JP2598123Y2 - ネジ落下防止機構を有する端子台 - Google Patents

ネジ落下防止機構を有する端子台

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JP2598123Y2
JP2598123Y2 JP1991002343U JP234391U JP2598123Y2 JP 2598123 Y2 JP2598123 Y2 JP 2598123Y2 JP 1991002343 U JP1991002343 U JP 1991002343U JP 234391 U JP234391 U JP 234391U JP 2598123 Y2 JP2598123 Y2 JP 2598123Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は圧着端子などを取付ける
端子台に係り、特にネジの落下・損失を防止すると共に
圧着端子の配線作業を容易にする改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来装置の説明図で、ネジ落下防
止機構を有する端子台を示している。図において、金具
12はコの字形状をしており、上下方向(矢印A)に移
動する。ネジ14は金具12の上面に取り付けられる。
台座金16はベ―ス20に取付けられた断面L字状のも
ので、上面にはネジ14と螺合するネジ穴17が形成さ
れている。バネ18は一端がベ―スに固定されたもの
で、他端が金具12を押し上げて、ネジ14に対する復
元力を与えている。
【0003】図5は他の従来装置の説明図で、端子の仮
止めを可能にしたものである。金具13は断面L字状で
あり、側面のベ―ス側端部にはストッパ部13aが設け
られている。押え金具22はストッパ部13aを係止す
るもので、係止位置はネジ先と台座金16の間に圧着端
子が緩挿できる高さである。ネジ14を本止めする場合
には、ネジ14を軸方向に押すと押え金具22とストッ
パ部13aとの係止が解除されて、金具13が下方向に
移動しネジ14がネジ穴17に螺合する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
装置では金具12と台座金16が組み合っているので、
バネ18等を横方向から挿入・製作する必要があり組立
作業を機械化するのが難しい。特に端子台のように極数
の多い場合には、各極毎に組立てる必要があり繁雑であ
る。また元来バネ18の復元力はネジ14が台座金16
に螺合した時点で不要となるが、実際にはバネ18が圧
縮されて復元力が増大するという機能的に不自然な状態
になっていた。
【0005】また図5の装置では、図示しない端子を仮
止めしても、端子に取付けられた信号線に張力が作用す
ると仮止めが外れてしまうという課題があった。また端
子を装着する際に一旦ネジ14を引き上げなければなら
ず、作業性が悪い。更に金具同士が組み合っているの
で、干渉により多極の一体製造を困難にしているという
課題があった。本考案はこのような課題を解決したもの
で、組立作業が容易で仮止め作業もできるネジ落下防止
機構を有する端子台を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本考案の請求項1の端子台は、筒状の内面を有し、側
面に端子の挿入をする窓(21)を備える端子台ケ―ス
(20)と、当該端子台ケ―スの端子挿入窓と一方の端
面の間に位置すると共に当該内面を仕切る座面(23)
を有し、前記端子台ケ―スに取付けられた取付金具(2
2)と、当該端子台ケ―スの他方の端面と対向する位置
に設けられる押えカバ―(26)と、当該座面と対向す
ると共にネジ穴の形成されたネジ穴面(25)を有し、
この押えカバ―と当該座面との間で前記端子台ケ―スの
内面に沿って移動する断面コの字状の可動金具(24)
と、この可動金具に一端が取付けられ、他端が押えカバ
―に取付けられると共に、この可動金具を座面に向かっ
て押す方向の弾性力を与えるバネ(18)と、端子台ケ
―スの前記一方の端面に頭を有し、前記座面に回動可能
取り付けられるとともに、前記ネジ穴面と螺合するネ
ジ(14)とを具備している。そして、前記端子を挿入
窓から挿入するに際して前記ネジと前記ネジ穴面との螺
合を解除して、前記バネを圧縮して可動金具とネジ先と
の間に生ずる隙間より装着すると共に、前記ネジのネジ
先と前記座面との間の軸部で前記端子を仮止めすること
を特徴としている。
【0007】
【作用】本考案の請求項1では、端子台ケースは取付金
具を固定している。押さえカバーは端子台ケースの他端
を塞いで、可動金具の移動範囲を定めると共にバネの固
定端として働く。可動金具は断面コの字状なので、従来
のL字状に比較してストロークか取りやすく、仮止めの
安定性が増す。バネは可動金具に復元力を与える。ネジ
は座面に取り付けられており、通常の使用状態では抜け
ない状態であり、可動金具からの復元力を取付金具に伝
える。
【0008】
【実施例】以下図面を用いて、本考案を説明する。 図
1は本考案の一実施例を示す構成図である。図におい
て、端子台ケ―ス20は筒状の内面を有し、側面に端子
の挿入をする窓21を備えている。端子挿入窓21は端
子の幅や厚さよりも大きな開口部になっている。取付金
具22は端子台ケ―ス20に圧入などで取付けられたも
ので、ここでは断面L字状になっている。座面23はこ
の内面を仕切るもので、端子挿入窓21とネジ14の取
付けられる一方の端面の間に位置する。押えカバ―26
は端子台ケ―ス20の他方の端面と対向する位置に設け
られたもので、例えば端子台ケ―ス20のネジ14と反
対側の面に装着される。可動金具24は断面コの字状で
あって、押えカバ―26と座面23との間で端子台ケ―
ス20の内面に沿って移動する。そして、可動金具24
には、座面23と対向すると共にネジ穴の形成されたネ
ジ穴面25が存在している。バネ18は可動金具24を
座面23に向かって押す方向の弾性力を与えるもので、
この可動金具24に一端が取付けられ、他端が押えカバ
―26に取付けられている。ネジ14は端子台ケ―ス2
0の前記一方の端面に頭を有し、座面23に回動可能に
取り付けられている。この取り付けには、例えば不完全
ネジ部を用いる。そしてネジ穴面25と螺合する。
【0009】この様な装置の組立て作業は次のごとくで
ある。まず端子台ケ―ス20に、取付金具22とネジ1
4を組み込む。次に可動金具24、バネ18そして押え
カバ―26と順次図中下方より組立てられる。そこで、
多極端子台の製作が容易になると共に、組立が一方向の
みで良いから組立作業の自動化にも役立つ。
【0010】このように構成された装置の結線を次に説
明する。図2は圧着端子を接続する場合の説明図で、
(A)は取付け前、(B)はネジ先と可動金具24の間
に圧着端子を挟んだ状態、(C)はネジ14に圧着端子
を仮止めした状態、(D)は本止め状態を示している。
尚、端子台ケ―ス20は省略してある。ネジ14とネジ
穴面25の螺合を解除した状態では、バネ18の復元力
によりネジ先と可動金具24が当接している。そこで、
圧着端子30の先端を用いて可動金具24を押し下げ、
端子の先端をネジ14の軸部に係合させて仮止めをす
る。次にネジ14を締めると、可動金具24が座面23
に近付いて圧着端子30が固定され、本止めとなる。
【0011】図3は端子台を3段にした場合の説明図
で、添字aが下段、添字bが中段、添字cが上段を表わ
している。圧着端子30を挿入する端子挿入窓21を設
ける関係で、正面手前側に下段が位置し、順次中段、上
段が設けられて正面から各段の端子挿入窓21a〜21
cが現れる構造としている。各段で、ネジ14、バネ1
8及び可動金具24を共通にしているが、高さが相違す
るので取付金具22及び押えカバ―26のネジ14軸方
向の長さが相違している。内部回路40は端子台の後方
に設けられたもので、端子台に接続された信号線に対し
て信号の送受並びに信号処理をしている。端子台前方に
は熱電対ユニット50が設けられており、信号線32が
熱電対と接続されている場合の温度補償など必要な処理
を担当する。通常の信号ではこのユニット50を取外し
て差し支えない。また、上記手順を逆にたどれば配線の
取外し作業ができ、ネジを一通り外してから配線の取外
しや入れ替えができるので、作業が容易になる。
【0012】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば次
のような実用上の効果がある。 ネジ14を座面23
に取付けているので、ネジの落下が防止され作業性が高
まると共に、損失ネジによる短絡などの事態が防止でき
信頼性が高まる。 ネジ先を可動金具24に当接させ
た状態の仮止めができるので、配線の接続とネジ締め作
業が分離でき作業性が改善される。 組立時は一方向
からアクセスすれば良いので、製造コストが低下すると
共に、製造自動化も容易に対処できる。 圧着端子3
0を端子台に本止めした際に、可動金具24が座面23
に当接してバネ18に生じる復元力を小さくしているの
で、自然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成図である。
【図2】圧着端子を接続する場合の説明図である。
【図3】端子台を3段にした場合の説明図である。
【図4】従来装置の説明図である。
【図5】他の従来装置の説明図である。
【符号の説明】
14…ネジ 18…バネ 20…端子台ケ―ス 21…端子挿入窓 22…取付金具 23…座面 24…可動金具 26…押えカバ― 30…圧着端子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の内面を有し、側面に端子の挿入をす
    る窓(21)を備える端子台ケ―ス(20)と、 当該端子台ケ―スの端子挿入窓と一方の端面の間に位置
    すると共に当該内面を仕切る座面(23)を有し、前記
    端子台ケ―スに取付けられた取付金具(22)と、 当該端子台ケ―スの他方の端面と対向する位置に設けら
    れる押えカバ―(26)と、 当該座面と対向すると共にネジ穴の形成されたネジ穴面
    (25)を有し、この押えカバ―と当該座面との間で前
    記端子台ケ―スの内面に沿って移動する断面コの字状の
    可動金具(24)と、 この可動金具に一端が取付けられ、他端が押えカバ―に
    取付けられると共に、この可動金具を座面に向かって押
    す方向の弾性力を与えるバネ(18)と、 端子台ケ―スの前記一方の端面に頭を有し、前記座面に
    回動可能に取り付けられるとともに、前記ネジ穴面と螺
    合するネジ(14)と、 を具備し、前記端子を挿入窓から挿入するに際して前記
    ネジと前記ネジ穴面との螺合を解除して、前記バネを圧
    縮して可動金具とネジ先との間に生ずる隙間より装着す
    ると共に、前記ネジのネジ先と前記座面との間の軸部で
    前記端子を仮止めすることを特徴とするネジ落下防止機
    構を有する端子台。
  2. 【請求項2】前記端子台は、まず前記端子台ケースに前
    記取付金具と前記ネジを組み込み、次に前記可動金具、
    前記バネそして前記押さえカバーと順次組立られること
    を特徴とする請求項1記載のネジ落下防止機構を有する
    端子台。
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