JPH04241227A - 磁気記録媒体の製造方法及び装置 - Google Patents
磁気記録媒体の製造方法及び装置Info
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- JPH04241227A JPH04241227A JP4451691A JP4451691A JPH04241227A JP H04241227 A JPH04241227 A JP H04241227A JP 4451691 A JP4451691 A JP 4451691A JP 4451691 A JP4451691 A JP 4451691A JP H04241227 A JPH04241227 A JP H04241227A
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Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体の製造方法
及び装置に関し、更に詳しくは、磁性層が形成された可
撓性支持体を走行させながらカレンダー処理を行うとき
の磁気記録媒体の製造方法及び装置に関する。
及び装置に関し、更に詳しくは、磁性層が形成された可
撓性支持体を走行させながらカレンダー処理を行うとき
の磁気記録媒体の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオやオーディオ、さらにコンピュー
タ等の情報機器の情報の記録媒体として、磁気テープの
ごとき磁気記録媒体が汎用されている。この磁気記録媒
体の製造方法においては、例えば、フィルム等の可撓性
支持体に磁性分散液を塗布、乾燥し、この支持体状に形
成された磁性層の記録密度を高めたり、磁性層の表面性
を向上させるために加圧処理(カレンダー処理)が施さ
れる。また、磁気記録媒体の製造過程において、可撓性
支持体や磁性層に付着している塵埃等を除去することが
行われる。
タ等の情報機器の情報の記録媒体として、磁気テープの
ごとき磁気記録媒体が汎用されている。この磁気記録媒
体の製造方法においては、例えば、フィルム等の可撓性
支持体に磁性分散液を塗布、乾燥し、この支持体状に形
成された磁性層の記録密度を高めたり、磁性層の表面性
を向上させるために加圧処理(カレンダー処理)が施さ
れる。また、磁気記録媒体の製造過程において、可撓性
支持体や磁性層に付着している塵埃等を除去することが
行われる。
【0003】すなわち、カレンダー処理を行うときに、
磁性層ならびに支持体裏面側に塵埃等の異物が付着して
いると、この異物がカレンダーロールの圧力により磁性
層の表面に傷を付けるために、例えば傷による記録再生
信号のドロップアウト等が発生し易くなり、磁気記録媒
体の磁気変換特性の低下を招くものであった。更に、こ
の異物が磁性層の表面に付着したままでカレンダー処理
された場合には、例えば、カレンダー処理後においても
異物が磁性層に付着した状態であるときは、この付着し
た異物の部分だけが欠陥部分となる可能性にとどまるが
、カレンダーロール表面に異物が転写付着して、この付
着した異物がロール側に固定された状態に置かれると、
ロール一回転ごとに磁性層を傷をつけることになり、欠
陥部分の数も多くなる可能性があり、磁気記録媒体の品
質を大きく損なうことになる。また、異物の付着が磁性
層でなく支持体裏面側の場合においても、磁気記録媒体
が巻装された状態では、この異物が磁性層に転写された
り、異物による凹凸が磁性層に転写されたり傷ついたり
する。
磁性層ならびに支持体裏面側に塵埃等の異物が付着して
いると、この異物がカレンダーロールの圧力により磁性
層の表面に傷を付けるために、例えば傷による記録再生
信号のドロップアウト等が発生し易くなり、磁気記録媒
体の磁気変換特性の低下を招くものであった。更に、こ
の異物が磁性層の表面に付着したままでカレンダー処理
された場合には、例えば、カレンダー処理後においても
異物が磁性層に付着した状態であるときは、この付着し
た異物の部分だけが欠陥部分となる可能性にとどまるが
、カレンダーロール表面に異物が転写付着して、この付
着した異物がロール側に固定された状態に置かれると、
ロール一回転ごとに磁性層を傷をつけることになり、欠
陥部分の数も多くなる可能性があり、磁気記録媒体の品
質を大きく損なうことになる。また、異物の付着が磁性
層でなく支持体裏面側の場合においても、磁気記録媒体
が巻装された状態では、この異物が磁性層に転写された
り、異物による凹凸が磁性層に転写されたり傷ついたり
する。
【0004】このために、カレンダーロールを頻繁に清
掃したりしなければならず、カレンダー処理工程を一時
的停止させなけらばならない。このような製造ラインの
休止は、稼働率を著しく低下させ生産性を大きく損なう
ものであった。
掃したりしなければならず、カレンダー処理工程を一時
的停止させなけらばならない。このような製造ラインの
休止は、稼働率を著しく低下させ生産性を大きく損なう
ものであった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来において
は、例えば特開昭55−157132 号、同60−2
12825 号等が提案されている。上記の特開昭55
−157132 号、特開平1−106335号におい
ては、カレンダー処理前に帯状の不織布等のクリーニン
グ手段を用いて適当な圧力にて接触させて、支持体表面
をクリーニングすることが行われている。
は、例えば特開昭55−157132 号、同60−2
12825 号等が提案されている。上記の特開昭55
−157132 号、特開平1−106335号におい
ては、カレンダー処理前に帯状の不織布等のクリーニン
グ手段を用いて適当な圧力にて接触させて、支持体表面
をクリーニングすることが行われている。
【0006】上記の特開昭60−212825 号にお
いては、カレンダーロールに付着した塵埃や異物を空気
の吹きつけによって吹き飛ばすような処理方法および装
置が開示されている。
いては、カレンダーロールに付着した塵埃や異物を空気
の吹きつけによって吹き飛ばすような処理方法および装
置が開示されている。
【0007】しかし、不織布によるクリーニングは、塵
埃や異物を擦り取る作用を利用しているために、除去効
果を高めるためには不織布の接触圧を強める等の手段を
講じるために、このときに磁性層に傷が発生する可能性
がある。また、不織布によって磁性面から一旦除去した
異物等脱落して再び磁性面に付着する場合もあり、特に
磁性粉のように塵埃のなかでも比較的比重の大きいもの
の除去には、効果が低かった。
埃や異物を擦り取る作用を利用しているために、除去効
果を高めるためには不織布の接触圧を強める等の手段を
講じるために、このときに磁性層に傷が発生する可能性
がある。また、不織布によって磁性面から一旦除去した
異物等脱落して再び磁性面に付着する場合もあり、特に
磁性粉のように塵埃のなかでも比較的比重の大きいもの
の除去には、効果が低かった。
【0008】又、空気の吹きつけによる異物等の除去は
、カレンダーロールに異物等が付着したことが前提であ
るだけでなく、繊維状のものや比較的柔らかい塵埃には
効果を発揮できるが、特に磁性粉ように硬いものは、カ
レンダーロールに食い込むように押しつけられるので、
気体の吹きつけ等により除去するのは極めて困難であっ
た。また、例えば、カレンダーロールに食い込むように
付着した磁性粉等を除去しようとして空気等の吹きつけ
力を強くすると、その周りの空気流の乱れを生じ、支持
体の走行安定性を阻害する等の問題もあるために効果的
な除去が困難であった。
、カレンダーロールに異物等が付着したことが前提であ
るだけでなく、繊維状のものや比較的柔らかい塵埃には
効果を発揮できるが、特に磁性粉ように硬いものは、カ
レンダーロールに食い込むように押しつけられるので、
気体の吹きつけ等により除去するのは極めて困難であっ
た。また、例えば、カレンダーロールに食い込むように
付着した磁性粉等を除去しようとして空気等の吹きつけ
力を強くすると、その周りの空気流の乱れを生じ、支持
体の走行安定性を阻害する等の問題もあるために効果的
な除去が困難であった。
【0009】本発明の課題は、特に磁性粉のように塵埃
のなかでも比較的比重の大きいものを効果的に除去でき
、カレンダーロールに磁性粉等が付着しないようにする
磁気記録媒体の製造方法および装置を提供することにあ
る。
のなかでも比較的比重の大きいものを効果的に除去でき
、カレンダーロールに磁性粉等が付着しないようにする
磁気記録媒体の製造方法および装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明が係る課題は、可
撓性支持体上に磁性層を塗設した後に、カレンダー処理
を施す前に、前記可撓性支持体を磁界発生手段に接近さ
せて走行させ、前記磁界発生手段の磁力により前記可撓
性支持体および前記磁性層に付着している磁性体を除去
することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法により解
決できる。
撓性支持体上に磁性層を塗設した後に、カレンダー処理
を施す前に、前記可撓性支持体を磁界発生手段に接近さ
せて走行させ、前記磁界発生手段の磁力により前記可撓
性支持体および前記磁性層に付着している磁性体を除去
することを特徴とする磁気記録媒体の製造方法により解
決できる。
【0011】また、本発明の同様の課題は、磁性層が形
成された可撓性支持体を走行させながらカレンダー処理
を行う磁気記録媒体の製造装置において、前記カレンダ
ー処理を行うカレンダー部の前に前記可撓性支持体の表
裏に接近して磁石が設けられたことを特徴とする磁気記
録媒体の製造装置によっても解決される。
成された可撓性支持体を走行させながらカレンダー処理
を行う磁気記録媒体の製造装置において、前記カレンダ
ー処理を行うカレンダー部の前に前記可撓性支持体の表
裏に接近して磁石が設けられたことを特徴とする磁気記
録媒体の製造装置によっても解決される。
【0012】さらに、本発明の課題は、前記磁石が回転
手段の外周面に複数取りつけられており、かつ前記磁石
が前記回転手段により前記可撓性支持体の表裏から離れ
た位置に設けられた磁石清掃手段と、前記可撓性支持体
に接近した位置との間を順次移動するように構成された
磁気記録媒体の製造装置により解決することができる。
手段の外周面に複数取りつけられており、かつ前記磁石
が前記回転手段により前記可撓性支持体の表裏から離れ
た位置に設けられた磁石清掃手段と、前記可撓性支持体
に接近した位置との間を順次移動するように構成された
磁気記録媒体の製造装置により解決することができる。
【0013】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。第1図は磁気記録媒体の製造装置全体の概略
図であり、第2図は除塵装置の要部斜視図である。
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。第1図は磁気記録媒体の製造装置全体の概略
図であり、第2図は除塵装置の要部斜視図である。
【0014】第1図に示すように製造装置1は、例えば
ポリエチレンテレフタレートからなる帯状の長尺の支持
体2を、送り出しロール3から送り出して、この支持体
2上に、必要に応じてプレ処理を行ってから塗布部4に
て磁性分散液を塗布する。この磁性分散液の塗布に引き
続いて、塗布された磁性分散液が未乾燥の状態のうちに
、配向部5にて磁性粒子の所定の配向を行う。その後、
乾燥部6を通過させることにより、磁性分散液を適宜乾
燥させる。磁性分散液が乾燥して磁性層が形成された前
記支持体2は、この乾燥の後に、除塵装置7を通過して
から、カレンダー処理部8にて平滑化処理が行われ、巻
き取りロール9に巻き取られる。
ポリエチレンテレフタレートからなる帯状の長尺の支持
体2を、送り出しロール3から送り出して、この支持体
2上に、必要に応じてプレ処理を行ってから塗布部4に
て磁性分散液を塗布する。この磁性分散液の塗布に引き
続いて、塗布された磁性分散液が未乾燥の状態のうちに
、配向部5にて磁性粒子の所定の配向を行う。その後、
乾燥部6を通過させることにより、磁性分散液を適宜乾
燥させる。磁性分散液が乾燥して磁性層が形成された前
記支持体2は、この乾燥の後に、除塵装置7を通過して
から、カレンダー処理部8にて平滑化処理が行われ、巻
き取りロール9に巻き取られる。
【0015】前記除塵装置7は、前記支持体2に対して
複数の永久磁石10が磁性層側並びに支持体側に極めて
接近した状態に配置したものである。この構造について
は、第2図にしめすように、前記支持体2の幅方向に支
持体幅以上の長さを持って伸びた断面形状が矩形状の永
久磁石10が複数配置された構成である。そして、前記
永久磁石10は上下面が極性を有しており、その片方の
極面を磁性層の表面あるいは支持体裏面に対向するよう
に、図示しない保持手段により支持されている。また、
前記永久磁石10は前記支持体2を挟み込むように異極
を対向させるように配置されている。したがって、この
場合、磁力線はそのほとんどが前記支持体2をその厚み
方向に通過するように形成されている。
複数の永久磁石10が磁性層側並びに支持体側に極めて
接近した状態に配置したものである。この構造について
は、第2図にしめすように、前記支持体2の幅方向に支
持体幅以上の長さを持って伸びた断面形状が矩形状の永
久磁石10が複数配置された構成である。そして、前記
永久磁石10は上下面が極性を有しており、その片方の
極面を磁性層の表面あるいは支持体裏面に対向するよう
に、図示しない保持手段により支持されている。また、
前記永久磁石10は前記支持体2を挟み込むように異極
を対向させるように配置されている。したがって、この
場合、磁力線はそのほとんどが前記支持体2をその厚み
方向に通過するように形成されている。
【0016】さらに、前記永久磁石10により前記支持
体2が吸着されて、該磁石10と前記支持体2とが接触
するのを防止できるように、例えば、隣合う磁石間にお
いて保持ロール20により上下から前記支持体2を保持
し、前記支持体2のバタ付きを抑えるようになされてい
る。このように、前記支持体2上に磁性層を塗設した後
に、カレンダー処理を施す直前において、前記永久磁石
10により支持体裏面側および磁性層側に付着している
磁性体を、該永久磁石10にて吸着することができる。
体2が吸着されて、該磁石10と前記支持体2とが接触
するのを防止できるように、例えば、隣合う磁石間にお
いて保持ロール20により上下から前記支持体2を保持
し、前記支持体2のバタ付きを抑えるようになされてい
る。このように、前記支持体2上に磁性層を塗設した後
に、カレンダー処理を施す直前において、前記永久磁石
10により支持体裏面側および磁性層側に付着している
磁性体を、該永久磁石10にて吸着することができる。
【0017】したがって、このように磁力の作用により
前記支持体2や磁性面に対して非接触で塵埃や異物を除
去できるので、従来の不織布による接触型の方法のよう
に、前記磁性層や前記支持体に傷が発生することがない
。また、非接触であるが故に、前記磁石によって一旦吸
着した磁性粉は前記支持体2の走行力等の外部からの力
が加わらない。このことから、従来の不織布のように磁
性面等から一旦除去した異物等脱落がなく、極めて効果
的な除去を行うことができる。さらに、前記カレンダー
部8のカレンダーロール8a、8bに特に磁性粉のよう
な磁性のある比較的硬い異物が付着することが回避でき
、ロール表面を常にクリーンな状態に維持できて、良好
なカレンダー処理を行うことができる。
前記支持体2や磁性面に対して非接触で塵埃や異物を除
去できるので、従来の不織布による接触型の方法のよう
に、前記磁性層や前記支持体に傷が発生することがない
。また、非接触であるが故に、前記磁石によって一旦吸
着した磁性粉は前記支持体2の走行力等の外部からの力
が加わらない。このことから、従来の不織布のように磁
性面等から一旦除去した異物等脱落がなく、極めて効果
的な除去を行うことができる。さらに、前記カレンダー
部8のカレンダーロール8a、8bに特に磁性粉のよう
な磁性のある比較的硬い異物が付着することが回避でき
、ロール表面を常にクリーンな状態に維持できて、良好
なカレンダー処理を行うことができる。
【0018】また、除塵装置7は第2図に示すように、
前記永久磁石10が固定された構成に限るものではなく
、種々変更できるものであり、例えば第3図に示すよう
に構成することもできる。
前記永久磁石10が固定された構成に限るものではなく
、種々変更できるものであり、例えば第3図に示すよう
に構成することもできる。
【0019】第3図に示す除塵装置30はベルト13に
永久磁石10を一定間隔で固定し、このベルト13を一
対のドラム11、12に掛け渡した回転手段を用いたも
のを複数設置した構成である。
永久磁石10を一定間隔で固定し、このベルト13を一
対のドラム11、12に掛け渡した回転手段を用いたも
のを複数設置した構成である。
【0020】そして、片方の前記ドラム12により前記
永久磁石10を前記支持体2に接近させ、他方のドラム
11はクリーニング室18に収まるように構成されてい
る。すなわち、前記クリーニング室18には、不織布1
4の繰出ロール15と巻取ロール16を設けるとともに
、押し当てロール17により、前記ベルト13を一定速
度あるいは一定時間毎に移動すれば、前記不織布14に
より前記永久磁石10を清掃することができる。
永久磁石10を前記支持体2に接近させ、他方のドラム
11はクリーニング室18に収まるように構成されてい
る。すなわち、前記クリーニング室18には、不織布1
4の繰出ロール15と巻取ロール16を設けるとともに
、押し当てロール17により、前記ベルト13を一定速
度あるいは一定時間毎に移動すれば、前記不織布14に
より前記永久磁石10を清掃することができる。
【0021】このように構成すれば、前記支持体2に付
着していた塵埃や異物を吸着して汚れた前記永久磁石1
0を清掃するときに、磁気記録媒体の製造ラインを停止
しなくともよく、その稼働率の向上をはかることができ
る。
着していた塵埃や異物を吸着して汚れた前記永久磁石1
0を清掃するときに、磁気記録媒体の製造ラインを停止
しなくともよく、その稼働率の向上をはかることができ
る。
【0022】第3図の構造は、前記ドラム11と12の
二つのドラムを用いた構造としたが、ドラムは一つでも
よい。更に、第3図に示すものは、前記ベルト13は前
記支持体2の移動方向にそって回転する構成であるが、
前記ベルト13の移動方向は支持体幅方向とするような
構成であっても当然よい。 更に、第3図の構成では
、前記ドラム11、12を支持体厚み方向に並べたが、
その他に第4図に示すように構成することができる。第
4図に示す除塵装置40は、支持体2の走行方向に平行
にドラム11、12が並べられた構成である。なお、第
4図における除塵装置の構成要素で第3図のものと同じ
ものについては説明を省略する。この構造の場合、前記
ベルト13が前記支持体2に対して一定の距離平行に保
つ適当な保持構成があれば良く、第3図に示した場合と
異なりドラム対ならびにクリーニング手段を多数設置す
る必要がない。
二つのドラムを用いた構造としたが、ドラムは一つでも
よい。更に、第3図に示すものは、前記ベルト13は前
記支持体2の移動方向にそって回転する構成であるが、
前記ベルト13の移動方向は支持体幅方向とするような
構成であっても当然よい。 更に、第3図の構成では
、前記ドラム11、12を支持体厚み方向に並べたが、
その他に第4図に示すように構成することができる。第
4図に示す除塵装置40は、支持体2の走行方向に平行
にドラム11、12が並べられた構成である。なお、第
4図における除塵装置の構成要素で第3図のものと同じ
ものについては説明を省略する。この構造の場合、前記
ベルト13が前記支持体2に対して一定の距離平行に保
つ適当な保持構成があれば良く、第3図に示した場合と
異なりドラム対ならびにクリーニング手段を多数設置す
る必要がない。
【0023】なお、前記磁石10を取りつけた回転手段
は、必ずしもベルト状のものでなくともよく、ドラムの
外周に磁石を取りつけた構造であっもよい。前記実施態
様においては、前記永久磁石10の清浄を前記不織布1
4による構成としたが、その他に、エアーによるもので
もよい。前記各実施態様においては、永久磁石を用いた
が、本発明においては当然のことながら電磁石を使用し
てもよい。
は、必ずしもベルト状のものでなくともよく、ドラムの
外周に磁石を取りつけた構造であっもよい。前記実施態
様においては、前記永久磁石10の清浄を前記不織布1
4による構成としたが、その他に、エアーによるもので
もよい。前記各実施態様においては、永久磁石を用いた
が、本発明においては当然のことながら電磁石を使用し
てもよい。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、可撓性支
持体上に磁性層を塗設した後に、前記磁性層の表面を平
滑化すべくカレンダー処理を施す前に、前記可撓性支持
体を磁界の中を走行させて、前記磁界の磁力により前記
可撓性支持体および前記磁性層に付着している磁性粉等
の塵埃や異物を除去するものである。
持体上に磁性層を塗設した後に、前記磁性層の表面を平
滑化すべくカレンダー処理を施す前に、前記可撓性支持
体を磁界の中を走行させて、前記磁界の磁力により前記
可撓性支持体および前記磁性層に付着している磁性粉等
の塵埃や異物を除去するものである。
【0025】したがって、磁力の作用により前記支持体
裏面側や前記磁性層に対して非接触で塵埃や異物を除去
できるので、従来の不織布による接触型の方法のように
、塵埃等の除去に伴う前記磁性層や前記支持体裏面側の
傷の発生がない。また、非接触であるが故に、磁石によ
って一旦吸着した磁性粉等の異物は例えば前記支持体の
走行による外部からの力が加わらないので、一旦吸着し
た異物等脱落がなく、極めて効果的な異物等の吸着除去
を行うことができる。さらに、前記磁力のよって極めて
効果的な異物の除去ができるので、異物除去異除去の直
後に前記カレンダー処理を行えば、カレンダー処理を行
うカレンダーロールに、磁性粉のような比較的硬い異物
が付着することが回避でき、ロール表面を常にクリーン
な状態に維持できて、良好なカレンダー処理を行うこと
ができる。
裏面側や前記磁性層に対して非接触で塵埃や異物を除去
できるので、従来の不織布による接触型の方法のように
、塵埃等の除去に伴う前記磁性層や前記支持体裏面側の
傷の発生がない。また、非接触であるが故に、磁石によ
って一旦吸着した磁性粉等の異物は例えば前記支持体の
走行による外部からの力が加わらないので、一旦吸着し
た異物等脱落がなく、極めて効果的な異物等の吸着除去
を行うことができる。さらに、前記磁力のよって極めて
効果的な異物の除去ができるので、異物除去異除去の直
後に前記カレンダー処理を行えば、カレンダー処理を行
うカレンダーロールに、磁性粉のような比較的硬い異物
が付着することが回避でき、ロール表面を常にクリーン
な状態に維持できて、良好なカレンダー処理を行うこと
ができる。
【0026】さらに、前記磁界を発生する磁石が回転手
段の外周面に複数取りつけられ、かつ前記回転手段によ
り前記磁石が前記可撓性支持体の表裏から離れた位置に
設けられた清掃手段と、前記可撓性支持体に対向した位
置との間を順次移動するように構成であることにより、
前記磁石を清掃するために、そのつど製造ラインを停止
しなくともよく、磁石清掃による製造ラインの稼働率の
低下を防止することができる。
段の外周面に複数取りつけられ、かつ前記回転手段によ
り前記磁石が前記可撓性支持体の表裏から離れた位置に
設けられた清掃手段と、前記可撓性支持体に対向した位
置との間を順次移動するように構成であることにより、
前記磁石を清掃するために、そのつど製造ラインを停止
しなくともよく、磁石清掃による製造ラインの稼働率の
低下を防止することができる。
【図1】本発明の磁気記録媒体の製造装置全体の概略図
である。
である。
【図2】図1に示した装置における除塵装置の要部斜視
図である。
図である。
【図3】除塵装置の他の実施態様を示す概略側面図であ
る。
る。
【図4】除塵装置の他の実施態様を示す概略側面図であ
る。
る。
1 磁気記録媒体の製造装置
2 支持体
3 送り出しロール
4 塗布部
5 配向部
6 乾燥部
7、30、40 除塵装置
8 カレンダー部
8a、8b カレンダーロール
9 巻取ロール
10 磁石(永久磁石)
11、12 ドラム
13 ベルト
14 不織布
15 不織布の繰出ロール
16 不織布の巻取ロール
17 押し当てロール
18 クリーニング室
20 保持ロール
Claims (3)
- 【請求項1】 可撓性支持体上に磁性層を塗設した後
に、カレンダー処理を施す前に、前記可撓性支持体を磁
界発生手段に接近させて走行させ、前記磁界発生手段の
磁力により前記可撓性支持体および前記磁性層に付着し
ている磁性体を除去することを特徴とする磁気記録媒体
の製造方法。 - 【請求項2】 磁性層が形成された可撓性支持体を走
行させながらカレンダー処理を行う磁気記録媒体の製造
装置において、前記カレンダー処理を行うカレンダー部
の前に前記可撓性支持体の表裏に接近して磁石が設けら
れたことを特徴とする磁気記録媒体の製造装置。 - 【請求項3】 前記磁石が回転手段の外周面に複数取
りつけられており、かつ前記磁石が前記回転手段により
前記可撓性支持体の表裏から離れた位置に設けられた磁
石清掃手段と、前記可撓性支持体に接近した位置との間
を順次移動するように構成された請求項2に記載の磁気
記録媒体の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4451691A JPH04241227A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4451691A JPH04241227A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04241227A true JPH04241227A (ja) | 1992-08-28 |
Family
ID=12693714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4451691A Pending JPH04241227A (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 磁気記録媒体の製造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04241227A (ja) |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP4451691A patent/JPH04241227A/ja active Pending
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