JP3307793B2 - アースバネの取付構造 - Google Patents
アースバネの取付構造Info
- Publication number
- JP3307793B2 JP3307793B2 JP09565595A JP9565595A JP3307793B2 JP 3307793 B2 JP3307793 B2 JP 3307793B2 JP 09565595 A JP09565595 A JP 09565595A JP 9565595 A JP9565595 A JP 9565595A JP 3307793 B2 JP3307793 B2 JP 3307793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spring
- earth
- mounting structure
- earth spring
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、アースバネの取付構造
に係わり、とくに、ネジ等の締結部品を使用せずに取り
付けできるものに関する。
に係わり、とくに、ネジ等の締結部品を使用せずに取り
付けできるものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、アースバネにより両導電体間を電
気的に導通するアースバネの取付構造は、図４に示すよ
うに、第１の導電体１に取り付け孔若しくは取り付けね
じ穴を設け、アースバネ２は、前記第１の導電体１に具
える取り付け孔若しくは取り付けねじ穴に対応する挿通
孔を備える取り付け部と、第２の導電体１０に当接して
導通するバネ部とでなり、第１の導電体１にねじ３、カ
シメ、リベット、導電性の両面テープ等で固定し、バネ
部を第２の導電体１０に当接して導通していた。しか
し、この構成では、ねじ止め、カシメ加工等の二次加工
が必要となり、加工コストを増大せしめていた。
気的に導通するアースバネの取付構造は、図４に示すよ
うに、第１の導電体１に取り付け孔若しくは取り付けね
じ穴を設け、アースバネ２は、前記第１の導電体１に具
える取り付け孔若しくは取り付けねじ穴に対応する挿通
孔を備える取り付け部と、第２の導電体１０に当接して
導通するバネ部とでなり、第１の導電体１にねじ３、カ
シメ、リベット、導電性の両面テープ等で固定し、バネ
部を第２の導電体１０に当接して導通していた。しか
し、この構成では、ねじ止め、カシメ加工等の二次加工
が必要となり、加工コストを増大せしめていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、ねじ止め等の二次加工を不要とし、加工
コストを低減したアースバネの取付構造を提供すること
を目的としている。
題点を解決し、ねじ止め等の二次加工を不要とし、加工
コストを低減したアースバネの取付構造を提供すること
を目的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、２つの導電体間を電気的に導通するアース
バネの取付構造であって、一方の導電体には、上下方向
に開口し内面に位置出し部を備えた断面コ字状の切り起
こしを設け、同切り起こしの下方にアースバネを固定す
るアースバネ固定部を設け、前記アースバネは、前記切
り起こし内面側に当接して導通する導通部と、前記位置
出し部に対応する位置出し挿着部と、アースバネ固定部
に対応する固定部と、上方に他の導電体に当接して導通
するバネ部とでなり、前記一方の導電体の切り起こしに
アースバネを挿入し、他方の導電体にバネ部を当接して
導通するようにしている。また、前記切り起こしに設け
た位置出し部は、内側に突き出す球状突起とし、前記ア
ースバネに形成する位置出し挿着部は挿通孔とするか、
または、前記切り起こしに設けた位置出し部は、挿通孔
とし、前記アースバネに形成する位置出し挿着部は球状
突起とした。また、前記アースバネに形成する導通部
は、断面弓状突起として複数形成した。また、前記バネ
部は、断面く字状に形成する複数の接触部に分割した。
また、前記アースバネ固定部は、楔状の切り起こしと
し、前記アースバネに形成する固定部は嵌合孔とするよ
うにした。
決するため、２つの導電体間を電気的に導通するアース
バネの取付構造であって、一方の導電体には、上下方向
に開口し内面に位置出し部を備えた断面コ字状の切り起
こしを設け、同切り起こしの下方にアースバネを固定す
るアースバネ固定部を設け、前記アースバネは、前記切
り起こし内面側に当接して導通する導通部と、前記位置
出し部に対応する位置出し挿着部と、アースバネ固定部
に対応する固定部と、上方に他の導電体に当接して導通
するバネ部とでなり、前記一方の導電体の切り起こしに
アースバネを挿入し、他方の導電体にバネ部を当接して
導通するようにしている。また、前記切り起こしに設け
た位置出し部は、内側に突き出す球状突起とし、前記ア
ースバネに形成する位置出し挿着部は挿通孔とするか、
または、前記切り起こしに設けた位置出し部は、挿通孔
とし、前記アースバネに形成する位置出し挿着部は球状
突起とした。また、前記アースバネに形成する導通部
は、断面弓状突起として複数形成した。また、前記バネ
部は、断面く字状に形成する複数の接触部に分割した。
また、前記アースバネ固定部は、楔状の切り起こしと
し、前記アースバネに形成する固定部は嵌合孔とするよ
うにした。
【０００５】
【作用】以上のように構成したので、本発明のアースバ
ネの取付構造によれば、一方の導電体に設ける切り起こ
しに、アースバネを挿着し、一方の導電体のアースバネ
固定部にアースバネの固定部を挿着して固定し、一方の
導電体の切り起こし内面にアースバネの導通部を当接し
て一方の導電体とアースバネを電気的に導通し、アース
バネのバネ部を他方の導電体に当接してアースバネと他
方の導電体とを電気的に導通することにより、アースバ
ネを介して両導電体を導通するようにしている。
ネの取付構造によれば、一方の導電体に設ける切り起こ
しに、アースバネを挿着し、一方の導電体のアースバネ
固定部にアースバネの固定部を挿着して固定し、一方の
導電体の切り起こし内面にアースバネの導通部を当接し
て一方の導電体とアースバネを電気的に導通し、アース
バネのバネ部を他方の導電体に当接してアースバネと他
方の導電体とを電気的に導通することにより、アースバ
ネを介して両導電体を導通するようにしている。
【０００６】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるアースバ
ネの取付構造を詳細に説明する。図１は本発明によるア
ースバネの取付構造の一実施例を示す断面図、図２はそ
の取付部の見取り図、図３はその分解断面図である。図
に示すように、板金で形成する第１の導電体１は、上下
方向に開口する断面コ字状の切り起こし１ａを設け、同
切り起こし１ａの内面に球状突起とした位置出し部１ａ
１を備え、前記切り起こし１ａの下部にアースバネ２を
固定する楔状に切り起こしたアースバネ固定部１ｂを設
け、前記アースバネ２は、前記切り起こし１ａの内面に
当接して導通する断面弓状の導通部２ａと、前記位置出
し部１ａ１に対応する挿通孔とした位置出し挿着部２ｂ
と、前記アースバネ固定部１ｂに対応する挿通孔とした
固定部２ｃと、上部に第２の導電体１０に当接して導通
する断面く字状の複数の接触部に分割したバネ部２ｄと
でなり、前記第１の導電体１の切り起こし１ａにアース
バネを挿着し、第２の導電体１０にバネ部２ｄを当接し
て導通するようにしている。
ネの取付構造を詳細に説明する。図１は本発明によるア
ースバネの取付構造の一実施例を示す断面図、図２はそ
の取付部の見取り図、図３はその分解断面図である。図
に示すように、板金で形成する第１の導電体１は、上下
方向に開口する断面コ字状の切り起こし１ａを設け、同
切り起こし１ａの内面に球状突起とした位置出し部１ａ
１を備え、前記切り起こし１ａの下部にアースバネ２を
固定する楔状に切り起こしたアースバネ固定部１ｂを設
け、前記アースバネ２は、前記切り起こし１ａの内面に
当接して導通する断面弓状の導通部２ａと、前記位置出
し部１ａ１に対応する挿通孔とした位置出し挿着部２ｂ
と、前記アースバネ固定部１ｂに対応する挿通孔とした
固定部２ｃと、上部に第２の導電体１０に当接して導通
する断面く字状の複数の接触部に分割したバネ部２ｄと
でなり、前記第１の導電体１の切り起こし１ａにアース
バネを挿着し、第２の導電体１０にバネ部２ｄを当接し
て導通するようにしている。
【０００７】以上の構成において、つぎにその組み立て
手順を説明する。前記アースバネ２を図２に示すよう
に、第１の導電体１に設けた切り起こし１ａに上方より
挿入すると楔状のアースバネ固定部１ｂをアースバネ２
の先端部が越えて、固定部２ｃがアースバネ固定部１ｂ
に嵌まる。一方、切り起こし１ａに形成する球状突起と
た位置だし部１ａ１に、アースバネ２に形成する挿通孔
とした位置出し挿着部２ｂに嵌まり、アースバネ２が板
金１の正しい位置に固定される。このとき、アースバネ
２に形成する断面球状に突き出した導通部２ａが前記切
り起こし１ａの内面部に当接して、第１の導電体１とア
ースバネ２が電気的に導通される。この第１の導電体１
に導通したアースバネ２のバネ部２ｂが、第２の導電体
１０に当接して導通するようにしている。
手順を説明する。前記アースバネ２を図２に示すよう
に、第１の導電体１に設けた切り起こし１ａに上方より
挿入すると楔状のアースバネ固定部１ｂをアースバネ２
の先端部が越えて、固定部２ｃがアースバネ固定部１ｂ
に嵌まる。一方、切り起こし１ａに形成する球状突起と
た位置だし部１ａ１に、アースバネ２に形成する挿通孔
とした位置出し挿着部２ｂに嵌まり、アースバネ２が板
金１の正しい位置に固定される。このとき、アースバネ
２に形成する断面球状に突き出した導通部２ａが前記切
り起こし１ａの内面部に当接して、第１の導電体１とア
ースバネ２が電気的に導通される。この第１の導電体１
に導通したアースバネ２のバネ部２ｂが、第２の導電体
１０に当接して導通するようにしている。
【０００８】 尚、本実施例では、前記板金１に設けた
切り起こし１ａに形成する位置出し部１ａ１を球状の突
起とし、これに対応するアースバネ２に形成した位置出
し挿着部２ｂを挿通孔としたが、位置出し部１ａ１を挿
通孔、挿着部２ｂを球状の突起としても同じ機能となる
ことはいうまでもない。
切り起こし１ａに形成する位置出し部１ａ１を球状の突
起とし、これに対応するアースバネ２に形成した位置出
し挿着部２ｂを挿通孔としたが、位置出し部１ａ１を挿
通孔、挿着部２ｂを球状の突起としても同じ機能となる
ことはいうまでもない。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるアー
スバネの取付構造によれば、第１の導電体に設ける切り
起こしに、アースバネを挿着し、第１の導電体のアース
バネ固定部にアースバネの固定部を挿着して固定し、第
１の導電体の突き出し部にアースバネの導通部を当接し
て第１の導電体とアースバネを電気的に導通し、アース
バネのバネ部を第２の導電体に当接してアースバネと第
２の導電体とを電気的に導通するようにしているので、
ねじ止め等の二次加工を不要とし、加工コストを低減し
たアースバネの取付構造を提供することができる。
スバネの取付構造によれば、第１の導電体に設ける切り
起こしに、アースバネを挿着し、第１の導電体のアース
バネ固定部にアースバネの固定部を挿着して固定し、第
１の導電体の突き出し部にアースバネの導通部を当接し
て第１の導電体とアースバネを電気的に導通し、アース
バネのバネ部を第２の導電体に当接してアースバネと第
２の導電体とを電気的に導通するようにしているので、
ねじ止め等の二次加工を不要とし、加工コストを低減し
たアースバネの取付構造を提供することができる。
【図１】本発明によるアースバネの取付構造の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図２】本発明によるアースバネの取付構造の一実施例
を示す見取り図である。
を示す見取り図である。
【図３】本発明によるアースバネの取付構造の一実施例
を示す分解見取り断面図である。
を示す分解見取り断面図である。
【図４】従来のアースバネの取付構造を示す組み立て図
である。
である。
１ 第１の導電体 １ａ 切り起こし １ａ１ 位置出し部 １ｂ アースバネ固定部 ２ アースバネ ２ｂ 位置出し挿着部 ２ｃ 固定部 ２ａ 導通部 ２ｄ バネ部 １０ 第２の導電体
Claims (8)
- 【請求項１】 ２つの導電体間を電気的に導通するアー
スバネの取付構造であって、一方の導電体には、上下方
向に開口し内面に位置出し部を備えた断面コ字状の切り
起こしを設け、同切り起こしの下方にアースバネを固定
するアースバネ固定部を設け、前記アースバネは、前記
切り起こし内面側に当接して導通する導通部と、前記位
置出し部に対応する位置出し挿着部と、アースバネ固定
部に対応する固定部と、上方に他の導電体に当接して導
通するバネ部とでなり、前記一方の導電体の切り起こし
にアースバネを挿入し、他方の導電体にバネ部を当接し
てなることを特徴とするアースバネの取付構造。 - 【請求項２】 前記切り起こしに設けた位置出し部は内
側に突き出す球状突起とし、前記アースバネに形成する
位置出し挿着部は挿通孔としてなることを特徴とする請
求項１記載のアースバネの取付構造。 - 【請求項３】 前記切り起こしに設けた位置出し部は挿
通孔とし、前記アースバネに形成する位置出し挿着部は
球状突起としてなることを特徴とする請求項１記載のア
ースバネの取付構造。 - 【請求項４】 前記アースバネに形成する導通部は、断
面弓状に形成する突起としてなることを特徴とする請求
項１記載のアースバネの取付構造。 - 【請求項５】 前記アースバネに形成する導通部は、複
数形成してなることを特徴とする請求項１記載のアース
バネの取付構造。 - 【請求項６】 前記バネ部は、断面く字状に形成してな
ることを特徴とする請求項１記載のアースバネの取付構
造。 - 【請求項７】 前記バネ部は、複数の接触部に分割して
なることを特徴とする請求項１記載のアースバネの取付
構造。 - 【請求項８】 前記アースバネ固定部は、楔状の切り起
こしとし、前記アースバネに形成する固定部は嵌合孔と
してなることを特徴とする請求項１記載のアースバネの
取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09565595A JP3307793B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アースバネの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09565595A JP3307793B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アースバネの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08293335A JPH08293335A (ja) | 1996-11-05 |
| JP3307793B2 true JP3307793B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=14143523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09565595A Expired - Fee Related JP3307793B2 (ja) | 1995-04-20 | 1995-04-20 | アースバネの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3307793B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8080733B2 (en) | 2009-12-25 | 2011-12-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus |
| JP4686649B1 (ja) * | 2010-12-20 | 2011-05-25 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
-
1995
- 1995-04-20 JP JP09565595A patent/JP3307793B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08293335A (ja) | 1996-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5249983A (en) | Electrical connector for printed wiring board | |
| US7614917B2 (en) | Connecting structure of electric wire and electronic-component incorporating unit | |
| JPS628131Y2 (ja) | ||
| EP0813268A1 (en) | Interlocking terminal connection | |
| JP2935165B2 (ja) | 圧接ジョイントコネクタの組立方法とその構造 | |
| US4911659A (en) | Electrical connector and a retention bracket therefor | |
| EP0622871A2 (en) | Prestressed shielding plates for electrical connectors | |
| JP2570939Y2 (ja) | シールド型電気コネクタ及びそれに使用する固定金具 | |
| US7052320B2 (en) | Electrical connector having shielding plates | |
| US5927999A (en) | Power jack having three movable contacts around a center pin | |
| EP2164137A1 (en) | A joint connector, joint terminal, a wiring harness with a joint connector and method of assembling it | |
| CN88102478A (zh) | 具有装配部分的电连接器屏蔽件 | |
| US5876247A (en) | Shielded electrical connector | |
| JPH08236215A (ja) | カード受入コネクタのための万能接地クリップ | |
| US6089916A (en) | Cable assembly connector | |
| JPS61140078A (ja) | ネジ付コネクタ素子 | |
| JP3307793B2 (ja) | アースバネの取付構造 | |
| US6540551B1 (en) | Connector structure | |
| US20020142657A1 (en) | Connector with improved reliability | |
| JP3278052B2 (ja) | シールドコネクタ | |
| JP2926209B2 (ja) | コネクタ | |
| JPH0515737Y2 (ja) | ||
| US5078616A (en) | Electrical connector | |
| JPH10199627A (ja) | アースジョイントコネクタの取付構造 | |
| JPS6213332Y2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |