JPH07256656A - 合成樹脂製品の製造方法 - Google Patents

合成樹脂製品の製造方法

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Publication number
JPH07256656A
JPH07256656A JP24634393A JP24634393A JPH07256656A JP H07256656 A JPH07256656 A JP H07256656A JP 24634393 A JP24634393 A JP 24634393A JP 24634393 A JP24634393 A JP 24634393A JP H07256656 A JPH07256656 A JP H07256656A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synthetic resin
mold
resin
high frequency
frequency heating
Prior art date
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Pending
Application number
JP24634393A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Shinozuka
信義 篠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINOZUKA SANGYO KK
Original Assignee
SHINOZUKA SANGYO KK
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Publication date
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Publication of JPH07256656A publication Critical patent/JPH07256656A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な操作で短時間に合成樹脂製品を製造す
る。 【構成】 合成樹脂を高周波加熱して溶融し、この溶融
樹脂を金型に注入し、冷却して製品とする。高周波加熱
のため短時間に溶融でき、溶融状態で金型に注入するた
め、金型の加熱度が少なく、冷却が早くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は人形、装飾品或いは置物
等を合成樹脂により簡便に製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人形等の中実製品を合成樹脂により製造
する場合においては、金型による加熱プレス法が従来よ
り用いられている。この製造方法は目的とする製品に近
似した形状に合成樹脂をプリフォームし、このプリフォ
ームの半硬化状態で金型内にセットし、金型を閉じて加
熱及び加圧することにより合成樹脂を本硬化及び成形
し、その後、金型を冷却し、型開きして取り出すもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
合成樹脂をプリフォームする必要があり、このプリフォ
ーム作成が面倒であった。又、金型をプリフォームのセ
ット後に加熱し(約200℃)、その後、冷却するた
め、加熱及び冷却に長時間(約20分)を要し、製造の
サイクルタイムが長いものとなっていた。更には、金型
として金属等の耐熱性を有した材質を使用する必要が有
り、取扱性に難点があると共に、高価なものとなってい
た。
【0004】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、簡単な操作で、迅速に所定形状に成形でき、サ
イクルタイムを短縮することが可能な合成樹脂製品の製
造方法を提供することを目的とする。
【0005】本発明の製造方法は合成樹脂を高周波加熱
して溶融し、この溶融樹脂を金型に注入し、冷却するこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成における高周波加熱は合成樹脂組織の
内部から励起するため、短時間で合成樹脂を溶融するこ
とが出来る。又、この溶融樹脂を金型に注入し冷却して
成形するため、プリフォーム成形が不要となるばかりで
なく、サイクルタイムも短縮出来る。
【0007】
【実施例】以上、実施例により本発明を具体的に説明す
る。原料として用いる合成樹脂は高周波加熱により溶融
するものであれば、その材質は格別に限定されものでは
なく、塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、合成ゴム
その他の樹脂を使用することが出来る。この場合、製品
に透明性が要求される場合には、塩化ビニル樹脂等が良
好である。
【0008】かかる合成樹脂は、先ず、高周波加熱する
ことにより溶融状態とする。この高周波加熱を行う手段
としては、電子レンジ等の市販の電気製品を選択するこ
とができ、これにより諸設備の低廉化が可能となる。こ
の高周波加熱は高周波照射により合成樹脂内の元素、結
合鎖等の組織を直接に励起するものであり、ヒータ等の
加熱手段に比べ、極めて短時間で合成樹脂を加熱し(約
130℃)、溶融することが可能となる。例えば、塩化
ビニル樹脂約100gを1000W出力の電子レンジに
より加熱する場合には、約2分で溶融させることが出来
る。
【0009】高周波加熱により合成樹脂を溶融した後
は、この溶融樹脂を金型内に注入する。この注入された
合成樹脂は溶融状態となっているため、金型のキャビテ
ィ内に満遍なく充填される。このため、金型を別途加圧
すること必要がなく、加圧する場合においても軽度の加
圧力で充分である。又、合成樹脂は溶融状態となってい
るため、金型を合成樹脂の溶融温度まで加熱する必要が
なく、その加熱は溶融樹脂が流動性を喪失しない程度の
低い温度で充分である。従って、金型として耐熱性がさ
程要求されないため、金属以外の他の材質、例えばガラ
ス、セラミックス等を使用することが出来、材料選択の
自由度が拡大すると共に、廉価な金型とすることが出来
る。尚、本発明では金型として市販のコップを使用する
ことが出来、例えば市販のコップに花、ブローチ等を入
れ、溶融樹脂を流しこんで冷却、硬化させることによ
り、コップと一体となった置物、装飾品を製造すること
も可能である。又、比較的に溶融温度が低いので、樹脂
中のブローチ等を外に取り出すことが出来、この場合に
は樹脂中にブローチ等の形状が空洞状に形成された興趣
あるものを提供出来る。
【0010】このような金型への注入後においては、金
型を冷却して合成樹脂を硬化させ、その後、取り出すこ
とにより、製品を得る。この冷却においても金型が高温
に加熱されていないため、短時間で冷却が終了する。こ
のため、製造全体に要する時間が短縮され、サイクルタ
イムも短くなり、大量生産が可能となる。
【0011】
【発明の効果】以上の通り本発明は、合成樹脂を高周波
加熱により溶融して金型内に注入し、冷却するため製造
が簡単で、しかも短時間に製品を大量に製造することが
出来ると共に、その製造のための操作も簡便となる等の
利点を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂を高周波加熱して溶融し、この
    溶融樹脂を金型に注入し、冷却することを特徴とする合
    成樹脂製品の製造方法。。
JP24634393A 1993-09-07 1993-09-07 合成樹脂製品の製造方法 Pending JPH07256656A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109812A (ja) * 1983-11-18 1985-06-15 Toshiba Corp 可動電極形プレヒ−タ−
JPS60264210A (ja) * 1984-06-12 1985-12-27 Sekisui Chem Co Ltd 熱可塑性合成樹脂製棒状体の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60109812A (ja) * 1983-11-18 1985-06-15 Toshiba Corp 可動電極形プレヒ−タ−
JPS60264210A (ja) * 1984-06-12 1985-12-27 Sekisui Chem Co Ltd 熱可塑性合成樹脂製棒状体の製造方法

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