JPH04177689A - テープ残量表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は磁気記録再生装置におけるテープ残量表示装置
に関するものである。

（ロ）従来の技術 従来、磁気記録再生装置にあっては、供給り一ルから巻
取リールに磁気テープを巻取って録音を行う場合に、磁
気テープの残量時間を表示器で時間表示させるようにし
たものが数多く知られている。例えば、供給リールと巻
取リールの回転周期を検出し、この検出結果をマイクロ
コンピュータ等からなる演算手段を用いて演算を行うこ
とにより磁気テープの残量時間を表示するようにしたも
のとして、特開昭５７−２１０４９３号公報（ＧＬＩＢ
　２７／１８）が知られている。

又、供給リールと巻取リールの回転角速度を検出し、こ
の検出値をマイクロコンピュータ等からなる演算手段に
入力して演算を行うことにより磁気テープの残量時間を
表示するようにしたものとして、特公昭６３−８５５１
号公報（ＣＩＩＢ　２７／１０）が知られている。

（ハ）発明が解決しようとする課題 上述のような従来の表示装置においては、磁気テープの
厚みのバラツキ、巻き付けられるテープ間に空気の層が
できる等の原因によってテープ残量の計算に誤差が生じ
易いという問題があり、この誤差はリールに多くの磁気
テープが巻き取られている時に大きくなるものである。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明は上記の課題に鑑み、磁気チー７の巻量の少ない
側のリールを判別して該リールの回転周期からテープ残
量を算出するようにしたもので、供給リールの回転周期
検出手段と、 巻取リールの回転周期検出手段と、 前記各回転周期検出手段で検出した各回転周期ＴＳ、Ｔ
丁からテープ総量時間を計算してメモリに記憶し、前記
各回転周ｗ４Ｔ５．ＴＴを比較してテープ巻量の少ない
方のリールを判別し、巻取リールの巻量が少ない場合に
は回転周期ＴＴからテープ巻量時間を計算すると共に前
記テープ総量時間から減算して残量時間を算出し、供給
リールの巻量が少ない場合には回転周期ＴＳからテープ
残量時間を計算する演算手段と、 上記演算手段によって得られたテープ残量時間を表示す
る表示手段と、 から成るテープ残量表示装置を提供するものである。

（ホ）作用 上述の本発明によれば、供給側、巻取側の各リールの回
転周期を比較することによって、巻量の少ない方のリー
ルを判別して該リールの回転周期よりテープ残量時間を
計算するので、誤差のない正確なテープ残量を得ること
ができる。

（へ）実施例 第１図は、本発明残量表示装置のブロック図であり、１
は回転ヘッドシリンダ２に沿って走行し２個の磁気ヘゾ
ド３，４によって記録または再生される磁気テープ、５
は供給リール、６は供給リールモータ、７は該供給リー
ル５の回転周期を検出する回転周期検出器、８は巻取リ
ール、９は巻取リールモータ、１０は該巻取リール８の
回転周期を検出する回転周期検出器である。

１１は前記各回転周期検出？＃７及び１０によって検出
された回転周期データが入力され、第２図に示すフロー
チャートにしたがって演算し、テープ残量を算出するマ
イクロコンピュータからなる演算装置、１２は前記演算
装置１１によって演算されたテープ残量時間を表示する
表示装置である。

７ｓ２図のフローチャートにおいて、まず、回転周期検
出器７で検出した供給リール５の回転周期ＴＳ及び回転
周期検出器１０で検出した巻取り−ル８の回転周期Ｔｔ
をメモリに記憶する（ステップ１゜Ｏ）。次いでこの時
の各回転周期ＴＳとＴＴの二乗和を計算し、その値から
テープの総量時間を計算してメモリに記憶する（ステッ
プ１０１）。

次いで、（ステップ１０２）によって各回転周期ＴＳと
１丁とを比較し、今、回転周期ＴＴがＴｓより小さな値
であると判別したならば、巻取リール８の方のテープ巻
量が少ないので、この回転周期ＴＴから巻取リール８に
巻かれているテープの巻量時間を計算する（ステップ１
０３）。そして、先に計算したテープの総量時間から前
記を置時間を減算して供給リール５に残っているテープ
の残量時間を算出する（ステップ１０４）。

（ステップ１０２）によって各回転周期ＴＳとＴＴとを
比較し、今、回転周ＱＴＳがＴＴより小さな値であると
判別したならば、供給リール５の方のテープ巻量が少な
いので、この回転周期ＴＳから供給リール５に巻かれて
いるテープ巻量、即ち、テープ残量時間を算出する（ス
テップ１０５）。

前述のようにして算出されたテープ残量時間は表示装置
１２に対して出力され（ステップ１０６）、該表示装置
に表示されるものである。

ここで、第３図を参照しながら、テープ残量の算出方法
について説明する。

第３図において、供給リール５には半径ｒ、だけのテー
プが巻き付けられ、巻取り−ル８には半径ｒ７だけのテ
ープが巻き付けられている状態を示し、そして、リール
ハブ半径をｒ、テープ厚さをδ、テープの走行速度をＶ
としている。

そこで、供給リール５に巻かれているテープ巻量（図中
斜線部の面積）は、テープ残量時間をＳとすると、次の
ように表すことができる。

即ち、面積は、（Ｖ・Ｓ　δ）で算出することができ、
又、（π　ｒ　、！−π　ｒ２）でも算出することがで
きる。

従って、下記の式が成立する。

（■　Ｓ・δ）＝　（π・ｒ　ｓ２−　ｒｒ　・ｒ　’
）Ｓ　＝７ｒ　（ｒＳ’　　ｒ　２）、”　■・δ−−
−−＝−（１’）又、供給リールが１回転するのに要す
る時間、即ち回転周期ＴＳを用いるならば、 ２π　ｒ３＝ｖ　　Ｔ５　　・・・・・・・・・・・・
・・・・・・（２）が成立する。

上記の式（１）（２）より、 Ｓ＝π１（ｖ４”ｓ／２π）”−ｒ”）／ｖ・δ・（３
）ここで、Ｎ・・Ｓ・ｒは、各々定数なので、テープ残
量時間Ｓは供給リールの回転周期ＴＳの２次関数で表さ
れる。

この計算式をマイクロコンピュータにプログラムしてお
くことによって、供給リールの回転周期ＴＳを入力する
ことによりテープ残量時間Ｓを出力することが可能にな
る。

又、巻取リール８においては、半径ｒアだけのテープが
巻き付けられているので、巻取リールの回転周期Ｔｔを
用いて上記と同様の計算式て゛テープ巻量（巻取時間）
を計算することができる。

（ト）発明の効果 本発明は上述したように、供給リールの回転周期検出手
段と、巻取リールの回転周期検出手段と、前記各回転周
期検出手段で検出した各回転周期ＴＳ、ＴＴからテープ
総量時間を計算してメモリに記憶し、前記各回転円ＩＪ
Ｉ　Ｔ　ｓ、Ｔ　ｔを比較してテープを量の少ない方の
リールを判別し、巻取リールの巻量が少ない場合には回
転周期Ｔｔからテープ巻量時間を計算すると共に前記テ
ープに置時間から減算して残量時間を算出し、供給リー
ルの巻量が少ない場合には回転周期ＴＳからテープ残量
時間を計算する演算手段と、上記演算手段によって得ら
れたテープ残量時間を表示する表示手段と、から成るテ
ープ残量表示装置を提供するものであり、テープの厚さ
のバラツキや、リールへのテープ巻取時にテープ間に空
気の層ができる等の原因によってテープ残量時間の計算
に誤差が生じても、テープ巻量の少ない方のリールから
テープ残量を計算するので、誤差を小さく抑えることが
可能になり、１度の高いテープ残量時間表示を実行させ
ることができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置のプロ・ツク図、第２図はフローチ
ャート、第３図はテープ残量時間の算出方法を説明する
原理図である。 ■・・・磁気テープ、５・・・供給リール、７・・・供
給リールの回転周期検出器、８・・・巻取リール、１ｏ
・・・巻取リールの回転周期検出器、１１・・・演算装
置　１２・・・表示装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）供給リールの回転周期検出手段と、 巻取リールの回転周期検出手段と、 前記各回転周期検出手段で検出した各回転周期Ｔ＿Ｓ、
   Ｔ＿Ｔからテープ総量時間を計算してメモリに記憶し、
   前記各回転周期Ｔ＿Ｓ、Ｔ＿Ｔを比較してテープ巻量の
   少ない方のリールを判別し、巻取リールの巻量が少ない
   場合には回転周期Ｔ＿Ｔからテープ巻量時間を計算する
   と共に前記テープ総量時間から減算して残量時間を算出
   し、供給リールの巻量が少ない場合には回転周期Ｔ＿Ｓ
   からテープ残量時間を計算する演算手段と、 上記演算手段によって得られたテープ残量時間を表示す
   る表示手段と、 から成るテープ残量表示装置。