JP4686649B1 - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アース用の導電部材を簡単に着脱できる取付部を備えた電子機器を提供する。
【解決手段】一つの実施の形態に係る電子機器は、内面に第1導電部が設けられた壁部を有する筐体と、前記壁部に設けられ、前記筐体の外に開口された第1開口部と第2開口部と、を含む取付部と、前記筐体内側に突出された第1突出部と、前記第1開口部と前記第1突出部との間に位置して前記筐体内側に突出され、前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部が設けられた第2突出部と、前記筐体外を通って前記取付部に取り付けられ、前記筐体外に露出された露出部と、前記第1開口部に挿入され前記第2突出部の前記第2の導電層に弾性的に当接された第1部分と、前記第2開口部に挿入された第2部分と、を有した弾性を有する導電部材と、を具備する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、筐体外部に露出するアース用の導電部材を備えた電子機器に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器は、ポートリプリケータやドッキングステーションのような機能拡張用の外部機器と接続されることがある。このような外部機器は、ポータブルコンピュータが乗せられる面から突出するアース用の電極を有している。ポータブルコンピュータは、この電極と当接する導電部材を備えている。
このようなポータブルコンピュータの筐体の内面には、銅メッキなどによるシールド層が形成されている。このシールド層は、筐体内部の回路部品等から発生する電磁波が筐体を透過して外部に漏洩したり、逆に外部からの電磁波が筐体内部の回路部品に悪影響を及ぼしたりすることを防止している。
前述の導電部材は、筐体の内部でこのシールド層と電気的に接続されている。導電部材は、外部機器のアース用の電極と当接することで、ポータブルコンピュータのシールド層の電位と、外部機器の電極の電位とを同等にする。
導電部材は、安定してシールド層と接触することが求められる。このため、導電部材には、金属製の板ばねが用いられる。このような板ばねは、簡単に筐体に取り付けられることが望ましい。
特許文献1に開示されるアースバネ取付構造では、導電体に、球状突起と、楔状に隆起した部分とが設けられている。アースバネには、前記の球状突起および隆起した部分にそれぞれ対応する2つの孔が設けられている。アースバネの弾性を利用して、球状突起および隆起した部分にアースバネの2つの孔をそれぞれ嵌合させることにより、アースバネが導電体に取り付けられる。これにより、ねじ止めのような二次加工が不要となり、簡単にアースバネを導電体に取り付けることができる。
一方、前述のように、ポータブルコンピュータの導電部材は、外部機器の電極が当接する。このような外力を受ける導電部材は、所定の位置からずれたり外れたりすることを防ぐため、筐体に強固に取り付けられることが望ましい。
導電部材を筐体に強固に取り付けるため、導電部材に位置決め用の孔を設けるとともに、当該孔に通される位置決め用のピンを筐体に設けることがある。このピンを溶かして、導電部材と筐体とを溶着させることが行なわれている。
特開平8−293335号公報
位置決め用のピンを溶かして導電部材と筐体とを溶着させると、導電部材を筐体に強固に取り付けることができる。しかし、ピンを溶かすための加工工程が必要であるため、加工に必要な時間およびコストが増加する。
一方、ポータブルコンピュータは、廃棄されると、部品に含まれる金属などの資源を回収するために分解される。しかし、位置決め用のピンを溶かして導電部材を筐体に溶着させていると、合成樹脂製の筐体から金属製の導電部材を取り外しにくくなる。
導電部材の着脱を容易にするため、特許文献1のアースバネ取付構造を採用することも考えられる。しかし、特許文献1は、対向する一対の導電体の間を電気的に接続するためのアースバネを、導電体に取り付ける構造を開示しており、筐体の外部に露出する部分を有する導電部材を想定しているものではない。
さらに、前述した外部機器の電極と当接する導電部材は、筐体の外部に露出される部分と、筐体の内部でシールド層と電気的に接続される部分とを有している。筐体の外部に露出される部分は美観のために短く形成され、筐体の内部でシールド層と接続される部分はシールド層との密着性確保のために長く形成されている。特許文献1のアースバネ取付構造は、このような形状の導電部材を想定しているものでもない。したがって、外部機器の電極と当接する導電部材に、特許文献1のアースバネ取付構造をそのまま適用するのは困難である。
本発明の目的は、アース用の導電部材を簡単に着脱できる取付部を備えた電子機器を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の一つの形態に係る電子機器は、
内面に第1導電部が設けられた壁部を有する筐体と、前記壁部に設けられ、前記筐体の外に開口された第1開口部と第2開口部と、を含む取付部と、前記筐体内側に突出された第1突出部と、前記第1開口部と前記第1突出部との間に位置して前記筐体内側に突出され、前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部が設けられた第2突出部と、前記筐体外を通って前記取付部に取り付けられ、前記筐体外に露出された露出部と、前記第1開口部に挿入され前記第2突出部の前記第2の導電層に弾性的に当接された第1部分と、前記第2開口部に挿入された第2部分と、を有した弾性を有する導電部材と、を具備する。
本発明の電子機器によれば、アース用の導電部材を、取付部に簡単に取り付けることができるとともに、取付部から簡単に取り外すことができる。
本発明の一つの実施の形態に係るポータブルコンピュータおよびポートリプリケータの斜視図。 図1のポータブルコンピュータを下方向から見た平面図。 図1のコンピュータ本体を内側から示す斜視図。 図1のコンピュータ本体を内側から示す平面図。 図3の取付部からアースバネを取り外して示す斜視図。 図4のF6−F6線に沿って示す断面図。 図3のアースバネを示す側面図。 図6のアースバネの取付方法を示す断面図。 図4のリアカバーの内面にシートを貼り付けた状態を示す平面図。
以下に、本発明の一つの実施の形態を図1ないし図9に基づいて説明する。なお、本明細書において、手前側(即ちユーザ側)を前方向、ユーザから見て奥側を後方向、ユーザから見て左側を左方向、ユーザから見て右側を右方向、ユーザから見て上方を上方向、ユーザから見て下方を下方向と定義する。
図1は、ポータブルコンピュータ1およびポートリプリケータ2を示している。ポータブルコンピュータ1は、電子機器の一例である。ポートリプリケータ2は、外部機器の一例である。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、コンピュータ本体10と、ディスプレイユニット11とを有している。
コンピュータ本体10は、偏平な箱状のメイン筐体13を備えている。メイン筐体13は、筐体の一例である。メイン筐体13は、リアカバー15と、リアカバー15に上方向から重ねられるトップカバー16とを有している。リアカバー15は、外壁の一例である。トップカバー16の上面に、キーボード取付部18が設けられている。キーボード取付部18に、キーボード19が支持されている。
ディスプレイユニット11は、コンピュータ本体10の後端に一対のヒンジ部21を介して連結されている。ディスプレイユニット11は、ヒンジ部21を支点として、コンピュータ本体10の上に横たわる閉じ位置と、コンピュータ本体10の後端から起立する開き位置との間で回動可能となっている。
ディスプレイユニット11は、偏平な箱状のディスプレイ筐体23と、ディスプレイ筐体23に収容されたディスプレイモジュール24とを備えている。ディスプレイモジュール24は、例えば液晶ディスプレイである。ディスプレイ筐体23の前面にディスプレイ開口部23aが設けられている。ディスプレイ開口部23aは、ディスプレイモジュール24のスクリーン24aをディスプレイユニット11の外に露出させる。
図1に示すポートリプリケータ2は、ポータブルコンピュータ1が接続される機能拡張用の外部機器である。ポートリプリケータ2は、載置面30と、プラグ31と、一対のイジェクトピン32と、一対のアース用電極33とを有している。イジェクトピン32は、押出部の一例である。
載置面30は、メイン筐体13のリアカバー15と対向している。載置面30は、ポートリプリケータ2にポータブルコンピュータ1が接続されると、メイン筐体13を支持する。
プラグ31と、一対のイジェクトピン32と、一対のアース用電極33とは、それぞれ載置面30から突出している。プラグ31は、ポータブルコンピュータ1とポートリプリケータ2を接続するための端子である。
一対のイジェクトピン32は、ポートリプリケータ2の内部に沈み込むことが可能である。イジェクトピン32は、ポートリプリケータ2にポータブルコンピュータ1が接続されると、コンピュータ本体10に押されて沈み込む。イジェクトピン32は、ポータブルコンピュータ1をポートリプリケータ2から取り外す際に、ユーザの操作によってメイン筐体13を載置面30から押し上げる。
一対のアース用電極33は、ポートリプリケータ2の内部に沈み込むことが可能である。アース用電極33は、ポートリプリケータ2にポータブルコンピュータ1が接続されると、コンピュータ本体10に押されて沈み込む。アース用電極33は、ポートリプリケータ2の内部に設けられた配線と電気的に接続されている。
図2は、ポータブルコンピュータ1を下方向から示している。図2に示すように、リアカバー15の底面15aには、ソケット35と、一対の凸部36とが設けられている。さらに、リアカバー15の底面15aには、一対の開口部37がリアカバー15の外に開口されている。
ソケット35は、ポートリプリケータ2のプラグ31に対応する位置に設けられている。ソケット35にプラグ31が挿入されることにより、ポータブルコンピュータ1とポートリプリケータ2が電気的に接続される。
一対の凸部36は、ポートリプリケータ2の一対のイジェクトピン32にそれぞれ対応する位置に設けられている。凸部36は、リアカバー15の外に向かって突出している。凸部36は、ポータブルコンピュータ1がポートリプリケータ2に接続されると、ポートリプリケータ2のイジェクトピン32を受ける。
一対の開口部37は、ポートリプリケータ2の一対のアース用電極33にそれぞれ対応する位置に設けられている。一対の開口部37からそれぞれアースバネ40が露出している。アースバネ40は、導電部材の一例であり、弾性を有している。
図3および図4は、コンピュータ本体10を内側から示している。図3に示すように、リアカバー15の内面15bには、銅メッキなどによる第1の導電層42が設けられている。
第1の導電層42は、メイン筐体13の内部の回路部品等から発生する電磁波がメイン筐体13を透過して外部に漏洩したり、逆に外部からの電磁波がメイン筐体13の内部の回路部品に悪影響を及ぼしたりすることを防止している。
リアカバー15の内面15bには、アースバネ40が取り付けられた取付部43が設けられている。取付部43は、リアカバー15の内面15bから沈み込んで形成されている。取付部43は、前述した開口部37と、架設部44と、平坦な当接面45とを含んでいる。架設部44は、開口部の対向する縁部に亘る部分の一例である。
図5は、取付部43からアースバネ40を取り外した状態を示している。図5に示すように、架設部44は、開口部37を定めるリアカバー15の一方の側縁15cから、他方の側縁15dに亘って架け渡されている。他方の側縁15dは、一方の側縁15cの反対側に位置する。一方の側縁15cおよび他方の側縁15dは、開口部の対向する縁部の一例である。
図6は、図4のF6−F6線に沿ってアースバネ40および取付部43を示している。図6に示すように、架設部44は、外向面44aを有している。外向面44aは、メイン筐体13の外に向いている。外向面44aは、リアカバー15の底面15aからメイン筐体13の内側に入り込んだ位置に設けられている。
図5に示すように、取付部43には、第1の突出部47と、第2の突出部48と、位置決めピン49とが設けられている。位置決めピン49は、突起の一例である。第1の突出部47と、第2の突出部48と、位置決めピン49とは、それぞれ取付部43の当接面45から突出されている。
第1の突出部47は、開口部37から離れた位置に設けられている。第1の突出部47は、メイン筐体13の内部に向かった頂部51を有している。頂部51は、リアカバー15の内面15bと同一平面上に連続している。図6に示すように、開口部37は、この第1の突出部47と、リアカバー15の底面15aに設けられた凸部36との間に位置している。
図5に示すように、第2の突出部48は、開口部37と第1の突出部47との間に位置している。第2の突出部48の表面には、第2の導電層52が設けられている。第2の導電層52は、第1の導電層42から連続しており、第1の導電層42に電気的に接続されている。
位置決めピン49は、開口部37と第2の突出部48との間に位置している。位置決めピン49は、図5に示すような十字形状に限らない。位置決めピン49は、例えば円柱状や、角柱状のような、他の形状であっても良い。
図5に示すように、開口部37は、架設部44によって、第1の孔部37aと、第2の孔部37bとに区画されている。第1の孔部37aは、第2の孔部37bよりも、位置決めピン49の近くに定められている。
図6に示すように、架設部44に第1の傾斜部44bが設けられている。第1の傾斜部44bは、架設部44の第1の孔部37a方向の端部に設けられている。第1の傾斜部44bは、メイン筐体13の外に向かって第1の孔部37aが拡がるように形成されている。
取付部43に、第2の傾斜部43aが設けられている。第2の傾斜部43aは、第2の孔部37bを定める取付部43の縁部に設けられている。第2の傾斜部43aは、メイン筐体13の内部に向かって第2の孔部37bが拡がるように形成されている。
図4に示すように、リアカバー15の内面15bに位置決めリブ53が設けられている。位置決めリブ53は、開口部37の周囲に位置しており、リアカバー15の内面15bから突出している。
図7は、アースバネ40を側方から示している。アースバネ40は、露出部55と、第1の部分56と、第2の部分57とを備えている。露出部55および第2の部分57は、協働して短部の一例として機能する。第1の部分56は、長部の一例である。
図6に示すように、露出部55は、開口部37に嵌り込んでいる。露出部55は、第1の曲げ部61と、第2の曲げ部62とを有している。第1の曲げ部61は、第1の孔部37aを通ってメイン筐体13の内部と外部との間に亘って設けられている。第2の曲げ部62は、第2の孔部37bを通ってメイン筐体13の内部と外部との間に亘って設けられている。
露出部55は、架設部44の外を通ってメイン筐体13の外に露出されている。露出部55は、架設部44の外向面44aに当接している。露出部55は、ポータブルコンピュータ1がポートリプリケータ2に接続されると、ポートリプリケータ2のアース用電極33を受ける。
第1の部分56は、露出部55の第1の曲げ部61から第1の突出部47に向かって延びる略矩形状に形成されている。第1の部分56は、露出部55と第2の部分57とを合わせた長さよりも長く延びている。
第1の部分56は、第2の突出部48の表面に形成された第2の導電層52に弾性的に当接されている。第1の部分56が第2の導電層52に当接されると、アースバネ40は、第2の導電層52を介して第1の導電層42と電気的に接続される。
図4に示すように、第2の突出部48は、第1の部分56の長手方向と交差する方向に延ばされている。このため、第1の部分56は、第2の突出部48の表面に形成された第2の導電層52に線接触する。
図7に示すように、第1の部分56は、アースバネ40が取付部43から外された自由状態では、取付部43の当接面45の方向に曲げられている。ここで自由状態とは、アースバネ40が外力によって変形していない状態である。
第1の部分56は、先端部64を有している。先端部64は、第1の突出部47に向かっており、当接面45から遠ざかる方向に曲げられている。図6に示すように、先端部64は、頂部51と当接面45との間で第1の突出部47に当接している。
図3に示すように、第1の部分56に、位置決め孔65が設けられている。位置決め孔65は、孔の一例である。位置決め孔65は、取付部43の位置決めピン49に対応した位置に設けられている。位置決め孔65に、位置決めピン49が挿通される。
位置決め孔65は、第1の部分56の長手方向に沿う長孔形状に形成されている。位置決め孔65は、アースバネ40が取付部43に取り付けられている状態で、位置決めピン49が設けられた位置から開口部37の方向に向かって延びている。
図6に示すように、位置決め孔65の孔縁65aは、位置決めピン49に当接している。このため、第1の部分56は、第1の突出部47と位置決めピン49とによって挟持されている。
第2の部分57は、露出部55の第2の曲げ部62から、第1の部分56の反対方向に延びている。第2の部分57は、取付部43の当接面45に当接されている。言い換えると、図6に示すように、第2の部分57は当接面45に引っ掛かっている。
図8は、アースバネ40の取付方法を示している。アースバネ40は、例えば次のように取付部43に取り付けられる。
まず、アースバネ40は、図8の矢印Aで示す方向に向かって、開口部37の第1の孔部37aに通される。矢印Aは、第1の孔部37aを通って、メイン筐体13の内部から外に出る方向を示している。これにより、アースバネ40の露出部55および第2の部分57は、図8の二点鎖線で示す位置Bまで移動する。位置Bは、露出部55および第2の部分57が、第1の孔部37aを通ってメイン筐体13の外に出された位置である。
アースバネ40は、図8の矢印Cで示す方向に向かって回転させられ、図8の実線で示す位置Dまで移動する。矢印Cは、第1の孔部37aを軸とする回転方向であって、第1の部分56がリアカバー15の内面15bに近寄るとともに、第2の部分57が底面15aに近寄る方向を示している。位置Dにおいて、第1の部分56の位置決め孔65に、取付部43の位置決めピン49が挿通する。さらに、第1の部分56は、第1の突出部47の頂部51に当接する。
アースバネ40の第2の部分57は、図8の矢印Eで示す方向に向かって押し上げられる。同時に、アースバネ40は、第1の部分56が第1の突出部47の頂部51をスライドするように、図8の矢印Fで示す方向に向かって押される。矢印Eは、開口部37の第2の孔部37bを通って、メイン筐体13の外から内部に入る方向を示している。矢印Fは、第1の突出部47の頂部51から、第1の孔部37aに向かう方向を示している。
第2の部分57が矢印E方向に押し上げられながら、アースバネ40が矢印F方向に押されると、第2の部分57が取付部43の当接面45に引っ掛かる。同時に、第1の部分56が、弾性力によって第2の突出部48に当接する。これにより、アースバネ40は、図6に示すように取付部43に取り付けられる。
アースバネ40を取り外す場合は、第1の部分56の先端部64を例えばピンセットで摘み、図8の矢印Fの反対方向に引っ張る。これにより、第1の部分56は第1の突出部47に乗り上げ、第2の部分57は第2の孔部37bからメイン筐体13の外に出る。すなわち、アースバネ40は図8に示す位置Dに移動し、取付部43から外れる。
前記構成のポータブルコンピュータ1によれば、上述した取付方法によって、アースバネ40が取付部43に取り付けられる。これにより、ねじ止めや溶着のような二次加工を行なうことなく、アースバネ40を取付部43に簡単に取り付けることができる。
さらに、アースバネ40を取付部43から取り外す際に、ねじの取り外しや溶着部分の削り取りが不要になる。これにより、アースバネ40を取付部43から簡単に取り外すことができる。
アースバネ40が取付部43に取り付けられると、第1の部分56は第2の突出部48の表面に形成された第2の導電層52に弾性的に当接され、露出部55は架設部44の外向面44aに当接する。さらに、位置決め孔65には位置決めピン49が挿通され、第1の部分56は第1の突出部47と位置決めピン49とによって挟持される。これにより、アースバネ40は取付部43に強固に取り付けられる。
第1の部分56は、自由状態では、取付部43の当接面45の方向に曲げられている。これにより、第1の部分56は、第2の突出部48の表面に形成された第2の導電層52に強く当接される。
第1の部分56の先端部64は、当接面45から遠ざかる方向に曲げられている。これにより、アースバネ40を取付部43から取り外す際に、ピンセットのような器具で先端部64を摘みやすくなる。さらに、アースバネ40を取付部43に取り付ける際に、第1の突出部47の頂部51をスライドさせやすくなる。
第1の部分56は、第2の突出部48の表面に形成された第2の導電層52に線接触している。これにより、第1の部分56は、安定して第2の導電層52に当接することができ、アースバネ40と第1の導電層42との間の電気的接続も安定する。
架設部44に第1の傾斜部44bが設けられ、取付部43に第2の傾斜部43aが設けられている。これにより、アースバネ40を開口部37の第1の孔部37aに通しやすくなるとともに、第2の部分57を取付部43の当接面45に引っ掛かけやすくなる。
以上、アースバネ40を備えたポータブルコンピュータ1について説明したが、同一の形状のメイン筐体13を有するポータブルコンピュータ1であっても、ポートリプリケータ2に非対応である場合がある。この場合、アースバネ40が取付部43に取り付けられる代わりに、目隠し用のシート68がリアカバー15の内面15bに貼り付けられる。
図9は、シート68が貼り付けられたリアカバー15の内面15bを示している。図9に示すように、リアカバー15の内面15bに貼付領域69が定められている。貼付領域69は、開口部37の周囲に定められている。
位置決めリブ53は、貼付領域69に面したガイド面53aを有している。図4に示すように、ガイド面53aは、位置決めピン49の外周と同一直線状に位置されている。図9に示すように、ガイド面53aと位置決めピン49は、協働して貼付領域69の端部を定めている。
シート68は、貼付領域69に貼り付けられる。具体的に述べると、シート68は、例えば両面テープにより、リアカバー15の内面15bに貼り付けられる。これにより、シート68は、リアカバー15の内部から開口部37を覆う。
シート68を貼付領域69に貼り付けることによって、アースバネ40が不要な場合であっても、メイン筐体13の内部を隠すことができる。さらに、ガイド面53aを位置決めピン49の外周と同一直線状に位置させることにより、位置決めピン49をシート68の位置決めに用いることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に特定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施可能である。例えば、上記実施の形態では、第1の部分56が第1の突出部47と位置決めピン49とによって挟持され、アースバネ40が取付部43に取り付けられる。これに限らず、露出部55の第2の曲げ部62が開口部37の縁に当接することにより、アースバネ40が取付部43に取り付けられても良い。
以下に、特願2009−295634の出願時に記載された発明の内容を付記する。
[1]内面に第1の導電層が設けられた外壁を有する筐体と、
前記外壁の内面に設けられ、前記外壁の外に開口された開口部と、前記開口部に架け渡された架設部と、を含む取付部と、
前記取付部から突出されて前記開口部から離れた位置に設けられた第1の突出部と、
前記取付部から突出されて前記開口部と前記第1の突出部との間に位置されるとともに、前記第1の導電層に電気的に接続された第2の導電層が設けられた第2の突出部と、
前記取付部に取り付けられた弾性を有する導電部材と、を具備し、
前記導電部材は、
前記開口部に嵌り込むとともに、前記架設部の外を通って前記筐体の外に露出された露出部と、
前記露出部から前記第1の突出部に向かって延びるとともに、前記第2の突出部の前記第2の導電層に弾性的に当接された第1の部分と、
前記露出部から前記第1の部分の反対方向に延びるとともに、前記取付部に当接された第2の部分と、を備えたことを特徴とする電子機器。
[2]前記導電部材の前記第1の部分に孔が設けられ、
前記取付部は、前記孔に挿通される突起を有していることを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[3]前記孔は、前記導電部材の前記第1の部分の長手方向に沿う長孔形状に形成されたことを特徴とする[2]に記載の電子機器。
[4]前記導電部材の前記第1の部分は、前記導電部材が前記取付部から外された自由状態では前記取付部の方向に曲げられていることを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[5]前記導電部材の前記第1の部分は、前記第1の突出部に向かう先端部を有し、
前記先端部は、前記取付部から遠ざかる方向に曲げられたことを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[6]前記第1の突出部は、前記筐体の内部に向かった頂部を有し、
前記第1の部分の先端部は、前記頂部と前記取付部との間で前記第1の突出部に当接していることを特徴とする[5]に記載の電子機器。
[7]前記第2の突出部は、前記導電部材の前記第1の部分の長手方向と交差する方向に延ばされたことを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[8]前記外壁の外部に設けられるとともに、前記筐体が取り付けられる外部機器の押出部を受ける凸部をさらに具備し、
前記開口部は、前記第1の突出部と前記凸部との間に位置されていることを特徴とする[1]に記載の電子機器。
[9]前記外壁の内部において前記開口部の周囲に定められるとともに、前記外壁の内部から前記開口部を覆うシートが貼り付けられる貼付領域と、
前記外壁の内部に設けられるとともに、前記貼付領域に面したガイド面を有する位置決めリブと、をさらに具備し、
前記位置決めリブのガイド面は、前記突起と同一直線状に位置されていることを特徴とする[2]に記載の電子機器。
[10]内面に第1の導電層が設けられた外壁を有する筐体と、
前記外壁の内面に設けられ、前記外壁の外に開口された開口部と、前記開口部の対向する縁部に亘る部分と、を含む取付部と、
前記取付部から突出されて前記開口部から離れた位置に設けられた第1の突出部と、
前記取付部から突出されて前記開口部と前記第1の突出部との間に位置されるとともに、前記第1の導電層に電気的に接続された第2の導電層が設けられた第2の突出部と、
前記架設部の外を通って前記取付部に引っ掛かるとともに前記開口部から前記筐体の外に露出された短部と、前記露出部から前記第1の突出部に向かって前記短部よりも長く延びるとともに前記第2の突出部の前記第2の導電層に弾性的に当接された長部と、を有して前記取付部に取り付けられた弾性を有する導電部材と、
を具備したことを特徴とする電子機器。
1…ポータブルコンピュータ,13…メイン筐体,15…リアカバー,15b…内面,37…開口部,40…アースバネ,42…第1の導電層,43…取付部,44…架設部,47…第1の突出部,48…第2の突出部,52…第2の導電層,55…露出部,56…第1の部分,57…第2の部分。

Claims (10)

  1. 内面に第1導電部が設けられた壁部を有する筐体と、
    前記壁部に設けられ、前記筐体の外に開口された第1開口部と第2開口部と、を含む取付部と、
    前記筐体内側に突出された第1突出部と、
    前記第1開口部と前記第1突出部との間に位置して前記筐体内側に突出され、前記第1導電部に電気的に接続された第2導電部が設けられた第2突出部と、
    前記筐体外を通って前記取付部に取り付けられ、前記筐体外に露出された露出部と、前記第1開口部に挿入され前記第2突出部の前記第2の導電層に弾性的に当接された第1部分と、前記第2開口部に挿入された第2部分と、を有した弾性を有する導電部材と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  2. 第1開口部と第2開口部とが設けられ、内面に第1導電部を有する筐体と、
    第1開口部に挿入された第1部分と、第2開口部に挿入された第2部分と、前記第1部分と前記第2部分との間で筐体外に位置した第3部分と、を有した導電部材と、
    前記筐体内側に突出し、前記第1部分が当接された第1突出部と、
    前記第1の突出部とは異なる位置で前記筐体内部に突出され、前記第1導電部と電気的に接続された第2導電部を有し、前記第1部分が弾性的に当接された第2突出部と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  3. 前記導電部材の前記第1部分は、孔部が設けられ、
    前記筐体の内面には、前記孔部に挿通された突起を有していることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記孔部は、前記導電部材の前記第1部分の長手方向に沿う長孔形状を有したことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記導電部材の前記第1部分は、前記第2部分が延びる方向とは異なる方向に傾斜したことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記導電部材の前記第1部分は、前記第1突出部に向かう先端部を有し、
    前記先端部は、前記第1開口部から離れる方向に曲げられたことを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  7. 前記第1突出部は、前記筐体の内部に向かった頂部を有し、
    前記第1部分の先端部は、前記頂部と前記筐体の内面との間で前記第1突出部に当接したことを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 第1開口部と第2開口部とが設けられ、内面に導電部を有する筐体と、
    第1開口部から前記筐体内に挿入された第1部分と、第2開口部から前記筐体内に挿入された第2部分と、前記第1部分と前記第1部分との間で筐体外に位置した第3部分とを有した導電部材と、
    前記筐体内側に突出し、前記第1部分が弾性的に当接された導電性の突出部と、
    を具備したことを特徴とする電子機器。
  9. 前記導電部材の前記第1部分は、孔部が設けられ、
    前記筐体の内面には、前記孔部に挿通された突起を有することを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
  10. 前記導電部材の前記第1部分は、前記第2部分が延びる方向とは異なる方向に傾斜したことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
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