JPH04189135A - 葉書用二層フイルム及びその積層シート - Google Patents

葉書用二層フイルム及びその積層シート

Info

Publication number
JPH04189135A
JPH04189135A JP32030490A JP32030490A JPH04189135A JP H04189135 A JPH04189135 A JP H04189135A JP 32030490 A JP32030490 A JP 32030490A JP 32030490 A JP32030490 A JP 32030490A JP H04189135 A JPH04189135 A JP H04189135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
postcard
layer
butadiene
resin layer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32030490A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiko Saito
光彦 斉藤
Toshiharu Murakami
村上 敏治
Tomohisa Tsuchida
土田 友久
Yuji Hirata
祐司 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okura Industrial Co Ltd
Original Assignee
Okura Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okura Industrial Co Ltd filed Critical Okura Industrial Co Ltd
Priority to JP32030490A priority Critical patent/JPH04189135A/ja
Publication of JPH04189135A publication Critical patent/JPH04189135A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、葉書用二層フィルム及びその積層シートに関
するものであり、更に詳しくは、秘密保持、改ざん防止
、スペースの有効利用等を目的として使用される葉書用
二層フィルム及びその積層シートに関するものである。
(従来の技術) 近年、親展用封書等の郵送料金の低減化を図るため葉書
の利用が見直され、秘密保持、スペースの有効利用、意
匠性等を目的とした親展用葉書が知られている。
この種の親展用葉書は、第6図に示す如く、剥離可能な
ようにラミネートした二層の透明フィルム11−1及び
11−2を粘着剤12で、秘密内容を記載した台紙13
−1及び13−2に貼付して一枚の葉書としたものであ
る。
この用途に用いられる二層フィルムは、郵送時にはフィ
ルム層間で剥離することなく、また、葉書に記載された
内容等を見るためにフィルム層間で剥離させる際には、
容易に剥離できる程度の接着強度を有したものでなけれ
ばならない。
しかしながら、従来のこの種の用途に用いられる二層フ
ィルムは、個々に成形した二枚のフィルムを熱圧ラミネ
ートすることにより二層フィルムとしているため、前記
の要件を満たすためには加熱温度、圧力等の微妙な調整
を必要とし、僅かな加熱温度、圧力等の変動によりフィ
ルム層間の接着強度が変動するため安定した品質のもの
を得ることが難しく、また、製造工程が二工程となるた
め製品の歩留まりが悪く、しかも熱圧ラミネート時に皺
が発生しやすいために製品の収率を著しく低下させ、更
に、ラミネーター等の余分の設備を必要とするために製
造コストも割高となる等の問題点を有していた。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、かかる事情に鑑みなされたものであり、その
目的とするところは、低コストで、かっ記載内容の秘密
保持性に優れ、しかも改ざん防止にも有用な葉書用二層
フィルム及びその積層シートを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記目的を達成するため、あらゆる角度
から鋭意検討を加えた結果、前記の要件を満たす葉書用
二層フィルムとしては、フィルム層間の接着強度が剥離
角度180度で30〜1゜Og 720 m mが適切
であり、この要件を満たすためには特定のスチレン系t
M脂とオレフィン系樹脂を共押出し成形することにより
得られることを見い呂し、本発明に想到した。
即ち、本発明は、下記のANとBNを共押出し成形する
ことを特徴とする葉書用二層フィルム及び該二層フィル
ムの両面あるいは片面に感圧性粘着剤と剥離紙力月頂次
積層されている葉書用積層シートに係るものである。
A層:ブタジェン含有量が20〜60重量%のスチレン
−ブタジエンブロック共重合体にブタジェン成分が20
〜35重量%となるようにポリスチレン樹脂を添加する
かせずしてなるスチレン系樹脂層 B層:オレフィン系樹脂層 以下、本発明の葉書用二層フィルム及びその積層シート
を図面に基づき詳しく説明する。
第1図は本発明の葉書用二層フィルムの一例を示す断面
図であり、1−1はスチレン系樹脂層、1−2はオレフ
ィン系樹脂層である。また、第2図及び第3図は本発明
の葉書用積層シートの一例を示す断面図であり、第1図
のスチレン系樹脂層1−1とオレフィン系樹脂層1−2
からなる葉書用二層フィルム1の両面あるいは片面に感
圧性粘着剤2と剥離紙3が順次積層された葉書用積層シ
ートである。更に、第4図及び第5図は第2図及び第3
図の葉書用積層シートの剥離紙3が取り除かれ、秘密内
容を記載した台紙又は葉書4に貼付された状態を示すも
のである。
本発明において、スチレン系樹脂とは、ブタジェン含有
量が20〜60重量%のスチレン−ブタジエンブロック
共重合体に汎用ポリスチレン、高衝撃性ポリスチレン等
のポリスチレン樹脂の一種またはそれ以上を添加したも
のであり、一方、オレフィン系樹脂とは、ポリスチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−プロピトン共重
合体等の一種またはそれ以上からなるものである。
本発明の葉書用二層フィルム1は、かかるスチレン系樹
脂N1−1とオレフィン系樹脂層1−2とからなり、イ
ンフレーション共押出し法あるいはTダイ共押出し法に
て成形されるものであり、両層間の接着強度が剥離角度
180度で30〜100g/20mmでなければならな
い。その理由は、両層間の接着強度が30g/20mm
未満では、葉書用二層フィルム1を台紙又は葉書4に貼
付して使用した際、郵送時に折れたり曲がったりすると
容易に両層間で剥がれて秘密保持の用をなさなくなり、
一方、接着強度が100g/20mmより大きくなると
、葉書に記載された内容を見るために両層間で剥がす際
に剥し難く取扱い上困難を極めるからである。
ここで、スチレン系樹脂層1−1とオレフイン系樹脂層
1−2との眉間の接着強度を30〜100g / 20
mmとするためには、スチレン系校庁層1−1のブタジ
ェン成分を20〜35重量%とすることが肝要である。
即ち、スチレン系樹脂層1−1のブタジェン成分が20
重量%未満では、オレフィン系樹脂層1−2との接着強
度が30g/20mm未満になり、一方、スチレン系樹
脂層1−1のブタジェン成分か35重景%より多いと、
オレフィン系樹脂層1−2との接着強度が100g/2
0mmより大きくなり、葉書用二層フィルムとしては不
適切となる。
また、スチレン−ブタジエンブロック共重合体は、ブタ
ジェン含有量が20〜60重量%でなければならない。
その理由は、ブタジェン含有量が20重量%未満のスチ
レン−ブタジエンブロック共重合体の場合は、たとえ、
このスチレン−ブタジエンブロック共重合体のみてスチ
レン系樹脂層を形成したとしても、該層に含有されるブ
タジェン成分が20重量%未満であるため満足すべきフ
ィルム層間の接着強度が得られず、一方、ブタジェン含
有量が60重量%より多いスチしンーブタジニンブロッ
ク共重合体を用いた場合は、ボッスチレン樹脂との混和
性が悪く、従ってスチレン系樹脂層の地合が不良となり
、この地合不良はオレフィン系樹脂層にも転写さこた状
態になるため、フィルムの透視性不良、外観不良等の問
題を起こし葉書用二層フィルムとしての価値を大幅に低
下せしめるからである。
本発明は、請求項2に記載の如く、前記葉書用二層フィ
ルム1の両面あるいは片面に感圧性粘着剤2、剥離紙3
がI頂次積層された第2図及び第3図に例示の如き葉書
用@層シートを包含する。
ここで、感圧性粘着剤2とは、アクリル酸ニスチルやゴ
ムエラストマー等を主成分とするものであり、また剥離
紙3とは、紙あるいは合成樹脂フィルムにシリコーンや
パラフィン等の剥離剤を適宜コーティングしたものであ
る。
本発明の葉書用積層シートを製造する方法としては、通
常、スチレン系樹脂層1−1とオレフィン系樹脂層1−
2からなる二層フィルムlを共押出し法にて成形した後
、該二層フィルム1の両面あるいは片面に感圧性粘着剤
2をロールー−ター、リップニーター等で塗布し、適宜
乾燥後、剥離紙3を押圧ロール等で貼り合わせるか、あ
るいは、該剥離紙3に感圧性粘着剤2を塗布し、適宜乾
燥したものを該二層フィルム1と貼り合わせることによ
り得られるものである。
尚、本発明の葉書用二層フィルムの厚さは、特に限定さ
れないが、強度、経済性等の点で10〜200μが好ま
しい。
また、本発明の葉書用二層フィルムは、第5図の構成で
葉書に貼付した際に、外層となる層にチタン白等の無機
フィラーや着色剤を添加して隠蔽性を付与することも可
能であり、更にその表面に印刷を施して意匠性を付与す
ることも可能である。
(実施例) 本発明の葉書用二層フィルム及びその積層シートに係る
構造及び優れた作用効果を理解しやすくするために実施
例により更に具体的に説明する。
尚、本発明において行った物性の測定法及び評価方法は
次の如くである。
(1)フィルム層間の接着強度 島津製作所製オートグラフを用いて@20mmX長さ1
50mmIy)短冊状試料を速度200mm/min、
剥離角度180度で剥離させ、その時の最大応力を接着
強度とした。
尚、その単位を(8720mm)として表した。
(2)フィルムの地合 二層フィルムの地合の良、不良を目視で評価した。
(3)剥離性 第4図の構成で二層フィルムを積層した葉書を作成し、
積層した葉書を折り曲げた際にフィルム層間で剥離せず
、かつ積層した葉書の端部を指先で剥離させる際に容易
に剥闇することができたものを(良)とし、積層した葉
書を折り曲げた際にフィルム層間で一部が剥離したもの
、あるいは、積層した葉書の端部を指先で剥離させる際
に剥離することが難しかったものを(不良)とした。
(4)総合評価 前記(2)フィルムの地合、及び(3)剥離性の両方が
(良)のものを(0)とし、いずれか一方あるいは両方
が(不良)のものを(×)とした。
実施例1〜4、比較例1〜2 0径50mmの押出機2台を用いて、1台で低密度ポリ
エチレンを溶融混練し、他の1台でブタジェン含有量が
50重量%のスチレン−ブタジエンブロック共重合体に
ブタジニン成分が第1表に記載した量となるように汎用
ポリスチレンを添加して溶融混練し、環状の口径200
mmの二層ダイスから樹脂温度190℃で押出した後、
引き続きブローアツプ比2、引取速度25m/minの
条件でインフレーション成形することによって、厚さ1
5μの低密度ポリエチレン層と、厚さ15μのスチレン
−ブタジエンブロック共重合体と汎用ポリスチレンから
なるスチレン茶樹nNて構成された二層フィルムを得た
次いで、厚さ7oμの剥離紙の表面にアクリル酸ニスチ
ルを主成分とする感圧性粘着剤を固形分で20 g /
 m二となるよう;こロール=−ターて塗布して乾燥さ
せた後、前記の二層フィルムの両面に押圧ロールを用い
て線圧2 k g / c mで貼り合わせて積層シー
トを得た。
更に、該積層シートを葉書サイズに切断後、剥離紙を剥
して両面に台紙を貼付して二層フィルムを積層した葉書
を作成した。
得られた二層フィルム及び葉書について評価した結果を
第1表に示した。
(以下余白) 第1表 実施例5〜7、比較例3〜4 スチレン系樹脂層がブタジェン含有量の異なる種々のス
チレン−ブタジエンブロック共重合体にブタジニン成分
が20重量%(但し、比較例3は除く)になるように汎
用ポリスチレンを添加したものである以外は実施例1〜
4と同様の方法で二層フィルム及び積層シートを作成し
、更に該積層シートを用いた葉書を得た。  得られた
二層フィルム及び葉書について評価した結果を第2表に
示した。
第2表 第1表及び第2表より、本発明の葉書用二層フィルムを
用いた葉書は、フィルム層間の接着強度が30〜100
g/20mmであるので、折り曲げただけではフィルム
層間で剥離することなく、一方、葉書に記載された内容
を見るためにフィル六層間で剥離しようとした場合には
容易に剥離できることが確認された。また、フィルムの
地合が良好であるので、葉書に記載された内容は、葉書
をフィルム層間で剥離することによりフィルムを通して
容易に見ることができた。
尚、−度フイルム層間で剥離した葉書は二層とフィルム
層間で接着させることはできなかった。
(発明の効果) 以上の如く、本発明の葉書用二層フィルム及びその積層
シートは、フィルム層間の接着強度が30〜100 g
 / 20mmであるため、秘密保持、スペースの有効
利用等を目的として台紙又は直接葉書に貼付して使用し
た場合、郵送時に剥離することなく、また葉書に記載さ
れた内容を見る際には容易に剥離することができるもの
であり、更に、−度フイルム層間で剥離すると二層と貼
付できないという特性から、改ざん防止にも極めて有効
であるという優れた利点を有している。
更に、ラミネーター等の余分な設備を必要とせず、また
−工程で二層フィルムを製造できることから製品の歩留
まりがよく、従って製造コストが低く、郵送料金の低減
化に大きく寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の葉書用二層フィルムの一例を示す断
面図であり、第2図及び第3図は、本発明の葉書用積層
シートの一例を示す断面図であり、第4図及び第5図は
、第2図及び第3図の葉書用積層シートを台紙又は葉書
に貼付した状態の一例を示す一部断面図であり、第6図
は、従来から使用されている親展用葉書の一例を示す一
部断面図である。 1・・・二層フィルム、2・・・感圧性粘着剤、3・・
・剥wIM、4・・・台紙又は葉書、1−1・・・スチ
レン系樹脂層、1−2・・・オレフィン系樹脂層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記のA層とB層を共押出し成形することを特徴と
    する葉書用二層フィルム。 A層:ブタジエン含有量が20〜60重量%のスチレン
    −ブタジエンブロック共重合体にブタジエン成分が20
    〜35重量%となるようにポリスチレン樹脂を添加する
    かせずしてなるスチレン系樹脂層 B層:オレフィン系樹脂層 2、下記のA層とB層を共押出し成形してなる二層フィ
    ルムの両面あるいは片面に感圧性粘着剤と剥離紙が順次
    積層されていることを特徴とする葉書用積層シート。 A層:ブタジエン含有量が20〜60重量%のスチレン
    −ブタジエンブロック共重合体にブタジエン成分が20
    〜35重量%となるようにポリスチレン樹脂を添加する
    かせずしてなるスチレン系樹脂層 B層:オレフイン系樹脂層
JP32030490A 1990-11-22 1990-11-22 葉書用二層フイルム及びその積層シート Pending JPH04189135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32030490A JPH04189135A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 葉書用二層フイルム及びその積層シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32030490A JPH04189135A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 葉書用二層フイルム及びその積層シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04189135A true JPH04189135A (ja) 1992-07-07

Family

ID=18120004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32030490A Pending JPH04189135A (ja) 1990-11-22 1990-11-22 葉書用二層フイルム及びその積層シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04189135A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107323053B (zh) 一种耐撕裂聚乙烯膜、复合膜及其制备方法
US4440824A (en) Thermoformable coextruded multilayered structure
JPH0220417B2 (ja)
JPH09507799A (ja) ヒートシール可能な高防湿性フィルムおよびその製造法
US3963851A (en) Paper for adhesive stickers and the like
JP2008137343A (ja) 金属光沢フィルム、熱成形用シートおよび包装用容器
JP3707858B2 (ja) 感圧粘着ラベル
JP3667371B2 (ja) 熱転写受像シート
JP3490187B2 (ja) 抗引裂性が向上した複合積層樹脂フィルム
JPH04189135A (ja) 葉書用二層フイルム及びその積層シート
JPH06329161A (ja) 緩衝性袋
JPH07241966A (ja) 遮光性フィルム及びその用途
JP3145133B2 (ja) クーポン券付インモールド用ラベル
JP3589534B2 (ja) 結束紐
KR100416869B1 (ko) 배송전표용감압전사스티커슬립
JPH04142986A (ja) ラミネートシート
JP2624508B2 (ja) 高光沢の複層樹脂フイルム
JP3845684B2 (ja) 疑似接着シートを用いた情報通信体の製造方法
JPH04139286A (ja) 隠蔽シート製造方法
JP2659765B2 (ja) 複層樹脂フィルム
JPS6018344A (ja) 積層フイルムおよびそのフイルムを用いた貼合紙
JPH0723255Y2 (ja) 包装材
JPH07237684A (ja) 加工肉食品の台紙
JP2001158072A (ja) ブリスター包装用フィルム台紙及びブリスターケース
JPS63218354A (ja) 包装用複合フイルムの製造方法