JPH04164128A - 過給機付エンジンの制御装置 - Google Patents

過給機付エンジンの制御装置

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JPH04164128A
JPH04164128A JP2287085A JP28708590A JPH04164128A JP H04164128 A JPH04164128 A JP H04164128A JP 2287085 A JP2287085 A JP 2287085A JP 28708590 A JP28708590 A JP 28708590A JP H04164128 A JPH04164128 A JP H04164128A
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valve
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主ターボチャージャと副ターボチャージャを
有し、低速域では主ターボチャージャのめで過給し、高
速域では両ターボチャージャを作動させて両ターボチャ
ージャで過給する過給機付エンジン、いわゆる2ステー
ジツインターボエンジンに関する。
〔従来の技術〕
エンジン本体に対し、主、開−つのターボチャージャを
並列に配置し、低速域では主ターボチャージャのみ作動
させて1個ターボチャージャとし、高速域では両ターボ
チャージャを作動させるようにした、いわゆる2ステー
ジターボシステムを採用した過給機付エンジンが知られ
ている。
この種の過給機付エンジンの構成は、たとえば第7図に
示すようになっている。エンジン本体91に対し、主タ
ーボチャージャ(T/C−1)92と副ターボチャージ
ャ(T/C−2)93が並列に設けられている。副ター
ボチャージャ93に接続される吸、排気系には、それぞ
れ吸気切替弁94、排気切替弁95が設けられ、副ター
ボチャージャ93のコンプレッサをバイパスする吸気バ
イパス通路97には、吸気バイパス弁96が設けられて
いる。吸気切替弁94、排気切替弁95をともに全閉と
することにより、主ターボチャージャ92のみを過給作
動させ、両切替弁94.95をともに全開とし′、吸気
バイパス弁96も閉じることにより、副ターボヂャージ
ャ93にも過給作動を行わせ、2個ターボチャージャ作
動とすることができる。
吸気切替弁94および排気切替弁95は、一般にダイヤ
フラム式のアクチュエータにそれぞれ連結されており、
アクチュエータの作動により開閉動作するようになって
いる。アクチュエータには三方電磁弁が接続されており
、アクチュエータのダイヤフラム室内には三方電磁弁を
介して過給圧または負圧が導かれるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
排気切替弁は排気通路を通過する排気ガスにさらされる
ので、使用環境が厳しく、かじり等によって回動不可能
になる場合が考えられる。また、排気切替弁自体は正常
であっても、アクチュエータを駆動させるための三方電
磁弁が故障したり、配管が破損したり、アクチュエータ
のダイヤフラムが破損した場合は、排気切替弁の切替作
動は行なわれなくなる。これは吸気切替弁にも言えるこ
とである。
吸気切替弁と排気切替弁のうちいずれが一方が開き側で
故障し回動できなくなった場合は、1個ターボチャージ
ャ域のレスポンスが低下してツインターボチャージャ以
下になると予想される。
従来では吸気切替弁および排気切替弁の故障を車両のド
ライバーに知らせる手段が存在しなかったため、故障し
たままで運転をwE続してしまうことになる。この状態
で運転を継続すると、主ターボチャージャがオーバーラ
ンによって破損するおそれが生じるとともに、副ターボ
チャージャのコンプレッサのインペラが高温となり、変
形し破損する事態を招く。
したがって、吸気切替弁または排気切替弁が故障した場
合は、早期に車両のドライバーにその故障を告知すると
ともに、ドライバーが故障表示に気づかない場合でも主
、副ターボチャージャを積極的に保護する必要がある。
なお、2ステージツインターボエンジンに関連する先行
技術の一例として、特開平1−315614号公報が知
られている。本公報では、排気切替弁の開弁動作よりも
、副ターボチャージャのコンプレッサをバイパスする通
路に設けられる吸気バイパス弁を先に閉弁させることに
より、副ターボチャージャの助走回転数を高めてターボ
チャージャ切替時の過給圧低下が少なくなるようにして
いるが、本発明が課題とする吸気切替弁および排気切替
弁の故障に対する技術についての開示はない。
本発明は、上記の問題に着目し、吸気切替弁および排気
切替弁のいずれか一方が開き側で故障した場合に、早期
にその故障を車両のドライバーに警報するとともに、ド
ライバーが故障表示に気づかない場合でも各切替弁の故
障に伴なう主、副ターボチャージャの破損を確実に防止
することが可能な過給機付エンジンの制御装置を提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するだめの手段〕
この目的に沿う本発明に係る過給機付エンジンの制御装
置は、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを
備え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸
気通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ター
ボチャージャのタービン下流または上流に排気通路を開
閉する排気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と
排気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャー
ジャのみを過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と
排気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャー
ジャおよび副ターボチャージャの両方を過給作動させ、
低速域から高速域に移行するときに副ターボチャージャ
のタービン下流または上流に設けられた排気バイパス弁
を小開制御するとともに、前記副ターボチャージャのコ
ンプレッサをバイパスする吸気バイパス通路に配置され
た吸気バイパス弁を前記排気切替弁の開弁作動よりも先
に閉弁作動させ、副ターボチャージャの助走回転数を高
めるようにした過給機付エンジンの制御装置において、 前記エンジンの運転条件と過給圧とを検知する過給状態
検知手段と、 前記過給状態検知手段からの信号に基づいて前記吸気切
替弁および排気切替弁の開き側での故障の有無を判定し
、該吸気切替弁および排気切替弁の少なくとも一方が故
障である時はその旨を表示手段に表示する故障判定手段
と、 前記吸気切替弁と排気切替弁の両切替弁のうちいずれか
一方の切替弁が前記故障判定手段によって故障と判定さ
れた時に他方の切替弁を強制的に開弁させる開弁指令手
段と、 前記吸気切替弁と排気切替弁の両切替弁のうちいずれか
一方の切替弁が前記故障判定手段によって故障と判定さ
れた時に、前記吸気バイパス弁を強制的に閉弁させる閉
弁指令手段と、 を具備したものから成る。
〔作用〕
このように構成された過給機付エンジンにおいでは、た
とえば排気切替弁が開き側で故障し、その状態で回動不
可能になった場合は、主ターボチャージャのみが過給作
動ずべき領域で副ターボチャージャも回転することにな
る。主ターボチャージャのみが作動すべき領域は低速域
であるので、エンジン回転数が低く排気ガス量も少ない
。っまり、排気切替弁が開き側で故障した場合は、エン
ジンからの排気ガスは主ターボチャージャ側と副ターボ
チャージャ側に分散され、正常時の1個ターボチャージ
ャ時に比べて過給圧は低下する。
したがって、正常時の過給圧と、過給状態検知手段から
の実際の過給圧とを故障判定手段にょって比較すること
により、排気切替弁の故障の発生を検知することが可能
となる。吸気切替弁の故障発生の検知も、これに準じた
方法で行なわれる。
この吸気切替弁または排気切替弁の故障時には、その故
障が故障判定手段により表示手段に表示され、ドライバ
ーに告知される。
また、吸気切替弁と排気切替弁のいずれが一方が故障判
定手段によって故障と判定された場合は、故障判定手段
からの信号によって開弁指令手段と閉弁指令手段とが作
動される。ここで、開弁指令手段は、吸気切替弁および
排気切替弁のうち故障していない切替弁を強制的に開弁
させ、閉弁指令手段は、吸気バイパス弁を強制的に閉弁
させる。
これにより、1個ターボチャージャから2個ターボチャ
ージャへ強制的に切替えられ、主ターボチャージャのオ
ーバーランによる破損が防止されるとともに、過給気の
著しい温度上昇に起因する副ターボチャージャの破損も
防止される。
〔実施例〕
以下に、本発明に係る過給機付エンジンの制御装置の望
ましい実施例を、図面を参照して説明する。
第1図ないし第6図は、本発明の一実施例を示しており
、とくに車両に搭載される6気筒エンジンに適用した場
合を示している。
第2図において、1はエンジン、2はサージタンク、3
は排気マニホールドを示す。排気マニボ−ルド3は排気
干渉を伴わない#1〜#3気筒群と#4〜#6気筒群の
2つに集合され、その集合部が連通路3aによって互い
に連通されている。
7.8は互いに並列に配置された主ターボチャージャ、
副ターボチャージャである。ターボチャージャ7.8の
それぞれのタービン7a、8aは排気マニホルド3の集
合部に接続され、それぞれのコンプレッサ7b、8bは
、インククーラ6、スロットル弁4を介してサージタン
ク2に接続されている。
主ターボチャージャ7は、エンジン低速域から高速域ま
で作動され、副ターボチャージャ8はエンジン低速域で
停止される。双方のターボチャージャ7.8の作動、停
止を可能ならしめるために、副ターボチャージャ8のタ
ービン8aの下流に排気切替弁17が、コンプレッサ8
bの下流に吸気切替弁18が設けられる。吸、排気切替
弁18.17の両方とも開弁のときは、両方のターボチ
ャージャ7.8が作動される。
副ターボチャージャ8のタービン8aの下流と主ターボ
チャージャ7のタービン7aの下流とは、排気バイパス
通路40を介して連通可能となっている。排気バイパス
通路40には、この排気バイパス通路40を開閉する排
気バイパス弁41が設けられている。排気バイパス弁4
1は、ダイヤフラム式アクチュエータ42によって開閉
されるようになっている。
低速域で停止される副ターボチャージャ8の吸気通路に
は、1個ターボチャージャから2個ターボチャージャへ
の切替を円滑にするために、コンプレッサ8bの上流と
下流とを連通ずる吸気バイパス通路I3と、吸気バイパ
ス通路13の途中に配設される吸気バイパス弁33が設
けられる。吸気バイパス弁33はダイヤフラム式のアク
チュエータ10によって開閉される。吸気切替弁18の
上流と下流とを連通ずるバイパス通路には、逆止弁12
を設けられており、吸気切替弁18の閉時において副タ
ーボチャージャ8側のコンプレッサ出口圧力が主ターボ
チャージャ7側より大になったとき、空気が上流側から
下流側に流れることができるようにしてある。なお、図
中、14はコンプレッサ出口側の吸気通路、15はコン
プレッサ人口側の吸気通路を示す。
吸気通路15はエアフローメータ24を介してエアクリ
ーナ23に接続される。排気通路を形成するフロントバ
イブ20は、排気ガス触媒21を介して排気マフラーに
接続される。吸気切替弁18はアクチュエータ11によ
って開閉され、排気切替弁17はダイヤフラム式アクチ
ュエータ16によって開閉されるようになっている。ウ
ェストゲートバルブ31は、アクチュエータ44によっ
て開閉されるようになっている。
アクチュエータ9.10.11.16.42は、過給圧
または負圧の導入によって作動するようになっている。
各アクチュエータ9.10.11.16.42には、正
圧タンク51からの過給圧またはエアフローメータ24
の下流からの負圧と大気圧とを選択的に切り替えるため
に、第1、第2、第3、第4、第5、第6の電磁弁25
.26.27.28.32.44が接続されている。各
電磁弁25.26.27.28.32.44の切替は、
エンジンコントロールコンピュータ29からの指令に従
って行なわれる。なお、第2の電磁弁25へ過給圧を導
入する通路には、過給圧の一方の流れのみを許すチエツ
ク弁45が介装されている。
第1の電磁弁25のONは、吸気切替弁18を弁開とす
るようにアクチュエータ11を作動させ、OFFは吸気
切替弁18を全閉とするようにアクチュエータ11を作
動させる。第4の電磁弁28のONは、排気切替弁17
を全開とするようにアクチュエータ16を作動させ、O
FFは排気切替弁17を全閉するようにアクチュエータ
16を作動させる。第3の電磁弁27のONは、吸気バ
イパス弁33を全閉するようにアクチュエータ10を作
動させ、OFFは吸気バイパス弁33を全開するように
アクチュエータ10を作動させる。
排気バイパス弁42を作動させるアクチュエータ42に
負圧を導入する第5の電磁弁32は、ON、OFF制御
でなく、デユーティ制御される。同様に、ウェストゲー
トバルブ31を作動させるアクチュエータ9に負圧を導
く第6の電磁弁44は、ON、0FF制御でなく、デユ
ーティ制御される。
デユーティ制御は、周知の通り、デユーティ比により通
電時間を制御することであり、デジタル的に通電、非通
電の割合を変えることにより、アナログ的に平均電流が
可変制御される。なお、デユーティ比は、1サイクルの
時間に対する通電時間の割合であり、■サイクル中の通
電時間をA、非通電時間をBとすると、デユーティ比−
A/(A −1−B ) X100(%)で表わされる
。本実施例では、第5の電磁弁32と第6の電磁弁44
をデユーティ制御することにより、これらの電磁弁の開
口量を可変させることが可能となっている。
エンジンコントロールコンピュータ29は、エンジンの
各種運転条件検出センサと電気的に接続され、各種セン
サからの信号が入力される。エンジン運転条件検出セン
サには、過給圧検出力ンサ(吸気管圧力センサ)30、
スロットル開度センサ5、吸入空気量測定センサとして
のエアフローメータ24、エンジン回転数センサ50、
および酸素センサ19が含まれる。
エンジンコントロールコンピュータ29は、演算をする
ためのセントラルプロセソサユニット(CPU)、読み
出し専用のメモリであるリードオンリメモリ (ROM
) 、−時記憶用のランダムアクセスメモリ (RAM
)、入出力インターフェイス(■10インターフェイス
)、各種センサからのアナログ信号をディジタル量に変
換するA/Dコンバータを備えている。
エンジンコントロールコンピュータ29には、エンジン
の運転条件と過給圧を検知する過給状態検知手段60が
接続されている。過給状態検知手段60は、上述したエ
ンジン回転数センサ50、過給圧検出センサ30、スロ
ットル開度センサ5から構成されている。
また、エンジンコントロールコンピュータ29には、過
給状態検知手段60からの信号に基づいて前記吸気切替
弁18および排気切替弁17の開き側での故障の有無を
判定する故障判定手段61が形成されている。故障判定
手段61は、吸気切替弁18および排気切替弁17の少
なくとも一方が故障である時は、その旨を表示手段62
に表示する機能を有する。本実施例では、故障判定手段
61は、スロットル開度とエンジン回転数と過給圧との
関係から主ターボチャージャ7のみが過給作動する状態
での過給圧が予め与えられたマツプ値以下である場合は
、吸気切替弁18または排気切替弁17が開弁側で故障
であると判定する。
第1図に示すように、故障判定手段61には、過給状態
検知手段60からの信号が入力されるようになっている
。故障判定手段61からの異常信号は、表示手段62に
出力されるようになっている。表示手段62ば、たとえ
ば警報ランプから構成されており、警報ランプは運転席
の前方に位置するインストルメントパネル内に配置され
ている。
故障判定手段61からの異常信号は、開弁指令手段63
と閉弁指令手段64にも入力されるようになっている。
開弁指令手段63は、故障判定手段61からの信号に基
づいて、吸気切替弁18と排気切替弁19のうち正常な
一方の切替弁を強制的に開弁される機能を有している。
閉弁指令手段64は、故障判定手段61からの信号に基
づいて吸気バイパス弁33を強制的に閉弁させる機能を
有している。
つぎに、上記の過給機付エンジンの制御装置における作
用を説明する。
上述したように、本過給機付エンジンの高速域では、吸
気切替弁18と排気切替弁17がともに開かれ、吸気バ
イパス弁33が閉じられる。これによって2個ターボチ
ャージャ7.8が過給作動し、十分な過給空気量が得ら
れ、出力が向上される。このとき過給圧は、+500 
nHgを越えないように、デユーティ制御されるウェス
トゲートバルブ31により制御される。
低速域でかつ高負荷時には、吸気切替弁18と排気切替
弁17がともに閉じられ、吸気バイパス弁33は開かれ
る。これによって1個のターボチャージャ7のみが駆動
される。低回転域で1個ターボチャージャとする理由は
、低回転域では1個ターボチャージャ過給特性が2個タ
ーボチャージャ過給特性より優れているからである。1
個ターボチャージャとすることにより、過給圧、トルク
の立上りがはやくなり、レスポンスが迅速となる。
低速域でかつ軽負荷時には、排気切替弁17を閉じたま
ま吸気切替弁18を開にする。これによって、1個ター
ボチャージャ駆動のまま、吸気通路2個ターボチャージ
ャ分が開となり、1個ターボチャージャによる吸気抵抗
の増加を除去できる。これによって、低負荷からの加速
初期における過給圧立上り特性、レスポンスをさらに改
善できる。
低速域から高速域に移行するとき、つまり1個ターボチ
ャージャから2個ターボチャージャ作動へ切り替えると
きには、吸気切替弁18および排気切替弁17が閉じら
れているときに排気バイパス弁41をデユーティ制御に
より小開制御し、さらに吸気バイパス弁33を閉じるこ
とにより副ターボチャージャ8の助走回転数を高め、タ
ーボチャージャの切替をより円滑に(切替時のショック
を小さく)行うことが可能になる。、 吸気切替弁18または排気切替弁17が開き側で故障し
作動できなくなった場合は、1個ターボチャージャ域の
レスポンスが低下してツインターボチャージャ以下にな
ると予想される。また、この状態が長く続(と、吸気切
替弁18または排気切替弁17の故障に起因して主ター
ボチャージャ7がオーバーランによって破損するおそれ
が生じるとともに、副ターボチャージャ8のコンプレッ
サのインペラが高温となり、変形や破損を招(。
したがって、吸気切替弁18または排気切替弁17が故
障した場合は、早期に車両のドライバーにその故障を告
知するとともに、主、副ターボチャージャ7.8を積極
的に保護する必要がある。
第5図および第6図は、切替弁の故障の発生をドライバ
ーに知らせるとともに、主、副ターボチャージャを保護
するための処理手順を示している。
このうち、第5図は吸気切替弁と排気切替弁の故障を表
示させるための処理を示している。第5図において、ス
テップ101で故障表示の処理が開始され、ステップ1
02において、過給圧検出センサ60からの過給圧PM
、 とマツプ値PM、とが比較される。過給圧のマツプ
値PM、は、第4・図に示すように、エンジン回転数(
NE)とスロットル開度とによって決定されるものであ
り、ステップ102では、このマツプ値PMll’(正
常値)に対して実際の過給圧が適正(大きい)が否かが
判断される。ステップ102で検出された過給圧の値が
マツプ値PMaよりも大であると判断された場合は、各
切替弁は正常であるとみなし、ステップ105に進んで
、処理は完了する。
ステップ102において、検知された過給圧がマツプ値
PM、よりも小であると判断された場合は、排気切替弁
17が故障しているとみなされ、故障判定手段61から
異常信号が出力される。
排気切替弁17が開き側で故障し、その位置で回動不可
能になった場合は、主ターボチャージャ7のみが過給作
動すべき領域で副ターボチャージャ8も回転することに
なる。主ターボチャージャ7のみが作動すべき領域は低
速域であるので、エンジン回転数が低く排気ガス量も少
ない。したがって、1個ターボチャージャ域において、
排気切替弁17が開き側で故障した場合は、エンジンか
らの排気ガスは主ターボチャージャ7側と副ターボチャ
ージャ8側に分散され、正常時の1個ターボチャージャ
時に比べて過給圧PMは低下する。
これを、第3図の特性図で説明すると、たとえば1個タ
ーボチャージャ時において排気切替弁17が正常である
場合は過給圧PMは特性(実線)Aとなるが、排気切替
弁17が全開状態で故障している場合は過給圧は特性B
となり、正常時における圧力値よりも大幅に低下する。
特性Aは第4図に示すマツプ図に対応した値であり、特
性Aに対して過給圧検出センサ30からの圧力値が大幅
に下回ることにより、排気切替弁17が故障したとみな
される。この状態では、故障判定手段61から異常信号
が出力され、表示手段62である警告ランプが点灯する
つぎに、ステップ104に進み、故障判定手段61から
の異常信号が故障診断機能を有するダイアグユニット(
図示路)に出力される。この処理が終了すると、ステッ
プ105に進み、処理は完了する。
第6図は、吸気切替弁または排気切替弁の故障に起因す
る主、副ターボチャージャの破損を防止するだめの処理
を示している。図に示すように、ステップ201で処理
が開始され、ステップ202において、吸気切替弁18
が開き側で故障か否かが判断される。ここで、故障であ
ると判断された場合は、ステップ204に進む。ステッ
プ202で吸気切替弁18が故障でないと判断された場
合は、ステップ203に進み、排気切替弁17が開き側
で故障であるか否かが判断される。ここで、排気切替弁
17が開き側で故障であると判断された場合は、ステッ
プ204に進む。
ステップ204 では、閉弁指令手段64によって第3
の電磁弁27が強制的にONとされ、これによって吸気
バイパス弁33が全閉状態とされる。つぎに、ステップ
205に進み、ここでは開弁指令手段63によって第1
の電磁弁25が強制的にONとされ、これによって吸気
切替弁18が全開状態とされる。この処理が終了すると
、ステップ206に進み、同様に開弁指令手段63によ
って第4の電磁弁28が強制的にONとされ、排気切替
弁17が全開とされる。
ステップ204からステップ205の処理によって切替
えられた答弁はそのままの状態(2個ターボチャージャ
状態)にホールドされ、ステップ208に進んで処理は
完了する。
ステップ203において、排気切替弁17が開き側で故
障でないと判断された場合は、ステップ207に進み、
通常の各電磁弁の制御ルーチンが行なわれ、ステップ2
08で処理は完了する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る過給機付エンジンの
制御装置によるときは、過給状態検知手段によってエン
ジンの運転条件と過給圧とを検知し、この過給状態検知
手段からの信号に基づいて吸気切替弁および排気切替弁
の開き側での故障の有無を故障判定手段によって判定し
、吸気切替弁および排気切替弁の少なくとも一方が故障
である時は、故障判定手段によりその旨を表示手段に表
示させるようにしたので、車両のドライバーは吸気切替
弁または排気切替弁の故障の発生を早期に知ることがで
きる。
したがって、ドライバーは運転を中止させるが否かの適
切な対応可能となり、これらの切替弁の故障に起因する
ターボチャージャの故障の発生を未然に防止することが
できる。
また、各切替弁の故障時には開弁指令手段によって正常
な他方の切替弁を開弁させるとともに、吸気バイパス弁
を閉弁指令手段によって閉弁さセ、強制的に2個ターボ
チャージャへの切替を行なうようにしたので、車両のド
ライバーが切替弁の故障表示に気付かない場合でも、各
切替弁の故障に起因するターボチャージャの破損を確実
に防止することができる。
なお、各実施例では、排気切替弁17や排気バイパス弁
41を副ターボチャージャ8のタービン下mの排気通路
に設けるようにしたが、これらを副ターボチャージャ8
のタービン上流の排気通路に設けるような構成としても
よい。
また、各実施例ではそれぞれの弁を開閉するアクチュエ
ータとしてダイヤフラム式アクチュエータを用いたが、
電磁力等によって駆動する電気式アクチュエータを用い
た構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る過給機(]エンジンの
制御装置のブロック図、 第2図は本発明の一実施例に係る過給機付エンジンの系
統図、 第3図は第2図の装置における排気切替弁の正常時と故
障時の過籍圧の変化を示す特性図、第4図は第2図の装
置におけるスロットル開度とエンジン回転数に対する過
給圧の変化を示すマツプ図・ 第5図は第2図における吸気切替弁および排気切替弁の
故障を表示させるための処理手順を示すフローチャート
、 第6図は第2図における吸気切替弁または排気切替弁の
故障に起因するターボチャージャの破損を防止するため
の処理手順を示したフローチャート、第7図は従来の過
給機付エンジンの概略系統図、である。 1・・・・・・エンジン 7・・・・・・主ターボチャージャ 8・・・・・・副ターボチャージャ 13・・・・・・吸気バイパス通路 17・・・・・・排気切替弁 18・・・・・・吸気切替弁 29・・・・・・エンジンコントロールコンピュータ3
0・・・・・・過給圧検知センサ 33・・・・・・吸気バイパス弁 40・・・・・・排気バイパス通路 41・・・・・・排気バイパス弁 60・・・・・・過給状態検知手段 61・・・・・・故障判定手段 62・・・・・・表示手段 63・・・・・・開弁指令手段 64・・・・・・閉弁指令手段 特 許 出 願 人   トヨタ自動車株式会社代  
 理   人   弁理士 円側 経雄のト ミ 法 Ω、

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、主ターボチャージャと、副ターボチャージャとを備
    え、前記副ターボチャージャのコンプレッサ下流に吸気
    通路を開閉する吸気切替弁を設けるとともに、副ターボ
    チャージャのタービン下流または上流に排気通路を開閉
    する排気切替弁を設け、低速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に閉弁させることにより主ターボチャージ
    ャのみを過給作動させ、高速域では前記吸気切替弁と排
    気切替弁を共に開弁させることにより主ターボチャージ
    ャおよび副ターボチャージャの両方を過給作動させ、低
    速域から高速域に移行するときに副ターボチャージャの
    タービン下流または上流に設けられた排気バイパス弁を
    小開制御するとともに、前記副ターボチャージャのコン
    プレッサをバイパスする吸気バイパス通路に配置された
    吸気バイパス弁を前記排気切替弁の開弁作動よりも先に
    閉弁作動させ、副ターボチャージャの助走回転数を高め
    るようにした過給機付エンジンの制御装置において、 前記エンジンの運転条件と過給圧とを検知する過給状態
    検知手段と、 前記過給状態検知手段からの信号に基づいて前記吸気切
    替弁および排気切替弁の開き側での故障の有無を判定し
    、該吸気切替弁および排気切替弁の少なくとも一方が故
    障である時はその旨を表示手段に表示する故障判定手段
    と、 前記吸気切替弁と排気切替弁の両切替弁のうちいずれか
    一方の切替弁が前記故障判定手段によって故障と判定さ
    れた時に他方の切替弁を強制的に開弁させる開弁指令手
    段と、 前記吸気切替弁と排気切替弁の両切替弁のうちいずれか
    一方の切替弁が前記故障判定手段によって故障と判定さ
    れた時に、前記吸気バイパス弁を強制的に閉弁させる閉
    弁指令手段と、 を具備したことを特徴とする過給機付エンジンの制御装
    置。
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