JPS6018344A - 積層フイルムおよびそのフイルムを用いた貼合紙 - Google Patents

積層フイルムおよびそのフイルムを用いた貼合紙

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JPS6018344A
JPS6018344A JP12484283A JP12484283A JPS6018344A JP S6018344 A JPS6018344 A JP S6018344A JP 12484283 A JP12484283 A JP 12484283A JP 12484283 A JP12484283 A JP 12484283A JP S6018344 A JPS6018344 A JP S6018344A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、−面が粗面で、他面が平滑面であシ。
かつその両面が共に金属蒸着層や紙との接着力の高い積
層フィルム、および、そのフィルムを用いた貼台紙に関
するものである。
〔従来技術〕
従来、ポリプロピレンニ軸延伸フィルムは、コロナ放電
処理が施された後、金属蒸着層を設けたり1紙と貼シ合
わされて包装等各種に広く利用されている。
しかし、かかる従来のポリプロピレンニ軸延伸フィルム
では、蒸着層や紙との接着部の接着力が充分でなく、ま
た、その表面として、粗面を必要とする場合と、平滑な
面を要する場合とでは、その要求に合ったフィルムをそ
の都度準備しなければならないなどの欠点があった。
一方、ガスバリヤー性を要するタバコの内包紙や、つや
消しされ高級感を与える洋酒等の化粧箱には1.従来、
アルミ箔の高騰やその取扱い時のしわ発生等から金属蒸
着したフィルムと紙を貼シ合せた貼合紙の別用が検討さ
れだしてきた。
しかし、かかる貼合紙は、蒸着層や印刷層の接着強度が
充分でないため、それらが摩擦により容易に傷つき剥が
れるなどの欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記の欠点を解消せしめたもの、すな
わち、粗面や平滑な面が任意に選べ、かつ、それらの面
が、金属蒸着層や紙に対し高い接着力を有した積層フィ
ルムを提供せんとするものである。また1本発明の他の
目的は、耐摩擦性を有し紙との接着強度が高く、シかも
、優れた艶消し性−または鏡面状の光沢性を有した貼合
紙を提供せんとするものである。
〔発明の構成〕
本発明は、上記の目的を達成するため次の構成。
t なり ち、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)
、!l:。
エチレン成分10〜50重量%で他はプロピレンを主成
分とし、100〜165°C間に融解ピークの頂点を3
点以上有し9表面粗さ Raが0.2〜15μの重合体
フィルム(B)と、エチレン成分1〜40重世襲で他は
プロピレンを主成分とし、100〜165’a間に融解
ピークの頂点を1または2点有し9表面粗さ Raが0
.15μ以下の重合体フィルム(C)が、 (B) 、
 (A) # (C)の配列で積層されてなる積層フィ
ルムを特徴とするものであシ、また。その積層フィルム
の少なくとも片面に金属蒸着層が積層されてなる蒸着フ
ィルムを9紙の少なくとも片面に積層してなる貼合紙を
特徴とするものである。
本発明における二軸延伸ポリプロピレン(以下OFFと
略称する)フィルム(A)とは、同時二軸。
逐次二軸なで周知の延伸法で延伸された二軸延伸フィル
ムであって、フィルムの50重重量風上がポリプロピレ
ンからなるフィルムである。なお。
ポリプロピレンとしては1通常使用されているポリプロ
ピレンホモポリマーであシ、マた。混合される他の樹脂
としては、好ましくはエチレン、ブテン−1で代表され
るα−オレフィンの単独重合体や共重合体などを使用す
ることができる。
oppフィルムの厚みは特に限定されるものではないが
3〜120μが好ましい。
本発明における重合体フィルム(B)とは、エチレン成
分が10〜50重量係、好世襲くは15〜40重量係で
、世襲プロピレンを主成分とした重合体。
具体的には、エチレンプロピレンブロック共重合体C以
下、El)BCと略称する)、または、EPBCとポリ
エチレン、ポリプロピレン、他のaオレフィン、エチレ
ンプロピレンランダム共重合体(以下、KPRCと略称
する〕などとのブレンド物などからなるフィルムをいう
。なお、ポリプロピレンをブレンドする場合のブレンド
量は1重合体フィルム(B)に対して50重量世襲満と
するのが接着強度を低下さぜないので好ましい。
また1重合体フィルム(E)は、融解ピークの頂点が、
100〜165°0の範囲に6点以上、好ましくは12
0°C以上130°C未満、130’a以上150℃未
満、150°0以上165°C以下の3つの範囲にそれ
ぞれ少なくとも1点以上有するものであI)、かつ、O
FFフィルム(A)に積層される側とは反対の側の表面
は1表面粗さ Raが0.2〜15μ、好ましくは0.
2〜1.θμでなければならない。
なお融解ピークの頂点の数は2重合体製造の容易さから
6以上8以下が望ましい。
重合体フィルム(B)においてエチレン成分が10重量
%未満であると、上記の特定の粗さでの強い接着強度が
得られず、印刷適性も悪い。エチレン成分が50重量世
襲越えると上記特定月lさの保持性が低下し、また共押
出しによる複合時に均一な複合ができず、いわゆるラミ
坏−ト抜けが発生したシする。表面粗さ Raが0.2
〜1.5μの範囲外または融解ピークの頂点の数がろ未
満であると。
充分な艶消し性が得られない。
なお、融解ピークの頂点が120〜165°Cの間に6
点以上あJ、120°C未満に頂点がない場合、金属蒸
着時あるいは貼り合せ加工時の加熱。
加圧によシフイルム表面の凹凸がつぶれにくくなシ、艶
消し性が安定化するので好ましい。したがってポリエチ
レンをブレンドする場合、高密度ポリエチレンが好まし
い。捷た。3点以上の融解ピークの頂点のうち、最大ピ
ークの頂点が160 ’a以主1150未満あると、き
め細かな凹凸を有し。
艶消し性は特に優れたものとなる。
かかる重合体フィルム(B)の粗面は、エチレン成分、
融解ピークの頂点の数がそれぞれ上記の特定の範囲にあ
るポリマーを用いることによ造成形されるが、必要に応
じてエンボス加工や球晶を発達させる方法など周知の方
法を併用してもよい。ここで表面粗さ Raとは、中心
線平均粗さくカットオフ値0.25mm )のことであ
シ、J工S E 0601に基づくものである。また、
融解ピークの頂点の数が6点以上あるポリマーは融解ピ
ークの頂点が特定の温度範囲において必要な点数だけ形
成されるように重合されたIICPBC,そのEPBC
にポリエチレンをブレンドすることによって得られる。
また、融解ピークの頂点の点数が上記温度範囲において
不足しているEPBCであっても、そのEPB’Cにポ
リエチレン、ポリプロピレン、BPRCの少なくとも1
種をブレンドすれば融解ピークの頂点の数を6点以上形
成させることができる。
重合体フィルム(B)の厚さは特に限定されないか05
〜10μが好ましい。
本発明における重合体フィルム(C)とは、エチレン成
分が1〜40重量係、世襲しくけ2〜60重量係で世襲
はプロピレンを主成分とした重合体。
具体的には、l0PBC,KPRCまたは、EPBCs
 EPRcとポリエチレン、ポリプロピレン。
他のaオレフィンなどとのブレンド物な“どからなるフ
ィルムをいう。なお、ポリプロピレフfブレンドする場
合のブレンド量は9重合体フィルム(C)に対して10
重量世襲下とするのが接着強度を低下ささないので好捷
しい。
また1重合体フィルム(C)は、融解ピークの頂点が、
100〜165℃の範囲に1または2点、好ましくは1
20〜165°Cの範囲に1または2点有スるものであ
シ、かつ、OPPフィルム(A)に積層される側とは反
対の側の表面は9表面粗さ Raが0.15μ以下、好
ましくは0.1μ以下でなければならない。なお1表面
粗さ Raの下限は、特に限定されないが、0.01μ
程度であるのがフィルムの製造等から望ましい。
重合体フィルム(C)においてエチレン成分が1重世襲
未満であると、接着強度が弱く、印刷適性も悪い。エチ
レン成分が40重量世襲越えると上記特定粗さの保持性
が低下する。表面粗さ Raが0゜15を越える場合、
または融解ピークの頂点の数が1または2以外の場合に
は、フィルム面に充分な平滑性が得られない。
なお、融解ピークの頂点が120〜165°Cに1また
は2点あシ120″C未満の温度範囲に含まれていない
場合は、フィルムのブロッキング性がより改良されるの
で好ましい。
かかる重合体フィルム(C)の平滑面は、エチレン成分
、融解ピークの頂点の数がそれぞれ上記の特定の範囲に
あるポリマーを用いることにより形成されるが、必要に
応じて重合体フィルム(C)を形成するポリマー中に結
晶化核剤を添加し、生成する結晶を微細化することによ
り表面を平滑化してもよい。また、融解ピークの頂点の
数が1または2点あるポリマーは、EPRCや融解ピー
クの頂点が上記特定温度範囲に必要点数だけ形成される
ように重合したE p B C+そのFPBCにほぼ同
一の温度の融解ピークを有するポリエチレンをブレンド
することによって得られる。
重合体フィルム(C)の厚さは特に限定されないが0、
5〜10μが好ましい。
重合体フィルム(B) 、 (C)において、ポリエチ
レンとEPBCのブレンド物などを用いた場合、エチレ
ン成分とはポリエチレンとECP B Cのエチレン成
分を合せた全エチレン成分をいう。
重合体フィルム(B)、(C)のエチレン成分の定量は
普通、赤外線吸収スペクトルを用いて、 i17ocm
−1または720cm の吸光度比よシ検量線法でめる
ことができる。EPRCの場合720cm の吸収があ
られれないので1170cm の吸収によシ判別しなけ
ればならない。エチレン成分が少ない場合、完全な吸収
スペクトルを示さないで屑状の吸収の形になることもあ
るが、この場合でも吸収があると見なす。
本発明の積層フィルムは、上記OPPフィルム(A)を
重合体フィルム(B)、重合体フィルム(C)が9 (
B) 、 (A) e (C)の配列で積層されたもの
である。
なお、積層フィルムの積層方法は、各フィルム(A)、
 (B)、 (C)を接着剤を用いて接着することもで
きるが、各フィルム(A) 、 (B) 、 (C)を
構成する各重合体の溶融体を1個のダイから押出す直前
に複合する共押出法、あるいはそれぞれ別個に溶融押出
した後、冷却固化する前に重ね合せて接着させる方法や
あらかじめ製膜した基体フィルム(A)に被覆層用の重
合体フィルム(B)、 (C)を溶融押出して接着する
方法などが有利である。
蒸着フィルムとは、上記の積層フィルムの少なくとも片
面に、金属蒸着層を形成したものである。
金属蒸着層とは、蒸着された金属の層を指し。
金属は特に限定されないがアルミニウムが好ましい。ま
た、蒸着方式も特に限定されず、電熱加熱溶融蒸着法、
イオンビーム蒸着法、スパッタリング法、あるいはイオ
ンブレーティング法などを用いることができる。蒸着膜
の厚みは通常101]〜5DDOXの範囲が好ましく用
いられる。
なお、積層フィルムの表面は、コロナ放″屯処Jlj。
酸処理、火災処理等の表面処理を施し活性化した方が良
く、その際、チッ素ガス中あるいけチッ素二酸化炭素混
合ガス中でコロナ放電処理した方が好ましい。
貼合紙とは、上記蒸着フィルムを紙の少なくとも片面に
積層したものである。
この貼合紙に用いられる紙とは、植物1生の繊R1[や
合成樹脂等を材料にして形成した紙を指す。寸だ、この
紙は用途に応じて種々の厚みや質のものを用いることが
でき、たとえば洋酒などの化粧箱用であれば板紙、ラベ
ル用であればロール紙、ギヤンディーやチューインガム
の包装用であれば薄用紙が1史用される。また合成紙や
紙の表面にフィルムをラミ4−トしたものあるいはコー
ティンーグしたものを用いても良い。
蒸着フィルムと紙との積層には1通常アルミ箔と紙の貼
り合せに用いられる接着剤すなわち、酢酸ビニル系、ア
クリル系、ウレタン系、ワックス。
ゴム、ラテックスなどの接着剤を用いることができる。
積層方法は、湿式、乾式、加熱溶融式などいずれでもか
まわないが、水性エマルジョンタイプの接着剤が使用で
きる湿式が最も安価である。
上記接着剤は01) P面に対してはその接着強度は弱
いが1本発明では特定のエチレン成分からなるフィルム
としたのでフィルムの積層面(貼シ合せ而)か蒸着面で
あっても、非蒸着面であっても十分な貼合強度を得るこ
とができる。
蒸着フィルムを紙と積層する際、蒸着フィルムの貼シ合
せ面をいずれにするかにょシ様々の貼合紙の外観金、?
4)ることかできる。第1衣に紙、金属蒸着層、積層フ
ィルムの積層例を示したが、その配列順序によシ艶消し
程度の異なる6種の艶消し外観を呈する貼合樟と1種の
鏡面状の光沢外観を呈する貼合紙が得られる。
すなわち本発明の積層フィルムを用いれば、艶消し性を
必要とする場合あるいけ鏡面状光沢を必要とする場合と
にかかわらず、蒸着面及び紙との貼合面を適宜選択する
ことにより、その要求を満あ301は爪面に動電に応し
′76「閘乏焉・しフわよT。
j″r− 第 1 表 ○印;構成要素 スバリア性、接着性、印刷性などの向上のために貼合紙
のフィルム表面あるいは紙表面にフィルムをラミネート
したりあるいはコーティングを施してもよく、また、ア
ルミ表面には塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂をコーチン
グし、アルミ而の保護と印刷性の改善を行なってもよい
次に、この発明の積層フィルムおよび貼合紙の製造方法
の一例について説明する。
(イ)積層フィルム ポリプロピレン(OFFフィルム(A)用の原;l−1
,)。
二種の特定のエチレン成分からなる重合体(フィルム(
B) 、 (C)用の原料)を、ポリプロピレンを中央
の層とした6層構成として同時にシート状にm融押出し
たあと、冷却固化し、さらに加熱して、縦方向、横方向
に延伸する。特定のエチレン成分からなる層の積層は、
上記の共押出に限定するものでなく、−軸延伸前、!i
:たは二軸延伸の前もしくは後などいずれでも良い。こ
のエチレン成分は表面粗さが所望の値になるよう調整し
たものを期用する。
また、積層フィルムは必要に応じて150〜160 ’
cの温度で熱処理してもよい。
(ロ)貼合紙 まず、上記の積層フィルムの表面にコロナ放電処理を施
し、その面の少なくとも片面にアルミニウムを蒸着し、
蒸着フィルムとする。
次に、水性エマルジョンタイプの接着剤などを用いて蒸
着フィルムと紙とを貼9合せることによシ貼金紙を得る
ことができる。
この発明は、前記のごとき積層フィルムおよび貼合紙を
特徴とするものであるが、op’pフィルム(A)の中
に無機充填剤を添加して内部ボイドを発生したフィルム
にしてもよい。すなわち、無機充填剤を添加し延伸する
ことによってフィルム内部に多くのボイドが発生し、柔
軟性の優れたフィルムとなる。無機充填剤としては9例
えば、珪藻土。
炭酸カルシウム、カオリン、ケイ酸カルシウム。
タルクなどがある。
1だ、積層フィルムの各層には、必要に応じて酸化防止
剤・熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤などを
通常添加する範囲で、かつこの発明の特性を損わない範
囲で添加してもよく、各層の層間には、界面接着強度改
善を目的として、ブテンあるいはポリエチレンなどのオ
レフィン層を一入れてもよい。
なお1本発明の積層フィルムは+’ OP Pフィルム
(4)の−面には重合体フィルム(B)、他の一面には
重合体フィルム(C)が積層されたものとしたが、用途
に応じては、その重合体フィルム(B)またけ(C)の
いずれか一方のみをOFFフィルム(〜の片面あるいは
両面に積層したものでも同様に使用することができる。
〔発明の効果〕
積層フィルムとしては1次の効果が得られる。
(イ)蒸着膜の接着強度が強靭で、耐摩耗性、耐摩擦性
に優れている。したがって蒸着面が表面に出ていても十
分使用に耐え得る。
←) フィルムと紙あるいは印刷物の貼合強度が極めて
強く、艶消し性に優れているのでプリントラミネート用
として好適である。
eウ 紙との貼シ合せに安価な水性エマルショ/タイプ
の接着剤を使用する湿式貼合が可能である。
に) フィルム表面の印刷適正に優れている。
貼合紙としては1次の効果が得られる。
(イ) 蒸着膜の接着強度が強靭で、耐摩耗性、耐摩擦
性に優れている。したがって蒸着面が表面に出ていても
十分使用に耐え得るし、蒸着面を貼シ合せた貼合紙であ
っても十分な貼合強度を有する。
(ロ) フィルムの貼合面が蒸着面、非蒸着面のいかん
てかかわらずアルミ箔−紙ラミオート用接着剤の使用が
可能であシ、貼合強度も強い。
(ハ)貼合方法として安価な水性エマルジョンタイプの
接着剤−を使用する湿式貼合が可能である。
に) 蒸着面、フィルムの貼合面を選択することにより
、容易に種々の優れた艶消しおよび鏡面状光沢の外観を
呈する貼合紙が得られる。
(ホ)非蒸着面が表面に出ていても印刷適正に優れてい
る。
〔特性の測定方法、評価基準〕
なお、この発明の効果は9次の基準によシ評価したもの
である。
(1) 融解ピークの頂点 Per’kin −Elmer 社製示差走査熱量計M
odelD’5G−2型を用い、5mgの試料を20°
C/分の昇温速度で280 ’c 1で昇温し5分保持
した後。
同速で冷却し、再度昇温した時の、いわゆるセカンドラ
ンの融解曲線を取る。融解ピークの頂点とはこの曲線の
変曲点、屑状(ショルダー状に表われる)点をいい、頂
点と頂点の温度差は5 ’a以上あることが好ましい。
最大融解ピークのめ方を第1図により説明する。第1図
は示差走査熱量計によシ測定された融解スペクトルの概
略図である。融解ピークのうち低温側のピークからP、
、 P、、 P、とし、各々のヒ。
−りの頂点、すなわちピークの極小点をA、B。
、Cとし、各頂点の温度を各々T、、 T、、 T、と
する。
第1ビーク Plの開始点 T4と第6ビーク P、の
終了点 T5を直線(第1図の破線D)で結び基線とす
る。第1ピーク Plにおいてピーク前半の直線部分の
補外線と基線との交点を T6.ピーク後半の直線部分
の補外線と基線との交点を T、とし5ピーク、補外線
、基線で囲まれた部分(斜線部分)の面積を S、とす
る。同様に第2ビークP3.第6ピーク P3でのS2
””3 請求め最も大きな面積を有するピークを最大ピ
ークとする。ただし、ショルダー状のピークは最大ピー
クと考えない。
(2) ブロッキング 幅3 cm X長さ10clIの試料フィルムを長さ4
cmにわたって重ね合せて、4D’a、85%RHの雰
囲気中に3kgの荷重で5日間放置した後、引張シ試験
機で剪断剥離に要する力を測定する。数値が小さいほど
ブロッキングしないことを意味する。
(3) 蒸着膜接着強度 蒸着面に市販のセロファン粘着テープにチバン株式会社
製)を貼合せ、180 剥離したあとの蒸着金属の付着
面積に基き、下表の6段階(指数)で評価した。
第 2 表 (4)光沢度 、T 1.5−Z−8741方法2に基づくGS(60
)を表わし、この値が低い程、つや消し効果に優れ。
高い程光沢性に優れていることを意味する。
(5) 貼合強度 蒸着フィルム貼合紙のフィルム部分を剥離し。
その剥離状態を観察する。貼合強度が強い場合には鏡面
紙層破壊が生じる。
(6) 印刷性 貼合紙のフィルム面にポリプロピレン用インク“PP5
T”(東洋インキ■製)で印刷し、前記(3)の蒸着膜
付着強度と同様の評価方法で印刷インキ付着シni度を
判定した。蒸着面に印刷する場合には″アンダーラッカ
ーRL ” (東洋インキ■製)をコーチングした後、
印刷し評価した。この場合剥hILするのはフィルム−
蒸着層間であるが、実用上フィルム面からのインクの剥
離と同一とみなせる。なお、アルミ箔貼合紙においても
アルミ面に印刷する場合、コーテングが通常行なわれて
いる。
〔実施例〕
次に、実施例に基づいて、この発明の詳細な説明する。
実施例1〜5 市販ノポリプロピレンペレソト(メルトインデックス2
g710分、アイソタクチック度9Zろ%)全押出し機
(1)に、エチレン成分25重量%、プロピレン成分7
5重世襲で、DECの[fビークの頂点が121°c、
148’a(最大ピーク)158’cの6点にあるよう
に重合したEPBC(メルトインデックス4g710分
)を押出し機(カに、エチレン成分5重世襲、プロピレ
ン成分95重量係のKPRC(メルトインデックス8巳
/10分)を押出し機(Ill)にそれぞれ供給し、三
層口金を用いて、ポリプロピレン層の両側に共重合体層
が積層されるように、27D’Oでシート状に溶融共押
出しし、これを表面温度40°0の冷却ドラムに巻きつ
けて冷却固化させた。このシートを125°0に加熱し
つつ、長手方向に4.5倍延伸した。
さらに、テンターに導いて延伸温度160 ’aで幅方
向に9倍延伸し2次いで幅方向に5係の弛緩を与えつつ
160°0で熱処理し、これを徐冷して。
厚み10μ(ポリプロピレン基材層6μ、共重合体層各
2μ)のフィルムをつくった。
次いで15Wamin/m’の電気エネルギー量でフィ
ルム両面をコロナ放電処理した。これらのフィルムを真
空蒸着装置の中ヘセットし、アルミニウム蒸着膜が60
0オングストロームになるように両面あるいは片面に蒸
着した。
次いで、接着剤゛ライフボンドAV−(S50TL”C
日栄化工■製、酢酸ビニル−アクリル系共重合体を主成
分とする水性エマルジョンタイプ)を蒸着フィルム8 
g / m’塗布し、白ボール紙(650[!、 / 
m’ )を貼り合せ、1[]0’Oで30秒間乾燥して
貼合紙を得た。その積層フィルム、蒸着フィルム及び貼
合紙の特性を第6表に示した。
実施例6 実施例1の押出し機(I)の原料を、エチレン成分20
 @ 量%のg、pBu(メルトインデックス1 g7
10分、DSCの融解ピークの頂点が123.160’
c)とし、他は実施例1と全く同様にして蒸着フィルム
貼台紙を得た。その積層フィルム、蒸着フィルム及び貼
合紙の特性を第6表に示した。
比較例1〜ろ 実施例1の押出し機(1)の原料を、エチレン成分05
重世襲、プロピレン成分99.5重世襲のE p RC
(メルトインデックス7g/l[1分)とし、他は、実
施例1と全く同様にして貼合紙をえた。その積層フィル
ム、蒸着フィルム及び貼合紙の特性を第6表に示した。
比較例4 実施例1の押出し機(m)の原料を、エチレン成分5重
t%のEPBR(メルトインデックス6g/10分、D
S、Cの融解ピークの頂点が125゜143.160°
C(最大ピーク))とし、他は実施例1と全く同様にし
て貼合紙を得た。その積層フィルム、蒸着フィルム及び
貼合紙の特性を第6表に示した。
第6表にみるように実施例1〜6は艶消しされた金属光
沢あるいは鏡面状の金属光沢を有し、貼合強度、蒸着膜
付着強度が強く、印刷適iEに優れた蒸着フィルム貼台
紙であった。エチレン成分が1重世襲未満になると9紙
との貼合強度が弱く(比較例1)、蒸着膜付着強度も弱
かった(比較例2)。また印刷性も劣るものであった(
比較例ろ)。
エチレン成分が10重量%未満で9表面粗さの大きいも
のも蒸着膜付着強度が弱いものであった(比較例4)。
【図面の簡単な説明】
第1図は示差走査熱量計によシ測定された融解スペクト
ルの概略図である。 PI=第1(低温側)の融解ピーク P2:第2の融解ピーク P3:第6(高温側)の融解ピーク A:第1の融解ピークの頂点 B:第2の融解ピークの頂点 C:第6の融解ピークの頂点 T、: A点の温度 T、:B点の温度T、:C点の温
度 竿1 図 通魔下(匂 手 続 補 正 書 58.11.25 昭和 年 月 日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 11【1和58年特らり願第12484282、発明の
名称 積層フィルムおよびそのフィルムを用いlこ貼合紙3.
1市1Fをり′る者 事イ2(どの関係 ’mm出出願 人住所 東京都中火区口木橋室町2丁目2番地4、?d
i正命令の臼ト1 自発 5、補正にJ、り増加する発明の故 なし 6、補正の対象 (1〉 明m出 第4真19行[1 「逐次二軸延伸なで」を[逐次二軸延伸なと1と補正す
る。 (2) 同 第7頁8 #jLl 「以上150」を[以上150 ℃、1ど補正りる。 (3〉 同 fA22頁Fから3行「1「鏡面」を1全
面」と補正づる。 (4ン 同 第24頁3行tミ1 「コーテング」を「コーチング」とr…11づる。 (5) 同 第24頁3行「1 「分)を」を[分、DSCの融解ピークの旧点が138
℃)を」ど補正する。 (6) 同 第25頁17行14」 「10分)と」を110分、l) S CのL)11前
ピークの頂点が156℃)とΔと補iEする。 (7) 同 第27頁第33表、′″実施例4°′の行
、°゛フィルム特性″の“B面″′の+lVI「校」を
「Il」と補正りる。 22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)と、エ
    チレン成分1〜40重量係で他はプロピレンを主成分と
    し、1DO〜165°C間に融解ピークの頂点を6点以
    上有し9表面粗さ Raが0.2〜1.5μの重合体フ
    ィルム(B)と、エチレン成分1〜40重世襲で他はプ
    ロピレンを主成分とし、100〜165°C間に融解ピ
    ークの頂点を1または2点有し9表面粗さ Raが0.
    15μ以下の重合体フィルム(C)が、(B)、(4)
    、(C)の配列で積層されてなる積層フィルム。
  2. (2) 二軸延伸ポリプロピレンフィルム(A)ト、エ
    チレン成分10〜50重世襲で他はプロピレンを主成分
    とし、100〜165 ’c間に融解ピークの頂点を6
    点以上有し1表面粗さ Haが0.2〜1.5μの重合
    体フィルム(B)と、エチレン成分1〜40重量%で他
    はプロピレンを主成分とし、100〜165℃間に融解
    ピークの頂点を1または2点有し9表面粗さ Raが0
    .15μ以下の重合体フィルム(C)が、 (8) j
     (A) 、 、(fc)の配列で積層された積層フィ
    ルムの少なくとも片面に金属蒸着層が積層されてなる蒸
    着フィルムを9紙の少なくとも片面に積層してなる貼台
    紙。
JP12484283A 1983-04-18 1983-07-11 積層フイルムおよびそのフイルムを用いた貼合紙 Granted JPS6018344A (ja)

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US06/590,611 US4522887A (en) 1983-04-18 1984-03-19 Laminated film of biaxially oriented polypropylene and an olefin polymer film
DE8484103036T DE3478292D1 (en) 1983-04-18 1984-03-20 Laminated film
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150433U (ja) * 1984-09-05 1986-04-04
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JP2001047552A (ja) * 1999-06-03 2001-02-20 Toray Ind Inc 金属化二軸配向ポリプロピレンフィルムおよびそれを用いた積層体

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