JPS6021063B2 - ポリプロピレン系積層フイルム - Google Patents

ポリプロピレン系積層フイルム

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JPS6021063B2
JPS6021063B2 JP4411876A JP4411876A JPS6021063B2 JP S6021063 B2 JPS6021063 B2 JP S6021063B2 JP 4411876 A JP4411876 A JP 4411876A JP 4411876 A JP4411876 A JP 4411876A JP S6021063 B2 JPS6021063 B2 JP S6021063B2
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vinyl acetate
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polymer
ethylene
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勤 井坂
裕久 藤田
煕 永野
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリプロピレン系積層フィルム、特に優れた印
刷インク接着性並びに優れたヒートシール性、かつ透明
性に優れたポリプロピレン系積層フィルムを提供するこ
とにある。
最近食品包装、繊維包装等に於いて衛生性、臭気等の改
良に関する要望と、又加工面では印刷の高速化、残留溶
剤の減少、低コストインクの利用、製袋加工条件の操業
範囲の拡大(易加工性)等加工面での、向上が一段と高
まりつつある。
この要望に対して印刷インクではセルローズ系議導体を
バインダーとして含有するインク(商品名“セロハン”
用インク)を用いることが望ましい。しかしながら現在
市販のポリプロピレン系フィルムは印刷インクは専用イ
ンクが用いられており、各インクに応じたインクの保管
、管理、これに適応したアンカーコート剤(後でポリエ
チレンのような低融点フィルムをラミネートする為)の
変更、保管等、加工段階で多種のインク及び接着剤を持
たなければならない欠点がある。更に加工面でもヒート
シール性を全く有していない為に、ヒートシール性材料
をコーティングするか又はラミネートして用いられるの
が一般的である。又、最近になってこれ等の状況を解決
する試みとして片面に低温シール可能な重合体を糟層し
たフィルムが市販されてきているが、これ等はやはりポ
リプロピレンフィルム用のインクから選択せざるを得な
い。又印刷性を与える為に接着性を促進する樹脂溶液を
フィルム面にコーティングする試みも行なわれている。
しかしこれは工程が複雑であり又価格的にも高く無駄の
多い方法である。しかも印刷性とラミネート適性と透明
性を兼備することは困難である。本発明者らはこれ等の
問題を解決すべく本発明に到達した。即ち本発明は、 剛 プロピレン構成成分を重合体中75重量%以上有す
るポリプロピレン系フィルムの少なくとも片面にエチレ
ン/酢酸ビニル共重合体とポリエチレンとを含有する重
合体温合物であってかつ該重合体温合物中酢酸ビニル含
有量が1〜2の重量%である量のエチレン/酢酸ビニル
共重合体を含有する0.5〜10仏の厚さのフィルムを
鏡層してなり、少なくとも一方向に延伸されており、エ
チレン/酢酸ピニル共重合体とポリエチレンとを含有す
るフィルム層の一部または全面にセルロース系誘導体を
バインダー成分として含有する印刷インク層が形成され
たことを特徴とするポリプロピレン系積層印刷フィルム
、および、■ エチレン/酢酸ビニル共重合体とポリエ
チレンとを含有する重合体混合物中のエチレン/酢酸ビ
ニル共重合体は酢酸ビニル含有量が該共重合体中3〜4
の重量%であり、かつエチレン/酢酸ビニル共重合体と
ポリエチレンのメルトインデックスの差は10以下であ
ることを特徴とする上記脚のポリプロピレン系積層印刷
フィルムである。
本発明において用いる基体フィルム層を形成するポリプ
ロピレン系重合体層はポリプロピレン単独重合体のほか
プロピレン/エチレン共重合体等の共重合体、あるいは
ポリプロピレンとポリプロピレン以外の重合体、好まし
くはポリオレフィン系重合体、(例えばポリエチレン、
エチレン/プロピレン共重合体、ポリブテンー1、ポリ
4ーメチルベンテン−1等)との重合体混合物、あるい
は石油樹脂脂環族飽和炭化水素系樹脂、水添した石油樹
脂、テルベン系樹脂、ロジン系樹脂等との混合物から形
成されているものである。
いづれにしろ談層を形成する全量中でプロピレン構成成
分として75重量%以上を重合体成分、共重合成分、或
いは重合体温合物成分として占める組成からなるもので
ある。勿論、これ等に後述する各種添加剤を当該業者が
常用するように用いても何等支えないものである。又一
方前記基体フィルムの少なくとも片面に積層する混合重
合体層はエチレン酢酸ビニル共重合体とポリエチレンと
の混合物である。
エチレン酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニルの共重合割合
は該共重合体中でエチレン含有量が97〜6の重量%、
酢酸ビニル含有量が3〜4の重量%である。特に好まし
〈はエチレン含有量が95〜7の重量、酢酸ビニル含有
量が5〜3の重量%である。又このエチレン酢酸ビニル
共重合体と混合するポリエチレンは低密度ポリエチレン
、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等密度が0
.915〜0.970夕/地のものが用いられ、好まし
くは0.917〜0.94夕/地である。その混合割合
はエチレン/酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)
が5重量%〜9の雲量%、ポIJエチレン(以下PEと
略す)が95〜1の重量%である。好ましい混合比率は
EVA 5重量〜70重量%、PEが95〜3の重量%
である。更に最も重要なことはEVAに混合する重合体
はPE以外の重合体では透明性を害することであり、特
に以下の条件を満足する場合が好適である。つまり両重
合体のメルトインデツクス(MI)差が10以下、好ま
しくは4以下、更に望ましくは両者のMIを近似的に等
しくすることである。延伸によって透明なフィルムを得
るのにこのことは重要である。EVA共重合体中の酢酸
ピニルの共重合比率が3重量%未満では重合体混合物中
のEVA共重合体の混合率が高まりブロッキング性の解
決が困難であり、又40重量%を越えると粘着性が高く
なりPEとの混合が不均一となり透明性に害を及ぼし、
混合斑による外観不良が生じ本発明のように少なくとも
一触延伸する場合には適さない。更に製造時のロール粘
着、加熱ロールの経時的汚れを生じ生産を中断しなけれ
ばならない。本発明に用いる重合体混合物中の酢酸ビニ
ル含有量が1重量%未満になると印刷積層物が容易に剥
離してしまったり、本発明のフィルムに他のフィルムを
積層する際剥離を生じ易くなり実用上問題となる。
又酢酸ビニル含有量が2の重量%以上となると得られた
フィルムの粘着ブロッキングが生じ、ポリエチレンを添
加した効果を失することにある。これはフィルムを巻い
た場合にブロッキング(ロールフロッキング)を生じた
り、印刷インク積層面で無地部に相当する部分のブロッ
キングによる層間剥離が原因でフィルム切れを生じ実用
に供し得ないからである。又PEは前記の如く低密度、
中密度、高密度のどれでも用いうるが基体フィルムと同
じ延伸履歴を与える場合は高密度PEが望ましく基本フ
ィルム上に溶融押出ラミネーションした後に延伸する場
合は低密度PEの方が好ましい。
又この両者の特徴を兼備した中密度PEか、或いは低密
度PEと高密度PEの任意の割合の混合によるPE混合
物を用いてもよい。又EVAとPEのMI差が10以上
となるとフィルムに流れ方向のスジを生じ、又は延伸に
よって失透する傾向を示すので好ましくない。特に透明
性を重要視する場合は両者の肌を近似的に等しいものを
選ぶか或いは4以下のMI差におさえることが必要であ
る。この条件は特に常用されているように延伸フィルム
に押出ラミネートする場合とか共押出によって積層する
場合とか、未配向物で用いられるときには本発明のよう
な制限条件はもっと緩和される。本発明の特徴の1つで
あるセルロース系誘導体をバインダーの成分として含有
するインク、つまり商品名セロハンに用いられるような
インクとの接着性は酢酸ビニル含有重合体温合物層にて
発現される。本発明においては、重合体温合物は通常の
ポリプロピレンフィルム成膜法、例えばTーダィ法、イ
ンフレーション法等によって未延伸フィルムに成形出来
る。また、本発明フィルムの基体フィルムを形成する重
合体と共押出し法により積層押出ししてもよく、また独
立したダィから別個に押出して後直ちに穣層して未延伸
フィルム積層体を得てもよく、この積層未延伸フィルム
を延伸に供することができる。また本発明の基体フィル
ムを形成するための一軸延伸フィルム上に押出して後直
角方向に延伸することもできる。本発明の効果はこの重
合体温合物の未延伸フィルムを少なくとも一軸延伸する
ことが必要である。延伸温度は通常7000〜160q
○であり、通常の概念で考える温度、例えばEVAの融
点は10000以下であるから100qoを超えては延
伸出釆ないのではないか、或いはPEの融点以上では延
伸出来ないように考えられ,るが驚くべきことに、ポリ
プロピレンと同じ条件であっても製造可能であることが
発見出釆た。特にテンタ一法の逐次延伸、同時延伸、イ
ンフレーション法の2鞠延伸等がポリプロピレンフィル
ムに適用するのと同様に可能であり、ポリプロピレンフ
ィルムと差別する必要がないという現象を見つけた。延
伸倍率は限定するものではないが−軸延伸する場合は1
.2〜1針音、好ましくは1.3音〜8倍であり、横方
向に1.2倍〜10倍程度であるのが通常である。延伸
しないフィルムの場合、例えば未延伸(以下NO)ポリ
プロピレン(以下PP)とPE、或いはEVAの常法に
よる押出ラミネートやドライラミネート法による積層フ
ィルム、つまりN○・PP/N○・PE、N○・PP/
N01EVAと変らないし、又延伸(U○orBO)を
考えた場合U○・PP/N0・PE、B○・PP/N○
・PEは汎用的でありこれ等と全く異にするのが本発明
である。つまりか)る常法の積層品に比し透明性が著し
く改善され、且つ低温域からヒートシールが始まり、更
に本発明の一大特徴である印刷インクが強固に接着し剥
離しないことである。常法の積層フィルムは腰がないだ
けでなく、ベトッキ感からくるブロッキング、触感の悪
さ等、包装材料としての特性に欠けるものがある。未延
伸状態で基体フィルム形成層と糟層した場合も同様に延
伸することができる。
重合体温合物フィルム層と基体フィルム層との接着性は
良好で、共押出し法で積層フィルムとした後延伸する場
合、基体フィルムの未延伸フィルム上に重合体混合物肩
を押出し積層した後延伸する場合、基体フィルムの一鞠
延伸フィルム上に重合体混合物層を押出ししかる後延伸
する場合にも、いずれも接着性が良好で接着剤を要せず
に強力な接着力を有する。もちろん通常の接着剤を使用
することは何らごしつかえない。また無延伸、一触延伸
、または二鞠延伸された基体フィルム上に延伸された重
合体温合物フィルムを積層してもよい。本発明フィルム
の特性を充分発揮させる為、包装材料に関して例示すれ
ばUO−PP/UO−重合体温合物、BO−PP/UO
−重合体温合物、BO−PP/80−重合体温合物、U
O−PP/BO一重合体混合物である。勿論3層或いは
4層以上ではこれ等の組合せは用途特性に応じ、適宜可
能である。尚重合体温合物のフィルムの厚みは0.5〜
10仏、好ましくは0.5〜5山である。本発明におい
ては延伸層を熱処理によって配向緩和することによって
得られた未配向化層は配向層と考える。かくの如くして
得たフィルムは実用上は通常の方法による表面活性化処
理が行なわれたもので表面濡れ張力が3幻y肥/肌以上
のものが好ましい。通常のポリプロピレン、プロピレン
ノェチレン共重合体等ではたとえコロナ放電処理しても
印刷性は向上する煩向を示すもののラミネート加工によ
って基材とインク間で剥離してしまい、印刷上がりの固
着性だけで充分であるとは判断出来ないことが暁らかと
なった。本発明のフィルムにおいて市販の絹剤、アンチ
ブロッキング剤等の混入は適宜行うが、特に常法で得ら
れるような積層フィルムよりも著しい添加効果を示すの
も特徴であり、機械適性に優れたフィルムである。透明
性を要求する場合にはEVAとPEのMI差を近似的に
等しく合せるか、或いは4以下にするのがよいが、特に
BO−PP/UO−混合体の積層フィルムではこの条件
と同時にMIのレベルも3〜10夕/10分、好ましく
は4〜8夕/10分であるのが好適である。
本発明のフィルムの特徴は、最初に述べた如く、セルロ
−ズ系誘導体フィルム(例えば商品名セロハン)用のイ
ンクに対する接着性を有することと両面共にヒートシー
ル性を有することを特記出来る。
セルローズ系議導体フィルム用のインクとして、セルロ
ーズ系誘導体をバインダーとするインクが示される。
このセルローズ系誘導体としては硝化線(ニトロセルロ
ーズ)が好ましいが他の例としてメチルセルローズ、エ
チルセルローズ、ヒドロキシェチルセルローズ等のセル
ローズェーテル類、プロピオン酸セルローズ等のセルロ
ーズェステル等があげられる。このセルローズ系誘導体
の他に重合脂肪酸とポリアミンの縮合物からなるポリア
ミド系樹脂、環化ゴム「塩化ゴム等のゴム誘導体、ロジ
ン、グリセリンェステル等のェステルゴム、尿素、メラ
ミン樹脂等のアミン樹脂等が添加されることもある。イ
ンクの着色剤としては無機又は有機顔料や染料が用いら
れ、例えばチタン白、黄鉛、鋼粉、フタロシアニンプル
ー等、色によってそれぞれ適宜用いられる。これ等の混
合物をアルコール類、ェステル類、ケトン類の溶剤や、
酢酸エチル、ベンゼン、トルェン、キシレン等各種有機
溶剤によって稀釈し、粘度調整して用いる。又更に辰色
料として揮発性ワニス等も用いられる。このような印刷
インキ.を酢酸ビニル含有の重合体温合物眉の一部又は
全面に亘り、1回ないし数回重ね刷りされる。これ等の
印刷インキ層はフィルムと極めてよく接着し、操み、引
掻き、粘着テープ等での剥離もよく、従って他の重合体
又は膜状物を積層してもインクとフィルムとの界面で実
用上充分の強度を有するものである。実用上の強度とは
例えば包装材料については重量、形状、性状、等によっ
て相違するが45夕/15脚中以上、好ましくは100
夕/15柳以上を意味するものである。この接着性に関
しては本発明フィルムは常温コロナ処理、高温コロナ処
理、等通常の酸化処理によって一層顕著にセルローズ系
誘導体含有インクに接着する。又本発明フィルムの中に
石油系樹脂、テルベン系樹脂制電剤、溶剤、アンチブロ
ッキング剤、染料、顔料、耐膜剤、紫外線防止剤、各種
安定剤等が混合されていても本発明を害するものではな
い。基体フィルムを形成する重合体であるポリプロピレ
ン系重合体に石油系樹脂、脂環族飽和炭化水素樹脂、ロ
ジン系樹脂、クマロン樹脂、テルベン系樹脂等を3〜2
低重量%程度になるように混合した場合は本発明フィル
ムは表と髪のヒートシール性を有したフィルムを得るこ
とが出来る。
本発明フィルムは包装用材料の他に、金属蒸着用途、テ
ープ、熱接着剤用途にも用いられる。
尚本発明における特性値の測定法は次の通りである。‘
1’透明度 JIS−K−6714法により測定した。
■ インクの接着性(重合体温合物層と印刷インキ層と
の固着性)(ィ} テープ剥離 市販粘着テープ(商品名セロハンテープ)を用いて気泡
の入らないように印刷インキ層面に貼りつけ、素早く剥
離した時の剥離状態を下記の如く分類して評価した。
◎ 全く剥離せず、良好。
○ ほとんど剥離せず、良好(剥離面積約10%以下)
△ 10%以上〜50%剥離する。
やや不良。× 50%以上〜ほとんど完全に剥離する。
不良。【ロl もみ 印刷インキ面を内側になるようにして2本の指の間にフ
ィルムを置き、5〜6回もみ、その剥離状況を見た。
評価は同上。し一 引掻き 厚さlm/仇の厚紙の上に印刷インキ層が上側になるよ
うに置き、つめをたてて引掻き、印刷インキ層の脱落程
度を調べてみた。
その評価は同上。{3} ヒートシール性 12000、1k9/地、lsec間ヒートシールした
フィルムを20℃、65%RHの雰囲気中に24Hr放
置したのち、東洋精機社製テソシロンで縦方向に20仇
舷/minの速度でフィルムを引き剥がした際に要する
力でもつてヒートシール強度とした。
尚剥離角度は180度である。実施例 1 極限粘度2.0d‘/夕(13500テトラリン溶液に
よる粘度)のアィソタクティックポリプロピレンとエチ
レンの含有量3モル%のエチレン/プロピレン共重合体
を前者が85重量%、後者が15重量%に混合し、更に
この重合体混合物100重量部に対し0.8重量部の帯
電防止剤(丸菱油化製デノン331P)を加えて基体フ
ィルムを製造した。
該重合体温合物を溶融混合し、未延伸フィルムを製膜し
、次いで145qCで縦方向に4.3音延伸し、厚さ1
60仏の一藤延伸フィルムを得た後、直ちに24yCで
70の/minの速度で溶融押出した酢酸ビニル含有重
合体混合物フィルムを16〆の厚さに積層した。該酢酸
ビニル含有混合重合体フィルムは酢酸ビニル含有量が2
母重量%のエチレン/酢酸ビニル共重合体15重量%と
低密度PE(住友化学社製L705)85重量%とを混
合し、更に該重合体混合物10の重量部に対しェルカ酸
ァマィドを1重量%添加した。尚MIはEVAが6、P
Eは6.5であった。次いで該積層フィルムを温度15
000で横方向に8.ぴ音延伸した後155qoで熱固
定し、酢酸ビニル含有混合重合体フィルム面にコロナ放
電処理した。表面濡れ張力は40ダイン/弧であった。
尚比較の為に次の例をあげる。く参考例 1> 酢酸ビニル含有量28〜32重量%のEVAと密度0.
95夕/地のPEについて、MIの変化させたものを各
々15:85重量比で混合した。
<比較例 1> 実施例1と同様の方法にてアィソタクティックポリプロ
ピレンにポリエチレンを積層して同様にして製造したも
の。
<比較例 2> 実施例1と同様の方法でアィソタクティックポリプロピ
レンフィルムにEVAを鏡層して同様に製造したもの。
酢酸ピニル含有量は15重量%のもの使用。<比較例
3> 実施例1と同機の方法でポリプロピレン基体フィルムに
エチレン/プロピレン共重合体を同様に簾層して製造し
たもの。
〈比較例 4> 2軸延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡社製/ゞィレ
ン−OT)の22仏の片面にPEを20仏接着剤を介し
て溶融押出ラミネートした。
これにPE面にコロナ放電処理し表面濡れ張力を41ダ
イン/肌とした。第1表 上記のように参考例1■■■は透明性が悪く、外観もス
ジ状の斑により悪いだけでなく、印刷インクの転移斑に
よる外観不良も生じた。
又その上に基体フィルムに押出ラミネートする際■、■
■は溶融フィルムのサージングがひどく、フィルム切れ
が生じ局所に未積層部分を生じ、或いは厚み斑が大きく
、厚く積層された部分と薄く積層された部分の透明性の
斑もひどく実用上不可能であった。又本発明の範囲であ
る■、■も好ましい範囲ではないので、本例のような製
造方法の場合は若干積層時のサージングによる厚み斑が
生じる限界に近いものであり又透明性も包装材料として
許容される限界に近いものとなった。又比較例1以降は
印刷性がなく、ただ比較例2だけが良い特性を示したが
ブロッキングが著しくロール状に巻いた後に、巻戻しす
る際フィルムが破れて巻戻せなかった。
更に印刷後の巻取機からの巻戻し1こおいても無地部の
ブロッキングと、これに付随してフィルムとインク界面
の局所的剥離を生じ、実用に供し得ないものとなった。
又このフィルムは本発明に比し接着剤で接合した上に、
製造は別の工程で行なう為極めて高価な包装材料となる
。又透明性も悪い。PEのラミネートは硝化線をバイン
ダーとした普通セロハン用インク(東洋インキ製造にC
−NS)を2色印刷した後にィミン系アンカーコート剤
(東洋インキ製造EL420)を塗布乾燥し、次いで5
0rの低密度PEをラミネートした。1日経過後PEの
剥離強度を測定した。
実施例 2 アイソタクテイツクポリプロピレン(135q0テトラ
リン溶液で測定した固有粘度2.0)85重量%に15
重量%の脂環族飽和炭化水素樹脂(荒川林産製アルコン
P125)を混合した基体フィルム構成層と酢酸ビニル
含有量が1の重量%のエチレン/酢酸ビニル共重合体が
50重量%と密度0.95夕/洲、肌:6.5の高密度
PE5の重量%との混合重合体層とを別々の押出機から
溶融押出し、ダィ内で溶融共押出し厚み構成比率を基体
フィルム層が560山、酢酸ビニル含有混合体層が24
0仏となるように積層した。
尚該層には2酸化珪素を0.04重量%混合した。該積
層未配向フィルムを冷却後、再度135℃に加熱し縦方
向に5.ぴ音延伸し、次いで1560で横方向に8.の
音延伸し厚さ20山の2軸延伸フィルムを得たのちに両
面にコロナ放電処理し、表面濡れ張力38ダイン/弧と
した。該フィルムの酢酸ビニル含有混合体面に市販の硝
化線含有インク(東洋インキ製造社製CC−NS)によ
り2色印刷した。
透明性(脇ze) 3.2 インク固着性(テープ) ○ (もみ) ○ (引掻) ○ ヒートシール強度(F/F) 220夕/15肌(F/
B) 180 〃印刷後のPEラミネート接着強度 130夕/15帆 <比較例 5> 実施例2において、溶融共押出フィルムの厚みを基体フ
ィルム層23r、酢酸ビニル混合体層40ムになるよう
に押出し未延伸フィルムをそのまま酢酸ビニル濠合体層
に同様のインクで2色印刷した。
<比較例 6> 比較例5において得られた未延伸フィルムを実施例2と
同様にコロナ放電処理し次いで2色印刷した。
上記2例で得られたフィルムの特性を次に示す。比較例
5 比較例6 透 明 性 16.0 16.5
インク固着性(テープ) × △(もみ)×
△(引掻)△ △ ヒートンール強度(けT) 700 520(E
シB) 15 5里麓ぞ衆球「腰 110
140 なお、比較例6のフィルムはフィルムのブロッキングが
著しくロール巻物を巻もどすことが困難であった。
実施例 3 フィンタクティツクポリプロピレン(固有粘度1.9)
、および酢酸ビニル含有量10重量%のエチレン/酢酸
ピニル共重合体とポリエチレンとを10:90の割合で
混合した混合重合体を各々別々の押出機で溶融したのち
2口のマニホールドを有するTダイスに導き共押出した
前者が160り、後者が40仏の厚み構成で積層し、こ
れを135qoで5倍縦方向に延伸後、この積層フィル
ムのアィソタクティックポリプロピレン面に、エチレン
酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量14重量%)と
密度0.班の低密度PEの30:70混合物を溶融押出
ラミネート(80m/mjn)し、該積層厚さを120
山にした。尚該層には炭化珪素を0.05重量%混合し
た。このフィルムを150℃で横方向に8.0倍延伸し
、両面コロナ放電した。出来上がったフィルムは合計2
0山のフィルムであり、UO/BO/BOの3層フィル
ムが1体強固に接着した。このフィルムのUO面に実施
例2と同様の市販インクを用いて印刷した。しかる後に
酢酸ピニル含有混合重合体のEO面を内側として袋をつ
くった。この袋は後加工せずにシール部分が強固な袋と
なり、且つ開封が極めて容易な袋を得た。かつ口開き性
も通常の酢酸ビニル含有重合体を積層した場合にみられ
ないほど良好であった。実施例 4 実施例1の基体フィルム層が40ムで、酢酸ビニル含有
混合体層が5一の合計45仏のフィルムを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プロピレン構成成分を重合体中75重量%以上有す
    るポリプロピレン系フイルムの少なくとも片面にエチレ
    ン/酢酸ビーニル共重合体とポリエチレンとを含有する
    重合体混合物であってかつ該重合体混合物中酢酸ビニル
    含有量が1〜20重量%である量のエチレン/酢酸ビニ
    ル共重合体を含有する0.5〜10μの厚さのフイルム
    を積層してなり、少なくとも一方向に延伸されており、
    エチレン/酢酸ビニル共重合体とポリエチレンとを含有
    するフイルム層の表面を表面活性化処理することにより
    得られた表面濡れ張力がdyne/cm以上の表面の一
    部または全面にセルロース系誘導体をバインダー成分と
    して含有する印刷インク層が形成されたことを特徴とす
    るポリプロピレン系積層印刷フイルム。
JP4411876A 1976-04-16 1976-04-16 ポリプロピレン系積層フイルム Expired JPS6021063B2 (ja)

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