JP3279060B2 - 速結端子台 - Google Patents

速結端子台

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JP3279060B2
JP3279060B2 JP11575194A JP11575194A JP3279060B2 JP 3279060 B2 JP3279060 B2 JP 3279060B2 JP 11575194 A JP11575194 A JP 11575194A JP 11575194 A JP11575194 A JP 11575194A JP 3279060 B2 JP3279060 B2 JP 3279060B2
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太 前田
彦己 田野岡
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は速結端子台に関し、さら
に詳しくは床暖房パネルなどのような電気器具の特に狭
い隙間に設けて使用するのに好適な速結端子台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の速結端子台には、図6に示すよう
なものがある。この速結端子台では、鎖錠ばね1を鎖錠
片2および押圧片を上方位置とした立てた状態でケース
6に組み込み、電線4を挿入してワンタッチで接続して
いる。また、このような速結端子台は、上方から解除ボ
タンを押し込んで鎖錠ばね1の鎖錠片2を押し込み、電
線4の抜け止めを解除して電線4を引き抜くことができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の速結端子台は、十分な接続信頼性を確保するため
にある一定の高さが必要となるので、特に狭い隙間に設
けるには困難がある。つまり、狭い場所に内設したりし
て使用するには、鎖錠ばねの高さを低くして小型にする
必要があるが、このようにした場合、接続が不完全にな
る恐れがあるものである。また、鎖錠ばねを横向けて組
み込んで薄型化することが考えられるが、この場合は、
従来のような解除ボタンを設けることができなくなり、
電線を抜いて取り替えるときには速結端子台を分解する
必要がある。本発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものであり、その目的は、薄型で、かつ
十分な接続信頼性を有し、しかも電線の抜け止めの解除
が簡単にできる速結端子台の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1記載の発明は、ケースの電線挿入口から挿入された
電線を鎖錠ばねの鎖錠片および押圧片と端子板との間に
弾性的に挟持して電線の抜け止めが成される速結端子台
において、ケースに一対の鎖錠ばねを鎖錠片および押圧
片を向かい合わせて横向きに設けると共に、鎖錠片の間
に電線の抜け止めを解除する対の解除片を設け、両解除
片の間隔を広げて鎖錠ばねの鎖錠片を電線解除方向に押
圧する解除棒の挿入される解除窓を、これらの解除片の
上方のケースに開口させて設けて成ることを特徴として
構成している。更に、前記解除棒として解除片の間に押
し下げ可能な楔片をはめ込み、該楔片は上方に付勢され
て成るものであることを特徴として構成している。
【0005】
【作用】請求項1記載の発明では、ケースに鎖錠ばねを
横向きに設けているので、鎖錠ばねの高さを低くするこ
となく、高さの低いケースにこの鎖錠ばねを設けること
ができている。従って、この十分な高さをもっている鎖
錠ばねによって端子板との間にしっかりと電線を挟持し
て十分な接続信頼性を確保している。また、対の鎖錠ば
ねの鎖錠片の間に対の解除片を設けると共に、解除窓が
対の解除片の上方のケースに設けられている。この解除
窓から解除棒を挿入し、両解除片の隙間に解除棒先端を
差し込んで両解除片の間隔を広げることができる。そし
て、このように両解除片の間隔を広げたことによって、
鎖錠ばねの鎖錠片を外方に押し曲げて抜け止めを解除す
ることができる。更に、この場合、解除棒として解除片
の間に押し下げ可能な楔片がはめ込まれており、この楔
片を押し下げることによって、抜け止めを解除すること
ができる。、楔片は上方に付勢されており、抜け止め
を解除したのちは、楔片はもとの状態に復帰するように
なっている
【0006】
【実施例】本発明の基本的な構成を以下に図1ないし
図4を参照して説明する。図1は本発明の速結端子台の
電線挿入状態における内部の構造を示す上平面図であ
り、図2はこの速結端子台を示す断面図である。また、
図3は電線の抜け止めを解除している状態の内部の構造
を示す上平面図であり、図4はこの構造を示す断面図で
ある。なお、この速結端子台は二本の電線4を一端から
挿入し、他端から挿入した電線4に接続するものであっ
て、両端に同じ構造の速結端子が形成されるものであ
る。図1および図3はこの速結端子台の一端について示
したものである。これらの図において、1は鎖錠ばねで
あって、鎖錠片2およびS字状の押圧片3を有し、挿入
される電線4を端子板5との間に弾性的に挟持し、電線
4の接続を行っている。ここで鎖錠片2は電線4の挿入
方向に傾いているので、この鎖錠片2に電線4が引っ掛
かって電線4の抜け止めが成されるものである。また、
鎖錠片2および押圧片3によって、電線4をしっかりと
端子板5に押しつけて、電気的な接続を確保しているも
のである。
【0007】また、端子板5はケース6に固定されてい
るものであって、左右に少なくとも電気的に接続されて
いる垂直片5a、5bを有しており、この垂直片5a、
5bとの間に鎖錠ばね1と電線4とを保持するようにし
ている。5cは鎖錠ばね1の奥方にずれるのを防止する
止め片である。なお、この速結端子台では平板状の水平
板に前記の垂直片5a、5bおよび5cを立設する形状
として用いている。また、ケース6は薄型に形成され、
このケース6には、鎖錠ばね1が鎖錠片2および押圧片
3を内側に配設するような横向けで、対に設けられてい
る。
【0008】7は二つの鎖錠ばね1の鎖錠片2の間に設
けられる解除片を示し、合成樹脂などの絶縁性の材料に
よって形成されるものである。この解除片7は略四角柱
の形状のものであって、端子板5の垂直片5aおよび電
線4の上に載置されて二つの鎖錠ばね1の鎖錠片2の間
に設けられており、互いに向かい合う面よりケース6の
下面に垂直片7bを垂下している。また、この互いに向
かい合う面の上端にはテーパー7aが形成されている。
また、これらの解除片7のケース6上面に解除棒9の挿
入される解除窓8を設けている。解除棒9としてはマイ
ナスドライバーなどのように先端に楔形の形成されてい
る治具が使用される。電線4を引き抜くための鎖錠ばね
1の鎖錠片2による抜け止めを解除は、上記の解除窓8
を利用して以下のようにして行うことができる。
【0009】つまり、図3ないし図4に示すように、先
端が楔型になっている解除棒9を二つの解除片7の間に
差し込んで、両解除片7の間隔を広げることによって、
鎖錠片2の先端が外方に押し曲げられて、電線4の抜け
止めが解除されるものである。このとき、解除片7上端
にテーパー7bが形成されており、解除棒9の楔型の先
端をこのテーパー7bに沿わせることによって、両解除
片7の間に解除棒9を差し込みやすくなっている。ま
た、解除棒9としてマイナスドライバーなどの簡単な治
具が使用できるので、電線4の解除作業は容易に行われ
るものである。
【0010】本発明の実施例を図5を参照して以下に説
明する。図5は電線挿入状態の内部構造を示す断面図で
ある。なお、前記の速結端子台と同ように、この速結端
子台は二本の電線4を一端から挿入し、他端から挿入し
た電線4に接続するものであって、両端に同じ構造の速
結端子が形成されるものである。この実施例では、図5
に示すように、両解除片7の間に楔片10をケース6の
上方に一端を突出させて途中まではめ込み、この楔片1
0の下方に弾性材11を設けて楔片10が上方に付勢さ
れている構成としている。弾性材11としてはコイルば
ね、板ばねなどを用いることができる。このような速結
端子台では、突出した一端を押し込んで楔片10を押し
下げることによって、抜け止めを解除することができ
る。従って、特に解除棒9などの治具を用いることなく
抜け止めの解除が容易にできるものになっている。
【0011】以上の速結端子台は、二つの鎖錠ばね1を
横向きに配設し、この両鎖錠ばね1の鎖錠片2の間に解
除片7を配設することによって、薄型かつ十分な接続信
頼性を有すると共に、解除機構を備えた速結端子台にな
っている。従って、例えば床暖房パネルのようなパネル
内の狭い隙間であっても、この薄型の速結端子台を容易
に内設したりして用いることができ、さらに、この速結
端子台を使用して各床暖房パネル間の接続配線を簡単に
接続することができるので、施工性のよい床暖房パネル
となるものである。また、電線4の取り外しも容易に行
われるので施工の手直し、メンテナンスなども容易に行
うことができるものである。
【0012】
【発明の効果】請求項1記載の発明の速結端子台は、ケ
ースの高さを低くして、しかも十分な接続信頼性をも確
保したものとなっている。この速結端子台は、ケースに
設けられた解除窓からドライバーなどの解除棒を挿入
し、両解除片の間隔を広げることによって、鎖錠ばねの
鎖錠片を外方に押し曲げ、簡単に抜け止めを解除して二
本の電線を引き抜くことができる。以上のように、この
発明の速結端子台では、薄型でかつ十分な接続信頼性が
確保されると共に、ドライバーなどの解除棒によって簡
単に電線の接続を解除することができるものである。従
って、床暖房パネルなどの薄型の器具に設けて用いるに
好適なものになっている。
【0013】更に、この場合、解除棒として解除片の間
に押し下げ可能な楔片がはめ込まれており、この楔片を
押し下げることによって、抜け止めを解除することがで
きる。この楔片をケース外方に一端を突出させて設ける
ことによって、特に解除棒などの治具を用いることなく
抜け止めの解除が容易にできるものとなる。、抜け止
めを解除したのちは、楔片はもとの状態に復帰するよう
になっている。従って再使用が容易になっている
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的構成となる速結端子台における
電線挿入状態の内部構造を示す上平面図である。
【図2】同上の断面図である。
【図3】同上の速結端子台における電線の抜け止めを解
除している状態の内部構造を示す上平面図である。
【図4】同上の断面図である。
【図5】本発明の実施例の速結端子台における電線挿入
状態の内部構造を示す断面図である。
【図6】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 鎖錠ばね 2 鎖錠片 3 押圧片 4 電線 5 端子板 6 ケース 7 解除片 8 解除窓 9 解除棒 10 楔片 11 弾性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−100987(JP,U) 実開 平4−63566(JP,U) 実開 平5−55455(JP,U) 実開 昭46−38352(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 4/48

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの電線挿入口から挿入された電線
    を鎖錠ばねの鎖錠片おび押圧片と端子板との間に弾性的
    に挟持して電線の抜け止めが成される速結端子台におい
    て、ケースに一対の鎖錠ばねを鎖錠片および押圧片を向
    かい合わせて横向きに設けると共に、鎖錠片の間に電線
    の抜け止めを解除する対の解除片を設け、両解除片の間
    隔を広げて鎖錠ばねの鎖錠片を電線解除方向に押圧する
    解除棒の挿入される解除窓を、これらの解除片の上方の
    ケースに開口させて設けて成り、前記解除棒として解除
    片の間に押し下げ可能な楔片をはめ込み、該楔片は上方
    に付勢されて成るものであることを特徴とする速結端子
    台。
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