JPH04164969A - 分散染料組成物および疎水性繊維の染色法 - Google Patents

分散染料組成物および疎水性繊維の染色法

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JPH04164969A
JPH04164969A JP29089890A JP29089890A JPH04164969A JP H04164969 A JPH04164969 A JP H04164969A JP 29089890 A JP29089890 A JP 29089890A JP 29089890 A JP29089890 A JP 29089890A JP H04164969 A JPH04164969 A JP H04164969A
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dye
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JP29089890A
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Kiyoto Izutsu
清登 井筒
Akiyoshi Mikawa
三河 明義
Mitsuaki Tsunoda
光昭 角田
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、分散染料組成物及び疎水性繊維の染色法に関
する。
従来の技術 近年、ポリエステル繊維素材はその優れた耐熱性および
耐光性から自動車用内装素材としての用途が増加してき
ている。それにつれて、その着色剤である分散染料に対
しても一段と優れた耐光堅ろう度が求められるようにな
った。耐光堅ろう度は、従来JIS−LO842に規定
する温度63±3°Cで行っているが、特に自動車内装
用途では、例えば83±3°Cの高温下で、しかも30
0〜600時間の露光に耐える耐光堅ろう度が要求され
ている。更に、自動車内装用途の中でも自動車シートと
しての用途では耐熱性を有するウレタンフオーム上にポ
リエステル繊維材料を張って使用していることから8゜
°C以上の高温になることも少な(なく更に過酷な条件
に耐える染料が求められている。
一般的に、分散染料の中で、耐光堅ろう度の比較的よい
ものはアントラキノン系やキノフタロン系の染料である
がそれらは概して着色力か劣るのが欠点である。また着
色力に優れるという長所を有するアゾ系の分散染料は一
般的にはアントラキノン系やキノフタロン系に比へ耐光
堅ろう度か劣るという傾向かある。殊に前記したような
自動車用内装素材としては、淡色から濃色の染色物が要
求されるので着色力に優れた分散染料で淡色から濃色ま
で耐光堅ろう度の優れる染料の開発か強く望まれている
発明が解決しようとする課題 現在、自動車内装素材用で耐光堅ろう度の優れた分散染
料による染色は、淡色用としてアントラキノン系や、更
に一部キノフタロン系の染料を配合したものを使用して
おり、中濃色用としては一部アゾ系を配合したものを使
用している。
しかし、淡色用染料においてはカラーバリユーが劣り、
中濃色の色相をもつ染色物を得ようとすると染料の使用
量が著しく増えコストが非常に高くなる。たとえ中濃色
の色相をもつ染色物が得られたとしても、その耐光堅ろ
う度は劣る水準である。また、中濃色用染料として用い
られるアゾ系分散染料では淡色での染色物の耐光堅ろう
度が劣る傾向がある。
課題を解決するための手段 本発明者らは自動車内装用途のような過酷な条件下で、
淡色から濃色の範囲まで1光試験に耐える高耐光堅ろう
度を有する分散染料について鋭意検討した結果、特定の
分散染料を同時に使用することでベージュ色や茶色、エ
ンジ色、グリーン色、オレンジ色等の淡色から濃色の範
囲で耐光堅ろう度か優れる染色物が得られることを見出
し、本発明に至ったものである。
即ち本発明は 1、  (A)黄色分散染料と(B)赤色分散染料また
は/および(C)青色分散染料を含有する分散染料組成
物。
(A)黄色分散染料 ・ (1)で示される化合物。
l (式中、X、、X、はそれぞれ独立に水素原子、塩素原
子または臭素原子を、R,は低級アルキル基またはアリ
ル基をそれぞれ表す。)(B)赤色分散染料 : 式(
2)、式(3)、式(4)および式(5)で示される化
合物の群から選ばれる少くとも2種以上の混合物。
(式中、R3はメチル基又はエチル基を表し、R3はシ
アノエチル基、又はアセトキシエチル基を表し、R4は
アセトキシエチル基、低級アルコキシ(C,〜4)アル
キシ基、または低級アルコキシ(01〜4)エトキシエ
チル基を表す。) u     uri (式中、R,は水酸基、フェノキシ基、又はフェニル基
で置換されたアルキル(C,〜、)基を表す) (式中、R1は水素原子、水酸基、置換されていてもよ
いアルコキシ基、置換されていてもよいアルキル基、ア
ルキル置換アミノスルホニル基、アルコキシアルキル置
換アミンスルホニル基、またはアシルオキシ基を表す。
(アルコキシ基の置換基としてはカルボアルコキシ基又
はアシル基が、アルキル基の置換基としては、カルボア
ルコキシ基を選ばれる)R7は水素原子又はメチル基を
それぞれ表す。) (C)青分散染料 二 式(6)、式(7)および式(
8)で示される化合物の群から選ばれる少くとも2種以
上の混合物。
(式中、Yl、Y、は一方はNH,他方はOHを、R8
は臭素原子を、nは1〜3の整数をそれぞれ表す。) (式中、R1はヒドロキシエチル基、水素原子、又は塩
素原子を、Z1Z2は、一方はNO2、他方はOHをそ
れぞれ表す。。
(式中、Y、は酸素原子またはイミノ基を、RIGは分
岐していてもよい低級アルコキシアルキル基、又は低級
アルコキシアルコキシアルキル基を表す。) Z 前記第1項に記載の分散染料組成物を用いることを
特徴とする疎水性繊維の染色法& 前記第1項に記載の
(A)の黄色分散染料と(B)の赤色分散染料および又
は(C)の青色分散染料を用いることを特徴とする疎水
性繊維の染色法を提供する。
本発明において、前記式(1)で示される化合物は黄色
染料成分として、式(2)〜(5)で示される化合物は
赤色染料成分として、式(6)〜(8)で示される化合
物は青色染料成分として用いられ、式(1)の化合物と
、式(2)と式(3)、(4)および式(5)で示され
る化合物の群から選ばれる少なくとも2種の化合物と、
式(6)と式(7)および式(8)で示される化合物の
群から選ばれる少なくとも2種の化合物とからなる混合
物を含有してなる染料組成物又はこれらの染料を用いる
染色法は好ましい態様の一例である。
本発明は、分散染料で染色された染色物か日光照射をう
けることにより褪色および変色を生じる染料及び染料組
成物に対して、淡色から濃色で染色されても染色物が同
条件下で日光照射をうけても褪色および変色の小さい染
料を組み合わせることで結果として高耐光性染料及び染
料組成物を得る処方である。
本発明において褪色とは染色物の濃度が低下する場合を
いい、変色とは染色物の色相が変わる場合をいう。
従来、一般に黄色染料として式(9) (式中、R3゜はアルキル(C,〜Ca)マタl;!フ
ェニルを表す。) で示される化合物や式α0) (式中、Z、Y、、Yl、はそれぞれ独立に水素または
ハロゲン、環Aはカルボン酸エステル基で置換されてい
てもよいベンゼン環またはナフタレン環を表す。) で示される化合物が市場で用いられている。式(9)の
化合物は耐光性に優れるもののカラーバリユーが劣り、
式α〔の化合物は耐光性が劣り単独では用いられず、式
(9)と式叫の混合物として使・用されることが多い。
これら、従来の分散染料を使用すると、その染色物の耐
光堅ろう度は淡色分野では優れた耐光堅ろう度を有して
いるか、カラーバリユーが劣り、中濃色の色相を得よう
とするとコスト高となる。また、これらにより中濃色に
染色された染色物は褪色および変色か大きく十分満足す
べき耐光堅ろう度を得ることは困難であった。一方、式
(1)は耐光性に優れるだけでなく式(9)に比ベカリ
ーバリューも優れている。それにもまして優れている点
は式(1)の黄色成分に式(2)、式(3)、式(4)
、式(5)の赤成分や式(6)、式(7)、式(8)の
青成分の染料を適当量配合して使用することによって、
これまで不十分とされていた、ベージュ色、茶色、エン
ジ色、オレンジ色、グリーン色等の淡色から濃色分野ま
での広い範囲において極めて優れた耐光堅ろう度が得ら
れる点である。
式(1)の代わりに式(9)、弐α0)を用いて同様に
赤成分、青成分を配合した染色物の耐光堅ろう度は式(
11を用いた場合に比べ顕著に劣っていた。
これは驚くべきことである。式(1)の化合物と前記で
定義される赤色染料または/および青色染料の組み合わ
せで照射処理後の褪色および変色が殆となく見掛は上極
めて優れた耐光堅ろう度を得ることかできた。また、式
(1)を配合成分として用いることにより中濃色におけ
るカラーバリユーか高いため染料使用量か少なくてすみ
、価格メリットが極めて大きい。
本発明において、用いられる赤色分散染料は、式(2)
、式(3)、式(4)、式(5)のうちの少な(とも2
種以上の化合物からなる。
また、青色分散染料は、式(6)、式(7)、式(8)
のうち少く共2種以上の化合物からなる。
(A)黄色分散染料と(B)赤色分散染料または/及び
(C)青色分散染料の配合比率、また赤色分散染料組成
物中、青色分散染料組成物中の配合比率に特に制限はな
い。
例えば、(A)、(B)、(C)の配合割合は染色する
色調によって種々変動出来る。また赤色分散染料組成物
中における配合比率の1例を上げれば式(2)二式(3
)式(4)二式(51= (5〜30)= (95〜7
0)  :  (95〜70)  +  (9570)
か好ましい。
そして、本発明の分散染料組成物は個々の化合物を別々
に常法により微粒子化処理してから前記のような混合割
合に混合するか、式(1)〜式(8)で示される化合物
(染料原末)をあらかじめ所望の割合に混合し常法によ
り微粒子化処理することによって得られる。
以上のようにして、1光試験の照射後の変色がほとんど
なく、照射後濃度低下が少なく、極めて優れた耐光堅ろ
う度を得ることができる。
ポリエステル繊維の染色において、紫外線吸収剤を併用
することにより更に耐光性の優れた染色物を得ることも
できる。本発明で用いることができる紫外線吸収剤とし
て次のものをあげることができる。
2−(2−−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−ベン
ゾトリアゾール 2−(S”−ヒドロキシ−4′−メチルフェニル)−5
−クロロ−ベンゾトリアゾール2−(1”−ヒドロキシ
−3′−ターシャルブチル−5′−メチルフェニル)−
5−クロロ−ヘンシトリアゾール 2−(2−−ヒドロキシ−5゛−ターシャルオクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール2−(2−−ヒドロキシ−
3−,5−−ジターシャルブチルフェニル)−5−クロ
ロ−ベンゾトリアゾール 2−(2”−ヒドロキシ−3”−5=−ジターシャルブ
チルフェニル)ベンゾトリアゾール2−(2−−ヒドロ
キシ−3−,5−−ジターシャリ−アミルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール 2.2′−ヒドロキシ4.4′−ジメトキシベンゾフェ
ニル 2.2′−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 2.2″−ヒドロキシ4.4′−ジェトキシベンゾフェ
ノン ビス(5−ベンゾイル−4−ヒドロキシ−2−メトキシ
フェニル)メタン これらの化合物は1種または2種以上混合して使用する
ことができる。添加量は特に制限ないが、好ましくは使
用繊維の重量に対して0.5〜8.0%重量比である。
これらの紫外線吸収剤は常法により微粒子化処理を施し
た上で必要により染浴に添加される。
本発明の、染色方法においては前記した染料組成物又は
染料を用いること以外はそれ自体公知の方法に従って行
うことかできる。例えば、ポリエステル繊維を染色する
場合は、先ず、必要な濃度が得ることのできる量の本発
明の分散染料組成物と必要に応じて紫外線吸収剤を加え
た染色浴を酢酸または酢酸と酢酸ナトリウムからなるp
H緩衝水溶液でそのpHを好ましく4〜7に調整する。
必要に応じて若干量の公知の金属イオン封鎖剤、均染剤
などを染浴に加えた後、被染物を投入し、攪拌しなから
染浴の温度を除々に昇温しくたとえば1分間に1〜3°
C)、100°C以上の所定の温度(たとえば110〜
140°C)で通常30〜90分間染色する。浴比は通
常130が採用される。この染色時間は染着の状態によ
り短縮することができる。又、式(1)〜式(8)の化
合物をそれぞれ微粒子化処理して得た染料を前記したよ
うな割合で、水に直接加えて染色浴を調製し以下前記と
同様にして染色を行うことも出来る。染色終了後、冷却
し、水洗し、必要に応じて還元洗浄し、水洗、乾燥して
仕上げる。また、捺染の場合は、微粒子化された染料の
分散液を公知の糊と共に練りあわせ、これを布に印捺、
乾燥した後スチーミングまたは乾燥処理を行う。この場
合使用する紫外線吸収剤はベンゾフェノン系のものが好
ましい。
本発明において疎水性繊維としてはポリエステル繊維、
アセテート繊維が挙げられるがこの好ましいものはポリ
エステル繊維である。
実施例 以下、実施例によって本発明を更に具体的に説明する。
文中、部、%はそれぞれ重量部、重量%を意味する。
微粒子化例1 下記式OB、式α2、式a3、式04、式α9、式ae
、式αη、式081式α9及び式(至)で示される染料
(原末)の各々につき、その15部デモールN20部(
花王製分散剤)、チモールC15部(花王製分散剤)お
よび水80部を別々に混合し、サンドグラインダーを用
いて最大径5μ以下になるまで微粒子化し、乾燥するこ
とにより各々の染料の微粒子化物を得た。
CI CI  NHCOCHj 微粒子化例2 下記式(21)、式(22)および式(23)で示す紫
外線吸収剤につき各々の原体30部、チモールN20部
(花王製分散剤)、チモールC10部(花王製分散剤)
および水40部を別々に混合し、サンドグラインダーを
用いて最大径5μ以下になる機微粒子化し、各々の液状
の微粒子化紫外線吸収剤を得た。
Cf            CH。
微粒子化例3 前記式aυで示される染料(原末)を7,9部、同じく
式a2を0.2部、式a3を0.6部、式04)を0.
6部、式αGを0.6部、弐〇5を1,7部、式07)
を1.7部、式αgを1.7部、デモールN(前記と同
じ)を20部、デモールC(前記と同じ)を15部、及
び水80部を混合し、微粒子化例】と同様にして微粒子
化、乾燥を行い、微粒子化物を得た。
微粒子化例4 前記式αυで示される染料(原末)を6.0部、同じく
式αGを3.0部、弐〇ηを3.0部、式αaを3.0
部、デモールN(前記と同じ)を20部、デモールC(
前記と同じ)を15部、及び水80部を混合し、微粒子
化例1と同様に12微粒化、乾燥を行い、微粒子化物を
得た。
実施例1 微粒子化例1で調製した式09〜式■の染料(使用量は
表−1に示す)及び微粒子化例2で調製した式(21)
の紫外線吸収剤2部を含有する3000部の染料分散液
の染浴を作り、酢酸と酢酸ナトリウムにより染浴のpH
を5に調整する。染浴にポリエステル繊維起毛織物10
0部を投入し、60″Cから1分間毎に1℃の割合で昇
温し130℃で60分間染色し、通常の方法で還元、洗
浄し乾燥する。得られた染色物はベージュ色であった。
比較例1として、式a1)および式(2)および式o8
の化合物を省き式α9)の化合物を用いて前記と同様の
方法で染色し染色物を得た。
更に比較例2として、式αυおよび式α2および式αa
の化合物を省き式@の化合物を用いて前記と同様の方法
で染色し染色物を得た。
更に比較例3として、式αDおよび式α2および式α段
の化合物を省き式α9)および式翰の混合物を用いて前
記と同様の方法で染色し染色物を得た。
実施例と比較例における染色物の染色濃度が同濃度にな
るように弐Q91及び式(イ)の染料の使用量を調1゜ 実施例2〜4 微粒子化例1で調製した式09〜式a4の微粒子化染料
(使用量は表−2〜表−4に示す)及び式(21)の微
粒子化した紫外線吸収剤を用いて実施例1と同様にポリ
エステル布を染色した。比較例4〜12はそれぞれ、弐
〇υ、式α2、式αεの化合物を省き、式α匂、式@の
化合物を用いて同様に染色した。(使用染料及び使用量
は表−2〜表−4に示す。) 実施例と比較例における染色物の染色濃度か合う様調整
した。
表=1.2.3.4に示す様に実施例1.2.3.4は
それぞれ比較例と比へ耐光堅ろう度か優れていた。特に
中濃色ては著しく優れていた。
また、実施例における染料の使用量も比較例に用いる染
料使用量の約50%で同濃度か得られた。
実施例5 実施例1において式(21)の微粒子化した紫外線吸収
剤の代りに式(22)の微粒子化した紫外線吸収剤を用
い、同様にポリエステル布を染色し、ベージュ色の染色
物を得た。
この染色物の耐光堅牢度は、実施例1と同等で優れてい
た。
実施例6 実施例1において、式(21)の微粒子化した紫外線吸
収剤の代りに式(23)の微粒子化した紫外線吸収剤4
部を用い、同様にポリエステル布を染色しベージュ色の
染色物を得た。
この染色物の耐光堅牢度は優れていた。
実施例7 実施例1にいて、紫外線吸収剤を用いずに同様にポリエ
ステル布を染色しベージュ色の染色物を得た。この染色
物の耐光堅牢度は優れていた。
実施例8 微粒子化例1で調製した式αυ、式α2、式α3、式a
4、式a9の微粒子化染料(使用量は表−5に示す)及
び式(21)の微粒子化した紫外線吸収剤2部を含有す
る3000部の染料の分散液の染浴をつくり、実施例1
と同様にしてポリエステル布を染色した。染色物は濃い
オレンジ色を呈し、耐光堅牢度は優れていた。
比較例として式at+の化合物の代りに式09)、弐〇
の化合物を用い前記と同様に染色し、耐光堅牢度を比較
した。その結果を表−5に示した。
実施例8は耐光性か優れるばかりてなく、両者の染色物
の濃度は同等になる様調整したか、この時、実施例8の
染料使用量は比較例13の約30%と少なく、経済的効
果は顕著であった。
実施例9 微粒子化例3で調製した微粒子化染料0.253部及び
前記式(21)の紫外線吸収剤微粒子化物2部を含有す
る3000部の染料分散液の染浴をつくり、実施例1と
同様にしてポリエステル布を染色した。染色物はベージ
ュ色を呈し、その耐光堅牢度は実施例1と同等であり優
れていた。
実施例10 微粒子化例4で調製した微粒子化染料2.05部及び前
記式(21)の紫外線吸収剤微粒子化物2部を含有する
3000部の染料分散液の染浴をつくり、実施例1と同
様にしてポリエステル布を染色した。染色物はグリーン
色を呈し、その耐光堅牢度は優れていた。
一方、式aυの化合物の代りに式α9)、式@の化合物
も用い、染色物の染色濃度が同等になる様調整したもの
を比較例14として表−6に揚げた。その結果、本発明
は耐光堅牢度が優れる事はもちろん経済性も優れていた
〔耐光堅ろう度試験方法〕
染色物にウレタンフオームを裏打ちしたものにフェード
メーター(ブラックパネル温度83℃±3”C,300
時間)カーボンアーク灯に用いて照射し照射部分の変褐
色をJIS  L−0804の変褐色用グレースケール
にて判定した。
実施例11 微粒子化例1て調製した式αυ、式α3、式0滲、弐〇
〇、弐〇η及び式αeの微粒子化染料をそれぞれ、0.
4部、0.06部、0.06部、0.2部、0.2部、
0.2部を含有する3000部の染料分散液の染浴をつ
くり、実施例1と同様な方法でポリエステル布を染色し
た。染色物の茶色を呈し、その耐光堅牢度は優れていた
実施例12 微粒子化例1で調製した式αυ、式α2、式α3、式α
4、式α9、式αG及び式αでの微粒子化染料をそれぞ
れ、l、34部、0.15部、0.5部、0.5部、0
.5部、0.6部、0.6部を含有する3000部の染
料分散液の染浴をつくり、実施例1と同様な方法でポリ
エステル布を染色した。染色物は濃いエンジ色を呈し、
その耐光堅牢度は優れていた。
実施例13〜16 実施例1中の弐〇υの染料の代わりに表−7に示す染料
を用いて他は実施例2と同様の方法で染色し茶色(中色
)の染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したところ表−
7に示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
表−7 実施例17〜20 実施例2中の式α2の染料の代わりに表−8に示す染料
を用いて他は実施例2と同様の方法で染色した茶色(中
色)の染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したところ表
−8に示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
表−8 実施例21〜32 実施例2中の式αJの染料の代わりに表−9に示す染料
を用いて他は実施例2と同様の方法で染色し茶色(中色
)染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したところ表−9
に示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
表−9 実施例33 実施例2中の式αGの染料の代わりに表−1Oに示す染
料を用いて他は実施例2と同様の方法で染色した茶色(
中色)の染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したところ
表−1Oに示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
実施例34〜37 実施例2中の式α力の染料の代わりに表−11に示す染
料を用いて他は実施例2と同様の方法で染色した茶色(
中色)染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したことろ表
−11に示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
表−11 実施例38〜40 実施例2中の弐a8の染料の代わりに表−12に示す染
料を用いて他は実施例2と同様の方法で染色した茶色(
中色)染色物を得た。耐光堅ろう度を試験したことろ表
−12に示す様に優れた耐光堅ろう度を有していた。
表−12 発明の効果 ベージュ色、茶色、エンジ色、オレンジ色、グリーン色
の淡色から濃色まで幅広い色相範囲において高耐光堅ろ
う度を与える分散染料組成物又は染色法が確立された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)黄色分散染料と(B)赤色分散染料または/
    および(C)青色分散染料を含有する分散染料組成物。 (A)黄色分散染料:式(1)で示される 化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (式中、X_1、X_2それぞれ独立に水素原子、塩素
    原子または臭素原子を、R_1は低級アルキル基または
    アリル基をそれぞれ表す。) (B)赤色分散染料:式(2)、式(3)、式(4)お
    よび式(5)で示される化合物の群から選ばれる少くと
    も2種以上の混合物 ▲数式、化学式、表等があります▼(2) (式中、R_2はメチル基又はエチル基を表し、R_3
    はシアノエチル基、又はアセトキシエチル基を表し、R
    _4はアセトキシエチル基、低級アルコキシ(C_1_
    〜_4)アルキル基、又は低級アルコキシ(C_1_〜
    _4)エトキシエチル基を表す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(3) (式中R_5は、水酸基、フェノキシ基又はフェニル基
    で置換されたアルキル(C_1_〜_6)基を表す) ▲数式、化学式、表等があります▼(4) (式中、R_6は水素原子、水酸基、置換されていても
    よいアルコキシ基、置換されていてもよいアルキル基、
    アルキル置換アミノスルホニル基、アルコキシアルキル
    置換アミノスルホニル基、またはアシルオキシ基を表す
    。(アルコキシ基の置換基としてはカルボアルコキシ基
    又はアシル基が、アルキル基の置換基としては、カルボ
    アルコキシ基が選ばれる)(R_7は水素原子又はメチ
    ル基を表す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(5) (C)青色分散染料:式(6)、式(7)および式(8
    )で示される化合物の群から選ばれる少くとも2種以上
    の混合物 ▲数式、化学式、表等があります▼(6) (式中、Y_1、Y_2は一方はNH_2他方はOHを
    、R_8は臭素原子を、nは1〜3の整数をそれぞれ表
    す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(7) (式中、R_9はヒドロキシエチル基、水素原子又は塩
    素原子を、Z_1Z_2は、一方はNO_2、他方はO
    Hをそれぞれ表す。) ▲数式、化学式、表等があります▼(8) (式中、Y_3は酸素原子またはイミノ基を、R_1_
    0は分岐していてもよい低級アルコキシアルキル基、又
    は低級アルコキシアルコキ シアルキル基を表す。) 2、特許請求の範囲第1項に記載の分散染料組成物を用
    いることを特徴とする疎水性繊維の染色法。 3、特許請求の範囲第1項に記載の(A)の黄色分散染
    料と(B)の赤色分散染料および又は(C)の青色分散
    染料を用いることを特徴とする疎水性繊維の染色法。
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