JP2503705Y2 - 基板接続形オ−ディオコネクタ - Google Patents

基板接続形オ−ディオコネクタ

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JP2503705Y2
JP2503705Y2 JP10287991U JP10287991U JP2503705Y2 JP 2503705 Y2 JP2503705 Y2 JP 2503705Y2 JP 10287991 U JP10287991 U JP 10287991U JP 10287991 U JP10287991 U JP 10287991U JP 2503705 Y2 JP2503705 Y2 JP 2503705Y2
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shell
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地 和 也 菊
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株式会社ジャルコ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は基板接続形のオ−ディオ
コネクタに関するもので、特に、基板に接続するタイプ
のコネクタにおいてその接続用端子と基板との接続性、
及び、取付パネルへの取付性を良好になるように形成し
た基板接続形のオ−ディオコネクタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の基板接続形のオ−ディオコネクタ
の構造は、内部が略円筒形に形成されその内部の後端に
ストッパ用のフランジが筒部の内向きに形成され、かつ
手前側外周上にパネル取付け用のフランジが形成された
金属製、例えば、アルミダイキャスト製のメタルシェル
に、雌形の場合には外面を金属製のバレルで被覆し、か
つ、内部に雌コネクタ部材を埋設した形のインシュレ−
タを前記シェルの前面側から前記ストッパ用フランジま
で挿入してビス止め等により該インシュレ−タをシェル
に保持させるように形成されている。
【0003】一方、従来の基板接続形のオ−ディオコネ
クタに於て、雄形のものは短円柱状のインシュレ−タの
前面に例えば3本のピンコネクタを埋設し、このインシ
ュレ−タを前記メタルシェルと同様の構造のメタルシェ
ルの前面側からその円筒状部に収挿してビス止め等によ
ってこのインシュレ−タをシェルに取付けるように形成
されている。
【0004】上記のように、メタルシェルの内部に、そ
の前面側からインシュレ−タを収装してビス止め等によ
り固定する構造のものは、そのシェルをオ−ディオ機器
の取付パネルに取付けるとき、始めにメタルシェル内に
収装されたインシュレ−タから突出している基板接続用
端子を基板に形成した基板穴にディップ処理のため挿入
して仮止めする必要があるため、前記シェルのフランジ
を取付パネルにビス止め等により取付固定するのは、上
記仮止めの後からになり、従って、このシェルのフラン
ジを取付パネルの前面側から取付けることができない。
しかし乍ら、この取付構造であるとオ−ディオコネクタ
のシェルを取付パネルの前面側から取付けたいとする要
請には全く応えられない。
【0005】また、従来品はメタルシェルが取付けパネ
ルの背面側に取付けられる形式であり、しかも、そのシ
ェルにインシュレ−タが取付けられた状態において接続
用端子を基板上に仮止めするため、メタルシェルが取付
パネルの背面側に取付けられる分だけコネクタ全体が基
板の内部側に突出してその基板上に余計な面積を占め、
この結果、基板の回路設計がその分制約されるという難
点があり、しかも、上記のシェルを付けた状態で仮止
め,ディップ処理をされるために、基板上にこの種コネ
クタの複数が列設されると基板に反りが生じて他の部品
を実装した当該基板を不良品化することがあるという難
点もある。このため、従来品では、基板にガラス入りの
高価なものを使用したり、或は、厚い基板を使用しなけ
ればならないなどの難点も派生していた。
【0006】更に、従来品はメタルシェルの底面や側面
を基板に当接させた状態で接続用端子を基板穴に挿入し
た位置決めをしているため、この状態で前記端子を基板
側に半田付けすると、フラックスが基板穴から上ってシ
ェルに接触することもあるという不都合が生じていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案はこのような点
に鑑み、基板接続形のオ−ディオコネクタのメタルシェ
ルを取付パネルの前面側から取付けることができると共
に、メタルシェルをパネル前面側に取付けても、そのシ
ェルに内挿固定されて保持されるインシュレ−タは、そ
のインシュレ−タから突出形成された基板接続用端子を
基板穴に挿入して仮止めもすることができる構造を具備
したオ−ディオ用コネクタを開発することを課題とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本考案の構成は、前端面が取付用
フランジに形成され該フランジ面より後方が内部を貫通
した円筒状をなすシェル本体に形成されたメタルシェル
と、該シェルの円筒状部に挿入嵌合される合成樹脂製部
材であって雄又は雌のコネクタ部材を設けたインシュレ
−タと、前記コネクタ部材に接続されて前記インシュレ
−タ部材からその後方へ突出させられた基板接続用端子
とを有する基板接続形オ−ディオコネクタに於て、前記
メタルシェルの円筒状部の後端を適宜幅で大径に形成し
て前記円筒状部後端に大径部による段部を形成すると共
に、前記インシュレ−タの後端を、前記メタルシェルの
円筒状部後端の大径部に嵌合する径の大径部に形成して
嵌合フランジ部に形成し、メタルシェルの円筒状部にそ
の後方からインシュレ−タを挿入し、該インシュレ−タ
後端の嵌合フランジ部を前記シェルの円筒状部後端の大
径部に嵌合させるようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0009】
【実施例】次に、本考案の実施例を図に拠り説明する。
図1は本考案オ−ディオコネクタにおけるメス端子式オ
−ディオコネクタの一例の側断面図、図2は図1のオ−
ディオコネクタにおけるメタルシェルの側断面図、図3
は同じく図1のオ−ディオコネクタにおけるインシュレ
−タの側断面図である。
【0010】図に於て、1は本考案オ−ディオコネクタ
におけるメタルシェルMSの前端(図の左側)に形成し
た取付用フランジ、2は該フランジの後面からこれと一
体に形成された内部が貫通した円筒状部3に形成された
シェル本体、4はシェル本体2の円筒状部3において、
その後端側の内径を適宜の幅で拡開形成した大径部で、
もとの径の部分との間で段部4aが形成されている。
【0011】ここで、図示した円筒状部3は前半側がよ
り内径の大きな大径部3Lに、後半側がそれより小径の小
径部3Sに形成され、この小径部3Sにおいて後述するイン
シュレ−タ5を嵌合保持するように形成されている。
【0012】5は上記メタルシェルMSにおける円筒状
部3に収挿保持される略円柱状をなす合成樹脂製のイン
シュレ−タで、内部に雌形コネクタ部材として3本のコ
ンタクト6が埋設されていると共に、各コンタクト6の
後端側は前記コンタクト6と一体の部材がこのインシュ
レ−タ5の後端から外側に突出され基板接続用端子6aに
形成されている。図示した例では前記の各端子6aは下方
へ90度曲げられ、後述する回路基板PBの基板穴hに挿
入仮止めされたあと半田付けされるように形成されてい
る。7はこのインシュレ−タの外周を被覆するように嵌
着された金属製のバレルである。
【0013】本考案におけるインシュレ−タ5は、上記
構成に加えて、次の構成が付与されている。即ち、イン
シュレ−タ5全体の外径は、そのバレル7を加えた外径
が前記シェル本体2における小径円筒状部3Sの内径内に
軽圧入できる大きさに形成されているが、このインシュ
レ−タ5の後端側はバレル7が被嵌されない大径部5aに
形成されているのである。
【0014】上記インシュレ−タ5の大径部5aは、メタ
ルシェルMSの円筒状部3に形成した大径部4に見合う
径,幅を有するフランジ状に形成されており、これによ
って当該インシュレ−タ5は、メタルシェルMSの円筒
状部3にその後方から挿入され、後端の大径部5aがメタ
ルシェルMSの円筒状部3の大径部4に嵌合し段部4aに
当接するまで押込まれるのである。なお、インシュレ−
タ5はこの押込み位置で、メタルシェルMSの外部から
ネジ込まれるビス(図示せず)により該メタルMSに固
定される。
【0015】図において、8はア−ス端子、9は高周波
ノイズレス用ラグで、いずれもシェルMSに接合された
状態でインシュレ−タ5に保持され、基板PB上の所定
部位、例えば、基板穴hに仮止めされて半田付けされ
る。また、10はインシュレ−タ5の上面側に形成した溝
状切欠5bに板バネ10aを介して収装し、バレル7に形成
した作動穴7aからシェルMSの大径円筒状部3L側に係止
爪10bと解除用突起10cを露出させた雄形コンタクトのメ
タルシェルを係止するためのラッチである。11は前記解
除用突起10cを作動させるため、メタルシェルMSの円
筒状部3にそれと一体に膨出形成したハウジング3aに収
装した解除レバ−である。
【0016】上記のように形成される本考案オ−ディオ
コネクタは、メタルシェルMSをその取付フランジ1の
後面において取付パネルPにその前面側からビス止め等
により取付け、一方、インシュレ−タ5はその各端子6
a,8,9を基板PBの基板穴hに仮止めして半田付け
したあと、その状態でパネルPに取付けられているメタ
ルシェルMSの円筒状部3にその後方から挿入しビス止
め等によって前記シェルMSと一体化するのである。
【0017】以上の実施例は図示したように雌端子式の
オ−ディオコネクタに本考案を適用した例について述べ
たものであるが、本考案オ−ディオコネクタは、短円柱
状のインシュレ−タの前面に例えば3本のピンコネクタ
を埋設し、このインシュレ−タをメタルシェルの円筒状
部に収装固定するようにした構造の雄端子式のオ−ディ
オコネクタにも適用できること勿論である。
【0018】
【考案の効果】上述のように本考案オ−ディオコネクタ
では、メタルシェルを、オ−ディオ機器の取付パネルに
その前面側から取付ける一方、雄又は雌のコンタクトア
ッシ−が設けられているインシュレ−タの後面から延出
形成された基板接続用の各端子をプリント基板等の基板
穴に半田付けにより取付け、このあとその取付け状態に
おいて基板に接続されたインシュレ−タを前記メタルシ
ェルに挿入固定できるようにしたので、メタルシェルを
オ−ディオ機器の取付パネルの前面側において取付ける
ことが可能になるという効果がある。尚、本考案コネク
タのシェルは、オ−ディオ機器の取付パネルの後面側か
ら取付けることもできるので、取付面を任意に選択でき
る点でも従来品にない利点がある。
【0019】因みに、従来の基板接続形のオ−ディオコ
ネクタでは、インシュレ−タをシェルの前面側から挿入
する形式であったため、本考案コネクタのようにシェル
を単独で予め取付パネルに取付ける一方において、イン
シュレ−タの基板接続用端子を基板に半田付けした状態
において前記シェルに取付けることができないため、基
板接続タイプのオ−ディオコネクタの取付作業が困難で
煩しいものとなっていた。
【0020】また、本考案オ−ディオコネクタでは、重
量の嵩張るメタルシェルを予めオ−ディオ機器の取付パ
ネルに取付けておき、このシェルに収装されるコンタク
トアッシ−を具備した重量の小さなインシュレ−タだけ
をその接続用端子において基板に仮止め,半田付けする
ため、基板側が重みによって反ったりするおそれはな
く、従って基板に薄いものを使用できるという従来品に
はない利点がある。
【0021】本考案は以上の通りであって、基板接続形
のオ−ディオコネクタのシェルとインシュレ−タとの挿
装構造としてきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基板接続形オ−ディオコネクタの一例
の側断面図。
【図2】メタルシェルの側断面図。
【図3】インシュレ−タの側断面図。
【符号の説明】
1 取付用フランジ 2 シェル本体 3 円筒状部 4 円筒状部3の段付大径部 4a 段部 5 インシュレ−タ 5a インシュレ−タの大径部 6 雌形コネクタ部材 6a 接続用端子 7 バレル P 取付パネル PB 回路基板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端面が取付用フランジに形成され該フ
    ランジ面より後方が内部を貫通した円筒状をなすシェル
    本体に形成されたメタルシェルと、該シェルの円筒状部
    に挿入嵌合される合成樹脂製部材であって雄又は雌のコ
    ネクタ部材を設けたインシュレ−タと、前記コネクタ部
    材に接続されて前記インシュレ−タ部材からその後方へ
    突出させられた基板接続用端子とを有する基板接続形オ
    −ディオコネクタに於て、前記メタルシェルの円筒状部
    の後端を適宜幅で大径に形成して前記円筒状部後端に大
    径部による段部を形成すると共に、前記インシュレ−タ
    の後端を、前記メタルシェルの円筒状部後端の大径部に
    嵌合する径の大径部に形成して嵌合フランジ部に形成
    し、メタルシェルの円筒状部にその後方からインシュレ
    −タを挿入し、該インシュレ−タ後端の嵌合フランジ部
    を前記シェルの円筒状部後端の大径部に嵌合させるよう
    にしたことを特徴とする基板接続形オ−ディオコネク
    タ。
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