JPH0344887B2 - - Google Patents

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JPH0344887B2
JPH0344887B2 JP4810486A JP4810486A JPH0344887B2 JP H0344887 B2 JPH0344887 B2 JP H0344887B2 JP 4810486 A JP4810486 A JP 4810486A JP 4810486 A JP4810486 A JP 4810486A JP H0344887 B2 JPH0344887 B2 JP H0344887B2
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
lower mold
molding
resin
molding resin
Prior art date
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Expired
Application number
JP4810486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62204911A (ja
Inventor
Yukio Kimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4810486A priority Critical patent/JPS62204911A/ja
Publication of JPS62204911A publication Critical patent/JPS62204911A/ja
Publication of JPH0344887B2 publication Critical patent/JPH0344887B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、洗面化粧台等の天板、壁材、浴槽、
ハウジング及びケーシング等を注型成形やFRP
のハンドレーアツプ成形により製造するにあたつ
て、短時間で製造できるようにした成形方法に関
するものである。
[背景技術] 従来、例えば洗面化粧台の天板を製造する場合
には、FRP等で上型と下型とを作製し、そして
ゲルコートと呼ばれるポリエステルなどの樹脂を
下型の表面に塗布した後、この下型を加熱炉内に
入れて50℃程度で硬化させ、次いでこの下型内に
成形用樹脂を注入し、振動させて成形用樹脂内の
空気を脱泡し、次いで上型を成形用樹脂の上にセ
ツトした後再び加熱炉内に入れて50℃程度で硬化
させ、次に上型を脱型して下型及び樹脂を冷却
し、その後下型から成形品を脱型した後、成形品
の端部等を仕上げ加工して製品としているもので
あつた。
従来では、このように成形型としてFRP製の
ものを使用していたために、50℃程度しか成形型
の温度を上げることができず、従つて成形用樹脂
の硬化に長時間を要するものであり、また成形後
冷却する場合でも長時間かかり(例えば従来では
40分程度)、従つて成形時間が長くかかつている
ものであつた。また、鋼材や鋳造型等の厚みの厚
い金型を用いて成形するようにした場合では、成
形型を高温に加熱して樹脂の硬化時間を短縮する
ことはできるものの、金型費用が高くつく上に、
加熱に要する時間及び冷却時間が長くかかるとい
う欠点を有しており、成形時間を大幅に短縮する
ことはできないものであつた。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、成形型を安価に作製することができ、しかも
成形時間を大幅に短縮することができる成形方法
を提供することを目的とするものである。
[発明の開示] すなわち、本発明に係る成形方法は、薄肉の金
属板にて形成した成形型1の外面側に黒色塗料を
施して熱吸収層を形成し、この外面に熱吸収層を
有する薄肉の金属板にて形成した成形型1に成形
用樹脂2を充填し、この成形型1の外面側から加
熱して成形用樹脂2を硬化させることを特徴とす
るもので、成形型1を薄肉の金属板で形成するこ
とにより、高温の加熱及び急熱、急冷を可能とし
て成形時間を大幅に短縮することができると共
に、鋼材型や鋳造型などに比べて成形型1の費用
を安価に作製できるようにしたものである。
以下本発明を実施例に基づいて詳述する。ま
ず、第1図及び第2図に本発明で使用する成形装
置Aの概略平面図と概略正面図を示す。図中3は
上面に回転駆動自在な第1のチエーンコンベア5
aとヒーター4がそれぞれ設けられた架台であ
り、18は台車である。また、5bは上面に下型
1aが載せられて搬送される第2のチエーンコン
ベアであり、第2のチエーンコンベア5bの前端
部には樹脂注入部19が設けられている。この樹
脂注入部19には下型1aを振動できるように振
動機(図示せず)が配設されている。また第2チ
エーンコンベア5bの前端部には複数のリミツト
スイツチ16a,16b,16cが配設され、ま
た搬送側にてストツパー17が配置されている。
第2のチエーンコンベア5bに載せられて送られ
てきた下型1aはこのストツパー17に当たり、
一旦停止するようになつている。また、第2チエ
ーンコンベア5bの上面にはヒーター線を面状に
配置した面状ヒーター6a,6b,6cが搬送方
向に複数列配設され、上記各リミツトスイツチ1
6等の検知手段が下型1aを検知して各面状ヒー
ター6a,6b,6cのスイツチを入れるように
なつている。すなわち、下型1aの長さに応じて
下型1aの下面には異なつた位置にて突起部(図
示せず)が設けられており、突起部がリミツトス
イツチ16を選択して接触することで各面状ヒー
ター6が加熱されるようになつており、例えば下
型1aの長さ寸法が短く形成されている場合には
1箇所の面状ヒーター6aにだけスイツチが入
り、下型1aの長さ寸法が長い場合には複数の面
状ヒーター6a,6b,6cにスイツチが入るよ
うになつている。また、第2のチエーンコンベア
5bの中央部にはスチーム等で加熱される加熱炉
7が設けられている。また、第2チエーンコンベ
ア5bの後部には下側位置にて冷風を吹き出すク
ーラー8と上側位置にて冷風ダクト9が配設され
ている。また、図中10は成形型返送用のリバー
スコンベア、20は下型1aを加熱する際に停止
させるストツパーである。
さて、上記成形装置Aにあつて、例えば洗面化
粧台の天板などを製造するにあたつては、ステン
レス、鋼板等の薄肉の金属板で形成された下型1
a及び上型1bを使用するものである。各成形型
1の厚みとしては何等限定するものではないが、
例えば0.3〜10mm程度(好ましくは1.2〜1.5mm程
度)の金属板が使用される(ここで0.3mm以上と
したのは強度上の理由で0.3mm以上とするもので
あり、また10mm以下としたのは板金製作の限度が
略10mm程度であるので板金製作ができるように10
mm以下とするのである)。
まず、台車18の上面に下型1aを載せて下型
1aの内面にポリエステル樹脂等で形成されたゲ
ルコート11をスプレーなどで塗布した後、上記
架台3の上面にまで下型1aを搬送する。次い
で、架台3の上面に配設された上記ヒーター4を
100℃程度に加熱して下型1aを加熱し、ゲルコ
ート11を硬化させる。ここで、ステンレス板の
ような薄肉の金属板にて形成した下型1aの下面
側(外面側)には黒色塗料を塗布してあつて黒色
塗装の層により熱吸収層が下型1aの下面に形成
してある。ここで、黒色塗料としては黒色系統の
ものであればよく、特に限定されるものではな
い。このように黒色塗装を施して下型1aの下面
に熱吸収層を形成すると、ステンレスなどの熱線
を反射しやすい金属板で下型1aを形成しても熱
線、特に遠赤外線を効率よく吸収することができ
る。次いで、第1チエーンコンベア5aから第2
チエーンコンベア5bに下型1aを移送して下型
1aをストツパー17に当て、下型1aを樹脂注
入部19に一旦停止させ、ここで第4図bに示す
ように下型1aの上面に成形用樹脂2を注入す
る。この成形用樹脂2の組成としては、例えばポ
リエステル樹脂、炭酸カルシウム、硬化剤、離型
剤等を混練りして成形用樹脂2として用いるもの
であり、この成形用樹脂2には60℃程度でラジカ
ル反応を起こす硬化剤が配合されており、60℃以
上に加熱することによつて急速に反応速度が上が
ることになる。また、離型剤の配合量は従来の成
形用樹脂より少なくなつている。
この成形用樹脂2が注入された下型1aを次に
振動させることにより成形用樹脂2中の空気を抜
くものである。次に、上型1bを成形用樹脂2の
上面にセツトした後、ストツパー17を解除して
下型1aを第2チエーンコンベア5bの駆動によ
り搬送させる。その際、上記したようにリミツト
スイツチ16にスイツチが入り面状ヒーター6が
加熱されることになり、面状ヒーター6により下
型1aの下面から100℃程度の温度で成形用樹脂
2を加熱する。成形用樹脂2は下部から次第に硬
化することになり、上部の成形用樹脂2が未硬化
状態の時に、第3図及び第4図dのように上型1
bの外側における未硬化状態の樹脂をヘラ14な
どで除去すると共に表面を均すものである。この
ようにして上型1bと下型1aとの間から溢れた
樹脂をヘラ14で均すことにより、仕上げ工程の
工数を削減することができるものである。次に、
このものを加熱炉7内に搬送して50℃程度で加熱
して成形用樹脂2の硬化を完全に行わせ、その後
上型1bを離型した後、クーラー8により冷却す
る。ここでの冷却は、下型1aが薄い金属板で形
成されているために下型1aの下面に冷風を吹き
付けることにより急冷させることができ、例えば
10分以内で常温程度に冷却させることができる。
その後、下型1aから成形品を脱型して、端面の
仕上げ工程を経て第5図に示すような製品Bとす
るものである。この天板の断面図を第6図に示す
と注型層12の表面にゲルコート層13が形成さ
れており、上記成形用樹脂2の充填剤として炭酸
カルシウムとマイカを使用することにより白色の
大理石調の天板を得ることができ、また水酸化ア
ルミニウムを充填剤として使用することによりオ
ニツクス柄の天板を得ることができる。
しかして、下型1aとして上記のような薄肉の
金属板で形成することにより、例えば100℃程度
の高温に加熱することができ、成形用樹脂2の反
応速度を早めて硬化時間を短縮することができる
ものであり、しかも急熱及び急冷が可能であるた
め加熱時間及び冷却時間を大幅に短縮することが
できる。また、冷却時には金属製の下型1aと成
形品との収縮率が大きく異なるために、急冷によ
つて下型1aと成形品との間にずれが生じること
になり、脱型が容易に行えるようになる。また、
下型1aとしてステンレスのもので形成すること
により、内面に形成された鏡面を成形品に転写す
ることができ、表面奇麗な製品Bを得ることがで
きるものであり、また下型1aの表面をメツキし
て仕上げるような必要もなく、端に下型1aの表
面を磨いて仕上げるだけで平滑な鏡面を形成する
ことができるものであつて、例えば真ちゆうなど
で下型1aを作製した場合には内面にメツキ仕上
げを施す必要があり、またメツキ層がはげ落ちた
場合には再びメツキを施す必要があるのである
が、ステンレス製の下型1aにあつてはそのよう
な手間が不要となるものである。
さらに、下型1aの熱分布は中央部と端部とで
±5℃程度差があり、早く硬化した所は早く離型
しようとして、遅く硬化する所との間に段差が生
じることになるが、上記のように成形用樹脂2の
配合として離型剤の量を少なくしておくことによ
り、早く硬化した所の離型性を悪くして下型1a
と成形品との間にできる段差を少なくすることが
できるものである。また、成形用樹脂の触媒とし
て高温で反応を開始する硬化剤を用いることによ
り、成形用樹脂を触媒を混合した状態で常温でも
放置しておくことができ、一々成形する毎に樹脂
を混合するような手間を省くことができるもので
ある。また、上記したように硬化の途中でバリと
なる部分をヘラ14で削り取る、いわゆるウエツ
トトリミングを行うことにより、硬化後にはサン
ドペーパーで1、2回削るだけで仕上げることが
でき、仕上げ工程の工数を大幅に削減することが
できる。
尚、上記実施例では下型1bの下面側から加熱
するようにしたが、下型1b上に上型1aをセツ
トした後、上型1bも加熱して上下両面から成形
用樹脂2を硬化させるようにしても良く、また上
記実施例では上型1bを成形用樹脂2の上面にセ
ツトした後、ヘラ14で未硬化状態の樹脂2を除
去した後、完全に硬化させるようにしたが、ウエ
ツトトリミング操作を経ないで樹脂2を加熱硬化
させ、その後仕上げをするようにしても良いもの
である。
[発明の効果] 上記のように本発明は、薄肉の金属板にて形成
した成形型の外面側に黒色塗装を施して熱吸収層
を形成し、この外面に熱吸収層を有する薄肉の金
属板にて形成した成形型に成形用樹脂を充填し、
この成形型の外面側から加熱して成形用樹脂を硬
化させるので、薄肉の金属板にて形成した成形型
の外面側から加熱した場合、黒色塗装を施して形
成した外面の熱吸収層が効率よく熱線を吸収して
薄い金属板を介して効率よく成形型内の成形用樹
脂を急速加熱できるものであり、また、成形型を
薄肉の金属板で形成することにより、高温の加熱
及び急熱、急冷を可能として成形時間を大幅に短
縮することができて生産性を上げることができる
利点がある。しかも、鋼材型や鋳造型などに比べ
て成形型の費用を安価に作製することができる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の成形装置の平面図、
第2図は同上の正面図、第3図a,bは同上の要
部斜視図と要部断面図、第4図a乃至dは同上の
製造方法を示す断面図、第5図は同上により得ら
れた天板の斜視図、第6図は同上の要部断面図、
第7図は洗面化粧台の斜視図である。 1は成形型、2は成形用樹脂である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 薄肉の金属板にて形成した成形型の外面側に
    黒色塗料を施して熱吸収層を形成し、この外面に
    熱吸収層を有する薄肉の金属板にて形成した成形
    型に成形用樹脂を充填し、この成形型の外面側か
    ら加熱して成形用樹脂を硬化させることを特徴と
    する成形方法。
JP4810486A 1986-03-05 1986-03-05 成形方法 Granted JPS62204911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4810486A JPS62204911A (ja) 1986-03-05 1986-03-05 成形方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP4810486A JPS62204911A (ja) 1986-03-05 1986-03-05 成形方法

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Publication Number Publication Date
JPS62204911A JPS62204911A (ja) 1987-09-09
JPH0344887B2 true JPH0344887B2 (ja) 1991-07-09

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