JP2503690Y2 - 電子機器ケ―ス部体 - Google Patents

電子機器ケ―ス部体

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JP2503690Y2
JP2503690Y2 JP1991057114U JP5711491U JP2503690Y2 JP 2503690 Y2 JP2503690 Y2 JP 2503690Y2 JP 1991057114 U JP1991057114 U JP 1991057114U JP 5711491 U JP5711491 U JP 5711491U JP 2503690 Y2 JP2503690 Y2 JP 2503690Y2
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Japan
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JP1991057114U
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和美 田續
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Nippon Antenna Co Ltd
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Nippon Antenna Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は電子機器ケース部体の考
案に係り、接栓を有する電子機器の構成並びに組立てを
簡易化し、製作を容易ならしめて適切に低コスト化を図
ることのできる電子機器ケース部体を提供しようとする
ものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器としてはケース内に基板その他
の電子部品を取付けると共に入出力接栓座などを配設固
定することが必要であり、又アース金具などを取付ける
ことも不可欠的であって、このため従来採用されている
一般的構造としてはビス止め、カシメなどの固定手段を
夫々の部分において採用することである。
【0003】このような基板および接栓座を取付けた電
子機器の1例として最近発表されたものに特開平3−4
469があるが接栓座として軸線方向にそい2つ割りと
された部体を用い、これを導体内に挿着し、該導体をケ
ースにかしめて取付け、カバーを施すことが発表されて
いる。
【0004】又接栓の取付例としては実公昭57−14
29(実開昭53−136590)のように金属ケース
にねじ部を設け直接螺合させ締付固定するものがあり、
実開平1−129779は接栓に角型フランジ部を設け
該フランジ部のビス止穴を利用して固定する方法であ
り、なお特開昭58−165285にはナットによる接
栓固定が発表されている。
【0005】更にアース金具の取付方法としてはねじ
止、あるいは他の取付部品等に挾接固定する等の方法が
とられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】然し上記したような従
来の一般的構造のものにおいては構成部材点数が多く、
又その組みつけ、固定化のための工数が大である。即ち
基枠に対しコネクターやアース金具などを取付けるのに
ビス止め、かしめ、位置決めのための係子などを相当に
必要とし、必然的に工数が嵩むこととならざるを得な
い。
【0007】前記特開平3−4469のものにおいて
は、コネクターと回路基板とをリード線によって接続す
ることが作業的に煩雑であると共に接続間違いを起し易
いとしてコネクターの中心導体の接続部を延出させ、該
突出部を回路基板における接続部に接続するわけである
が、前記中心導体に対する絶縁物製保持体の構造が2つ
割りで且つ複雑であり、該保持体を収容した外部導体を
ケース基枠にかしめによって固着し、又前記基枠に対す
るカバーの取付け、その他にやはり工数が嵩むこととな
らざるを得ない。
【0008】前記した実公昭57−1429のものにお
いては相当の大きさを有する金属ケースに雌螺条を形成
するための工数、加工が大であり、又取付けに当っては
接栓自体または金属ケースを回動することが必要であっ
て、取付け操作が容易でない。勿論配線基板その他から
成る電子機器全体の組付けについては別途に夫々の工
夫、工作を必要とする。
【0009】実開平1−129779のものにおいては
接栓を角型フランジ部を形成することから接栓自体が大
型となり、しかも複数個のビスによって取付けなければ
ならないので取付けの工数が大であり、電子機器全体の
取付けに工夫、工作を必要とすることは前述同様であ
る。
【0010】特開昭58−165285のものは接栓の
軸方向全般においてナットによる緊締操作を必要とする
と共に、電子機器全般の組付け上における煩雑さは何も
解決されていない。
【0011】
【課題を解決するための手段】本考案は上記したような
従来技術における課題を解決することについて検討を重
ね、接栓に形成した接栓座および基枠に形成されたフラ
ンジ部および接栓座嵌合部を設けることにより簡便迅速
な組立てを可能ならしめ、しかも的確な取合い関係を確
保することに成功したものであって、以下の如くであ
る。
【0012】配線基板の取付けられる本体基枠の一端部
にカバーの一端を接合支持するためのフランジ部を形成
すると共に該本体基枠の他端部に形成された接栓受座に
U型受入れ部を形成し、前記本体基枠の側縁部にアース
片嵌合溝を配設すると共に上記接栓受座にセットされた
接栓の一端側に前記U型受入れ部に嵌合係止される鍔部
を形成し、該接栓の前記カバー外に突出した他端側外周
面に形成された螺条に対し上記カバーの端面を上記した
接栓受座に締着するための締着手段を螺合させたことを
特徴とする電子機器ケース部体。
【0013】
【作用】配線基板の取付けられる本体基枠の一端部にカ
バーの一端を接合支持するためのフランジ部を形成する
ことによって本体基枠が該基枠に外装されるカバーの緊
締基部としても機能する。
【0014】又前記のような本体基枠においてその他端
部に形成された接栓受座にU型受入れ部を形成したこと
により芯線などを挿脱する接栓を受入れしめる。
【0015】前記本体基枠の側縁部にアース片嵌合溝を
配設してアース片の基端をセットすることによりアース
片の設定を単に嵌装するだけとし、その組付けを著しく
容易とする。
【0016】上記接栓受座にセットされた接栓の一端側
に前記U型受入れ部に嵌装される鍔部を形成したことに
より、接栓が該鍔部において前記U型受入れ部に対し容
易に嵌装接合される。
【0017】上記のようにセットされる接栓の外周面に
形成された螺条に対し上記カバーの端面を接栓受座に締
着するための締着手段を螺合させたことにより上述した
本体基枠にカバーを外装し、該カバーの端面に対して締
着手段を圧接締着することによりこのカバーの開口端を
本体基枠における上記フランジ部に圧接閉塞して全体の
組付けを一挙に完成する。
【0018】
【実施例】上記したような本考案によるものの具体的な
実施例を添附図面に示すものについて説明すると、本体
基枠1の上下に対し配線基板7,8を取付けると共に接
栓4を設け、これにカバー2を施すこと自体は従来から
一般的に知られているものと同じであるが本考案におい
てはこれらの部体を図1に示すように構成するものであ
る。
【0019】即ち本体基枠1の一端にはカバー2の開口
端21と接合するフランジ部11が形成され、又その他
端には図2、図3に示すようにカバー2の閉塞端面22
と取合う接栓受座12が設けられ、しかも該本体基枠1
における配線基板7の設定座13にはアース片5の弾性
接触部51に対し屈曲形成された取付部50を嵌装する
アース片嵌合溝15が対設されている。
【0020】前記接栓受座12には別に図4として示さ
れるようなU型受入れ部16が接栓受け部14と同形状
且つ多段に形成されており、一方接栓4には鍔部44が
設けられていて該鍔部44は接栓受入部14に接合され
嵌合設定されるように構成されている。
【0021】カバー2の奥部における閉塞端面22には
図2、図3に示すように挿嵌孔23が設けられ、上記の
ように接栓4を取付けると共に上下の設定座13,13
にアース片5と配線基板7,8を取付けた本体基枠1が
該カバー2の内孔20に挿入され、接栓4を該挿嵌孔2
4に挿嵌し端面22から接栓4を突出した状態にセット
することができ、斯うして突出した接栓4の周面に形成
された雄螺条42に対して締着ナット6を螺合し緊締す
ることによって鍔部44との間でカバー2の端面22に
係止して本体基枠1をカバー2に引き寄せ、カバー2の
開口端21に本体基枠1のフランジ部11を圧接して取
付けが完成される。
【0022】なお配線31を形成すると共に電子部品3
2などを取付けた配線基板3については止子などで前述
したアース片5のセット後に本体基枠1に止着し得る
が、又場合によってはカバー2の内孔20における側壁
にレール状の突条23を形成しておくことにより本体基
枠1に該配線基板3,3を添装した状態で突条23,2
3に配線基板3を添わせて挿入するならば本体基枠1の
接栓4が挿嵌孔22に芯合わせされた状態で挿入され、
しかも配線基板3,3を該本体基枠1に対し自動的に固
定化することができる。なお上記したような接栓4に設
けられた角型の回転止め部41はU型受入れ部16に係
合して接栓4の回転止めをなし方向を的確に決定する。
【0023】何れにしても本考案によるものの組付け操
作は本体基枠1に対し一方向からだけで接栓4、アース
片5および配線基板7を順次に添装が可能であり、最終
的に締着ナット6が接栓4の雄螺条42に螺合されるだ
けで機器ケース部体としての組付けを一挙に達成するこ
とができ、その組立て操作を著しく簡便迅速化すること
ができることは明かである。
【0024】なお本体基枠1のフランジ部11における
中央部分、即ち配線基板8の中間位置にマイクロ波信号
受入凹部17が形成され、又配線室18などが形成され
ていることは図示の通りである。
【0025】
【考案の効果】以上説明したような本考案によるときは
必要部材点数が最小限状態であり、しかも本体基枠に順
次装着ないし添装した状態でその添装された接栓をカバ
ーの閉塞端面における挿嵌孔に挿着してナットを螺合緊
締するだけで全組立てを一挙に達成し簡易迅速に実施し
得るものであって、工業的にその効果の大きい考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電子機器の構成部体についての分
解状態を示した斜面図である。
【図2】その組立て状態についての縦断平面図である。
【図3】同じくその組付け状態における縦断面図であ
る。
【図4】その本体シャーシについての端面図である。
【符号の説明】
1 本体基枠 2 カバー 4 接栓 5 アース片 6 締着ナット 7 配線基板 8 配線基板 11 フランジ部 12 接栓受座 13 設定座 14 接栓受け部 15 アース片嵌合溝 16 U型受入れ部 17 マイクロ波信号受入凹部 18 配線室 21 開口端 22 閉塞端面 23 突条 24 挿嵌孔 31 回路 32 電子部品 41 角型回転止め部 42 螺条 43 コンタクトピン 44 鍔部 50 取付部 51 弾性接触部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板の取付けられる本体基枠の一端
    部にカバーの一端を接合支持するためのフランジ部を形
    成すると共に該本体基枠の他端部に形成された接栓受座
    にU型受入れ部を形成し、前記本体基枠の側縁部にアー
    ス片嵌合溝を配設すると共に上記接栓受座にセットされ
    た接栓の一端側に前記U型受入れ部に嵌合係止される鍔
    部を形成し、該接栓の前記カバー外に突出した他端側外
    周面に形成された螺条に対し上記カバーの端面を上記し
    た接栓受座に締着するための締着手段を螺合させたこと
    を特徴とする電子機器ケース部体。
JP1991057114U 1991-06-27 1991-06-27 電子機器ケ―ス部体 Expired - Lifetime JP2503690Y2 (ja)

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JP1991057114U JP2503690Y2 (ja) 1991-06-27 1991-06-27 電子機器ケ―ス部体

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JPH056753U JPH056753U (ja) 1993-01-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55145910U (ja) * 1979-04-06 1980-10-20
US6175080B1 (en) * 1999-04-28 2001-01-16 Tektronix, Inc. Strain relief, pull-strength termination with controlled impedance for an electrical cable

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59119416A (ja) * 1982-12-27 1984-07-10 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 自走台車
JP3038385B2 (ja) * 1989-05-31 2000-05-08 マスプロ電工株式会社 電子機器におけるコネクタの構造

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JPH056753U (ja) 1993-01-29

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