JPH0415239Y2 - - Google Patents

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JPH0415239Y2
JPH0415239Y2 JP5137285U JP5137285U JPH0415239Y2 JP H0415239 Y2 JPH0415239 Y2 JP H0415239Y2 JP 5137285 U JP5137285 U JP 5137285U JP 5137285 U JP5137285 U JP 5137285U JP H0415239 Y2 JPH0415239 Y2 JP H0415239Y2
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semi
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防球ネツト等各種ネツトを張設する
ための支柱に連結部材の一端を連結する支柱用取
付金具に関する。
〔従来技術〕
防球ネツト等各種ネツトは地面に立設した多数
の支柱にワイヤ等を介して支持することにより張
設されるが、各支柱は地形に応じて一直線上、直
角線上、その他各種線上に配設される。これら各
支柱において、第6図に示すように特に各コーナ
に位置するコーナ支柱1,2にあつてはワイヤー
等からの張力に対してそれらの起立安定性を確保
するため、それらに隣接する各隣接支柱1a,1
bまたは2a,2b間を梁等として機能する連結
部材にて連結している。
しかして、コーナ支柱に連結部材を連結するた
めの支柱用取付金具は第7図に示すように、支柱
1の外周に当接する半筒体3a,4aとその両端
から両側にそれぞれ延びる外向フランジ部3b,
3c,4b,4cとを備えた一対の半筒状金具
3,4により構成されている。これら両半筒状金
具3,4は支柱1の外周に互に対向して組付けら
れて、各外向フランジ部3b,4b,3c,4c
にて各締付ボルト5a,5bにより支柱1の外周
に締付け固定され、一方の連結部材6の一端を締
付ボルト5aにて連結するようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このため、かかる取付金具においては、支柱1
が2本の隣設支柱と同じ一直線上に立設されてい
る場合には、各隣設支柱から延びる各連結部材の
端部を各締付ボルト5a,5bにて同時に連結す
ることができるが、支柱1が第6図に示すように
コーナ支柱である場合には1組の取付金具で各連
結部材の端部を連結することができず、2組の取
付金具を必要としている。また、2組の取付金具
を使用する場合には各取付金具を支柱に上下に締
付け固定することになるため、各連結部材の取付
け位置が上下にずれて各連結部材による支柱の支
持位置が同一水平線上から上下にずれることにな
り、支持強度上好ましくないとともに見映えもよ
くない。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はかかる問題に対処すべく、この種の支
柱用取付金具におけるいずれか一方の半筒状金具
に、前記両隣接支柱の間に突出するプレート部を
設けるとともに、同プレート部の前記各隣接支柱
側に前記各連結部材の連結用ピンが挿通される長
孔を設けている。
〔考案の作用・効果〕
これにより、本考案の取付金具においては、第
7図に示す従来の取付金具と同様に各締付ボルト
により各連結部材の一端をそれぞれ連結し得るこ
とは勿論であるが、コーナ支柱に使用した場合に
は互に一直線上に位置していない各隣接支柱から
延びる各連結部材の一端を各長孔に挿通した連結
用ピンにて同一水平線上に連結することができ
る。また、各連結用ピンの各挿通孔が長孔である
ため各連結用ピンを各挿通孔の長さの範囲内にて
位置調節ができ、これによりコーナ支柱を基準と
する両隣接支柱の立設角度が異なる場合において
も、各隣接支柱から延びる各連結部材の一端を自
由に連結して各連結部材からの作用力をコーナ支
柱の軸心に集中させることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
るに、第1図および第2図には本考案の一実施例
にかかる取付金具10の使用状態が示されてい
る。当該取付金具10は第6図に示すコーナ支柱
1に対応するコーナ支柱21の上部外周に締付固
定されて使用される。
取付金具10は一対の半筒状金具11,12か
らなるもので、第1図〜第5図に示すように、第
1半筒状金具11はコーナ支柱21の外周に沿う
半筒体11aとその両端から両側にそれぞれ延び
る外向フランジ部11b,11cを備えている。
また、第2半筒状金具12は第1半筒状金具11
と同様に半筒体12aと外向フランジ部12b,
12cを備え、さらには本考案の主要部をなす上
下一対のプレート部12d,12eと、これら両
プレート部12d,12eを上下に連結する起立
壁部12fを備えている。上方プレート部12d
は半筒体12aおよび両外向フランジ部12b,
12cから外方へ突出する台形状を呈し、また下
方プレート部12eは上方プレート部12dと同
様に外方へ突出する円弧状を呈していて、これら
両者12d,12eはそれらの中央にて起立壁部
12fにより連結され、それらの起立壁部12f
を挟む両側に一対の円弧状長孔12g1〜12g
4が設けられている。これら各長孔12g1〜1
2g4は半筒体12aの曲率中心を中心とする円
弧状に形成されていて、長孔12g1と12g2
および12g3と12g4が互に上下に位置して
対向している。また、起立壁部12fの先端には
側方プレート部12hが固着されている。この側
方プレート部12hには、起立壁部12fを挟ん
で両側に円孔12i1,12i2が設けられてい
る。
このように構成した取付金具10においては、
第1図および第2図に示すようにコーナ支柱21
の上部外周に両半筒状金具11,12を組付けて
互に対向させ、両外向フランジ部11bと12b
および11cと12cに挿通した各締付ボルト2
2a,22bによりコーナ支柱21に締付固定さ
れる。この状態において、両プレート部12d,
12eに設けた長孔12g1と12g2および1
2g3と12g4は隣接して立設した第6図の各
隣接支柱1a,1bに対応する各隣接支柱側にそ
れぞれ位置している。当該取付金具10には、一
方の隣接支柱22に他の取付金具23aにて連結
された連結部材たる鋼管製の梁24の一端が連結
されるとともに、図示しない他方の隣接支柱に連
結された梁25の一端が連結される。
各梁24,25は所定長さの鋼管24a,25
aと、これらの先端に複数のボルトにより軸方向
に進退可能な連結金具24b,25bとからな
り、各連結金具24b,25bの先端を第2半筒
状金具12における上下両プレート部12d,1
2e間に挿入し、両長孔12g1,12g2また
は12g3,12g4に挿通した各連結ピン26
a,26bにより上下同両プレート部12d,1
2eに連結される。また、この状態で各連結金具
24b,25bを進退させることにより各梁2
4,25の長さが調節され、コーナ支柱21と各
隣接支柱とは各梁24,25を介して確実に支持
されてそれらの起立安定性が確保される。
一方、ネツトを張設する上方ワイヤ31,31
はその一端に連結したターンバツクル31a,3
1aの先端を第2半筒状金具12における側方プ
レート部12hの円孔12i1,12i2にそれ
ぞれ掛止めされ、かつその中間部を隣接支柱2
2、中間支柱27……に取付金具23a,23b
……により支持されて張設されている。なお、中
央ワイヤ32および下方ワイヤ33も取付金具2
3c,23d,23e……および23f,23
g,23h……により支持されて張設されてい
る。また、コーナワイヤ34はその上端を第2半
筒状金具12における起立壁部12fに掛止めさ
れ、かつその中間部および下端部を各取付金具2
3c,23fによりコーナ支柱21に支持されて
張設されている。なお、各中間ワイヤ35,36
……は隣接支柱22、中間支柱27……に各取付
金具23a,23d,23g,23b,23e,
23h……により支持されて張設されている。
ところで、本実施例においては、コーナ支柱2
1と各隣接支柱22,22とがそれらの上方部に
て各梁24,25により連結されて互に支持され
ている。このため、コーナ支柱21および各隣接
支柱22,22は横方向に張設された各ワイヤ3
1〜33等から大きな張力を受けても傾倒するこ
となく、それらの起立安定性が確保されるととも
に他の中間支柱27……の起立安定性も十分に確
保される。
また、本実施例においては、各梁24,25を
コーナ支柱21に連結する取付金具10の第2半
筒状金具12に上下両プレート部12d,12e
と一対の長孔12g1〜12g4を設けて、各長
孔12g1,12g2または12g3,12g4
に挿通した各連結ピン26a,26bにより各梁
24,25をコーナ支柱21に連結している。こ
のため、各梁24,25をコーナ支柱21に連結
するのに一組の取付金具10を用いればよく、従
来のごとく2組の取付金具を用いる必要は全くな
い。これに伴い、各梁24,25を同一水平線上
にて連結することができて、コーナ支柱21と各
隣接支柱22,22間の支持強度が高くなるとと
もに見映えがよくなる。
さらにまた、本実施例においては、各梁24,
25を連結する各連結ピン26a,26bの取付
孔が円弧状長孔12g1〜12g4に形成されて
いるため、各連結ピン26a,26bを各長孔1
2g1,12g2または12g3,12g4内に
て自由に位置調節できる。このため、コーナ支柱
21を基準とする両隣接支柱22,22の立設角
度が異なる場合においても、各梁24,25をコ
ーナ支柱21の軸心を通る各線上に位置するよう
に連結させることができ、これにより各梁24,
25からの作用力をコーナ支柱21の軸心に集中
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る取付金具の使
用状態を示す平面図、第2図は同側面図、第3図
は同取付金具の拡大平面図、第4図は同側面図、
第5図は同正面図、第6図は各支柱の配列状態を
示す概略平面図、第7図は従来の取付金具の平面
図である。 符号の説明、10……取付金具、11,12…
…半筒状金具、11a,12a……半筒体、11
b,11c,12b,12c……外向フランジ
部、12d,12e……プレート部、12g1〜
12g4……長孔、21……コーナ支柱、22…
…隣接支柱、24,25……梁(連結部材)、2
6a,26b……連結ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に立設した支柱の外周に当接する半筒体と
    その両端から両側にそれぞれ延びる外向フランジ
    部とを備えた一対の半筒状金具からなり、これら
    両半筒状金具を前記支柱の外周に互に対向して組
    付けてこれらの外向フランジ部にて締付ボルトに
    より締付け固定されて、前記支柱に隣接する2本
    の支柱から略水平状に延びる各連結部材の一端を
    連結する支柱用取付金具において、前記両半筒状
    金具のいずれか一方に前記両隣接支柱の間に突出
    するプレート部を設けるとともに、同プレート部
    の前記各隣接支柱側に前記各連結部材の連結用ピ
    ンが挿通される長孔を設けたことを特徴とする支
    持用取付金具。
JP5137285U 1985-04-05 1985-04-05 Expired JPH0415239Y2 (ja)

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JP5137285U JPH0415239Y2 (ja) 1985-04-05 1985-04-05

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JPS61165767U JPS61165767U (ja) 1986-10-14
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