JPH0338092B2 - - Google Patents

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JPH0338092B2
JPH0338092B2 JP29820386A JP29820386A JPH0338092B2 JP H0338092 B2 JPH0338092 B2 JP H0338092B2 JP 29820386 A JP29820386 A JP 29820386A JP 29820386 A JP29820386 A JP 29820386A JP H0338092 B2 JPH0338092 B2 JP H0338092B2
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JP
Japan
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stone
sheet
mold
molded product
grain
Prior art date
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JP29820386A
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English (en)
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JPS63151416A (ja
Inventor
Shigeo Yoshida
Toshio Kusuki
Toyoo Inoe
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、浴室の防水床パンなど表面に石目模
様を形成した成形品の製造方法に関するものであ
る。
[背景技術] 石目模様を有する強化成形品を製造するにあた
つて、その製造法としては従来よりプレス成形法
とハンドレイアツプ法とがある。プレス成形法
は、SMC(Sheet Molding Compound)やBMC
(Bulk Molding Compouud)と称される成形材
料内に粒状の石や樹脂など石目形成用粒状物を混
合し、直圧またはインジエクシヨン工法で成形を
おこなう方法である。またハンドレイアツプ法
は、成形型の表面にクリヤー樹脂を塗布してゲル
化させ、この上に石目形成用粒状物と樹脂成形材
料とを混合したものをスプレーガン等で吹き付
け、さらにこの上にガラス繊維と樹脂によつてバ
ツク層を成形硬化させる方法である。
しかし、プレス成形法では一度の成形で製造を
おこなえるために生産性が良く、製造コストの面
で有利ではあるが(ハンドレイアツプ法に比べて
生産性は10倍、製造コストは1/2)、石目模様は
SMCやBMCに混合された石目形成用粒状物で形
成されるために成形品の表面の全面において形成
されることになり、表面の一部にのみ石目模様を
形成させることは難しいという意匠面での制約が
あり、また成形品の全体に石目形成用粒状物が混
在するために成形品の強度が影響を受け易いとい
う問題もある。また、ハンドレイアツプ法では石
目模様は石目形成用粒状物と樹脂成形材料とを混
合したものをスプレーガン等で吹き付けることに
よつて形成できるために、成形品の表面の一部に
のみ石目模様を形成させることができ、意匠面で
自由性があると共に、石目形成用粒状物は成形品
の表層にのみ存在して成形品の強度が石目形成用
粒状物によつて影響を受けないという点で有利で
あるが、成形の工数が多く必要で生産性が悪く製
造コストの面で問題がある。
[発明の目的] 本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであ
り、表面の一部のみに石目模様を形成することが
可能になると共に強度低下のおそれがなく、しか
も成形の工数少なく生産性良く製造をおこなうこ
とが可能になる石目模様付き成形品の製造方法を
提供することを目的とするものである。
[発明の開示] しかして本発明に係る石目模様付き成形品の製
造方法は、シート1の表面にクリヤー樹脂のコン
パウンド6を塗布してこの表面に石目形成用粒状
物2を付着させると共にさらにこの表面に着色剤
7を塗布して石シート3を形成し、この石シート
3をシート1側が成形型4側を向くように成形型
4の表面にセツトし、次いで石シート3に重ねて
成形材料5を成形型4にセツトして硬化させ、こ
ののちに硬化された成形品からシート1を剥がす
ことを特徴とするものであり、成形材料5を成形
する際に同時に石目形成用の粒状物2を成形品の
表面にのみ付着させて石目模様を成形品に形成で
きるようにし、しかもこの石目形成用の粒状物2
を石シート3としてシート状にすることで生産性
を高めるようにしたものであつて、以下本発明を
詳細に説明する。
石シート3は、シート1の表面にクリヤー樹脂
のコンパウンド6を塗布すると共にこのクリヤー
樹脂コンパウンド6の表面に粒状の石や石調の外
観を有する粒状樹脂などの粒状物2を均一に散布
してクリヤー樹脂のコンパウンドで粒状物2をシ
ート1に付着させ、さらにこの表面に着色剤7を
塗布することによつて第1図aのように形成され
る。シート1としてはクリヤー樹脂コンパウンド
6に対して剥離性を有する離型紙やあるいは、厚
み50〜100μ程度のポリエステルシートやナイロ
ンシートなどの離型樹脂シートを用いることがで
き、成形時に成形材料の樹脂が浸透されず且つ剥
がす際に砕れにくいものであればなんでもよい。
またクリヤー樹脂コンパウンド6としては、透明
な熱硬化性樹脂の組成物を一般的に用いることが
できるが例えば、不飽和ポリエステル樹脂(日本
触媒化学社製N−14B)100重量部、硬化剤(日
本油脂社製PBZ)1重量部、透明性充填材(昭
和電工社製ハイジライト)20〜30重量部の配合の
ものを用いることができる。この配合において透
明性充填材はクリヤー樹脂コンパウンド6の透明
性の程度に応じて量が決定される。さらに着色剤
7としては、上記クリヤー樹脂コンパウンド6に
トーナーを2〜5PHR程度添加したものなどを用
いたり、着色メラミン樹脂等を粒度細かく粉砕し
た粉体を用いてこれをそのまま散布して塗布する
ようにしたりすることができる。このようにして
作成した石シート3はそのまま用いるようにする
他、取り扱いを容易にするために100〜200℃程度
の温度で30分間程度加熱炉で加熱して半硬化状態
にするようにしてもよい。石シート3はそのまま
用いても半硬化状態にして用いても最終成形品の
外観には何等影響を与えるものではない。
この石シート3を用いてプレス法で成形品の製
造をおこなうにあたつては、まず第1図bのよう
に金型で形成される成形型4の表面に石シート3
を載置してセツトする。石シート3は粒状物2が
表面側に存在するようにシート1を成形型4の表
面に接触させてセツトされるものであり、成形品
に石目模様を形成すべき部分において成形型4に
セツトされる。そして石シート3の上からSMC
やBMCのようなシート状の成形材料5を成形型
4上に重ねてセツトし、次ぎに成形型4の上型を
下型に締めて加圧、加熱することによつて成形す
る(図では下型のみ示し、上型は省略)。このと
き、成形材料5の流動性が良すぎてこの流動に伴
つて石目形成用粒状物2が流され易い場合は、石
シート3と成形材料5との間に1〜数枚のガラス
マツトなどガラス布10を挾み込むようにすれば
よい。このようにして成形をおこなつたのちに、
成形材料5が硬化されて形成された成形品を成形
型4から脱型し、さらに石シート3からシート1
を離型して剥がす。石シート3における粒状物2
は成形品の表面に固着された状態で残留し、石目
模様がこの粒状物2によつて形成されることにな
り、石目模様付きの成形品を得ることができるも
のである。そしてこのように形成される石目模様
付きの成形品にあつて、成形型4のフラツトな部
分での石シート3のセツト位置を任意に設定する
ことによつて、石目模様を設けたい部分において
のみ成形品に石目模様を形成させることができ、
しかも粒状物2は成形品の表層部分にのみ存在し
て粒状物2で成形品の強度を損なうことはない。
また成形は成形型4に石シート3と成形材料5を
セツトしたのちにプレスするという工数だでけで
おこなうことができ、プレス法によつて生産性良
く製造をおこなうことができる。また成形品の石
目模様に形成される表面層はクリヤー樹脂コンパ
ウンド6によつて表面仕上げがされた状態にあ
り、仕上げのための工数を削減することができる
と共に、この表面層は着色剤の変更で任意の色に
設定することができ、種々の種類の成形品を作成
することができるものである。
次ぎに本発明を具体的実施例によつてされに説
明する。
石シートの作成 (1) 厚み50μのポリエステルシートをシート1とし
て用い、このシート1の表面に不飽和ポリエステ
ル樹脂(日本触媒化学社製N−14B)100重量部、
硬化剤(日本油脂社製PBZ)1重量部、透明性
充填材(昭和電工社製ハイジライト)25重量部の
配合で撹拌することによつて調製したクリヤー樹
脂コンパウンド6を0.2〜0.3mmの厚みに塗布し、
この上にさらに直径が1〜3mmの御影石粒を石目
形成用の粒状物2として用い、これを300〜500
g/m2程度の散布量で均一に散布し、これを加熱
して半硬化させた。さらに上記コンパウンド6に
4PHRの配合量で着色トーナーを添加して撹拌す
ることによつて調製した着色剤7を石目形成用粒
状物2の上に0.2〜0.3mmの厚みで塗布し、加熱し
て半硬化させることによつて石シート3を作成し
た。この石シート3は長尺に連続して作成される
ものであり、所定のサイズや形状にトムソン型で
打ち抜いて用いられる。
石シートの作成 (2) 御影石粒を石目形成用の粒状物2として用いて
散布するまでは上記「石シートの作成(1)」と同様
にし、次ぎに石目形成用粒状物2の上に着色メラ
ミン樹脂微粉末を着色剤7として用いてこれを
100〜200g/m2程度の散布量で散布し、さらにこ
の上から上記「石シートの作成(1)」で用いたコン
パウンド6を塗布し、これらを加熱して半硬化さ
せることによつて石シート3を作成した。
成形 まず第2図aのように浴室ユニツト用防水床パ
ンの成形型4の洗い場成形部分に、シート1が成
形型4の表面側になるように石シート3を置き、
次いで石シート3よりも10mm程度幅寸法の大きい
ガラス布10を石シートの上側に載置した。この
のちに第2図bのように成形型4の上にSMC材
料で形成される成形材料5を載置し、成形型4の
温度を製品面側が145℃、裏面側が130℃になるよ
うに設定し、加圧力を1200トン、加圧時間4分の
条件で加圧加熱成形した。こののちに成形型4か
ら脱型して次いでバリ取りなどの後加工をおこな
い、さらに成形品の表面からシート1を離型して
剥がすことによつて、洗い場部分が石目模様に形
成された浴室ユニツト用防水床パンを得た。
[発明の効果] 上述のように本発明にあつては、シートの表面
に石目形成用粒状物を付着させて石シートを形成
すると共にこの石シートを成形型の表面にセツト
し、次いで石シートに重ねて成形材料を成形型に
セツトして硬化させ、こののちに硬化された成形
品からシートを剥がすようにしたので、成形型へ
の石シートのセツト位置を任意に設定することに
よつて、石目模様を設けたい部分においてのみ成
形品に石目模様を形成させることができ、石目模
様の形成での意匠面で自由性に優れると共に、し
かも粒状物は成形品の表裏部分にのみ存在するも
のであつて粒状物で成形品の強度に影響を与える
おそれはないものであり、また成形は成形型に石
シートと成形材料をセツトしたのちに硬化させる
という工数だけでよく、生産性良く製造をおこな
うことが可能になるものである。またシートの表
面にクリヤー樹脂のコンパウンドを塗布してこの
表面に石目形成用粒状物を付着させると共にさら
にこの表面に着色剤を塗布して石シートを形成す
るようにしてあるので、成形品の石目模様に形成
される表面層はクリヤー樹脂コンパウンドによつ
て表面仕上げがされた状態にすることができ、仕
上げのための工数を削減することができると共
に、この表面層は着色剤の変更で任意の色に設定
することができ、種々の種類の成形品を作成する
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明の一実施例の断面図、第
2図a,bは浴室ユニツト用防水パンの製造を示
す断面図と平面図である。 1はシート、2は石目形成用粒状物、3は石シ
ート、4は成形型、5は成形材料、6はクリヤー
樹脂のコンパウンド、7は着色剤である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シートの表面にクリヤー樹脂のコンパウンド
    を塗布してこの表面に石目形成用粒状物を付着さ
    せると共にさらにこの表面に着色剤を塗布して石
    シートを形成し、この石シートをシート側が成形
    型側を向くように成形型の表面にセツトし、次い
    で石シートに重ねて成形材料を成形型にセツトし
    て硬化させ、こののちに硬化された成形品からシ
    ートを剥がすことを特徴とする石目模様付き成形
    品の製造方法。
JP29820386A 1986-12-15 1986-12-15 石目模様付き成形品の製造方法 Granted JPS63151416A (ja)

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JP4872588B2 (ja) * 2006-10-12 2012-02-08 横浜ゴム株式会社 コンベヤベルトの耐座屈性評価方法

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