JPH04186810A - 分解輸送変圧器の輸送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は変圧器を中身とタンクに分解して現地へ輸送し
、現地にて再組立を行う分解輸送変圧器の輸送方法に関
するものである。

（従来の技術） 近年電力需要の増大に伴ない送電系統も５００ＫＶ送電
などと高電圧化すると共に、送変電用に使用される変圧
器も大容量化している。また、送電距離も長大化してお
り、前記変圧器も輸送条件が一段と厳しい山間地に据付
けることが多く、その輸送寸法と重要の大幅な低減が必
要となっている。

従来このような場所に設置する変圧器に対しては、例え
ば３相変圧器の場合、３台の単相変圧器として構成して
分割輸送し、現地で３相−括タンク、あるいは共通ダク
トにより各々の単相変圧器を接続結合して３相結線を行
うことにより、３相変圧器として構成する分割輸送変圧
器がある。

また、工場で組立てた変圧器を中身と分割タンク等に分
解、さらには鉄心脚、鉄心上下ヨーク、巻線および分割
タンク等各部分に分割細分化し、現地でこれ等を再度組
立てる細分分解輸送変圧器方式がある。

（発明が解決しようとする課題） ３００ＭＶＡ級の変圧器を分割輸送変圧器方式で構成し
た場合、現地据付スペースや変圧器の経済性等から３分
割までの単位変圧器が一般であり、輸送重量を６０トン
程度に低減するのが限度である。

したがって鉄道または船輸送した後の現地トレーラ輸送
に対しては、大掛りな橋梁の補強を含めた道路補強工事
か必要となり、莫大な輸送費が必要となる等の問題があ
る。

一方細分分解輸送変圧器では、工場より一般トレーラで
道路補強なしで現地へ輸送可能であるが、工場組立と同
様に再組立する必要があり、分解された部分の再組立に
長時間を要し、さらには接続リードおよびリード支え等
の絶縁物が吸湿し再乾燥工程が必要となり、変圧器据付
工期か増大する等の欠点があった。

本発明の目的は、大容量、大形の変圧器において分解輸
送する部分ユニットの輸送寸法・重量を一般トレーラで
工場から現地まで直接輸送可能として大幅な輸送費低減
を図ることはもちろんであるが、特に分解されたタンク
の中に負荷時タップ切換器およびリード固定板で固定さ
れたタップリード、リード支え等を収納し、さらにタン
クの下部にフランジに芯出しガイドを設け輸送すること
により、再組立部分を減らすと共にタップリードの変形
を防止し、現地組立の簡略化、組立工期の大幅な短縮を
図り、経済的な分解輸送変圧器の輸送方法を提供するこ
とにある。

［発明の構成コ （課題を解決する為の手段） かかる目的を達成するために本発明によれば、分解され
たタンクの中に負荷時タップ切換器、およびリード固定
板で固定されたタップリード、リード支え等を収納し、
さらにタンクの下部フランジに芯出しガイドを設け輸送
する構成とする。

（作　用） このような構成にすると、タンクには輸送限界か許容す
るかぎり負荷時タップ切換器やブッシングを付属するか
、少なくとも内部リードやリード支え等はタンク内壁よ
り支持する構成とすることにより分解せずにタンクと共
に組立輸送できる。

さらにタンクの下部フランジに芯出しガイドを設けるこ
とにより、現地での下部タンクと上部タンクの位置合せ
が容易となり、現地中身組立を簡略化できると共に、工
期短縮か可能となる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図、第２図は分解された上部タンクの輸送状態を示
すもので、鉄心１、巻線２はそれぞれ分解し別送される
。上部タンク３の中には負荷時タップ切換器５が内蔵さ
れ巻線２の近傍で巻線と切り離されたタップリード６が
、上部タンク３の内壁から支持されたリード支え７によ
って数個所固定され、負荷時タップ切換器５に接続され
ている。

第３図はタップリード６固定部の詳細を示すものでタッ
プリード６はリード支え７で固定する以外にリード支え
７間に渡って取付けたリード固定板７ａにリード固定紐
７ｂによって数個所固定され、絶縁上必要な距離を確保
する為リード支え７からタンク壁に近づかないようにす
ると共に、リード支え７間のタップリードが輸送時に変
形しないようにしている。上部タンク３の下部フランジ
３ｄには、タンク輸送カバー３ｂに合せ、芯出しガイド
３ｃが全周に渡って数個所固着されている。

第４図、第５図は現地の最終組立状態を示すものである
か別送した下部タンク４を基礎面にセットし、さらに各
々別送した鉄心１、巻線２を組立てる。その後、上部タ
ンク３からタンク輸送カバー３ｂを取外し中身にかふせ
るが、その場合に芯出しガイド３ｃにより簡単に下部タ
ンク４との位置合せができる。タップリード６と巻線２
の接続はタンク開口部３ａから行い、ブッシング８を取
付、絶縁油１０を封入し作業完了となる。

以上のような構成とすることにより分解されたタンクの
中に負荷時タップ切換器およびリード固定板で固定され
たタップリード、リード支えを収納、さらにタンクの下
部フランジに芯出しガイドを設け輸送する為再組立部分
を減らすと共にタップリードの変形を防止し、現地組立
の簡略化、組立工期の短縮が図れる。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明によれば、分解されたタン
クの中に負荷時タップ切換器およびリード固定板で固定
されたタップリート、リード支えを収納し、さらにタン
クの下部フランジに芯出しガイドを設け輸送することに
より、再組立部分を減らすと共にタップリートの変形を
防止し、現地組立の簡略化、組立工期の大幅な短縮か図
れ経済的な分解輸送変圧器が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図はその
正面図、第３図はタップリード固定部を示す断面図、第
４図は最終組立状態を示す平面図、第５図はその正面図
である。 １・・鉄心　　　　　　　２・・・巻線３・・・上部タ
ンク　　　　３ａ・・タンク開口部３ｂ・・・タンク輸
送カバー　３Ｃ・・・芯出しガイド３ｄ・・・下部フラ
ンジ　　　４・・・下部タンク５・・負荷時タップ切換
器 ６・・・タップリート　　　　７・・・リード支え７ａ
・・・リード固定板　　　７ｂ・・・リード固定紐８・
・・ブッシング　　　　９・・・ブッシングリート１０
・・・絶縁油 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　中身とタンクを分解して輸送し、現地にて再組立を行
   う分解輸送変圧器の輸送方法において、タンクの中に負
   荷時タップ切換器およびリード固定板に固定したタップ
   リードを収納し、さらにタンクの下部フランジ部に芯出
   しガイドを設け輸送することを特徴とした分解輸送変圧
   器の輸送方法。