JPH0417182A - 磁気記録媒体のクリーニング方法 - Google Patents

磁気記録媒体のクリーニング方法

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JPH0417182A
JPH0417182A JP2120092A JP12009290A JPH0417182A JP H0417182 A JPH0417182 A JP H0417182A JP 2120092 A JP2120092 A JP 2120092A JP 12009290 A JP12009290 A JP 12009290A JP H0417182 A JPH0417182 A JP H0417182A
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magnetic
dust
cleaning
magnetic tape
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JP2120092A
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Yoshio Tanno
嘉雄 丹野
Yoshikatsu Kato
加藤 吉克
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 〔発明の概要〕 本発明は、磁気記録媒体の記録層表面の塵埃を除去する
磁気記録媒体のクリーニング方法において、非磁性支持
体上に記録層が形成されてなる磁気記録媒体を走行させ
ながら、マグネットにより又は静電気により或いは洗浄
により記録層表面の塵埃を除去することにより、記録層
表面の塵埃を確実に除去し、ドロプアウトの発生をなく
そうとするものである。
〔従来の技術〕
従来より磁気記録媒体としては、ポリエステルフィルム
等の非磁性支持体上に強磁性粉末を有機バインダー中に
分散せしめた磁性塗料を塗布・乾燥することにより作製
される塗布型の磁気記録媒体や、Co−Ni合金やCo
−Cr合金等の金属材料を真空薄膜形成手段、例えば蒸
着やスパッタリングによって非磁性支持体上に直接被着
することにより作製されるいわゆる金属磁性薄膜型の磁
気記録媒体が提案されている。
これら磁気記録媒体においては、塗布型、金属磁性薄膜
型を問わずいずれもドロップアウト対策として記録層を
形成した後、その記録層表面(磁性層上に形成されるト
ップコート層表面も含む。)に付着する塵埃を除去する
ことが行われている。
記録層表面をクリーニングする手法としては、例えば、
記録層表面を直接払拭する等して塵埃を除去する接触式
による手法と記録層表面を接触せずに塵埃を除去する非
接触式による手法とがある。
接触式による手法には、例えばテープ上に微細な砥粒が
塗布されてなるラッピングテープや不織布等のクリーニ
ングテープを、一方向に走行する媒体の記録層表面に接
触させることにより、該クリニングテープで前記記録層
表面に付着する塵埃を除去する手法が挙げられる。一方
、非接触式による手法には、例えば超音波等を用いて記
録層表面上の塵埃を該記録層表面より浮かせ、これを強
力なバキュームで吸引することにより塵埃を除去する手
法が挙げられる。あるいは、記録層表面にエアーを吹き
付けることにより塵埃を除去する手法等もある。
ところが、接触式による手法では、塵埃がクリニングテ
ープに100%付着されるわけではなく、そのうちの数
10%が記録層表面に再付着するという問題がある。ま
た、硬度の高い塵埃2例えば磁性粉等がクリーニングテ
ープによって除去される際に、該塵埃が記録層表面とク
リーニングテープ間に挟まれ、この塵埃によって記録層
表面に擦り傷が発生することがある。
一方、非接触式による手法では、塵埃の再付着や擦り傷
の心配はないが、装置が大型し、専用の設置スペースが
必要となるため、スペース上既存の設備に導入するのは
かなりの制約を受けるという問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであり、簡単な構造で記録層表面の塵埃を確実に除
去することが可能な磁気記録媒体のクリーニング方法を
提供することを目的し、さらには表面性に優れ、ドロッ
プアウトの発生のない磁気記録媒体が得られる磁気記録
媒体のクリーニング方法を提供することを目的とするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る磁気記録媒体のクリーニング方法は、非磁
性支持体上に記録層が形成されてなる磁気記録媒体を走
行させながら、マグネットにより又は静電気により或い
は記録層表面を洗浄することにより、記録層表面の塵埃
を除去することを特徴とするものである。
〔作用〕
本発明の第1の発明においては、走行する磁気記録媒体
の記録層表面に付着する塵埃がマグネットによって磁気
吸着される。
また本発明の第2の発明においては、走行する磁気記録
媒体の記録層表面に付着する塵埃が静電気によって静電
吸着される。
さらに本発明の第3の発明においては、走行する磁気記
録媒体の記録層表面が洗浄されるので、該記録層表面に
付着する塵埃が洗い流される。
したがって、本発明によれば、記録層表面の塵埃が確実
に除去される。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した磁気記録媒体のクリーニング方
法の具体的な実施例について説明する。
第上例実施炎 本実施例は、連続走行する磁気記録媒体の記録層表面に
マグネットを非接触状態で近接配置し、該マグネットに
より記録層表面に付着する塵埃を除去する例である。
先ず、本実施例で用いたクリーニング装置について説明
する。
クリーニング装置は、第1図に示すように、非磁性支持
体上に記録層が形成されてなる磁気テープ(1)を連続
的に走行させる一対のローラ(2) 、 (3)よりな
る走行系と、これらローラ(2) 、 (3)間に亘っ
て走行する磁気テープ(1)の記録層表面に付着する塵
埃を除去するマグネット(4)よりなるクリニング部と
からなっている。
走行系は、一対のローラ(2) 、 (3)が所定の間
隔で設けられることにより構成され、前記磁気テープ(
1)をこれらローラ(2) 、 (3)間に亘って連続
的に走行させるようになっている。なお、本実施例では
、磁気テープ(1)を第1図中矢印方向に走行させるよ
うにした。
上記ローラ(2) 、 (3)間に亘って走行させる磁
気テープ(1)には、配向処理、乾燥処理、カレンダー
処理1裁断処理が終了したものが使用されるが、裁断処
理については処理前のものであってもよい。
また、ここで用いられる磁気テープ(1)は、塗布型媒
体であると金属磁性薄膜型媒体であるとを問わない。塗
布型媒体においては、磁性粉末、結合剤1分散剤等はい
ずれも従来公知の材料が使用できる。同様に、金属磁性
薄膜型媒体においても、強磁性金属材料は従来より公知
の材料がいずれも適用できる。また、これら磁性層を形
成する支持体となる非磁性支持にも、従来公知の材料が
いずれも適用できる。なお、上記磁気テープ(1)にお
いては、磁性層表面にトップコート層が形成されていて
もよく、または磁性層表面とは反対側の面にバックコー
ト層が形成されていてもよい。
一方、クリーニング部は、マグネット(4)より構成さ
れ、該マグネット(4)が前記一対のローラ(2) 、
 (3)間の略中間部位置に当該磁気テープ(1)の記
録層表面に近接して対向配置され、該磁気テープ(1)
に対して非接触状態とされている。ここで用いるマグネ
ット(4)は、磁気テープ(1)の記録層表面に付着す
る塵埃、特に抗磁力をもつ磁性粉等を磁気吸着するもの
であるため、なるべく大きな磁界を発生するものが用い
られる。例えば、その磁界の強さとしては、3500G
auss程度である。
一 本例では、効率的な磁界を得るために例えば第2図に示
すように、複数の棒磁石(4a)を磁気テープ(1)の
幅方向1すなわち磁気テープ(1)の走行方向と略直交
する方向に同一直線上に所定間隔で配列した棒磁石群M
、と、この棒磁石群M、と同様に構成した複数の棒磁石
(4b)よりなる棒磁石群M2を磁気テープ(1)走行
方向に対して若干離間した位置に対向配置させるように
構成したマグネット(4)を用いた。これら棒磁石群M
1と棒磁石群M2とは、前記磁気テープ(1)と対向す
る磁極が互いに異なるようにされ、一方の棒磁石群M1
より他方の棒磁石群M2へ向かう磁束が発生ずるように
なされている。なお、本実施例では、磁気テープ(1)
が走行してくる入口側の棒磁石群MをN極とし、出口側
の棒磁石群M2をS極とした。
したがって、これら棒磁石群M1.棒磁石群M2間に発
生する磁束の向きは、上記磁気テープ(1)の走行方向
と同一方向となる。
なお、上記棒磁石群M、と棒磁石群M2間で発生させる
磁束の向きは、上記磁気テープ(1)の走行方向と反対
向きであってもよい。また、上記マグネット(4)は、
上記の例のように棒磁石に限らず、U字型のマグネット
を使用してもよい。要は、磁気テープ(1)の記録層表
面に付着する塵埃を磁気吸着することができれば、その
形状は問わない。
また、上記マグネット(4)は、永久磁石であってもよ
く、あるいは電磁石であってもよい。
上述のように構成されたクリーニング装置においては、
前記一対のローラ(2) 、 (3)間に亘って連続的
に走行する磁気テープ(1)が、前記マグネット(4)
と対向する位置に送られてくると、当該マグネット(4
)の磁束により、前記記録層表面に付着する塵埃(特に
、磁性粉等)が磁気吸着される。
したがって、マグネット(4)を通過した磁気テープ(
1)の記録層表面上には塵埃がなくなる。特に本例では
、塵埃を磁気吸着するため、マグネット(4)に吸着さ
れた塵埃が前記記録層表面に再付着することがない。ま
た、磁気吸着によって塵埃を記録層表面より除去するの
で、該記録層表面を傷つけることがなく、表面性を確保
することができる。したがって、ドロップアウトの発生
がなくなり、記録再生出力に優れた磁気テープを提供す
ることができる。
また、上記クリーニング装置では、連続的に走行する磁
気テープ(1)の記録層に近接してマグネット(4)を
設けることのみであるため、装置構成が単純であるとと
もに小型で、既存の設備に導入する上で何らスペース上
の問題も生じない。
上述の装置を用いて以下に示す条件の下で、実際に磁気
テープ(1)の記録層表面をクリーニングしてみた。
磁気テープには、テープ幅8mmの金属磁性薄膜型の磁
気テープを用い、これを走行スピード70m/min 
、  100 m/min 、  150 m/min
の各スピードで走行させたときの処理後の記録層表面の
塵埃の除去状態及び記録層表面の傷つきを評価した。な
お、マグネットには、3500 Gauss程度のもの
を使用した。
また、比較例として、ラッピングテープを磁気テープの
記録層表面に接触させて該記録層表面をクリーニングし
たときの処理後の記録層表面の塵埃の除去状態及び記録
層表面の傷つきを同様に評価した。その結果を第1表に
示す。
処理後の記録層表面の塵埃の除去状態は、塵埃が完全に
除去されているものを◎とし、ドロップアウトに支障の
ない程度に塵埃が除去されているのものを○とし、塵埃
が比較的除去されているものを△として評価した。また
、傷つきについては、傷が全く認められなかったものを
◎とし、傷が認められたものを×として評価した。そし
て、これら塵埃の除去状態と傷つきの総合的な評価が良
好であるものを○とし、やや良好であるものを△とし、
悪いものを×とした。
第1表 第1表かられかるように、実験例工ないし実験例3では
、いずれもドロップアウトに支障のない程度に塵埃を除
去することができており、記録層表面の傷つきも全くな
い。これに対して、比較例1ないし比較例3では、確実
に塵埃を除去することができるものの、記録層表面に傷
つきが発生しており、表面性が損なわれている。したが
って、本実施例の方法で磁気テープの記録層表面をクリ
ニングすれば、記録層表面に付着する塵埃を除去するこ
とができるとともに、該記録層表面の傷つきを防止する
ことができる。
第」Jど11桝 本実施例は、連続走行する磁気記録媒体の記録層表面に
マグネットを内蔵したガイドロールを接触させて該マグ
ネットにより記録層表面に付着する塵埃を除去する例で
ある。
本実施例で用いたクリーニング装置は、第3図に示すよ
うに、非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気テ
ープ(5)を連続的に走行させる一対のローラ(6) 
、 (7)よりなる走行系と、これらロラ(6) 、 
(7)間に亘って走行する磁気テープ(5)の記録層表
面に付着する塵埃を除去するマグネット(9)が内蔵さ
れたガイドロール(10)よりなるクリーニング部とか
らなっている。
走行系は、前述した第1の実施例と同様に一対のローラ
(6) 、 (7)が所定の間隔で設けられることによ
り構成され、前記磁気テープ(5)をこれらローラ(6
) 、 (7)間に亘って連続的に走行させるようにな
っている。なお、上記ローラ(6) 、 (7)間に亘
って走行させる磁気テープ(5)は、先の実施例1のも
のと同様のものが使用される。
一方、クリーニング部は、複数の棒磁石よりなるマグネ
ット(9)が金属よりなる円筒状のガイドロール(10
)内に円環状に配列されることにより構成されている。
上記ガイドロール(10)は、前記−対のローラ(6)
 、 (7)間に亘って走行する磁気テープ(5)の略
中間部位置に該磁気テープ(5)の記録層表面に接触状
態で対向配置され、第3図中矢印で示す方向にテープ速
度と同じ速度で回転するようになっている。なお、ガイ
ドロール(10)は、記録層と接触するため、該記録層
を傷つけないように鏡面加工等が施されたものが用いら
れる。したがって、このクリーニング部においては、ガ
イドロール(10)内に内蔵されるマグネット(9)よ
り発生する磁束の作用で、励磁されたガイドロール表面
(10a)に前記磁気テープ(5)の記録層表面に付着
する塵埃が磁気吸着される。
なお、前記ガイドロール(10)内に内蔵するマグネッ
ト(9)の磁極の方向や配列あるいは形状、材質1位置
等は特に限定されない。要は、記録層表面に付着する塵
埃を確実に磁気吸着することができればよい。本例では
、前記ガイドロール(10)内に内蔵される複数のマグ
ネット(9)の磁極を全て同極とした。
また、上記クリーニング部には、前記ガイドロール表面
(10a)に吸着した塵埃を除去して当該ガイドロール
表面(10a)を常にクリーンな状態に保つためのクリ
ーニングテープ(11)が前記ガイドロール(10)の
表面(10a)に接触して設けられている。
上記クリーニングテープ(11)は、例えば不織布等よ
りなり、前記ガイドロール(10)を挾んで前記磁気テ
ープ(5)とは反対側に当該ガイドロール表面(1,0
a)に接触して設けられるとともに、磁気テープ(・5
)と同一方向に走行するように繰り出しローラ(12)
と巻き取りローラ(13)間に亘って設けられている。
したがって、前記ガイドロール(10)の表面(10a
)は、上記クリーニングテープ(11)によって当該ガ
イトロール表面(10a)に磁気吸着された塵埃が除去
され、常にクリーンな状態とされる。
なお、前記ガイドロール表面(10a)に吸着される塵
埃を除去する手法としては、上記の例の他に、例えば第
4図に示すように、ガイドロール表面(10a)に接し
て粘着ロール(I4)を前記ガイドロール(10)と同
期させて回転させるようにしてもよい。
あるいは、第5図に示すように、前記ガイドロール表面
(10a)に近接して複数のマグネット(15)を対向
配置し、このマグネッ) (15)によって前記ガイド
ロール表面(10a)に吸着される塵埃を磁気吸着する
ようにしてもよい。
上述のように構成されたクリーニング装置においては、
先の実施例と同様、前記一対のローラ(6)(7)間に
亘って連続的に走行する磁気テープ(5)の記録層表面
に付着する塵埃がマグネット(9)より発生する磁束に
よって励磁されたガイドロール表面(10a)に磁気吸
着される。したがって、磁気テープ(5)の記録層表面
に付着する塵埃を確実に除去することができるとともに
、記録層表面の傷つきも防止され、ドロップアウトの発
生を防止することができる。また、このクリーニング装
置においても、簡単な構造であるため、既存の設備に導
入する上で何らスペース上の問題が住じない。
この実施例においても、先の第1の実施例と同様に上述
の装置を用いて磁気テープ(5)の記録層表面をクリー
ニングしてみた。なお、ここでの条件は、先の第1の実
施例のものと同一条件とした。
その結果を第2表に示す。
(以下余白) 第2表 1で 第2表かられかるように、実験例1及び実験例2におい
ては、いずれも確実に塵埃を除去することができており
、記録層表面の傷つきも全くない。
したがって、本実施例の方法で磁気テープの記録層表面
をクリーニングすれば、記録層表面に付着する塵埃を確
実に除去することができるとともに、該記録層表面の傷
つきを防止することができる。
第J(ど1虹桝 本実施例は、連続走行する磁気記録媒体の記録層表面に
付着する塵埃を静電気により静電吸着して除去する例で
ある。
本実施例で用いたクリーニング装置は、第6図に示すよ
うに、非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気テ
ープ(16)を連続的に走行させる−対のローラ(17
) 、 (18)よりなる走行系と、これらローラ(1
7) 、 (18)間に亘って走行する磁気テープ(1
6)の記録層表面に付着する塵埃を除去する静電気がチ
ャージせしめられたクリーニングテープ(I9)よりな
るクリーニング部とからなっている。
走行系は、前述の第1の実施例と同様に一対のローラ(
17) 、 (1B)が所定の間隔で設けられることに
より構成され、前記磁気テープ(16)をこれらローラ
(17) 、 (18)間に亘って連続的に走行させる
ようになっている。なお、上記ローラ(17) 、 (
18)間に亘って走行させる磁気テープ(16)は、先
の実施例1のものと同様のものが使用される 一方、クリーニング部は、静電気がチャージされてなる
クリーニングテープ(19)が前記一対のローラ(17
) 、 (1B)間に亘って走行する磁気テープ(16
)と対向して略平行に走行するように所定間隔で設けら
れた繰り出しローラ(20)と巻き取りローラ(21)
間に亘って設けられて構成されている。そして、上記ク
リーニングテープ(19)は、前記磁気テープ(16)
に対して均一なギャップを持って該磁気テープ(16)
の走行方向(第6図中矢印で示す方向)と逆方向に走行
するようになっている。なお、クリーニングテープ(1
9)の走行方向は、磁気テープ(1G)の走行方向と同
一方向であってもよい。また、ここで用いられるクリー
ニングテープ(19)には、静電気がチャージされるも
のならば何でもよ(、その材料は特に限定されない。
また、上記繰り出しローラ(20)と巻き取りローラ(
21)間には、繰り出しローラ(20)より巻き取りロ
ーラ(21)へ向かって走行するクリーニングテープ(
19)に静電気をチャージするための静電気チャージ装
置(22)が設けられている。この静電気チャージ装置
(22)は、前記磁気テープ(16)とは反対側であっ
て繰り出しローラ(20)より巻き取りローラ(21)
に亘って走行するクリーニングテープ(19)に近接し
て対向配置するように設けられている。したがって、前
記クリーニングテープ(19)には、上記静電気チャー
ジ装置(22)によって静電気がチャージされる。
上述のように構成されたクリーニング装置においては、
静電気チャージ装置(22)より繰り出しローラ(20
)より巻き取りローラ(21)へ向かって走行するクリ
ーニングテープ(19)に静電気がチャージされる。そ
して、このクリーニングテープ(19)と平行に連続し
て走行する磁気テープ(16)の記録層表面に付着する
塵埃が該クリーニングテープ(19)の静電気によって
静電吸着される。したがって、磁気テープ(1G)の記
録層表面に付着する塵埃を確実に除去することができる
とともに、記録層表面の傷つきも防止され、ドロップア
ウトの発生が防止できる。また、このクリーニング装置
においても、簡単な構造であるため、既存の設備に導入
する上で何らスペース上の問題も生じない。
この実施例においても、先の第1の実施例と同様に上述
の装置を用いて磁気テープ(16)の記録層表面をクリ
ーニングしてみた。なお、ここでの条件は、先の第1の
実施例のものと同一条件とした。
その結果を第3表に示す。
第3表 「 し 第3表かられかるように、実験例1及び実験例2におい
ては、いずれも確実に塵埃を除去することができており
、記録層表面の傷つきも全くない。
したがって、本実施例の方法で磁気テープの記録層表面
をクリーニングすれば、記録層表面に付着する塵埃を確
実に除去することができるとともに、該記録層表面の傷
つきを防止することができる。
第」jに11附 本実施例は、連続走行する磁気記録媒体の記録層表面を
洗浄して該記録層表面に付着する塵埃を除去する例であ
る。
本実施例で用いたクリーニング装置は、第7図に示すよ
うに、非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気テ
ープ(23)を連続的に走行させる口−ラ(24) 、
 (25) 、 (26)よりなる走行系と、これらロ
ーラ(24) 、 (25) 、 (26)にガイドさ
れて走行する磁気テープ(23)の記録層表面に付着す
る塵埃を洗い流す洗浄装置(27)を有したクリーニン
グ部とからなっている。
走行系は、磁気テープ(23)を繰り出し側より洗浄装
置(27)へ走行させるローラ(24)と、磁気テープ
(23)を洗浄装置(27)へと導くローラ(26)と
、洗浄後の磁気テープ(23)をドライヤー(28)へ
と走行させるローラ(25)とからなっている。したが
って、磁気テープ(23)は、繰り出し側より洗浄装置
(27)へと走行し、洗浄後、ドライヤー(28)へと
連続的に走行される。なお、上記磁気テープ(16)に
は、前述の実施例1のものと同様のものが使用される。
一方、クリーニング部を構成する洗浄装置(27)は、
前記磁気テープ(23)を該洗浄装置(27)へと導く
ローラ(26)と接して設けられる洗浄液供給用ローラ
(29)と、これらローラ(26)及び洗浄液供給用ロ
ーラ(29)間に走行する磁気テープ(23)の記録層
表面に洗浄液(30)を供給するノズル(31)と、吹
き付けられた洗浄液(30)を回収する槽(32)とか
らなっている。
上記洗浄液供給用ローラ(29)は、前記磁気テープ(
23)を挾み込む形で前記洗浄装置(27)へと導くロ
ーラ(26)に接して設けられ、これらローラ(26)
(29)間を走行する磁気テープ(23)をドライヤー
(28)へと走行させるように第7図中矢印に示すよう
に回転可能とされている。なお、この洗浄液供給用ロー
ラ(29)の回転方向は、これとは逆向きであってもよ
い。また、上記ローラ(26)と洗浄液供給用ローラ(
29)の材質も何ら問わない。
上記ノズル(31)は、前記ローラ(26)と洗浄液供
給用ローラ(29)間を走行する磁気テープ(23)の
記録層表面に付着する塵埃を洗い流す洗浄液(30)を
供給するためのもので、その先端より洗浄液(30)を
噴出するようになっている。
上記ノズル(31)より噴出せしめる洗浄液(30)は
、水やアルコール系溶媒、フロン系溶媒等、その種類は
問わないが、本例ではノルマルプロパツールを使用した
。また、洗浄液(30)を噴出させる圧力も特に限定さ
れない。
そして、上記洗浄液(30)を噴出せしめた後の洗浄液
(30)を回収するための槽(32)が前記洗浄液供給
用ローラ(29)の下方に設けられている。なお、この
槽(32)には、当該槽(32)内に回収された洗浄液
(30)をフィルター介して清浄して再び前記ノズル(
31)へと供給するためのパイプ(33)が接続されて
いる。
前記ドライヤー(28)は、上記洗浄装置(27)にて
洗浄液(30)が吹き付けられた磁気テープ(23)を
乾燥させるためのもので、該ドライヤー(2日)へと導
くローラ(25)の近傍部に設けられている。
上述のように構成されたクリーニング装置においては、
磁気テープ(23)がローラ(24)によって洗浄装置
(27)へと導かれ、ここで洗浄液(30)が噴出せし
められる。このとき、磁気テープ(23)は、洗浄液(
30)によって洗浄されるため、記録層表面に付着する
塵埃がきれいに流される。特にこの場合には、塵埃を洗
浄液(30)により洗い流すので、抗磁力を有する磁性
粉の他に、抗磁力を有しない塵埃も除去される。そして
、洗浄が終了すると、磁気テープ(23)がドライヤー
(28)へと導かれて乾燥せしめられる。したがって、
本例では、磁気テープ(23)の記録層表面に付着する
塵埃を確実に除去することができるとともに、記録層表
面の傷つきも防止され、ドロップアウトの発生を防止す
ることができる。また、このクリーニング装置において
も、簡単な構造であるため、既存の設備に導入する上で
何らスペース上の問題も生じない。
この実施例においても、前述の第1の実施例と同様に上
述の装置を用いて磁気テープ(23)の記録層表面をク
リーニングしてみた。なお、ここでの条件は、先の第1
の実施例のものと同一条件とした。その結果を第4表に
示す。
第4表 1; 第4表かられかるように、実験例1及び実験例2におい
ては、いずれも確実に塵埃を除去することができており
、記録層表面の傷つきも全くない。
したがって、本実施例の方法で磁気テープの記録層表面
をクリーニングすれば、記録層表面に付着する塵埃を確
実に除去することができるとともに、該記録層表面の傷
つきを防止することができる。
〔発明の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本発明においては、
連続走行する磁気記録媒体の記録層表面に付着する塵埃
をマグネットにより磁気吸着し又は静電気により静電吸
着し、或いは記録層表面を洗浄して洗い流すようにして
いるので、記録層表面に付着する塵埃を確実に除去する
ことができる。
また、いずれの方法も記録層表面に接触して塵埃を除去
する手法でないため、記録層への傷つきを防止すること
ができる。
したがって、本発明方法を用いれば、表面性に優れたド
ロップアウトの発生のない記録再生出力の大幅な向上が
図れる磁気記録媒体を提供することができる。
また、本発明方法に用いるクリーニング装置においては
、いずれも簡単な装置であるため、既存の設備ムこ導入
する上でスペース上何ら制約を受けることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の実施例で用いたクリーニング装置を示す
模式図、第2図はマグネットの配列を示す要部拡大平面
図である。 第3図は第2の実施例で用いたクリーニング装置を示す
模式図、第4図はガイドロール表面に吸着する塵埃を除
去する他の手段を示す模式図、第5図はさらに他の例を
示す模式図である。 第6図は第3の実施例で用いたクリーニング装置を示す
模式図である。 第7図は第4の実施例で用いたクリーニング装置を示す
模式図である。 1.5,16.23  ・・・磁気テープ4 ・ 22・ 27・ 30・ ・マグネット ・静電気チャージ装置 ・洗浄装置 ・洗浄液 特許出願人   ソニー株式会社 代理人 弁理士 小 池   晃 同  田村榮 同  佐藤 勝 手続補正書(自発) 平成 2年 8月、21日 特許庁長官  植 松  敏 殿 1、事件の表示 平成2年 特許側 第120092号 2、発明の名称 磁気記録媒体のクリーニング方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京部品用図化品用6丁目7番35号名称(21
8)ソニー株式会社 代表者大賀典雄 7、補正の内容 (1)明細書第18頁に記載される第2表を以下の通り
補正する。 第2表 (2)明細書第22頁に記載される第3表を以下の通り
補正する。 第3表 4、代理Å 以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気記
    録媒体を走行させながら、マグネットにより記録層表面
    の塵埃を除去することを特徴とする磁気記録媒体のクリ
    ーニング方法。
  2. (2)非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気記
    録媒体を走行させながら、静電気により記録層表面の塵
    埃を除去することを特徴とする磁気記録媒体のクリーニ
    ング方法。
  3. (3)非磁性支持体上に記録層が形成されてなる磁気記
    録媒体を走行させながら、記録層表面を洗浄して該記録
    層表面の塵埃を除去することを特徴とする磁気記録媒体
    のクリーニング方法。
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