JPH05213506A - ウエブ除塵方法 - Google Patents

ウエブ除塵方法

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JPH05213506A
JPH05213506A JP1915392A JP1915392A JPH05213506A JP H05213506 A JPH05213506 A JP H05213506A JP 1915392 A JP1915392 A JP 1915392A JP 1915392 A JP1915392 A JP 1915392A JP H05213506 A JPH05213506 A JP H05213506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
dust
roll
rubber
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1915392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Tsujimoto
宏和 辻本
Masayoshi Otsuka
正義 大塚
Hideo Akiyama
英雄 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Paper Mills Ltd filed Critical Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Publication of JPH05213506A publication Critical patent/JPH05213506A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】連続走行するウエブの表裏各面に付着している
付着塵を効果的に除去するためのウエブ除塵方法を提供
する。 【構成】連続走行するウエブの少なくとも片面に、ゴム
硬度1°〜20°、粘着力1〜15g/cm2 の粘着力を
有するゴムロールを接触させて、ゴムロール表面の粘着
力によりウエブ表面に付着している付着塵を除去するウ
エブの除塵方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続走行するウエブの表
面に付着している付着塵を除去するためのウエブ除塵方
法に関するものである。
【0002】なお、本発明で言う「ウエブ」とは、一般
に、その幅が数cm乃至数m、長さが数10m以上、厚さ
が数μm、乃至数100μmのポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、セルロー
スダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロ
ースアセテートプロピオネート、ポリ塩化ビニル、ポリ
塩化ビニリデン、ポリカーポネート、ポリイミド、ポリ
アミド等のプラスチックフィルムフィルム;紙にポリエ
チレン、ポリプロピレン、エチレンプテン共重合体等の
炭素数が2〜10のα−ポリオレフィン類を塗布又はラ
ミネートした紙;アルミニウム、銅、錫、等の金属箔;
等から成るウエブ、あるいは該ウエブを基材としてその
表面に予備的な加工層を形成せしめてあるウエブが含ま
れる。
【0003】更に、前述したウエブは、その用途に応じ
た塗布液例えば写真感光性塗布液、磁性塗布液、表面保
護、帯電防止あるいは滑性用塗布液等がその表面に塗布
され、乾燥した後、所望する幅及び長さに裁断されるも
のであり、その代表的な製品として各種写真フィルム、
印画紙、磁気テープ等が挙げられる。
【0004】
【従来の技術】従来、ウエブの表面付着塵を除去する方
法としては、以下に掲げる方法がよく知られている。
【0005】すなわち、まず、ウエブに適当な方法で保
持された不織布或いはブレードを押しつけることにより
表面付着塵を不織布或いはブレードで捕捉するという方
法や又清浄度のよい空気を高速でウエブにぶつけて、付
着塵をウエブ表面から剥離させ、近設された吸込み口に
導いてゆくという方法がある。これらはいずれも乾式で
あるが、これに対して湿式除去方法としては、洗浄液槽
の中にウエブを導入し、ここで超音波振動により付着塵
を剥離させる方法や、ウエブに洗浄液を供給した後に高
速空気の吹き付けと吸引を行なう方法(特公昭49−1
3020号公報参照)等が知られている。
【0006】これらの方法においては、各々問題点を含
んでいる。例えば、不織布或いはブレードで捕捉する方
法においては摩擦によるウエブのスリ傷発生、静電気発
生、及び不織布による場合には不織布の繊維自身の脱落
によるウエブ表面への付着故障の発生がある。
【0007】高速空気吹き付け法は、数十ミクロン以上
の比較的大きな付着塵の捕捉には効果があるが、小さい
付着塵、或いは付着力の強い付着塵については、ほとん
ど効果が認められない。又、上述の湿式除去法について
は、設備が非常に大きくなること及び高速で走行するウ
エブの付着塵除去に際しては、ミストの発生が激しく、
このミストが周囲の設備のみならず、付着塵除去後のウ
エブに付着してしまう結果を招いている。以上説明した
ようにウエブ表面に付着した付着塵の除去方法について
は、まだ充分な対策がないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
のような問題点のない、ウエブ表面に付着している付着
塵を除去する方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、連
続走行するウエブの表裏各走行面の少なくとも片面に、
ロール表面が粘着力を有する回転可能な弾性ロール表面
を接触させ、該弾性ロールのロール表面が有する粘着力
により、連続走行するウエブの表裏に付着している付着
塵をロール表面に付着させて除去することを特徴とする
ウエブ除塵方法によって達成し得ることを見いだした。
【0010】前記ロール表面を構成する弾性体は、ゴム
硬度が1°〜20°、粘着力が1〜15g/cm2 のゴム
であることが有効であるが、ウエブの種類、厚みにより
好ましくは、ゴム硬度3°〜15°、粘着力が3〜10
g/cm2 までが実用的である。ゴム硬度は準拠規格JI
S K6301Aに基づき、京都高分子計器製HARD
NESSS TESTERにより測定したものである。
【0011】また、この粘着力を有するゴムロールの外
径を大径化し、抱き角を小さくする方が、ウエブに接触
する時間が長くなり、ウエブの除塵効果には良い方向で
あるが、ウエブの搬送性の安定化、特に張力、バラン
ス、速度変動を防止するために、ゴムロール外径φ70
mm〜φ150mm、ウエブとの抱き角60°〜120°ま
でにすることが実用的である。粘着力を有するゴムとし
てはウレタンゴム系、シリコンゴム系、合成ゴム系等が
知られている。
【0012】この粘着力を有するゴムに於いて、ゴム硬
度が低くなる程粘着力が高くなるものであるが、ウエブ
表面から付着塵を取り去るためには、10-2g/cm2
上の粘着力が必要であり、それを実現するにはゴム硬度
を約30°以下にすることが必要である。一方、ゴム硬
度が低くなる程粘着力は高くなるものの、余りゴム硬度
が低くなりすぎると、ロール表面の形状を円形に形成す
ることが困難になる。しかし、ゴム硬度が高くなりすぎ
るとロール表面の摩耗による粉の発生する恐れがある。
従ってこの面からゴム硬度は3°〜20°であることが
望ましく、その結果粘着力は15g/cm2 以下であるこ
とが好ましい範囲となる。このように、ロール成形に必
要なゴムの選定には、使用するウエブの種類、厚さ、材
質等により、付着異物除去のために必要なゴム硬度・粘
着力を考慮した範囲として上記範囲が設定される。
【0013】以下添付図面に従って、本発明を具体的に
説明する。図1は本発明の一実施態様を示す。ウエブ表
面に付着塵1を有するウエブ2が巻取状態から繰り出さ
れ、フリーに回転する粘着ロール3によりウエブのオモ
テ面の付着塵が粘着ロール3表面へと持ち去られ、続い
て同じくフリーに回転する粘着ロール4により、ウエブ
のウラ面の付着塵が粘着ロール4表面へと持ち去られ、
ウエブのオモテ・ウラ面の除塵が行なわれる。この除塵
されたキレイなウエブに塗布装置7により塗布液が塗布
される。
【0014】前記粘着ロール3、4は表面がゴムからな
るゴム巻ロールであり、本実施例ではウエブのオモテ・
ウラ面に2本設けられている。この粘着ロール3、4の
ゴムは本発明の所定ゴム硬度10°、粘着力6g/cm2
に設定されたゴムになっている。粘着ロール3、4は回
転可能なロールからなっている。これは、粘着ロール
3、4の表面がウエブ表面に接触されて、その接触状態
を保ちながら回転されればよく、フリーロールとしてウ
エブの搬送ロールを兼ねそなえていてもかまわない。粘
着ロールは少なくとも1本有ればよく、付着塵の付着程
度により表面・裏面各1本ずつかそれ以上取付けてもか
まわない。
【0015】粘着ロール3、4の外径はφ100mmでウ
エブとの抱き角はθ1 =θ2 =80°となっている。こ
のように、塗布装置前に配置された粘着ロールによりウ
エブ表面の付着塵を除去した後塗布するため、塗布故障
のない塗布面が得られ、ウエブの除塵が行なわれる。
【0016】
【実施例】以下本発明の効果を明確にするために実施例
をあげるが、勿論本発明はこれに限定されるものではな
い。ポリエチレンラミネート紙の表面に付着した付着塵
を図1に示す粘着ロールにより、塗布前に除去を行なう
塗布テストと、粘着ロール未使用による比較テストを実
施した結果を表1に示す。
【0017】<塗布条件> 塗布速度 50m/min <塗布液> 1層目 ハロゲン化銀乳剤層 2層目 オーバー層 <粘着ロール> ゴム硬度 10° 粘着力 6g/cm2 粘着ロール外径 φ100mm 2本 ウエブとの抱き角 θ1 =θ2 =80°
【0018】
【表1】
【0019】この結果上記に示す通り、粘着ロール未使
用の比較例では、塗布長さ100mでの付着塵の数・大
きさは23コ、30〜100μ発生したが、本発明によ
る実施例では付着塵の発生はなかった。
【0020】
【発明の効果】本発明により、連続走行するウエブ表面
に付着している付着塵を確実に除去することができるウ
エブ除塵方法を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す粘着ロール使用の塗布装
置周辺ラインの断面図。
【符号の説明】
1 付着塵 2 ウエブ 3、4 粘着ロール(ゴム巻ロール) 5 ガイドロール 6 コーティングロール 7 塗布装置(スライドビード塗布装置)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続走行するウエブの表裏各走行面の少
    なくとも片面に、ロール表面が粘着力を有する回転可能
    な弾性ロール表面を接触させ、該弾性ロールのロール表
    面が有する粘着力により、連続走行するウエブの表裏に
    付着している付着塵をロール表面に付着させて除去する
    ことを特徴とするウエブ除塵方法。
JP1915392A 1992-02-04 1992-02-04 ウエブ除塵方法 Pending JPH05213506A (ja)

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