JP2001133119A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2001133119A
JP2001133119A JP30933499A JP30933499A JP2001133119A JP 2001133119 A JP2001133119 A JP 2001133119A JP 30933499 A JP30933499 A JP 30933499A JP 30933499 A JP30933499 A JP 30933499A JP 2001133119 A JP2001133119 A JP 2001133119A
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refrigerator
cool air
door
partition
compartment
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JP30933499A
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English (en)
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Masatoshi Sasaki
雅俊 佐々木
Masato Sasaki
正人 佐々木
Shinichi Hashimoto
晋一 橋本
Yoshimasa Horio
好正 堀尾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2323/00General constructional features not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2323/02Details of doors or covers not otherwise covered
    • F25D2323/021French doors

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  • Refrigerator Housings (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 観音開き式の扉を備えた冷蔵庫において、貯
蔵室の温度ムラを抑制し、回転仕切体の結露防止を図る
とともに消費電力量を低減した冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫本体50内を仕切壁97で区画し
て上部に冷蔵室56を設け、冷蔵室56の前面開口部に
観音開き式の第1扉66Aと第2扉66Bを備えて回転
仕切体68で両扉間をシールする冷蔵庫において、冷蔵
室56の天面に冷気吐出風路87、底面に冷気吸入風路
98を備えて、冷気吐出風路87の前面に開口する冷気
吐出口89と仕切壁97の前部に開口する冷気吸入風路
の冷気吐出口99を回転仕切体68の近傍を回避して配
置することにより、室内の温度分布を適正に保ちながら
回転仕切体68周辺の結露を防止することができる。ま
た、冷蔵室温度調節手段108の設定位置によって回転
仕切体68のヒータ107の通電率を変えるので省電力
化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫における貯
蔵室の風路構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫においては大容量化のニー
ズが高まっている。一方食品を適切に保存できるよう大
容量の庫内を冷却することが求められている。
【0003】特に、大容量型の冷蔵庫においては幅が広
いタイプのものも多くなり、貯蔵室の扉に両開きの観音
式扉を用いた冷蔵庫が増加している。
【0004】そして、大容量型の冷蔵庫において観音式
扉を用いたり、冷蔵庫の冷却性能を高めたるための取り
組みが従来よりなされていた。
【0005】従来のこの種の冷蔵庫としては、特開平6
−3028号公報や特許第2880145号公報に示さ
れているものがある。
【0006】以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵
庫を説明する。
【0007】図8は従来の冷蔵庫の正面図である。図9
は他の従来の冷蔵庫の縦断面図である。図8において、
1は冷蔵庫本体で、2は冷凍室、3は冷凍室2の下部に
設けた冷蔵室であり、4は冷蔵室3の下部に設けられた
野菜室である。5は冷気ダクトであり、5aは冷気ダク
ト5に設けられた冷気吹出孔である。6は前記冷蔵室3
の開口部に設けられた両開きの観音開き式扉である。7
は前記冷凍室2の開口部に設けられた冷凍室扉で、8は
前記野菜室の開口部に設けられた引出し式扉である。
【0008】以上の様に構成した冷蔵庫について冷気の
流れの動作を説明する。
【0009】冷却器(図示しない)で冷却された冷気は
冷気強制循環送風機(図示しない)により一部は冷凍室
2へ吐出され、残りは冷蔵室3や野菜室4へ吐出され、
冷蔵室3は冷気吹出孔5aから吹出される冷気により冷
却される。
【0010】したがって、冷気吹出孔から供給される冷
気は庫内にムラなく広がり冷蔵室の温度バラツキを防止
できる、としている。
【0011】次に図9において、9は冷蔵庫本体で、1
0は冷凍室、11は冷蔵室である。冷凍室10と冷蔵室
11の後方には冷却室12、13が別に備えられ、それ
ぞれの冷却室12,13には蒸発器14、15とファン
16,17が別に備えられる。
【0012】また、冷凍室10と冷蔵室11の天井にエ
アカーテン用ダクト18,19が設けられる。エアカー
テン用ダクト18,19の出口端20,21は冷凍室1
0と冷蔵室11の開口部まで延長してから下側に開口さ
れる。
【0013】以上の様に構成した冷蔵庫について冷気の
流れの動作を説明する。
【0014】蒸発器15で冷却された冷気は冷蔵室11
のエアカーテン用ダクト19を通って冷蔵室11の天面
に設けられた出口端21から冷蔵室11内に吐出され冷
却される。
【0015】また、冷凍室10も同様に蒸発器14で冷
却された冷気はエアカーテン用ダクト18を通って冷凍
室10の天面に設けられた出口端20から冷凍室10内
に吐出され冷却される。
【0016】したがって庫内の内部の温度を均一に保た
せることができる、としている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成は、冷蔵室3の奥面に冷気吹出孔5aが設けら
れており、冷気吹出孔5aの前に食品が置かれた場合な
ど冷気の循環が阻害され、冷蔵室3の開口部近傍に置か
れた食品などは冷気が届かず品質劣化を早める原因にな
るという欠点があった。
【0018】また、上記他の従来の構成は、エアカーテ
ン用ダクト19によって天面から冷気を循環させること
で冷蔵室11を冷却するので食品等による冷気循環阻害
の問題には対応できるが、両開き式扉(図示しない)の
場合、両開き式扉に設けられた回転仕切体(図示しな
い)が冷気によって冷却され結露しやすく、そのため回
転仕切体に内蔵されたヒータ等の発熱体は常に通電状態
で運転する必要があり、消費電力量も増大するという欠
点があった。
【0019】本発明は、従来の課題を解決するもので、
その第1の目的は観音開き式扉の回転仕切体周辺の防露
品質を維持しながら、室内を効率よく冷却する風路構成
を備えた冷蔵庫を提供することである。
【0020】また、本発明の第2の目的は、回転仕切体
に内蔵したヒータの発熱量を適正化し、消費電力量の少
ない冷蔵庫を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、貯蔵室の前面開口部両側に枢支された観音開
き式の第1扉及び第2扉を設け、第1扉の非枢支側裏面
に扉の回動軸方向に延在して回動自在に取付られた回転
仕切体とを備えたものにおいて、貯蔵室の天面前部より
下方に冷気を吐出する冷気吐出風路と貯蔵室の底面前部
より貯蔵室を冷却した冷気を吸入する冷気吸入風路を備
えて、冷気吐出風路の冷気吐出口は回転仕切体の近傍を
回避して配置したのである。
【0022】これにより、回転仕切体上部周辺の冷却が
抑制され、室内の適正な冷却分布を維持しながら防露品
質が高く電力消費の少ない冷蔵庫を提供できる。
【0023】また、冷気吸入風路の冷気吸入口は回転仕
切体の近傍を回避して配置したのである。
【0024】これにより、回転仕切体下部周辺の冷却が
抑制され、室内の適正な冷却分布を維持しながら防露品
質が高く電力消費の少ない冷蔵庫を提供できる。
【0025】また、回転仕切体に内蔵されたヒータの通
電率を貯蔵室温度調節手段により設定した温度に応じて
変化させるものである。
【0026】これにより、ヒータの発熱量が適正化さ
れ、回転仕切体の吸熱量も低減して消費電力量の少ない
冷蔵庫を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷蔵庫本体内に設けた貯蔵室と、前記貯蔵室の前面
開口部両側に回動自在に枢支された観音開き式の第1扉
及び第2扉と、前記第1扉の非枢支側部分の裏面に前記
開口部に亘る長さで扉の回動軸方向に延在して回動自在
に取付られた回転仕切体とを備えたものにおいて、前記
貯蔵室の天面前部より下方に冷気を吐出する冷気吐出風
路と、前記貯蔵室の底面前部より貯蔵室を冷却した冷気
を吸入する冷気吸入風路とを備え、前記冷気吐出風路の
冷気吐出口は前記回転仕切体の近傍を回避して配置した
ものであり、冷気吐出口から降下する冷気は回転仕切体
の上部において回転仕切体より離れ、回転仕切体の上部
の冷却が抑制され防露品質が高まる。
【0028】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、冷気吸入風路の冷気吸入口は前記回転
仕切体の近傍を回避して配置したものであり、冷気吐出
口から降下する冷気は回転仕切体の下部に向かうにつれ
て回転仕切体より離れ、回転仕切体の下部の冷却が抑制
され防露品質が高まる。
【0029】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明に、さらに、貯蔵室内に冷気吐出風路と
冷気吸入風路を通じて冷気を強制通風させる送風機を設
けたものであり、冷気吐出口から吐出される冷気が指向
性をもって強制送風されるが、回転仕切体周辺への流入
が避けられ防露品質が高まる。
【0030】請求項4に記載の発明は、冷蔵庫本体を上
下に区画する仕切壁と、前記仕切壁の上部に形成した冷
蔵室と、前記仕切壁の下部に形成したその他の貯蔵室
と、前記冷蔵室の前面開口部両側に回動自在に枢支され
た観音開き式の第1扉及び第2扉と、前記第1扉の非枢
支側部分の裏面に前記開口部に亘る長さで扉の回動軸方
向に延在して回動自在に取付られた回転仕切体と、前記
冷蔵室の天面に設けた冷気吐出風路と、前記冷蔵室の底
面にあって前記仕切壁に設けた冷気吸入風路と、前記冷
気吐出風路と前記冷気吸入風路を通じて冷蔵室内に冷気
を強制通風させる送風機とを備えて、前記冷気吐出風路
の冷気吐出口を前記冷蔵室の前部で前記回転仕切体の近
傍を回避するように配置し、前記冷気吸入風路の冷気吸
入口を前記仕切壁の前部で前記回転仕切体の近傍を回避
するように配置したものであり、冷蔵室内の冷却分布を
適正化しながら、回転仕切体周辺への積極的な冷却を回
避して防露品質を高め、省エネルギー化を図ることが出
来る。
【0031】請求項5に記載の発明は、貯蔵室の前面開
口部両側に回動自在に枢支された観音開き式の第1扉及
び第2扉と、前記第1扉の非枢支側部分の裏面に前記開
口部に亘る長さで扉の回動軸方向に延在して回動自在に
取付られた回転仕切体と、前記回転仕切体に内蔵された
ヒータと、貯蔵室温度調節手段とを有し、前記貯蔵室温
度調節手段により設定した温度に応じて前記ヒータの通
電率を変えるものであり、ヒータの発熱量を適正化して
回転仕切体からの吸熱量を低減させ、電力消費を低減で
きる。
【0032】
【実施例】以下、本発明による冷蔵庫の実施例につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0033】(実施例1)図1は、本発明の実施例1に
よる冷蔵庫の正面図である。図2は図1のA−A線断面
図である。図3は同実施例の冷蔵室の正面図である。図
4は図1のB−B線断面図である。図5は図1のC−C
線断面図である。図6は同実施例の冷蔵庫の要部断面図
である。図7は同実施例の冷蔵庫のヒータと冷蔵室温度
調節手段の関係を示す特性図である。
【0034】図1から図7において、50は冷蔵庫本体
であり鋼板製の外箱51と樹脂製の内箱52との間に断
熱材53を発泡充填して形成した断熱壁54により構成
される。55は冷蔵庫本体50内を風路的に上下に遮断
し区画する断熱壁であり、上部に冷蔵室56と冷蔵室5
6の下部に野菜室57を設けている。
【0035】断熱壁55の下部に独立製氷室58と切替
え室59が設けられ独立製氷室58と切替え室59は断
熱材を有する縦仕切り壁60で仕切られている。切替え
室59は冷凍(約―18℃)から野菜(約5℃)の温度
帯まで切替えることができ、用途にあわせて設定でき
る。
【0036】独立製氷室58と切替え室59の下部に冷
凍室61が設けられている。62は冷蔵室56内に適当
な間隔で複数設けられた棚であり、棚62の相互間に複
数の収納区画63を構成している。64は冷蔵室56内
の下部に設けた区画室であり、収納容器65を備えて、
主として果物、使いかけのカット野菜などを冷蔵室と同
等の温度設定(約1℃〜4℃のチルド、冷蔵温度帯)で
貯蔵する。
【0037】66A、66Bは冷蔵庫本体50の左右縁
部の上下に設けられた上下ヒンジ67A、67Bによ
り、回動自在に枢支された観音開き式の第1扉、第2扉
である。68は回転仕切体で、前面にアルミ箔ヒータ6
9が貼付けられている。70A、70Bは観音開き式の
第1扉、第2扉67A、67Bを開閉する為のハンドル
である。71は野菜室57の開口面に開閉自在に取付け
られた引き出し式の扉であり、室内側の野菜収納容器7
2を一体に引き出せるよう構成されている。
【0038】また、73は独立製氷室58の開口面に開
閉自在に取付けられた引き出し式の扉であり、室内側の
貯氷容器(図示しない)を一体に引き出せるよう構成さ
れている。また、74は切替え室59の開口面に開閉自
在に取付けられた引き出し式の扉であり、室内側の収納
容器75を一体に引き出せるよう構成されている。
【0039】また、76は冷凍室61の開口面に開閉自
在に取付けられた引き出し式の扉であり、室内側の収納
容器77を一体に引き出せるよう構成されている。78
は収納容器77の上部に、前後方向に移動可能に設けら
れた第2の収納容器である。
【0040】79は冷蔵庫本体50の下部から下部後方
にかけて形成された機械室であり、冷凍室61の後方に
冷凍サイクルの圧縮機80、圧縮機80と冷蔵庫本体5
0の断熱壁54を介して左右方向に並設された冷凍室冷
却器81を配置しており、さらに冷凍室61の下方には
凝縮器82を収納している。
【0041】また、83は冷凍室冷却器81の上方に近
接して設けられた強制通風用の送風機である。冷凍室6
1の後方で送風機83と左右方向に並設され圧縮機80
の上方にダンパー装置(図示しない)が設けられてい
て、切替え室59への冷気供給量を調節する。
【0042】また、冷蔵室56の後方上部には冷蔵室冷
却器84を配置している。冷蔵室冷却器84の後方で、
内箱52を介してアルミ箔ヒータ85が貼付けられてい
る。
【0043】86は冷蔵室冷却器84の上方に近接して
設けられた強制通風用の送風機である。87は冷蔵室用
冷却器84から送風機86を経た冷気を冷蔵室56に供
給する略L字型の冷気吐出風路である。88は略L字型
の冷気吐出風路87内に取付けた断熱材(発泡スチロー
ルなど)である。
【0044】89は略L字型の冷気吐出風路87の冷気
吐出口であり、冷蔵庫本体50の天面前部90に位置す
るように設けられている。天面前部90とは、棚62の
先端フランジより若干冷蔵室56の開口部よりに位置し
ている。
【0045】そして、冷気吐出風路の冷気吐出口89は
回転仕切体68の近傍を回避して配置されている。
【0046】91は略L字型の冷気吐出風路87の角部
であり、曲面形状に成形されている(以下曲面91とす
る)。送風機86は略L字型の冷気吐出風路87を構成
する断熱材88に取付けられ、送風機86のファン92
の中心軸は冷蔵室56の天面に向かって取付けられる。
【0047】93は冷蔵室56の天面両隅に取付けられ
た庫内照明灯であり、冷蔵室56の天面から背面に亘る
L字型のランプカバー94で覆われており、冷蔵室56
内を隅々まで照射できる。
【0048】95は区画室64の収納容器65の背面壁
に設置された抗菌装置である。96は野菜室57の野菜
収納容器72の背面壁に設置された抗菌装置である。
【0049】97は冷蔵室56と野菜室57を区画する
断熱材を有しない仕切壁で、仕切壁97の前部には冷蔵
室56と野菜室57を連通するように冷気吸入風路98
が設けられ仕切壁97には冷気吸入口99が形成されて
いる。
【0050】ここで、冷気吸入口99は回転仕切体68
の下部近傍を回避して、両側方に分かれて配置されてい
る。
【0051】また、100は野菜収納容器72の前壁1
01の高さ方向に設けられたリブであり、リブ100は
野菜収納容器72の周縁部101の前壁102の全幅に
亘って設けられている。103は野菜室57の引出しド
ア71が閉じられた状態で、リブ100と当接するシー
ル部材である。シール部材103は仕切壁97と一体に
形成されたシール部材取付部104の先端に設けられた
爪部105に嵌め込み固定されている。
【0052】これによって、冷蔵室56から吸入された
冷気は前記シール部材103によって野菜収納容器72
内に導かれることはない。
【0053】また、野菜収納容器72の上部には蓋や形
状記憶膜などの調湿構造を設けていない。
【0054】106は仕切壁97の後方に開口された野
菜室57の冷気吸入口であり、冷気K吸入口106の上
部に形成されている略L字型の冷気吐出風路87に連通
している。
【0055】また、野菜室57の奥面には冷気の戻り風
路が形成されておらず、野菜収納容器57の後方には内
箱52が配置している。
【0056】107は回転仕切体68に内蔵されたヒー
タで、回転仕切体68の結露を防止している。108は
冷蔵室温度調節手段であり冷蔵室56内に設置されてい
る。
【0057】前記冷蔵室温度調節手段108の調節位置
に対してあらかじめ計算したヒータ107の通電率で、
ヒータ107を制御している。
【0058】本実施例では、ヒータ107の通電率X
(%)と冷蔵室温度調節手段108の設定位置によって
定められた定数Aの関係は(数1)で表される。
【0059】
【数1】
【0060】また、この通電率変換は表1に示す様なも
ので計算されている。
【0061】
【表1】
【0062】また、ヒータ通電率は図7に示され、所定
のサイクルで所定の通電率の時間だけヒータ107をO
Nし、回転仕切体68を加熱する。
【0063】以上のように構成された冷蔵庫について、
以下その動作を説明する。
【0064】まず、冷凍室61内の温度検知器(図示し
ない)による検知温度が設定値より高い場合、圧縮機8
0が運転し、冷凍室冷却器81で冷却された冷気は送風
機83によって強制通風され、室内を冷凍温度(たとえ
ば−18℃)に冷却する。そして一方は冷凍室61の後
方に配置されたダンパー装置(図示しない)により供給
量を制御され、切替え室59に吐出される。その後、冷
気吸入口(図示しない)から冷凍室冷却器81に戻され
る。
【0065】そして温度検知器の検知温度が設定値より
低くなると圧縮機80は停止し、以後この作用を繰り返
して室内をたとえば−18℃などの冷凍温度に冷却す
る。
【0066】圧縮機80から冷蔵室56内に設けた切換
バルブ(図示しない)を経て冷蔵室冷却器84で冷却さ
れた冷気は送風機86によって通風され曲面91で送風
抵抗を低減し、略L字型の吐出風路87を通って冷気吐
出口89から冷蔵室56内へ強制通風されるので送風効
率がアップし冷蔵室56内を効率よく所定の温度(たと
えば2.5℃)冷却することができる。
【0067】そして冷蔵室56内の温度検知器(図示し
ない)により所定の検知温度に達した時、切換バルブが
閉じられて送風機86の運転により除霜した冷蔵室冷却
器84の水分を含んだ空気を冷蔵室56内に吐出し約7
5%の湿度に保つので冷蔵室内の高湿保存を可能にす
る。
【0068】そして、回転仕切体68への近傍となる吐
出口を閉塞した冷気吐出口89から吐出された冷気は回
転仕切体68の近傍となる吸入口を閉塞した冷気吸入口
99へと上方から下方に回転仕切体68に沿うことなく
野菜室57へ導かれ、野菜室57に流入した冷気はシー
ル部材103によって直接野菜収納容器72へ導かれる
のを遮断し、引出しドア71と野菜収納容器72の間を
通って前記野菜収納容器72の底部の第2通路を経て野
菜室57を間接冷却する。
【0069】このとき、回転仕切体68に冷気が沿って
流れないため、回転仕切体68が不必要に冷却されず、
多湿時に結露が防止できる。併せて、近傍に配置された
ハンドル70A,70Bへの結露も防止できる。
【0070】また、吐出口89は構造上回転仕切体68
への吐出口89を閉塞している為、回転仕切体68が冷
却されにくく結露防止用アルミ箔ヒータ69の容量を低
減できる為、消費電力量の低減を図ることができる。
【0071】また、冷蔵室温度調節手段108の設定位
置に対して、温度設定が低温に向かうほど発熱量が大き
くなるようヒータ通電率を決定しているので、庫内温度
に対してヒータを余分に通電しないので、省電力化をは
かることができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明は、貯蔵室の前面開口部両側に枢支された観音開き式
の第1扉及び第2扉を設け、第1扉の非枢支側裏面に扉
の回動軸方向に延在して回動自在に取付られた回転仕切
体とを備えたものにおいて、貯蔵室の天面前部より下方
に冷気を吐出する冷気吐出風路と貯蔵室の底面前部より
貯蔵室を冷却した冷気を吸入する冷気吸入風路を備え
て、冷気吐出風路の冷気吐出口は回転仕切体の近傍を回
避して配置したので、回転仕切体上部周辺の冷却が抑制
され、室内の適正な冷却分布を維持しながら防露品質が
高く電力消費の少ない冷蔵庫を提供できる。
【0073】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、冷気吸入風路の冷気吸入口は回
転仕切体の近傍を回避して配置したので、回転仕切体の
下部の冷却が抑制され防露品質が高まる。
【0074】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載の発明に、さらに、貯蔵室内に冷気吐出
風路と冷気吸入風路を通じて冷気を強制通風させる送風
機を設けたものであり、強制通風作用で室内の冷却分布
が均一化した上で、回転仕切体周辺への強制通風が避け
られ防露品質が高まる。
【0075】請求項4に記載の発明は、仕切壁の上部に
冷蔵室を下部にその他の貯蔵室を形成し、冷蔵室の前面
開口部両側に観音開き式の第1扉及び第2扉を設け、第
1扉の非枢支側の裏面に扉の回動軸方向に延在して回動
自在に取付られた回転仕切体を備え、冷蔵室の天面に設
けた冷気吐出風路と、冷蔵室の底面にあって仕切壁に設
けた冷気吸入風路と、冷気吐出風路と冷気吸入風路を通
じて冷蔵室内に冷気を強制通風させる送風機とを備え
て、冷気吐出風路の冷気吐出口を冷蔵室の前部で回転仕
切体の近傍を回避するように配置し、冷気吸入風路の冷
気吸入口を仕切壁の前部で回転仕切体の近傍を回避する
ように配置したので、冷蔵室内の冷却分布を適正化しな
がら、回転仕切体周辺への積極的な冷却を回避して防露
品質を高め、省エネルギー化を図ることが出来る。
【0076】請求項5に記載の発明は、貯蔵室の前面開
口部両側に設けた観音開き式の第1扉及び第2扉と、第
1扉の非枢支側の裏面に扉の回動軸方向に延在して回動
自在に取付られた回転仕切体と、回転仕切体に内蔵され
たヒータと、貯蔵室温度調節手段とを有し、貯蔵室温度
調節手段により設定した温度に応じてヒータの通電率を
変えるので、ヒータの発熱量を適正化して回転仕切体か
らの吸熱量を低減させ、電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による冷蔵庫の実施例1の正面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】同実施例の冷蔵庫の要部正面図
【図4】図1のB−B線断面図
【図5】図1のC−C線断面図
【図6】同実施例の冷蔵庫の要部断面図
【図7】同実施例の冷蔵庫の特性図
【図8】従来例の冷蔵庫の正面図
【図9】他の従来例の冷蔵庫の縦断面図
【符号の説明】
50 冷蔵庫本体 56 冷蔵室 57 野菜室(その他の貯蔵室) 61 冷凍室(その他の貯蔵室) 66A 第1扉 66B 第2扉 67A、67B ヒンジ 68 回転仕切体 87 冷気吐出風路 89 冷気吐出口 97 仕切壁 98 冷気吸入風路 99 冷気吸入口 107 ヒータ 108 冷蔵室温度調節手段(貯蔵室温度調節手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 晋一 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 (72)発明者 堀尾 好正 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L102 JA01 KA06 KC01 KD09 LB10 LB13 LE04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵庫本体内に設けた貯蔵室と、前記貯
    蔵室の前面開口部両側に回動自在に枢支された観音開き
    式の第1扉及び第2扉と、前記第1扉の非枢支側部分の
    裏面に前記開口部に亘る長さで扉の回動軸方向に延在し
    て回動自在に取付られた回転仕切体とを備えたものにお
    いて、前記貯蔵室の天面前部より下方に冷気を吐出する
    冷気吐出風路と、前記貯蔵室の底面前部より貯蔵室を冷
    却した冷気を吸入する冷気吸入風路とを備え、前記冷気
    吐出風路の冷気吐出口は前記回転仕切体の近傍を回避し
    て配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 冷気吸入風路の冷気吸入口は前記回転仕
    切体の近傍を回避して配置したことを特徴とする請求項
    1に記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 貯蔵室内に冷気吐出風路と冷気吸入風路
    を通じて冷気を強制通風させる送風機を設けたことを特
    徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷蔵庫本体を上下に区画する仕切壁と、
    前記仕切壁の上部に形成した冷蔵室と、前記仕切壁の下
    部に形成したその他の貯蔵室と、前記冷蔵室の前面開口
    部両側に回動自在に枢支された観音開き式の第1扉及び
    第2扉と、前記第1扉の非枢支側部分の裏面に前記開口
    部に亘る長さで扉の回動軸方向に延在して回動自在に取
    付られた回転仕切体と、前記冷蔵室の天面に設けた冷気
    吐出風路と、前記冷蔵室の底面にあって前記仕切壁に設
    けた冷気吸入風路と、前記冷気吐出風路と前記冷気吸入
    風路を通じて冷蔵室内に冷気を強制通風させる送風機と
    を備えて、前記冷気吐出風路の冷気吐出口を前記冷蔵室
    の前部で前記回転仕切体の近傍を回避するように配置
    し、前記冷気吸入風路の冷気吸入口を前記仕切壁の前部
    で前記回転仕切体の近傍を回避するように配置したこと
    を特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 貯蔵室の前面開口部両側に回動自在に枢
    支された観音開き式の第1扉及び第2扉と、前記第1扉
    の非枢支側部分の裏面に前記開口部に亘る長さで扉の回
    動軸方向に延在して回動自在に取付られた回転仕切体
    と、前記回転仕切体に内蔵されたヒータと、貯蔵室温度
    調節手段とを有し、前記貯蔵室温度調節手段により設定
    した温度に応じて前記ヒータの通電率を変えることを特
    徴とする冷蔵庫。
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