JPH041660Y2 - - Google Patents

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JPH041660Y2
JPH041660Y2 JP10786785U JP10786785U JPH041660Y2 JP H041660 Y2 JPH041660 Y2 JP H041660Y2 JP 10786785 U JP10786785 U JP 10786785U JP 10786785 U JP10786785 U JP 10786785U JP H041660 Y2 JPH041660 Y2 JP H041660Y2
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JP
Japan
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screw
hole
grounding
washer
electrical
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JP10786785U
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  • Bolts, Nuts, And Washers (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は電装品の接地構造に係り、特には電気
機器を収納する筐体の外側部にネジを螺入し、こ
のネジに接地線を接続する接地構造の改良に関す
るものである。
B 考案の概要 本考案は、電装品の接地構造において、筐体に
ネジを螺入して部材間の電気的導通を採るに当
り、ネジを螺入すべき透孔に契合するローレツト
環を備えた座金を配することにより、部材表面に
塗着された塗装膜を剥離することなく、部材間の
電気的導通が採れるようにしたものである。
C 従来技術 一般に、電気機器を収納した筐体などの電装品
については接地することが安全上極めて重要であ
る。この種の筐体は、多数の金属部材より成り立
つており、それらの全てをひとつひとつ接地接続
することは得策でないから、各部材が共に接する
部分などにおいてネジを螺入し、そのネジに接地
線を接続することにより、一括した接地構造を採
るのが通例である。
上記の場合に問題となるのは、各部材表面は塗
装が施こされていることが多く、この塗装膜は絶
縁物であるから、その塗装膜を剥離しなければ十
分な電気的導通が採れないことである。例えば、
第3図に示すような筐体1の前面に前蓋2をネジ
3で取付ける場合に、そのうちの1つのネジ3に
接地線を接続することにより接地構造を構成す
る。そして、第4図に示すように、重ね合せられ
る筐体1と前蓋2の表面に被着する塗装膜4があ
るので、その塗装膜4をネジ挿入孔5及び螺孔6
をそれぞれ中心として同心円状に剥離して金属表
面1a,2aを露出させ、ネジ3で締結すること
により両者を密着させて電気的導通を採るように
した。更には、第5図に示すように、ネジ挿入孔
5を中心として、前蓋2の塗装膜4を同心円状で
剥離して金属表面2aを露出させ、ネジ3と前蓋
2との電気的導通を採る一方、螺孔6にネジ3が
螺合する際その螺孔6に在する塗料等を剥離する
ことにより、ネジ3と筐体1との電気的導通を採
り、かくして筐体1と前蓋2を一括して接地接続
をなした。
D 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の接地構造によると、
塗装膜4を剥離する作業を必要とするので、接地
接続作業が繁雑で面倒であり、またその剥離した
部分から錆が生じて外観的見栄えが低下するのみ
ならず、発錆部分の腐蝕による穿孔若しくは損壊
が生じ、筐体自体の損壊等を招来させるおそれが
あるほか、筐体内部に廛埃や雨水を侵入させ、内
部の電気機器を損傷させ誤動作を生じさせる、等
の問題がある。
E 問題点を解決するための手段 本考案は上記問題を解決するため、金属板表面
に塗装膜を有する少なくとも2部材が重なり合
い、ネジを介して相互に電気的導通がなされ、か
つ、そのネジに接地線を接続する電装品の接地構
造において、前記ネジが挿入される透孔に契合す
べきローレツト環を備えた座金及びこれらの中心
部に穿設した透孔を介しネジで前記2部材を締結
した電装品の接地構造を提供する。
F 作用 本考案の上記構成によれば、ローレツト環を透
孔に押入することによつて、その透孔の孔壁を削
り、その部材と座金との電気的導通を可能とし、
もつて、透孔を中心として同心円状の塗装剥離部
を形成する必要がなく、簡便迅速かつ容易に接地
接続作業を行い得て作業能率を向上させる。しか
も、この場合に、両部材には、それぞれ塗装剥離
部を形成しないから、発錆するおそれが消失する
のみでなく、外観的見栄えをも向上させる作用が
ある。
G 実施例 以下に本考案を図示の実施例について説明す
る。
第1図は縦断面図、第2図は座金の斜視外観図
である。図において、前記第4図及び第5図と同
符号は同一部分を示し、その重複する説明は省略
する。本例において、前蓋2に穿設されたネジ挿
入孔5はやや大きめに穿設してあつて、このネジ
挿入孔5には、ローレツト環7が契合固定され、
このローレツト環7には座金8が一体形成若しく
は連結されていて、これらの中心にネジ3を挿入
すべき透孔9が貫通形成されている。ローレツト
環7は外周側部に鋸歯又はやすり面が形成されて
いて、ネジ挿入孔5に付着した塗料を削り落し地
金と直接接触するので、両者は電気的に導通す
る。したがつて、ネジ挿入孔5を中心として同心
円状に塗装膜4を剥離させる必要がなく、接地接
続作業の簡便迅速かつ容易化を図ることができ
る。
H 考案の効果 以上に説明した本考案によれば、接地線を接続
するネジが挿通されるべきネジ挿入孔に、ローレ
ツト環を備えた座金を押入することにより、ネジ
挿入孔を有する部材と座金との電気的結合を採る
一方、ネジを座金に締着することによつてネジと
その部材との電気的結合を図つたので、ネジ挿入
孔を中心として所要の半径で同心円状の塗装膜剥
離部を形成すべき作業が省略され、接地接続作業
の簡便迅速かつ容易化が図れて作業能率を向上さ
せる。しかも、塗装膜剥離部分を有しないから従
来に比べ発錆する可能性は低く機器の損傷等も生
じ難い。したがつて、塗装膜剥離部分や発錆部分
を有しないので外観的見栄えも向上する、等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は座金の斜視外観図、第3図は電装品筐体の
斜視外観図、第4図及び第5図は従来例の縦断面
図である。 1……筐体、2……前蓋、3……ネジ、4……
塗装膜、5……ネジ挿入孔、6……螺孔、7……
ローレツト環、8……座金、9……透孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属板表面に塗装膜を有する少なくとも2部材
    が重なり合い、ネジを介して相互に電気的導通が
    なされ、かつ、そのネジに接地線を接続する電装
    品の接地構造において、前記ネジが挿入される透
    孔に契合すべきローレツト環を備えた座金及びこ
    れらの中心部に穿設した透孔を介しネジで前記2
    部材を締結してなることを特徴とする電装品の接
    地構造。
JP10786785U 1985-07-15 1985-07-15 Expired JPH041660Y2 (ja)

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JP10786785U JPH041660Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JP10786785U JPH041660Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JPS6217071U JPS6217071U (ja) 1987-01-31
JPH041660Y2 true JPH041660Y2 (ja) 1992-01-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3907942B2 (ja) * 2000-12-18 2007-04-18 松下電工株式会社 照明器具およびねじ用導通部材
JP7081942B2 (ja) * 2018-03-01 2022-06-07 ニチコン株式会社 電気機器用筐体

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JPS6217071U (ja) 1987-01-31

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