JPH025503Y2 - - Google Patents

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JPH025503Y2
JPH025503Y2 JP1986040830U JP4083086U JPH025503Y2 JP H025503 Y2 JPH025503 Y2 JP H025503Y2 JP 1986040830 U JP1986040830 U JP 1986040830U JP 4083086 U JP4083086 U JP 4083086U JP H025503 Y2 JPH025503 Y2 JP H025503Y2
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 この考案は、音響機器その他の各種電子機器、
例えば比較的高い周波数の電子機器で使用するの
に好適な同軸コネクタに係り、特に、その構造を
簡略化することによつて、基板等への強固な取付
けと、プラグとの確実な接続とを可能にするとと
もに、使用部品点数の削減と、組立て作業の時間
の短縮とを実現して、製造コストの低減化を達成
した同軸コネクタに関する。
従来技術 同軸コネクタは、アウターコンタクト部とその
端子部、センターコンタクト部とその端子部、前
記両部を相互に絶縁状態で保持する絶縁性部材、
およびこれらの組立体を基板等へ固定するための
支持部材、とから構成されている。
従来、このような同軸コネクタでは、プリント
基板等へ取付けるために、取付け用の支持部材と
して、金属製のアングル材等が通常用いられてい
る。
第8図は、従来の同軸コネクタの一構成例を示
す斜視図である。図面において、1はコネクタ本
体部、2はアングル部材を示す。
次の第9図は、第8図に示した従来の同軸コネ
クタの一構成例を示す分解斜視図である。図面に
おける符号は第8図と同様であり、また、1aは
コネクタ本体部1を構成するアウターコンタクト
部、1bは絶縁用インシユレータ、1cはセンタ
ーコンタクト部、2aはアングル部材2に設けら
れたアウターコンタクト部1aの挿入孔、2bは
プリント基板等へ取付けるための突起部、3はワ
ツシヤー、4はナツトを示す。
この第9図の同軸コネクタは、水平方向に配置
されたプリント基板等へ取付けられるように構成
された場合を示しており、センターコンタクト部
1cの端子部、およびアウターコンタクト部1a
の端子部となるアングル部材2の突起部2bは、
いずれも図面の下方を向いている。
この第9図からも明らかなように、従来の同軸
コネクタでは、コネクタ本体部1をプリント基板
等へ取付ける際に、導電性のアングル部材2を用
い、さらに、ワツシヤー3やナツト4等の固定手
段によつて、各部を一体的に固定する必要があ
る。
したがつて、従来の同軸コネクタの場合、その
使用部品の点数は、まず、コネクタ本体部1を構
成するための部品が3点、すなわち、アウターコ
ンタクト部1aと、絶縁用インシユレータ1b
と、センターコンタクト部1cとが用いられるこ
とになる。
その上、プリント基板やパネル等へ取付けるた
めには、このままの状態では不可能であるから、
一旦組立てられたコネクタ本体部1を、さらに別
の導電性部材からなるアングル部材2へ固定する
必要があり、そのために、ワツシヤー3やナツト
4が使用されるので、ここでも、3点の部品が必
要となる。
このように、従来の同軸コネクタは、使用部品
として、最少限でも、6点が必要である。
第9図の分解図を参照しながら、第8図の同軸
コネクタの構成を説明すると、その組立て作業に
おいて、最初に、コネクタ本体部1の組立てを行
う。
例えば、アウターコンタクト部1aを、絶縁用
インシユレータ1bのプラグ挿入方向(第9図で
は左方向)から挿入し、次に、センターコンタク
ト部1cを同じくプラグ挿入方向から挿入し、適
当な位置でカシメ加工等の固定方法によつて、三
者を一体的に組立てる。
組立て作業が完了したコネクタ本体部1は、セ
ンターコンタクト部1c側から、導電性の材料か
らなるアングル部材2に設けられた挿入孔2aへ
挿入され、アウターコンタクト部1aの外周に設
けられたネジ溝へ、ワツシヤー3を介してナツト
4が係合されて、一体的に固定される。
その際、センターコンタクト部1cは、端子部
の先端が基板の方向(第9図では破線で示す方
向)となるように、折り曲げられる。
従来の同軸コネクタの組立ては、このような工
程によつて行われている。
そのため、第1の問題点として、使用部品の点
数が多くなる。すなわち、コネクタ本体部1の組
立てに、アウターコンタクト部1aと絶縁用イン
シユレータ1bとセンターコンタクト部1cの計
3点、さらに、第8図のような最終の組立て時
に、アングル部材2と、ワツシヤー3と、ナツト
4の3点が必要で、合計では6点の部品を必要と
する。
第2の問題点として、組立ての作業工程も、余
り単純ではないから、時間が多くかかる。なお、
使用部品を1点節約するときは、ナツト4のゆる
み止めのためのワツシヤー3を省略し、ロツク剤
等を用いて、コネクタ本体部1のアウターコンタ
クト1aの外周に設けられたネジ溝へ、ナツト4
を直接固着する方法も用いられるが、代りに、ロ
ツク剤等を付着する工程が増えることは避けられ
ない。
第3の問題点として、コネクタ本体部1とアン
グル部材2とを、ワツシヤー3やナツト4で固定
する場合に、ワツシヤー3やナツト4で取付ける
ために、コネクタ本体部1を構成するアウターコ
ンタクト部1aにネジ部が必要で、必然的に、そ
の長さ分だけ奥行きが大きくなり、しかも、ナツ
ト4を締めるためにレンチ等の工具が入るスペー
スも確保しなければならず、前面の縦横の幅も大
きくなる。その結果、アングル部材2の寸法を、
固定に必要な最小限の寸法に選定することができ
ず、スペース的にも重量的にも、制約がある。
第4の問題点として、基板への取付けでは、そ
の固定部分は、アングル部材2の突起部2bと、
センターコンタクト部1cの端子部だけであるか
ら、これらの各部を基板へ半田付けしても、プラ
グを装着する際に生じるコジリに対して、充分な
回転強度を得ることは困難である。そのために、
従来の同軸コネクタでは、必要に応じて、アング
ル部材2の前面上部等に、パネルへネジ止めする
ための孔部を設けることで対応している。
このように、従来の同軸コネクタは、多くの使
用部品点数が必要である上に、その組立て作業も
大変に面倒であり、しかも、大きさや重量の点で
も限界があり、さらに、コジリに対する回転強度
が不充分である、等の多くの不都合があつた。
目 的 そこで、この考案の同軸コネクタでは、従来の
同軸コネクタにおけるこのような不都合を解決
し、使用部品点数の減少とその組立て作業の工程
の簡略化、また、その小型化と軽量化、さらに、
プラグ装着時に生じるコジリに充分に対応できる
回転強度の確保、とを可能にするととともに、装
着されるプラグとの確実な接触が得られるように
構成することによつて、信頼性が高く、しかも、
小型かつ安価な同軸コネクタを提供することを目
的とする。
構 成 そのために、この考案の同軸コネクタにおいて
は、第1に、アウターコンタクト部とその端子部
とを別個の導電性部材で構成し、かつ、別個の前
記アウターコンタクト部とその端子部には、互い
に嵌合する嵌合部を設けて、計2点の部品とし、
第2に、センターコンタクト部とその端子部は一
体の導電性部材で構成して1点の部品とし、第3
に、支持部材に従来のインシユレータとアングル
部材の機能をもたせて、前記アウターコンタクト
部が挿入される第1の挿入孔と、前記アウターコ
ンタクト部と接続する端子部が装着される開口部
と、前記センターコンタクト部とその端子部が挿
入される第2の挿入孔とを有する絶縁性のハウジ
ング部材の1点にして、計4点の部品だけで組立
てられるように構成している。
そして、組立てに際しては、ハウジング部材の
第1の挿入孔へ、プラグ挿入方向から前記アウタ
ーコンタクト部の嵌合部が設けられた後端を挿入
した状態で、開口部へプラグ挿入方向と反対側で
かつプラグ挿入方向に対して垂直方向から、前記
アウターコンタクト部と接続する端子部を装着し
て前記アウターコンタクト部の嵌合部と嵌合させ
て固定し、第2の挿入孔へ同じくプラグ挿入方向
と反対方向から前記センターコンタクト部とその
端子部を挿入して固定するようにしている。
要約すれば、ハウジング部材を、アウターコン
タクト部と、アウターコンタクト部と接続する端
子部とで挾持し、次に、一体の導電性部材で構成
されたアウターコンタクト部とその端子部を、ハ
ウジング部材に挿入して固定する構成としてい
る。
この場合に、アウターコンタクト部と接続する
端子部の先端や、センターコンタクト部側の端子
部の先端に、基板の穴部に対応した形状の段部を
形成して、コジリに対するストツパー機能が生じ
るようにすれば、回転強度を一層大きくすること
ができる。
次に、図面を参照しながら、この考案の同軸コ
ネクタについて、その実施例を詳細に説明する。
第1図は、この考案の同軸コネクタの一実施例
について、その詳細な構成を示す分解斜視図であ
る。図面において、5はアウターコンタクト部
で、5aはプラグのアウターコンタクトとの接続
部、5bは後端部、5cは嵌合部、6はアウター
コンタクト側の端子部で、6aは基板と接続する
リード片、6bはリード片6aとの間で段部を形
成する突起部、6cは嵌合部、7はセンターコン
タクト部とその端子部で、7aはそのセンターコ
ンタクト部、7bは端子部の基板と接続するリー
ド片、7cは端子部のリード片7bとの間に設け
られた折り曲げ部、7dは矢じり部、8はハウジ
ングで、8aはそのアウターコンタクト部5が挿
入される第1の挿入孔、8bはセンターコンタク
ト部とその端子部7が挿入される第2の挿入孔、
8cは基板と係合する爪部を示す。
この第1図の同軸コネクタは、従来例として先
の第8図や第9図に示した場合と同様に、水平方
向に配置された基板に取付けるように構成されて
いる。
次の第2図1〜4は、この考案の同軸コネクタ
の構造と取付け位置の端子の関係とを示す図で、
1は同軸コネクタの正面図、2は同じく背面図、
3は下半分を断面で示した側面図、4は同軸コネ
クタが取付けられる基板上の孔部の配列状態を示
す図である。図面における符号は第1図と同様で
あり、また、9はプリント基板で、9aはハウジ
ング8の爪部8cと係合する孔部、9bはアウタ
ーコンタクト側の端子部6のリード片6aと係合
する孔部、9cはセンターコンタクト部とその端
子部7のリード片7bと係合する孔部を示す。
この考案の同軸コネクタは、3個の導電性部材
すなわち、アウターコンタクト部5、アウターコ
ンタクト側の端子部6、センターコンタクト部と
その端子部7、および1個のハウジング部材8、
の合計4個の部材だけで構成されている。
分解斜視図で示す先の第1図と、この第2図と
を参照しながら、この考案の同軸コネクタの組立
て工程について説明する。
まず、ハウジング部材8の第1の挿入孔8a
へ、プラグ挿入方向からアウターコンタクト部5
の嵌合部5cが設けられた後端部5bを挿入し、
次に、上方の開口部へプラグ挿入方向と反対側で
かつプラグ挿入方向に対して垂直方向(例えば上
方)から、アウターコンタクト側の端子部6を装
着してアウターコンタクト部5の嵌合部5cと嵌
合させて、三者を一体的に固定し、最後に、第2
の挿入孔8bへ同じくプラグ挿入方向と反対方向
から、一体のセンターコンタクト部とその端子部
7を挿入して固定するだけでよい。
このように、この考案の同軸コネクタでは、3
個の導電性部材5〜7と、1個のハウジング部材
8、の合計4個の部材を使用するだけ構成するこ
とができるようにしている。
そして、組立て工程には、ネジ止め等は含まれ
ていないので、アウターコンタクト部5の奥行き
や、ハウジング部材8の大きさ等を、必要最小限
に選定することができ、小型化にも好適である。
しかも、その組立て工程も、極めて単純である
から、精度の高い同軸コネクタが得られる。
さらに、この考案の同軸コネクタの装着時、す
なわち基板への取付けに際しては、プリント基板
9に第2図4のような孔部9a〜9cを設け、孔
部9aにハウジング8の爪部8cを係合して固定
し、また、孔部9bにアウターコンタクト側の端
子部6のリード片6aが、孔部9cはセンターコ
ンタクト部とその端子部7のリード片7bが、そ
れぞれ係合される。
この場合に、アウターコンタクト側の端子部6
には、リード片6aと突起部6bとによつて、段
部が形成されているので、プリント基板9の孔部
9bに機械的に安定した状態で接触し、さらに、
リード片6aが半田付け等でプリント基板9に強
固に取付けられるため、回転強度が著しく向上さ
れる。
同様に、センターコンタクト側でも、端子部の
リード片7bと折り曲げ部7cとによつて、段部
が形成されているので、プリント基板9の孔部9
cに機械的に安定した状態で接触し、端子部のリ
ード片7bが半田付け等でプリント基板9に強固
に取付けられるため、コジリに対する回転強度の
向上に機能する。
したがつて、この考案の同軸コネクタは、プリ
ント基板9との間の固定部分が、ハウジング8の
爪部8c、アウターコンタクト側の端子部6のリ
ード片6a、およびセンターコンタクト側の端子
部7のように、従来よりも多くなり、また、アウ
ターコンタクト側の端子部6のリード片6aと突
起部6bとで形成される段部や、センターコンタ
クト部とその端子部7のリード片7bと折り曲げ
部7cとで形成される段部によつて、ストツパー
機能を付加することも可能であるから、回転強度
が著しく向上される。
他方、従来の同軸コネクタでは、すでに第8図
に関連して説明したように、ワツシヤー3を含め
ると合計6点必要であり、その組立て工程も単純
ではない。
また、コネクタ本体部1とアングル部材2と
を、ワツシヤー3やナツト4で固定しているの
で、アングル部材2の寸法を、固定に必要な最小
限の寸法に選定することができず、スペース的に
も重量的にも、制約がある。
その上に、基板との固定部分も、アングル部材
2の突起部2bと、センターコンタクト部1cの
端子部だけであるから、回転強度も余り強くする
ことはできない。
次に、この考案の同軸コネクタで使用される各
部品について、詳細に説明する。
第3図1〜5は、この考案の同軸コネクタに使
用されるアウターコンタクト部5の詳細な構成の
一例を示す構造図で、1は正面図、2は背面図、
3は底面図、4は側面図、5は1のA−A断面図
である。図面における符号は、第1図と同様であ
る。
このアウターコンタクト部5は、その端子部6
と別個の導電性部材で構成されており、別個のア
ウターコンタクト部側の端子部6と、互いに嵌合
する嵌合部5bが設けられている。
次の第4図1〜3は、この考案の同軸コネクタ
に使用されるアウターコンタクト側の端子部6の
詳細な構成の一例を示す構造図で、1は上面図、
2は正面図、3は側面図である。図面における符
号は、第1図と同様である。
このアウターコンタクト部側の端子部6には、
アウターコンタクト部5と互いに嵌合する嵌合部
6cが設けられており、アウターコンタクト部5
とともに、ハウジング部材8をいわゆるサンドイ
ツチ状に挾持して、強固に固定する。
また、第5図1と2は、この考案の多極コネク
タに使用されるセンターコンタクト部とその端子
部7の詳細な構成の一例を示す構造図で、1は正
面図、2は底面図である。図面における符号は、
第1図と同様である。
センターコンタクト部とその端子部7は、基本
的には、従来の場合と同様で、一体の導電性部材
で構成されている。
センターコンタクト部とその端子部7に設けら
れた矢じり7dは、ハウジング部材8へ圧入され
る際に、ハウジング部材8に設けられた凹部に嵌
合して固定される。なお、矢じり7dの代りに、
切起こしやカシメ等の固定方法を用いることも可
能であることはいうまでもない。
第6図1〜6は、この考案の同軸コネクタに使
用されるハウジング部材8の詳細な構成の一例を
示す構造図で、1は正面図、2は背面図、3は側
面図、4は底面図、5は2のB−B断面図、6は
1のC−C断面図である。図面における符号は、
第1図と同様である。
このハウジング部材8は、従来のインシユレー
タ1bとアングル部材2の機能をもつており、ア
ウターコンタクト部5やその端子部6と、センタ
ーコンタクト部とその端子部7とを相互に絶縁状
態で保持するとともに、基板への取付けに際し
て、その爪部8cが重要な固定機能を果たしてい
る。
なお、以上の実施例では、この考案の同軸コネ
クタは、水平方向に配置された基板に取付けるよ
うに構成されている場合について述べた。
しかし、水平方向に限らず、垂直方向に配置さ
れた基板に取付けるように構成することも可能で
ある。
第7図は、この考案の同軸コネクタの他の実施
例で、垂直方向に配置された基板に取付けるよう
に構成された場合の分解斜視図である。図面にお
ける符号は第1図と同様であり、また、6dはア
ウターコンタクト側の端子部6のリード片、6e
はリード片6dを支持しかつ段部を形成する支持
部、7eはセンターコンタクト部側の端子部のリ
ード片、7fは端子部のリード片7eとの間で段
部を形成する突起部、8dはハウジング部材8の
爪部を示す。
この第7図に示す同軸コネクタは、基板との取
付け方向が異なるだけで、その他の構成は、水平
方向に配置された基板に取付ける場合と同様であ
る。
また、その組立て工程も、第1図や第2図に関
連して説明した水平方向の基板に取付ける場合
と、基本的に同じである。
以上に詳細に説明したように、この考案の同軸
コネクタでは、第1に、アウターコンタクト部と
その端子部とを別個の導電性部材で構成し、か
つ、別個の前記アウターコンタクト部とその端子
部には、互いに嵌合する嵌合部を設けて、計2点
の部品とし、第2に、センターコンタクト部とそ
の端子部は一体の導電性部材で構成して1点の部
品とし、第3に、支持部材に従来のインシユレー
タとアングル部材の機能をもたせて、前記アウタ
ーコンタクト部が挿入される第1の挿入孔と、前
記アウターコンタクト部と接続する端子部が装着
される開口部と、前記センターコンタクト部とそ
の端子部が挿入される第2の挿入孔とを有する絶
縁性のハウジング部材の1点にして、計4点の部
品だけで組立てられるように構成している。
そして、その組立てに際しては、ハウジング部
材の第1の挿入孔へ、プラグ挿入方向から前記ア
ウターコンタクト部の嵌合部が設けられた後端を
挿入した状態で、開口部へプラグ挿入方向と反対
側でかつプラグ挿入方向に対して垂直方向から、
前記アウターコンタクト部と接続する端子部を装
着して前記アウターコンタクト部の嵌合部と嵌合
させて固定し、第2の挿入孔へ同じくプラグ挿入
方向と反対方向から前記センターコンタクト部と
その端子部を挿入して固定するようにしている。
効 果 したがつて、この考案の同軸コネクタによれ
ば、使用部品の点数が減少されるとともに、その
組立て工程が、著しく簡略化されることにより、
精度が高くて、安価な同軸コネクタが得られる。
また、組立て作業では、ネジ止めを行う工程が
ないので、同軸コネクタの小型化と軽量化が可能
になり、実装上も有利である。
さらに、基板との取付けに際しても、ハウジン
グ部材の爪部によつて、基板と確実かつ強固に固
定されるので、従来の場合よりも安定した状態で
固定され、プラグ装着時のコジリに対して、充分
に高い回転強度の同軸コネクタが実現できる、等
の多くの優れた実用的効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の同軸コネクタの一実施例
について、その詳細な構成を示す分解斜視図、第
2図1〜4は、この考案の同軸コネクタの構造と
取付け位置の端子の関係とを示す図で、1は同軸
コネクタの正面図、2は同じく背面図、3は下半
分を断面で示した側面図、4は同軸コネクタが取
付けられる基板上の孔部の配列状態を示す図、第
3図1〜5は、この考案の同軸コネクタに使用さ
れるアウターコンタクト部5の詳細な構成の一例
を示す構造図で、1は正面図、2は背面図、3は
底面図、4は側面図、5は1のA−A断面図、第
4図1〜3は、この考案の同軸コネクタに使用さ
れるアウターコンタクト側の端子部6の詳細な構
成の一例を示す構造図で、1は上面図、2は正面
図、3は側面図、第5図1と2は、この考案の多
極コネクタに使用されるセンターコンタクト部と
その端子部7の詳細な構成の一例を示す構造図
で、1は正面図、2は底面図、第6図1〜6は、
この考案の同軸コネクタに使用されるハウジング
部材8の詳細な構成の一例を示す構造図で、1は
正面図、2は背面図、3は側面図、4は底面図、
5は2のB−B断面図、6は1のC−C断面図、
第7図は、この考案の同軸コネクタの他の実施例
で、垂直方向に配置された基板に取付けるように
構成された場合の分解斜視図、第8図は、従来の
同軸コネクタの一構成例を示す斜視図、第9図
は、第8図に示した従来の同軸コネクタの一構成
例を示す分解斜視図。 図面において、5はアウターコンタクト部で、
5aはプラグのアウターコンタクトとの接続部、
5bは後端部、5cは嵌合部、6はアウターコン
タクト側の端子部で、6aは基板と接続するリー
ド片、6bはリード片6aとの間で段部を形成す
る突起部、6cは嵌合部、7はセンターコンタク
ト部とその端子部で、7aはそのセンターコンタ
クト部、7bは端子部の基板と接続するリード
片、7cは端子部のリード片7bとの間に設けら
れた折り曲げ部、7dは矢じり部、8はハウジン
グで、8aはそのアウターコンタクト部5が挿入
される第1の挿入孔、8bはセンターコンタクト
部とその端子部7が挿入される第2の挿入孔、8
cは基板と係合する爪部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アウターコンタクト部とその端子部、センター
    コンタクト部とその端子部、前記両部を相互に絶
    縁状態で保持する絶縁性部材、およびこれらの組
    立体を基板等へ固定するための支持部材とを具備
    する同軸コネクタにおいて、前記アウターコンタ
    クト部とその端子部とは別個の導電性部材からな
    り、かつ、別個の前記アウターコンタクト部とそ
    の端子部は、互いに嵌合する嵌合部を有し、前記
    センターコンタクト部とその端子部は一体の導電
    性部材からなり、前記支持部材は、前記アウター
    コンタクト部が挿入される第1の挿入孔と、前記
    アウターコンタクト部と接続する端子部が装着さ
    れる開口部と、前記センターコンタクト部とその
    端子部が挿入される第2の挿入孔とを有する絶縁
    性のハウジング部材からなり、該ハウジング部材
    の第1の挿入孔へプラグ挿入方向から前記アウタ
    ーコンタクト部の嵌合部が設けられた後端を挿入
    した状態で、前記開口部へプラグ挿入方向と反対
    側でかつプラグ挿入方向に対して垂直方向から、
    前記アウターコンタクト部と接続する端子部を装
    着して前記アウターコンタクト部の嵌合部と嵌合
    させて固定し、第2の挿入孔へ同じくプラグ挿入
    方向と反対方向から前記センターコンタクト部と
    その端子部を挿入して固定することを特徴とする
    同軸コネクタ。
JP1986040830U 1986-03-20 1986-03-20 Expired JPH025503Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986040830U JPH025503Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP1986040830U JPH025503Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JPS62173187U JPS62173187U (ja) 1987-11-04
JPH025503Y2 true JPH025503Y2 (ja) 1990-02-09

Family

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JP1986040830U Expired JPH025503Y2 (ja) 1986-03-20 1986-03-20

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JP (1) JPH025503Y2 (ja)

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JPS62173187U (ja) 1987-11-04

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