JP3263116B2 - 凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型 - Google Patents
凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、凹凸模様を具備した人
造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び
その型を作成するための母型に関するものである。
造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び
その型を作成するための母型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人造石の製法としては、所定の型
内表面に離型剤、ゲルコートを積層して、その型内にポ
リエステル樹脂を注入し硬化させて脱型することにより
製品を得るようにしている。
内表面に離型剤、ゲルコートを積層して、その型内にポ
リエステル樹脂を注入し硬化させて脱型することにより
製品を得るようにしている。
【0003】そして、一般には、製品の表面が平坦面に
なるように形成されるものであるが、単なる平坦面では
天然石の風合いが現出できない場合があるため、人造石
の表面に故意に凹凸模様を形成する手法が考えられる。
なるように形成されるものであるが、単なる平坦面では
天然石の風合いが現出できない場合があるため、人造石
の表面に故意に凹凸模様を形成する手法が考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、人造石の表面
に凹凸模様を形成するためには、型に予め凹凸模様に対
応する凹凸面を形成しておかねばならないが、凹凸面を
人工的に作成すると天然の風合いが現出しにくく、ま
た、手間もかかり煩雑となる欠点を有していた。
に凹凸模様を形成するためには、型に予め凹凸模様に対
応する凹凸面を形成しておかねばならないが、凹凸面を
人工的に作成すると天然の風合いが現出しにくく、ま
た、手間もかかり煩雑となる欠点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、天
然石の表面にバーナーによる加熱加工によって凹凸形状
を形成し、同天然石を外枠の中に設置し、天然石と外枠
とによって母型を形成することを特徴とする凹凸模様を
具備した人造石製造用の型作成用母型を提供するもので
ある。かかる母型は、母型の一部を形成する天然石の表
面をバーナーで加熱加工する場合に、天然石の表面の一
部にマスキングを施し、マスキング以外の表面部分をバ
ーナーで加熱加工するようにしたことにも特徴を有す
る。
然石の表面にバーナーによる加熱加工によって凹凸形状
を形成し、同天然石を外枠の中に設置し、天然石と外枠
とによって母型を形成することを特徴とする凹凸模様を
具備した人造石製造用の型作成用母型を提供するもので
ある。かかる母型は、母型の一部を形成する天然石の表
面をバーナーで加熱加工する場合に、天然石の表面の一
部にマスキングを施し、マスキング以外の表面部分をバ
ーナーで加熱加工するようにしたことにも特徴を有す
る。
【0006】また、本発明では、天然石の表面にバーナ
ーによる加熱加工によって凹凸形状を形成し、同天然石
を外枠の中に設置し、天然石と外枠とによって母型を形
成し、次いで、母型の一部を形成する天然石の凹凸形状
の表面及び側面に離型剤を塗布し、次いで、母型内に型
成形用材料を注入または積層して硬化し、脱型して得ら
れる母型内表面と相対した内表面を有する凹凸模様を具
備した人造石製造用の型を提供するものである。かかる
型は、凹凸模様を具備した人造石製造用の型の凹凸形状
凸部表面を研摩することにも特徴を有する。また、本発
明は、天然石の表面にバーナーによる加熱加工によって
凹凸形状を形成し、同天然石を外枠の中に設置し、天然
石と外枠とによって母型を形成し、次いで、母型の一部
を形成する天然石の凹凸形状の表面及び側面に離型剤を
塗布し、次いで、母型内に型成形用材料を注入または積
層して硬化し、脱型して得られる母型内表面と相対した
内表面を有する型を作成し、次いで、この型の内側表面
及び内側側面に離型剤を塗布し、次いで、その表面にゲ
ルコートを塗布し、硬化させ、次いで、型内に成形用樹
脂を注入して硬化後、脱型することを特徴とする凹凸模
様を具備した人造石の製造方法を提供するものである。
ーによる加熱加工によって凹凸形状を形成し、同天然石
を外枠の中に設置し、天然石と外枠とによって母型を形
成し、次いで、母型の一部を形成する天然石の凹凸形状
の表面及び側面に離型剤を塗布し、次いで、母型内に型
成形用材料を注入または積層して硬化し、脱型して得ら
れる母型内表面と相対した内表面を有する凹凸模様を具
備した人造石製造用の型を提供するものである。かかる
型は、凹凸模様を具備した人造石製造用の型の凹凸形状
凸部表面を研摩することにも特徴を有する。また、本発
明は、天然石の表面にバーナーによる加熱加工によって
凹凸形状を形成し、同天然石を外枠の中に設置し、天然
石と外枠とによって母型を形成し、次いで、母型の一部
を形成する天然石の凹凸形状の表面及び側面に離型剤を
塗布し、次いで、母型内に型成形用材料を注入または積
層して硬化し、脱型して得られる母型内表面と相対した
内表面を有する型を作成し、次いで、この型の内側表面
及び内側側面に離型剤を塗布し、次いで、その表面にゲ
ルコートを塗布し、硬化させ、次いで、型内に成形用樹
脂を注入して硬化後、脱型することを特徴とする凹凸模
様を具備した人造石の製造方法を提供するものである。
【0007】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づき説明する
と、図1に示すものは、凹凸模様を具備した人造石の製
造方法及び使用する型2の製造工程及び母型3を示して
おり、この型2は次のように製造される。
と、図1に示すものは、凹凸模様を具備した人造石の製
造方法及び使用する型2の製造工程及び母型3を示して
おり、この型2は次のように製造される。
【0008】即ち、図1に示すように、母型3は、表面
1aをバーナー10で加熱することにより、表面1aに凹凸形
状を形成した天然石1を底面と4側面からなる外枠4の
底面中央に設置して構成されている。
1aをバーナー10で加熱することにより、表面1aに凹凸形
状を形成した天然石1を底面と4側面からなる外枠4の
底面中央に設置して構成されている。
【0009】そして、型2は、凹凸形状の母型3の内表
面全体に離型剤Bを塗布し、次いで、母型3内に不飽和
ポリエステル樹脂からなる型成形用材料Dを注入して硬
化し、脱型して、母型内表面1a,1b と相対した内表面を
有する樹脂製の型2を形成するようにしている。
面全体に離型剤Bを塗布し、次いで、母型3内に不飽和
ポリエステル樹脂からなる型成形用材料Dを注入して硬
化し、脱型して、母型内表面1a,1b と相対した内表面を
有する樹脂製の型2を形成するようにしている。
【0010】このようにして、天然石1の表面1aに形成
された凹凸形状に相対した内表面を有する型2を作るこ
とができる。
された凹凸形状に相対した内表面を有する型2を作るこ
とができる。
【0011】本実施例では、母型3の一部を形成する天
然石1は、みかげ石を使用しており、かかるみかげ石の
表面をバーナー10で加熱すると、みかげ石を組織する主
成分鉱石の石英と長石との融点の差異により、長石の粒
子が弾け溶け、石英がそのままの位置に残ることにな
り、みかげ石の表面に不均一な凹凸形状が作られるもの
である。
然石1は、みかげ石を使用しており、かかるみかげ石の
表面をバーナー10で加熱すると、みかげ石を組織する主
成分鉱石の石英と長石との融点の差異により、長石の粒
子が弾け溶け、石英がそのままの位置に残ることにな
り、みかげ石の表面に不均一な凹凸形状が作られるもの
である。
【0012】このとき、バーナー10により加熱する場
合、バーナー10の送り速度や温度によって凹凸の大きさ
が異なってくるので、みかげ石の主成分鉱石が含まれる
割合等により、適宜設定することになる。天然石1とし
て、他の石を使用する場合においても同様である。
合、バーナー10の送り速度や温度によって凹凸の大きさ
が異なってくるので、みかげ石の主成分鉱石が含まれる
割合等により、適宜設定することになる。天然石1とし
て、他の石を使用する場合においても同様である。
【0013】また、本実施例における樹脂製の型2は、
ユニットバスのカウンター用として、板状の人造石を得
るために、上面開口の長方形形状としている。
ユニットバスのカウンター用として、板状の人造石を得
るために、上面開口の長方形形状としている。
【0014】また、図5に示すように、かかる型2の凹
凸形状を有する内側表面2aの凸面を研摩して、凹凸形状
の高低差を可及的に小さくし、後述するように、本型2
を使用して製造される人造石の表面の凹部に汚れが溜ま
りにくくしている。
凸形状を有する内側表面2aの凸面を研摩して、凹凸形状
の高低差を可及的に小さくし、後述するように、本型2
を使用して製造される人造石の表面の凹部に汚れが溜ま
りにくくしている。
【0015】このようにして作られた型2を使用し、後
述する製造方法によれば、表面に不均一でしかも滑らか
な凹凸模様を具備する、自然の風合いの、しぼ調の人造
石が簡単に製造できることになる。
述する製造方法によれば、表面に不均一でしかも滑らか
な凹凸模様を具備する、自然の風合いの、しぼ調の人造
石が簡単に製造できることになる。
【0016】次に、上記のように構成された型2を使用
して人造石を製造する方法について、図面に基づき説明
する。
して人造石を製造する方法について、図面に基づき説明
する。
【0017】図2は人造石製造工程のフローチャートで
あり、先ず、型処理工程50として、型2の内外面を清掃
すると共に、既に凹凸形状を形成している型2の内側表
面2a、内側表面2bに離型剤Bを塗布する。
あり、先ず、型処理工程50として、型2の内外面を清掃
すると共に、既に凹凸形状を形成している型2の内側表
面2a、内側表面2bに離型剤Bを塗布する。
【0018】型処理工程50を終えた型2を、ゲルコート
スプレー工程51に送り、人造石成形品(ユニットバスの
カウンター)の表面層(ゲルコート層)を形成するため
に、スプレー器具により、ゲルコート樹脂をスプレーし
てゲルコート(F) を積層し、次いでゲルコート硬化工程
52に送られて、約50〜70℃で40分表面層の硬化を行う。
スプレー工程51に送り、人造石成形品(ユニットバスの
カウンター)の表面層(ゲルコート層)を形成するため
に、スプレー器具により、ゲルコート樹脂をスプレーし
てゲルコート(F) を積層し、次いでゲルコート硬化工程
52に送られて、約50〜70℃で40分表面層の硬化を行う。
【0019】ゲルコート硬化工程52の後、不飽和ポリエ
ステル樹脂からなる成形用樹脂Eを型2内に注入する注
型工程53に送られ、注入後、一次硬化工程54において、
ヒータとファンを具備する硬化室内で一次硬化を行う。
ステル樹脂からなる成形用樹脂Eを型2内に注入する注
型工程53に送られ、注入後、一次硬化工程54において、
ヒータとファンを具備する硬化室内で一次硬化を行う。
【0020】そして、一定時間(約90分)経過後、脱型
工程55に送られ、人造石製品を脱型して、後硬化工程56
へ送られる。
工程55に送られ、人造石製品を脱型して、後硬化工程56
へ送られる。
【0021】脱型した人造石製品を、50〜70℃で約3時
間、後硬化を行い、完全に硬化させた後、バリ切り、エ
プロン切断・接着等の後加工工程57に送られる。
間、後硬化を行い、完全に硬化させた後、バリ切り、エ
プロン切断・接着等の後加工工程57に送られる。
【0022】次にバフ等を用いて仕上げ工程58、検査工
程59、包装工程60の各工程を経て、最終的に出荷工程61
に送られ、製造工程の1サイクルが終了する。
程59、包装工程60の各工程を経て、最終的に出荷工程61
に送られ、製造工程の1サイクルが終了する。
【0023】かかる人造石製品の製造工程において、一
次硬化工程は、ヒータとファンで硬化室内に対流を起こ
させ、人造石製品を常温〜70℃の比較的低温で加熱する
ことによって行われている。
次硬化工程は、ヒータとファンで硬化室内に対流を起こ
させ、人造石製品を常温〜70℃の比較的低温で加熱する
ことによって行われている。
【0024】これは、それ以上の高温で硬化すると、熱
に弱い樹脂製の型材2に反りや曲がりを生じ、また、繰
返し使用による低温・高温の繰返しによって、亀裂等を
生じるからである。
に弱い樹脂製の型材2に反りや曲がりを生じ、また、繰
返し使用による低温・高温の繰返しによって、亀裂等を
生じるからである。
【0025】このようにして人造石を製造することによ
り、次のような効果を生起する。
り、次のような効果を生起する。
【0026】即ち、内表面1aをバーナー10で加熱するこ
とにより、みかげ石の主成分鉱石である石英と長石の融
点の差異で、長石が弾け溶け石英がそのままの位置に残
ることになり、みかげ石の内表面1aに不均一でなめらか
な凹凸形状が形成される。
とにより、みかげ石の主成分鉱石である石英と長石の融
点の差異で、長石が弾け溶け石英がそのままの位置に残
ることになり、みかげ石の内表面1aに不均一でなめらか
な凹凸形状が形成される。
【0027】そして、かかる凹凸形状を写しとった樹脂
製の型2を使用することにより、自然石の風合をもつ、
しぼ調の凹凸模様を具備した人造石を簡単に製造するこ
とができる。
製の型2を使用することにより、自然石の風合をもつ、
しぼ調の凹凸模様を具備した人造石を簡単に製造するこ
とができる。
【0028】また、この樹脂製の型2の凹凸形状を有す
る内側表面2a,2b を研摩することで、凹凸の高低差を小
さくしているので、製造された人造石の凹凸面の凹部に
汚れが溜りにくくなる。
る内側表面2a,2b を研摩することで、凹凸の高低差を小
さくしているので、製造された人造石の凹凸面の凹部に
汚れが溜りにくくなる。
【0029】また、他の実施例としては次のようなもの
がある。
がある。
【0030】即ち、図3に示すように、母型3の一部を
形成するみかげ石の表面1aをバーナー10で加熱する際
に、加熱加工する前にみかげ石の内表面1aの一部にマス
キングMを施すものである。
形成するみかげ石の表面1aをバーナー10で加熱する際
に、加熱加工する前にみかげ石の内表面1aの一部にマス
キングMを施すものである。
【0031】このように、平滑面を必要とする適宜の個
所にマスキングMを施し、マスキングMした部分以外の
表面をバーナー10で加熱することによって、凹凸形状
は、マスキングMされた個所以外の部分にのみ形成さ
れ、他は平滑面が残ることになる。
所にマスキングMを施し、マスキングMした部分以外の
表面をバーナー10で加熱することによって、凹凸形状
は、マスキングMされた個所以外の部分にのみ形成さ
れ、他は平滑面が残ることになる。
【0032】そして、この表面の一部に凹凸形状を有す
る母型内表面全体に離型剤Bを塗布し、次いで、母型3
内に不飽和ポリエステル樹脂からなる型成形用材料Dを
注入して硬化し、脱型して、母型内表面1a.1b と相対し
た表面を有する樹脂製の型2を形成するものである。
る母型内表面全体に離型剤Bを塗布し、次いで、母型3
内に不飽和ポリエステル樹脂からなる型成形用材料Dを
注入して硬化し、脱型して、母型内表面1a.1b と相対し
た表面を有する樹脂製の型2を形成するものである。
【0033】このときも、型2の凹凸面または凹凸面及
び平滑面を研摩して、凹凸の高低差を小さくし、製造さ
れる人造石の凹凸面の凹部に汚れが溜まりにくくする。
び平滑面を研摩して、凹凸の高低差を小さくし、製造さ
れる人造石の凹凸面の凹部に汚れが溜まりにくくする。
【0034】こうして得られた型2を使用し、第1実施
例と同じ工程によって人造石を製造する。
例と同じ工程によって人造石を製造する。
【0035】この場合は、マスキングMを施して平滑面
を残したことにより、意匠性に優れたツートン形状が簡
単に得られることになる。
を残したことにより、意匠性に優れたツートン形状が簡
単に得られることになる。
【0036】また、平面形状の部分は、水栓金具等を取
付け易く、物を置いたりすることにも適しており、使い
勝手の良い製品ができる。しかも、凹凸模様は、自然石
の風合いをもち、しぼ調の天然石と近いものになってい
る。
付け易く、物を置いたりすることにも適しており、使い
勝手の良い製品ができる。しかも、凹凸模様は、自然石
の風合いをもち、しぼ調の天然石と近いものになってい
る。
【0037】
【発明の効果】母型の一部を形成する天然石の内表面を
バーナーによって加熱加工し、天然石の主成分鉱石であ
る石英と長石の融点の差異で、長石が弾け溶けることに
より、内表面に不均一でなめらかな凹凸形状が形成され
た母型を得ることができ、この母型に型材を注入成形す
ることにより成形用の型が得られ、かかる型を使用する
ことにより、自然石の風合いをもつ、しぼ調の凹凸模様
を具備した人造石を簡単に製造することができる。
バーナーによって加熱加工し、天然石の主成分鉱石であ
る石英と長石の融点の差異で、長石が弾け溶けることに
より、内表面に不均一でなめらかな凹凸形状が形成され
た母型を得ることができ、この母型に型材を注入成形す
ることにより成形用の型が得られ、かかる型を使用する
ことにより、自然石の風合いをもつ、しぼ調の凹凸模様
を具備した人造石を簡単に製造することができる。
【0038】また、型表面を研摩することで、凹凸の高
低差を小さくしており、製造された人造石の凹凸面の凹
部に汚れが溜りにくくなる。
低差を小さくしており、製造された人造石の凹凸面の凹
部に汚れが溜りにくくなる。
【0039】また、マスキングを施して平滑面を残した
ことにより、意匠性に優れたツートン形状が簡単に得ら
れることになり、しかも、平面形状の部分は、水栓金具
等を取付け易く、物を置いたりすることにも適してお
り、使い勝手の良い製品ができる。
ことにより、意匠性に優れたツートン形状が簡単に得ら
れることになり、しかも、平面形状の部分は、水栓金具
等を取付け易く、物を置いたりすることにも適してお
り、使い勝手の良い製品ができる。
【図1】本発明に係わる凹凸模様を具備する人造石の製
造方法及び使用する型及び母型の説明図。
造方法及び使用する型及び母型の説明図。
【図2】本発明に係わる凹凸模様を具備する人造石の製
造工程のフローチャート。
造工程のフローチャート。
【図3】他実施例による型の説明図。
【図4】図3におけるI-I 線からの矢視図。
【図5】型表面の研摩を示す説明図。
1 天然石 1a 表面 2 型 2a 内側表面 2b 内側側面 3 母型 4 外枠 B 離型剤 D 型成形用材料 E 成形用樹脂 F ゲルコート M マスキング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B29L 9:00 B29L 9:00 31:10 31:10 (72)発明者 石川 文弘 福岡県豊前市大字八屋322−43 豊前東 陶株式会社内 (72)発明者 水口 真 福岡県北九州市小倉南区湯川4丁目1番 1号 太陽インダストリー株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−244813(JP,A) 特開 昭51−151749(JP,A) 特開 昭51−9141(JP,A) 特開 昭61−8318(JP,A) 実開 昭63−192009(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 39/10 - 39/12 B29C 39/24 - 39/36 B29C 33/38 - 33/42 B29C 33/56 - 33/66 B29D 31/00 C04B 26/02
Claims (5)
- 【請求項1】 天然石(1)の表面(1a)にバーナーによる
加熱加工によって凹凸形状を形成し、同天然石(1)を外
枠(4)の中に設置し、天然石(1)と外枠(4)とによって母
型(3)を形成することを特徴とする凹凸模様を具備した
人造石製造用の型作成用母型。 - 【請求項2】 母型(3)の一部を形成する天然石(1)の表
面(1a)をバーナーで加熱加工する場合に、天然石(1)の
表面(1a)の一部にマスキング(M)を施し、マスキング(M)
以外の表面部分をバーナーで加熱加工するようにしたこ
とを特徴とする請求項1記載の母型。 - 【請求項3】 天然石(1)の表面(1a)にバーナーによる
加熱加工によって凹凸形状を形成し、同天然石(1)を外
枠(4)の中に設置し、天然石(1)と外枠(4)とによって母
型(3)を形成し、次いで、母型(3)の一部を形成する天然
石(1)の凹凸形状の表面(1a)及び側面(1b)に離型剤(B)を
塗布し、次いで、母型(3)内に型成形用材料(D)を注入ま
たは積層して硬化し、脱型して得られる母型内表面(1
a),(1b)と相対した内表面を有する凹凸模様を具備した
人造石製造用の型。 - 【請求項4】 凹凸模様を具備した人造石製造用の型
(2)の凹凸形状凸部表面を研摩することを特徴とする請
求項3記載の凹凸模様を具備した人造石製造用の型。 - 【請求項5】 天然石(1)の表面(1a)にバーナーによる
加熱加工によって凹凸形状を形成し、同天然石(1)を外
枠(4)の中に設置し、天然石(1)と外枠(4)とによって母
型(3)を形成し、次いで、母型(3)の一部を形成する天然
石(1)の凹凸形状の表面(1a)及び側面(1b)に離型剤(B)を
塗布し、次いで、母型(3)内に型成形用材料(D)を注入ま
たは積層して硬化し、脱型して得られる母型内表面(1
a),(1b)と相対した内表面を有する型(2)を作成し、次い
で、この型(2)の内側表面(2a)及び内側側面(2b)に離型
剤(B)を塗布し、次いで、その表面にゲルコート(F)を塗
布し、硬化させ、次いで、型(2)内に成形用樹脂(E)を注
入して硬化後、脱型することを特徴とする凹凸模様を具
備した人造石の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6751092A JP3263116B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6751092A JP3263116B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05269762A JPH05269762A (ja) | 1993-10-19 |
JP3263116B2 true JP3263116B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=13347054
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6751092A Expired - Fee Related JP3263116B2 (ja) | 1992-03-25 | 1992-03-25 | 凹凸模様を具備した人造石の製造方法、その方法に使用する型の製造方法及び母型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3263116B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220037255A (ko) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 | 주식회사 신세계에스앤씨 | 석판의 상면 엠보싱 가공처리 방법 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI20105115A (fi) * | 2010-02-05 | 2011-08-06 | Meteco Oy | Menetelmä komposiittikappaleen valmistamiseksi sekä malli |
-
1992
- 1992-03-25 JP JP6751092A patent/JP3263116B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20220037255A (ko) * | 2020-09-17 | 2022-03-24 | 주식회사 신세계에스앤씨 | 석판의 상면 엠보싱 가공처리 방법 |
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JPH05269762A (ja) | 1993-10-19 |
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