JP2981825B2 - フローティングコネクタ - Google Patents
フローティングコネクタInfo
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- JP2981825B2 JP2981825B2 JP6275284A JP27528494A JP2981825B2 JP 2981825 B2 JP2981825 B2 JP 2981825B2 JP 6275284 A JP6275284 A JP 6275284A JP 27528494 A JP27528494 A JP 27528494A JP 2981825 B2 JP2981825 B2 JP 2981825B2
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Description
ネルにコネクタを取付けるに際して、取付誤差を吸収さ
せるべくフローティングするように取付けられる電気コ
ネクタに関するものである。
は、例えば、図6に示す様な構造のものが提案されてい
る。即ち、コネクタのインシュレータ70の基板取付部
71に上下面に貫通する透通孔73を形成しておき、こ
こに円筒状の金属部品81が填め込まれている。この金
属部品81は、リベット状をしており、フランジ部81
aと円筒部81bを有している。フランジ部81aは円
筒部81bからのネジ挿通孔が開口しており、そのネジ
挿通孔にネジ91が挿通可能となっている。そして、金
属部品81は、フランジ部81aが透通孔73の径より
大きく、また、円筒部81bは透通孔73内を径方向に
フローティング可能なように、円筒部81bの径寸法e
が透通孔73の径寸法fより小さくなっている。
1cが形成されており、この段差部81cに透通孔73
の径より大きい外径を有するワッシャ83を係合させた
後、円筒部81bの先端81dをかしめてワッシャ83
が円筒部81bの先端に固定されるようになっている。
フランジ部81aの内側面から段差部81cまでの寸
法、すなわち、フランジ部81aの内側面から対面する
ワッシャ83の内側面までの寸法hは、基板取付部71
の肉厚寸法gより大きく設定されており、これにより、
基板取付部71は上記寸法h間においてフローティング
可能となっている。
0への取付にあたっては、ネジ91を金属部品81のフ
ランジ部81aから挿通し、パネル100の反対面側に
おいては、ネジ91にナット93を螺合しておき、ナッ
ト93とワッシャ83でパネル100を締結保持してい
る。これにより、インシュレータ70はパネル100に
対してフローティングするようにして取付けられること
となる。
来技術においては、金属製の部品を多く必要とし、部品
点数が多くなる。即ち、リベット状のフランジ部及び円
筒部で構成される金属製の部品がインシュレータのパネ
ルへの取付にあたって必要となるため、ネジ、ナット、
及びワッシャの最低限取り付けに必要な部品以外の前記
金属製部品が余分に多くなるという問題点がある。
る。即ち、上記したように、金属製の部品の円筒部の先
端部の外周には段差部が形成されており、この段差部に
透通孔の径より大きい外径を有するワッシャを係合させ
た後、前記円筒部の先端をかしめて前記ワッシャが前記
円筒部の先端に固定されるようになっているので、段差
部の形成工程、円筒部の先端のかしめ工程等の組立工程
が複雑になるという問題点がある。しかも、前記金属製
部品の保守も煩雑となるといった問題点を有していた。
案されたもので、ネジ止め工程の簡略化を図ることので
きるフローティング式のコネクタを提供することを目的
とする。
にフローティング状態でネジ止め固定されるフローティ
ングコネクタにおいて、該コネクタのインシュレータの
パネル取付部には前記パネルに形成された透通孔に遊嵌
する円筒突起部が設けられ、該円筒突起部の軸心には軸
長手方向に締結用ネジが挿通されるネジ挿通孔が形成さ
れ、前記パネル取付部には前記ネジ挿通孔と連通するよ
うにナット受容孔が形成され、前記円筒突起部は、その
直径が前記透通孔の直径より小さく設定されており、か
つ、高さ寸法がパネルの板厚寸法より大きく設定されて
いることを特徴とするフローティングコネクタが得られ
る。
に形成された透通孔に挿通させ、該パネルを円筒突起と
ネジの頭部とで挟持するように固定する。この場合、円
筒突起の直径がパネルに形成された挿通孔の直径より小
さく設定されているので、コネクタは水平方向(円筒突
起の径方向)にフローティング可能となり、また、高さ
寸法がパネルの板厚寸法より大きく設定されているの
で、上下方向(円筒突起の高さ方向)にフローティング
可能となる。
参照して説明する。なお、本実施例においては、パネル
接続用ケーブルコネクタを例にとって説明する。
ング式のコネクタを示した斜視図であり、図2は相手側
コネクタとの嵌合状態における正面断面図である。な
お、図2は、図3で示す相手側コネクタとの嵌合した状
態で図示する。
ングコネクタ1のインシュレータ10の両端部には、本
体部から突出するフランジ状のパネル取付部11が形成
されている。このパネル取付部11の上面たるパネル7
側に対向する面には、上面にネジ挿通孔14が開口する
円筒突起部13が形成されている。
ル取付部11の下面側に連通開口している。そして、パ
ネル取付部11には、ネジ挿通孔14と連通するように
ナット受容孔15が形成されている。
面部に開口しており、該開口部からナット20が装填さ
れている。ナット20のネジ穴はネジ挿通孔14の軸心
と一致しており、ナット20は、ワッシャ31,32を
介して円筒突起部13のネジ挿通孔14の上面側から挿
入されたボルト30と螺合する。なお、図2において、
19はコンタクトである。
円筒突起部13が挿入される孔71が形成されている。
この孔の寸法aは円筒突起部13の外径寸法bより大径
に設定されており、円筒突起部13が基板面方向にフロ
ーティング可能な状態となる。なお、ボルト30の頭部
およびボルト30とパネル7との間に介装されているワ
ッシャ31の径は上記パネル7の孔71より大径であ
る。
13の高さ寸法dより小さく設定されており、これによ
りボルト30とナット20が螺合された状態で、円筒突
起部13が基板の上下面方向にフローティング可能とな
る。
ネクタ1と嵌合接続する相手側コネクタ6の一例を示す
斜視図である。図3(a)は半田付け側を示し、図3
(b)は本発明のコネクタ1との接続側を示す斜視図で
ある。図3において、60はインシュレータ、61はコ
ンタクトである。
タ1と相手側コネクタ6との嵌合接続状態を示した斜視
図および正面断面図である。本実施例におけるコネクタ
は所謂ZIFコネクタであり、両コネクタの挿抜時に
は、ゼロの力でもって行え、両コネクタ1,6を相対的
に反対方向に水平移動させることにより、コンタクト同
士が押圧接触状態で接続するものとなる。なお、本発明
は、この様なZIFコネクタに応用されるものに限定さ
れるものではないことはいうまでもない。
対象として電子機器等の外部パネルを挙げたが、コネク
タの取り付け対象としてプリント基板としてもよい。
ットが装填されているので、ボルトを円筒突起部に挿入
してナットと螺合するだけでフローティング状態でコネ
クタをパネルに取付けることができ、ネジ止め作業性が
向上する。
筒突起部が従来でいうところのフランジ部及び円筒部か
らなる金属製部品に相当するので、従来に比べて部品点
数の削減が可能となり、安価でしかも部品の保守の煩雑
さを防ぐことができる。
ネクタを示した斜視図である。
ネクタを示した正面断面図である。
クタを示したもので、(a)は半田付け側を示し、
(b)は本発明のフローティング式コネクタとの接続側
を示した斜視図である。
ネクタと相手側コネクタとの嵌合接続状態を示した斜視
図である。
ネクタと相手側コネクタとの嵌合接続状態を示した正面
断面図である。
した正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 パネルにフローティング状態でネジ止め
固定されるフローティングコネクタにおいて、該コネク
タのインシュレータのパネル取付部には前記パネルに形
成された透通孔に遊嵌する円筒突起部が設けられ、該円
筒突起部の軸心には軸長手方向に締結用ネジが挿通され
るネジ挿通孔が形成され、前記パネル取付部には前記ネ
ジ挿通孔と連通するようにナット受容孔が形成され、前
記円筒突起部は、その直径が前記透通孔の直径より小さ
く設定されており、かつ、高さ寸法がパネルの板厚寸法
より大きく設定されていることを特徴とするフローティ
ングコネクタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のフローティングコネクタ
において、前記締結用ネジはボルトであって、前記パネ
ル取付部には、前記ネジ挿通孔に挿通された前記ボルト
と螺合するナットが装填されていることを特徴とするフ
ローティングコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275284A JP2981825B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | フローティングコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6275284A JP2981825B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | フローティングコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08138801A JPH08138801A (ja) | 1996-05-31 |
JP2981825B2 true JP2981825B2 (ja) | 1999-11-22 |
Family
ID=17553285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6275284A Expired - Fee Related JP2981825B2 (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | フローティングコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2981825B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1145763A (ja) * | 1997-07-25 | 1999-02-16 | Dai Ichi Denshi Kogyo Kk | コネクタの取付構造 |
JP3953453B2 (ja) * | 2003-10-27 | 2007-08-08 | Smk株式会社 | フローティング構造を有するコネクタ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01124685U (ja) * | 1988-02-18 | 1989-08-24 |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP6275284A patent/JP2981825B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08138801A (ja) | 1996-05-31 |
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