係る製造方法においても、脱型
工程(105)の後に後硬化工程(106)を行うが、
上記したマイクロウェーブによる硬化処理で人造大理石
内に保持される自己発熱を利用して人造大理石はその後
も硬化されることになるので、後硬化工程(106)に
おいては、そのまま、常温で放置することによって、約
1時間で完全な硬化を得ることができると考えられる。
しかし、後硬化工程(106)における硬化時間も短縮
したい場合は、後硬化工程(106)においても、第1
図及び第2図に示すと同様な硬化処理室とマイクロウェ
ーブ装置を用いることによって、マイクロウェーブによ
る硬化処理を行うことによって、後硬化処理の時間を短
縮することもできる。
この場合、樹脂型Bから人造大理石製品Bを脱型し、F
 RP製板や鉄板からなる載置板上の上下反転f!置し
、後硬化処理を行うようにすれば、裏面からマイクロウ
ェーブを照射することができ、表面ゲルコート層が焼け
るのを防止でき、製品価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る人造大理石製品の硬化方法に用い
る硬化処理室等の側面図、第2図は同平面図、第3図は
従来の人造大理石製品の製造工程のフローチャートであ
る。 図中、 A:硬化処理室 B:樹脂型 C:マイクロウェーブ発生装置 10:搬送コンベア 11:前壁 12:後壁 13:型導入コンヘア 14:型導出コンベア 15:遮蔽扉 16:遮蔽扉 17:天井壁 18:導波管 I9:導波管 20:導波管 21:導波本管 22:攪拌ファン 23;攪拌ファン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、調合原料を型枠に注入後に行う一次硬化工程におい
    て、不飽和ポリエステルを主成分とする人造大理石にマ
    イクロウェーブを照射することによって人造大理石内部
    に分子間摩擦運動を生起させ、人造大理石を硬化させる
    ことを特徴とする人造大理石製品の硬化方法。 2、マイクロウェーブの周波数帯が、300MHz〜3
    GHzであることを特徴とする請求項1記載の人造大理
    石製品の硬化方法。
JP33198190A 1990-11-28 1990-11-28 人造大理石製品の硬化方法 Pending JPH04197608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001062462A1 (es) * 2000-02-25 2001-08-30 Universidad De Murcia Procedimiento de curado de resinas en marmoles
CN114315222A (zh) * 2021-11-20 2022-04-12 广西科学院 一种提高微波固化人造石效率的方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2001062462A1 (es) * 2000-02-25 2001-08-30 Universidad De Murcia Procedimiento de curado de resinas en marmoles
ES2160542A1 (es) * 2000-02-25 2001-11-01 Univ Murcia Procedimiento de curado de resinas en marmoles.
CN114315222A (zh) * 2021-11-20 2022-04-12 广西科学院 一种提高微波固化人造石效率的方法

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