JPS605602Y2 - 導波管フランジ取外し具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は接合された導波管フランジの取外し具に関する
。

所定断面積の管路に電磁波を通す如くした導波管は一般
にフランジ接続であり、屋外等に設置される導波管、導
波管と機器の接続等においては、フランジ接合面に防水
のための液状パツキン、グリースその他の防水剤を塗布
してボルトで連結していたから、両フランジは強固に密
着して取外しが困難であった。

そこで、フランジ接合面の外周の一部にドライバの如き
工具の先端が入るくぼみを設け、このくぼみに工具先端
を挿入してこせるなどして両フランジを離間させていた
。

しかし、工具をこせる際工具でフランジ接合面を傷つけ
るおそれがあり、また、こせる際工具が滑るなどしてフ
ランジ離間動作が不確実、非能率となる欠点があった。

本考案は前記の欠点を排除したフランジ取外し具を提供
することを目的としたもので、以下に本考案の一実施例
を図面について説明する。

導波管フランジ１と２はフランジ接合面３に防水のため
の液状パツキン、グリースその他の防水剤４を塗布して
４本のボルト５で連結している。

本案取外し具は、一方の導波管フランジ１の適宜の箇所
にねじ孔６を貫設−このねじ孔６にねじ７を螺合してな
るものである。

なお、本実施例は導波管フランジにねじ孔６を１箇所設
けたが、２箇所以上設けるようにしてもよい。

本案取外し具は前記するような構成であるから、導波管
フランジ１，２をボルト５で連結する際、予めねじ孔６
にねじ７を螺合しねじ７の先端がフランジ接合面３より
突き出ない状態にしておいてから、フランジ接合面３に
防水剤４を塗布し、導波管フランジ１，２をボルト５で
連結する。

また、導波管フランジ１，２の接合を解くには、ボルト
５を緩めてから、ドライバでねじ７を締め付けると、ね
じ７の先端が対向フランジに当接し導波管フランジ１，
２は容易に離間することとなる。

以上説明した如く本考案に係る導波管フランジ取外し具
は、構造が簡単であり、且つ強固に密着した両溝波管フ
ランジを１本のドライバで容易に離間することができる
と共に、フランジ接合面をドライバ等で損傷せしめるこ
とがない。

従って、フランジ接合面に的確な水密機能が要求される
この種の導波管に実施して効果の大きい考案である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る導波管フランジ取外し具を備えた
導波管フランジの正面図、第２図は同１部断面した側面
図である。 １．２・・・・・・導波管フランジ、３・曲・フランジ
接合面、４・・・・・・防水剤、６・・・・・・ねじ孔
、７・・・・・・ねじ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 接合すべき一対の導波管フランジの一方にねじ孔を貫設
   し、このねじ孔にねじを螺合してなる導波管フランジ取
   外し具。