JPH04177074A - 冷蔵庫 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷蔵室あるいは冷凍室等の区域ごとに適量の風
を送る機構を備えることによって、その区域の部分的温
度上昇の防止を計るとともに、庫内の温度分布を均一に
する冷蔵庫に関する。

〔従来の技術〕

従来送風路出口に吹き出し方向を変えることの出来るル
ーバを設けるという構造は空気調和機などで公知であシ
、実開昭５７−７９５６６号公報があるが、冷蔵庫では
冷気を送る送風路から庫内への開口部に、吹き出し方向
を変えるという構造はない、これは従来の冷蔵庫は、庫
内が狭く、また庫内の棚はあみ棒などにより構成されて
いたため、一方のみの吹き出し方向でも十分均一な庫内
温度分布を達成することが可能であったためである。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年の冷蔵庫は、大形・幅広化３よびマルチドア化が進
み、また、庫内の棚は冷気を通さないトレイ化が進んで
いる。このため従来の一方のみの吹き出し方式では、次
のような問題が出てきている。

（１）庫内への吹き出し口から出た冷気は庫内全域（幅
方向と前後方向）に行き渡るのが理想であるが、従来の
室内＠５００■程度であれば、冷蔵室に送られてくる冷
気量でもこれを達成スルことができたが、幅が７００〜
９００■近くになると吹き出し口の間口を広げないと幅
方向全域：二冷気を供給することが出来ない、これは冷
気が吹き出し口に送られてくる現状の冷蔵庫では、コス
ト２６エびエネルギの問題ニジ送！ｉＬ機の大きさに限
度があるためである。仮シー間口を大きくすると、風速
が低下し、吹き出し口よシ離れた庫内の前方向（：冷気
が到達できず、庫内前方の温度上昇を招く。

（２）また、冷蔵庫の幅広化に伴い、同一室内に二つ以
上の扉を設けた冷蔵庫が市販されるようになってきた。

ｉの場合、扉の一方を開閉した場合、開閉された扉の接
する区域の温度が上昇し、これにより庫内＠度分布がく
ずれるという間粗があった。

（３）また、幅広冷蔵庫で、部分的に温度の高い食品を
入れた場合、従来方式の冷蔵庫では、その食品の収納で
れた区域を集中的に冷す手段がなかったので、いつまで
もその区域の温度が高いという問題があった。

本発明の目的は、冷ＲＩＬの庫内温度分布の均一化と、
部分的温度変動の早期改善を因ることにある。

〔問題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために１本発明は強制送風出来る区
域を二つ以上に分け、かつその区域を連続的または非連
続的に変化式せること（：よシ、８０〇−幅の幅広冷蔵
庫でも、従来の冷′ｉ１．庫とほぼ同様の吹き出し口面
積で、十分均一な庫内温度分布を得ることができる。

また、扉開閉に連動して、強制送風する区域を変化させ
ることによシ、扉開閉された区域に集中的に冷気を送る
ことによシ、扉開閉に：る温度上昇をすばやく改善し、
庫内温度の均一化を図ることができる。

さらに、強制送風される各区域に温度センサを設置し、
強制送風する区域を温度センサからの情報で変化させる
ことによう、庫内の部分的温度上昇にすばやく対応し、
庫内温度分布の均一化が図れる。

〔作用〕

駆動モータによ）動かされる風向板の働きにより、区域
ごとに冷気が、順次、送風される構造としているので、
吹き出でれた冷気は、各区域を十分に冷却する。

また、同一室内で二つ以上の扉をもつ場合に、＃開閉さ
れた側の区域の温度上昇を解消するため、その区域に集
中的に一定時間冷気を送るよう１ニしているので、七の
区域の温度上昇を最少限に８さえることが出来る。

また、同一室内で各区域ごとに温度センナを設け、各区
域の温度上昇を感知し、その区域に温度センナが復帰す
るまで集中的に冷気を送風するようにしたので、食品の
傷みを最少限に抑えることができ、かつ、庫内＠度分布
の早期改善を図ることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第４図により説
明する。第１図は冷蔵庫を横方向（二切断したときの断
面図、第２図は縦方向に冷蔵庫を切断したときの断面図
である。第５図、第４図は第１図とは異なる風向制御板
を備えた冷蔵庫の横方向の断面図である１は冷蔵庫本体
、４，５．６はこの冷蔵庫本体１が形成する冷凍室２及
び冷蔵室５の前面開口部を閉鎮する扉である。４は冷凍
室吊扉、５，６は冷蔵室吊扉である。この冷蔵室扉は第
１図に示すように二つに分かれている。すなわち、冷蔵
室３は、扉５，６により開口部を閉Ｉａ嘔れている。７
は蒸発器、この蒸発器７は冷凍室２の背壁部シー設けら
れている。８はその蒸発器前面を８８９フアンガード、
９は庫内強制循環用ファンである。このファン９の運転
によシ、蒸発器りを経た冷気は、図のように、冷凍室ｇ
よび冷蔵室に強制循環されるものである。１０は先のフ
ァン９によシ冷蔵室側に送シ出される冷気を導くダクト
である。１１は先のダクト１０の先端部に設けられた冷
蔵室への冷気吹き出し口、この冷気吹き出し口１１に、
１２の風向制御板が取り付けられている。この風向制御
板は駆動モータ１３ζ；連動して動く連絡棒１４により
、風向を制御する。第１図の場合には、連絡棒に数枚の
風向制御板を付けてＳき、［動モータから連絡棒に伝え
られた動きにより、本体側に設けられた支点１５にょ夛
、破線のように動くことができる。これにょ勺冷気吹き
出し方向を、第１図の矢印のように変えることができる
。このとき風向制御板を動かす駆動モータは設置スペー
ス上、風向制御板１２の上部または下部に設ける必要が
あるが、このときダクトを流れる冷気にょ夛駆動モータ
１３に結露したシ、連絡棒１４の回転部が氷結などで動
かなくなったシ、ま九は、動きが阻害嘔れるという問題
が生じる。このため駆動モータと連絡棒部は密閉した小
室によシ構成された風向制御機構収納部２１（：入れ、
冷気に、直接、接触しない構造としている。

また、風向制御板１２により吹き出し方向を変えるとい
う本方式は、従来の吹き出し口が固定されている場合ζ
ニルべ取付部島点数が増加するため、風向制御板１２、
連絡棒１４．ｆｆｉ動モータ１３をパネル１６の風向制
御＃機構収納部２１に組み込むことによシ、風向制御機
構部の冷蔵庫本体１への取ｐ付けを容易にしている。ま
た、このパネル１６は、冷蔵室内部の食品が風向制御板
１２に当シ、風向制御板１２の動きが阻害されないよう
、格子状としている０次に、第３図について説明する。

１３は駆動モータ、１４は連絡棒、１２はこの連絡棒に
駆動される風向制御板である。この風向制御板１２は、
図に示すように、風が通る孔が設けられている。１６は
吹き出し口を形成する前部パネルであり、図に示すよう
に孔１７が設けられている。この風向制御板１２は駆動
モータ１５で動かされることにより、基本線Ｐを境にし
て、前部パネルの孔部と風向制御板１２の孔の、一致部
と非一致部とを形成することにエフ、吹き出し方向を制
御できる。この構成をとることにより、冷気は次のよう
に吹き出される。

まず、第１図に８いて、吹き出し口を従来と同じ中央部
に設け、その吹き出し口に駆動モータで動く風向制御板
を取シ付ｆｆ、室内の扉に対向する区域Ｉ、Ｉｆを交互
にルーバの向きを変えて冷やすようにしているので、庫
内循環用ファン９の風量を増さないで良い、すなわち、
第１図の吹き出し口の開口部は７００〜９００ｍｍ幅の
幅広冷蔵庫となった場合でも、従来の５００箇幅の冷蔵
庫とほぼ同一開口面積である九め、同一風量でも各区域
で従来と同一の風速８よび風量が得られ、各区域は均一
な温度に冷却される。

次に、ｔｇｓ図は、幅広冷蔵庫のほぼ全幅（従来の約二
倍の開口面積をもつ）にわたって吹き出し口を設けた例
である。この場合、吹き出し口が全幅にわ九って設けら
れているため、開口部の面積が大きくなシ、従来と同一
風量では吹き出し口より離れた冷蔵庫の前面側まで冷気
がとどかず、その部分の温度が上昇するため、送風機を
大型化する必要があるが、第３図に示すような駆動モー
タによ夕動かされる風向制御板が、基準線Ｐを境にして
開口を半分づつ開閉するようにしているので、従来と同
一の風速を確保することができる。

第４図は、第１図、第３図とさらに異なる例を示すもの
であ夛、風の出口となる開口部１１をもつ風向制御板を
、駆動モータで動かすことによＬ風を区域ごとに、順次
、送風することζ二した。この場合も、１ｉ１０部１１
の開口面積を第１図、第３図と同じくすることにょ夛、
同一の効果を得ることが出来る。

次に、駆動モータの駆動制御について第５図から第８図
で説明する。第５図は、扉５．ま九は、扉６の開閉を感
知したときの７０−チャート、第６図は第５図の制御回
路である。第７図は、庫内のある区域の温度が変動した
場合の駆動モータの制御についてのフローチャート、第
８図は第７図の制御回路図である。

まず、第５図は、第１図で示されるような一つの室内に
複数の扉をもつ冷蔵庫に於いて、各層の開閉を１８３．
ｌ）の゛スイッチで感知し、開閉された扉の接する区域
に風向制御板１２が向くように駆動モータ１３を制御す
る。これにより開閉された扉の接する区域に、一定時間
集中的に冷気が送られ、庫内温度上昇の早期の改善が行
なえる。

次に、鮪７図で、ｗ、１図の区域■に温度の高い食品を
投入した場合の冷却法について説明する。

第１図の区域１．■には温度センサ１９ａ、１９ｂが設
けられて８５、先の温度の高い食品が区域工に投入され
た場合には、第７図のように駆動モータが制御され１区
域１１１１１：、％風向制御板１２が向けられ、温度が
設定範囲内となるまで継続され、七の後、各区域に、順
次、送風する通常動作に戻る。

な８．各実施例では、冷蔵庫の庫内温度上昇の防止ｇよ
び庫内温度分布の均一化について説明したが、これら構
成は温蔵庫にｇける庫内温度の低下の防止Ｓよび庫内温
度分布の均一化や、冷凍庫Ｃ：８ける温度上昇の防止、
庫内温度分布の均一化、を九、解凍庫に８ける温度分布
の均一化についても効果がある。

〔発明の効果〕

本発明によれば、庫内幅が７００〜９０〇−程度の幅広
冷蔵庫でも、従来の５００−幅の冷蔵庫とほぼ同じ庫用
循環用ファンを用いるなど、従来と仕様を大きく変える
ことなしに、庫内温度分布の均一化や、庫内温度分布変
動時に、庫内温度の均一化を早期に行なうことができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る冷蔵庫の横断面図、第
２図は第１図で示した冷蔵庫の縦断面図、第６図、第４
図は、第１図とは異なる実施例の冷蔵庫の横断面図。第
５図は扉開閉時の駆動モータ制御のフローチャート、第
６図はこのときの制御回路図、第７図は庫内温度変動時
の駆動モータ制御のフローチャート、第８図はこのとき
の制御回路図である。 ５・・・冷蔵室 ５・・・冷蔵庫扉１ ６・・・冷蔵庫扉２ １０・・・ダクト １１・・・冷気吹き出し口 １２・・・風向制御板 １３・・・駆動モータ １８ａ、１８ｂ・・・扉スィッチ １９ａ、１９ｂ・・・温度センサ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、強制送風出来る区域を二つ以上に分け、かつその室
   内に冷却器を経た冷気を、ファン等を用いて強制送風す
   るにあたり、前記区域を連続または非連続的に変化させ
   ることを特徴とする冷蔵庫。 ２、請求項１において、強制送風する区域を、連続また
   は非連続的に変化させる検出手段を、扉開閉に連動させ
   るようにした冷蔵庫。 ３、請求項１において、強制送風する区域を、連続また
   は非連続的に変化させる検出手段を、温度センサに連動
   させるようにした冷蔵庫。