JP2566689Y2 - 囲い膜材係止金具 - Google Patents
囲い膜材係止金具Info
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- JP2566689Y2 JP2566689Y2 JP1991111102U JP11110291U JP2566689Y2 JP 2566689 Y2 JP2566689 Y2 JP 2566689Y2 JP 1991111102 U JP1991111102 U JP 1991111102U JP 11110291 U JP11110291 U JP 11110291U JP 2566689 Y2 JP2566689 Y2 JP 2566689Y2
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- Japan
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- arm
- fitting
- enclosing
- metal fitting
- horizontal arm
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建設工事現場におい
て、構築物の周囲に設ける保安用囲い膜材を、仮設枠組
の支柱を利用して支持する囲い膜材係止金具に関するも
のである。
て、構築物の周囲に設ける保安用囲い膜材を、仮設枠組
の支柱を利用して支持する囲い膜材係止金具に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設工事現場において、構造物の
周囲に設ける保安用囲い膜材を、仮設枠組の支柱を利用
して支持する囲い膜材係止金具としては、図9および図
10に示すように、支柱嵌込用溝1およびL形側板2を
有する支持金具3における横方向の一端部に、押え金具
4の一端部を縦軸5により枢着し、前記支持金具3にお
ける横方向の他端部に、螺杆6の基端部を縦軸7により
枢着し、前記螺杆6の先端側部分を前記押え金具4の他
端部に挿通すると共に、前記螺杆6の先端部にナット8
を螺合し、中間横アーム9の両端に、囲い膜材の透孔に
挿通される囲い膜材支持用横アーム10を、同方向に屈
折連設すると共に、前記横アーム10の先端部に、上下
方向に延長する囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設
して、囲い膜材保持金具12を構成し、その囲い膜材保
持金具12における中間横アーム9を、前記支持金具3
における前記L形側板2の平板部に溶接により固着した
構造の囲い膜材係止金具が知られている。
周囲に設ける保安用囲い膜材を、仮設枠組の支柱を利用
して支持する囲い膜材係止金具としては、図9および図
10に示すように、支柱嵌込用溝1およびL形側板2を
有する支持金具3における横方向の一端部に、押え金具
4の一端部を縦軸5により枢着し、前記支持金具3にお
ける横方向の他端部に、螺杆6の基端部を縦軸7により
枢着し、前記螺杆6の先端側部分を前記押え金具4の他
端部に挿通すると共に、前記螺杆6の先端部にナット8
を螺合し、中間横アーム9の両端に、囲い膜材の透孔に
挿通される囲い膜材支持用横アーム10を、同方向に屈
折連設すると共に、前記横アーム10の先端部に、上下
方向に延長する囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設
して、囲い膜材保持金具12を構成し、その囲い膜材保
持金具12における中間横アーム9を、前記支持金具3
における前記L形側板2の平板部に溶接により固着した
構造の囲い膜材係止金具が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の囲い膜材係
止金具の場合は、囲い膜材保持金具12における中間横
アーム9を、支持金具3におけるL形側板2の平板部に
固着しているので、図10に示すように、囲い膜材13
を直角に交差するように支持しようとすると、一方の囲
い膜材13が支持金具3に突き当たって屈折するので、
囲い膜材13を直角に交差させた状態で使用することは
できない。
止金具の場合は、囲い膜材保持金具12における中間横
アーム9を、支持金具3におけるL形側板2の平板部に
固着しているので、図10に示すように、囲い膜材13
を直角に交差するように支持しようとすると、一方の囲
い膜材13が支持金具3に突き当たって屈折するので、
囲い膜材13を直角に交差させた状態で使用することは
できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本考案の囲い膜材係止金具においては、支
柱嵌込用溝1およびL形側板2を有する支持金具3にお
ける横方向の一端部に、押え金具4の一端部を縦軸5に
より枢着し、前記支持金具3における横方向の他端部
に、螺杆6の基端部を縦軸7により枢着し、前記螺杆6
の先端側部分を前記押え金具4の他端部に挿通すると共
に、前記螺杆6の先端部にナット8を螺合し、中間横ア
ーム9の両端に、囲い膜材の透孔に挿通される囲い膜材
支持用横アーム10を、左右側が同方向に向かうよう屈
折連設すると共に、前記横アーム10の先端部に、上下
方向に延長する囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設
して、かつ横アーム10をその基部側から外れ止めアー
ム11の先端側に傾斜させて、囲い膜材保持金具12を
構成し、その囲い膜材保持金具12における中間横アー
ム9を、前記支持金具3における前記L形側板2の隅部
外面に溶接により固着する。
するために、本考案の囲い膜材係止金具においては、支
柱嵌込用溝1およびL形側板2を有する支持金具3にお
ける横方向の一端部に、押え金具4の一端部を縦軸5に
より枢着し、前記支持金具3における横方向の他端部
に、螺杆6の基端部を縦軸7により枢着し、前記螺杆6
の先端側部分を前記押え金具4の他端部に挿通すると共
に、前記螺杆6の先端部にナット8を螺合し、中間横ア
ーム9の両端に、囲い膜材の透孔に挿通される囲い膜材
支持用横アーム10を、左右側が同方向に向かうよう屈
折連設すると共に、前記横アーム10の先端部に、上下
方向に延長する囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設
して、かつ横アーム10をその基部側から外れ止めアー
ム11の先端側に傾斜させて、囲い膜材保持金具12を
構成し、その囲い膜材保持金具12における中間横アー
ム9を、前記支持金具3における前記L形側板2の隅部
外面に溶接により固着する。
【0005】
【実施例】図1ないし図5は本考案の実施例に係る囲い
膜材係止金具を示すものであって、円弧状の支柱嵌込用
溝1およびL形側板2を有する支持金具3における横方
向の一端部に、円弧状中間部を有する押え金具4の一端
部を縦軸5により枢着し、前記支持金具3における横方
向の他端部に、螺杆6の基端部を縦軸7により枢着し、
前記螺杆6の先端側部分を前記押え金具4の他端部に挿
通すると共に、前記螺杆6の先端部にナット8を螺合
し、横方向に円弧状に彎曲している中間横アーム9の両
端に、囲い膜材の透孔に挿通される一対の囲い膜材支持
用横アーム10を、左右側が同方向に向かうよう平行状
態で屈折連設すると共に、前記各横アーム10の先端部
に、上方または下方に平行に延長する囲い膜材外れ止め
アーム11を屈折連設して、かつ横アーム10をその基
部側から外れ止めアーム11の先端側に傾斜させて、囲
い膜材保持金具12を構成し、その囲い膜材保持金具1
2における中間横アーム9を、前記支持金具3における
前記L形側板2の隅部外面に溶接により固着する。
膜材係止金具を示すものであって、円弧状の支柱嵌込用
溝1およびL形側板2を有する支持金具3における横方
向の一端部に、円弧状中間部を有する押え金具4の一端
部を縦軸5により枢着し、前記支持金具3における横方
向の他端部に、螺杆6の基端部を縦軸7により枢着し、
前記螺杆6の先端側部分を前記押え金具4の他端部に挿
通すると共に、前記螺杆6の先端部にナット8を螺合
し、横方向に円弧状に彎曲している中間横アーム9の両
端に、囲い膜材の透孔に挿通される一対の囲い膜材支持
用横アーム10を、左右側が同方向に向かうよう平行状
態で屈折連設すると共に、前記各横アーム10の先端部
に、上方または下方に平行に延長する囲い膜材外れ止め
アーム11を屈折連設して、かつ横アーム10をその基
部側から外れ止めアーム11の先端側に傾斜させて、囲
い膜材保持金具12を構成し、その囲い膜材保持金具1
2における中間横アーム9を、前記支持金具3における
前記L形側板2の隅部外面に溶接により固着する。
【0006】図6は、本考案の実施例に係る囲い膜材係
止金具の第1使用例を示すものであって、建設工事現場
において、構築物の周囲に設けた仮設足場(図示を省略
した)における丸鋼管からなる支柱14に、囲い膜材係
止金具15が螺杆6およびナット8により締付固定さ
れ、直角に交差するように配置された一対の囲い膜材1
3の縁部に固定された環状金具16は、それぞれ囲い膜
材保持金具12における囲い膜材外れ止めアーム11を
通って横アーム10に嵌設されている。
止金具の第1使用例を示すものであって、建設工事現場
において、構築物の周囲に設けた仮設足場(図示を省略
した)における丸鋼管からなる支柱14に、囲い膜材係
止金具15が螺杆6およびナット8により締付固定さ
れ、直角に交差するように配置された一対の囲い膜材1
3の縁部に固定された環状金具16は、それぞれ囲い膜
材保持金具12における囲い膜材外れ止めアーム11を
通って横アーム10に嵌設されている。
【0007】図7は、本考案の実施例に係る囲い膜材係
止金具の第2使用例を示すものであって、一対の囲い膜
材13が直列に配置されているが、その他の構成は第1
使用例の場合と同様である。
止金具の第2使用例を示すものであって、一対の囲い膜
材13が直列に配置されているが、その他の構成は第1
使用例の場合と同様である。
【0008】図8は上下方向に隣り合う囲い膜材13を
一対の囲い膜材係止金具15により支持した状態を示し
ている。前記囲い膜材13としては、例えば帆布または
合成繊維製ネットその他の類似物が用いられる。
一対の囲い膜材係止金具15により支持した状態を示し
ている。前記囲い膜材13としては、例えば帆布または
合成繊維製ネットその他の類似物が用いられる。
【0009】
【考案の効果】本考案によれば、中間横アーム9の両端
に、囲い膜材の透孔に挿通される囲い膜材支持用横アー
ム10を、左右側が同方向に向かうよう屈折連設すると
共に、前記横アーム10の先端部に、上下方向に延長す
る囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設して、かつ横
アーム10をその基部側から外れ止めアーム11の先端
側に傾斜させて、囲い膜材保持金具12を構成し、その
囲い膜材保持金具12における中間横アーム9を、支持
金具3と押え金具4とを備えているクランプの支持金具
3におけるL形側板2の隅部外面に固着したので、一対
の囲い膜材13が、直角に交差するように配置されてい
ても、あるいは直列に配置されていても、それらの囲い
膜材13を囲い膜材係止金具15における囲い膜材保持
金具12により支持することができ、さらに、横アーム
10がその基部側から外れ止めアーム11の先端側に向
けて傾斜しているので、囲い膜材が前記傾斜により基部
側に引き寄せられ、その弛みが減少すると共に、囲い膜
材保持金具12の引張りモーメント(強度)の増加を担
うという効果がある。
に、囲い膜材の透孔に挿通される囲い膜材支持用横アー
ム10を、左右側が同方向に向かうよう屈折連設すると
共に、前記横アーム10の先端部に、上下方向に延長す
る囲い膜材外れ止めアーム11を屈折連設して、かつ横
アーム10をその基部側から外れ止めアーム11の先端
側に傾斜させて、囲い膜材保持金具12を構成し、その
囲い膜材保持金具12における中間横アーム9を、支持
金具3と押え金具4とを備えているクランプの支持金具
3におけるL形側板2の隅部外面に固着したので、一対
の囲い膜材13が、直角に交差するように配置されてい
ても、あるいは直列に配置されていても、それらの囲い
膜材13を囲い膜材係止金具15における囲い膜材保持
金具12により支持することができ、さらに、横アーム
10がその基部側から外れ止めアーム11の先端側に向
けて傾斜しているので、囲い膜材が前記傾斜により基部
側に引き寄せられ、その弛みが減少すると共に、囲い膜
材保持金具12の引張りモーメント(強度)の増加を担
うという効果がある。
【図1】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具を示す
横断平面図である。
横断平面図である。
【図3】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具を示す
正面図である。
正面図である。
【図5】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具を示す
背面図である。
背面図である。
【図6】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具により
交差して配置された2枚の囲い膜材を支持した状態を示
す横断平面図である。
交差して配置された2枚の囲い膜材を支持した状態を示
す横断平面図である。
【図7】本考案の実施例に係る囲い膜材係止金具により
直列に配置された2枚の囲い膜材を支持した状態を示す
横断平面図である。
直列に配置された2枚の囲い膜材を支持した状態を示す
横断平面図である。
【図8】上下方向に隣り合う囲い膜材を本考案の実施例
に係る囲い膜材係止金具により支持した状態を示す一部
縦断側面図である。
に係る囲い膜材係止金具により支持した状態を示す一部
縦断側面図である。
【図9】従来の囲い膜材係止金具を示す平面図である。
【図10】従来の囲い膜材係止金具を示す横断平面図で
ある。
ある。
1 支柱嵌込用溝 2 L形側板 3 支持金具 4 押え金具 5 縦軸 6 螺杆 7 縦軸 8 ナット 9 中間横アーム 10 横アーム 11 囲い膜材外れ止めアーム 12 囲い膜材保持金具 13 囲い膜材 14 支柱 15 囲い膜材係止金具 16 環状金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−137450(JP,U) 実開 昭48−85422(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 支柱嵌込用溝1およびL形側板2を有す
る支持金具3における横方向の一端部に、押え金具4の
一端部を縦軸5により枢着し、前記支持金具3における
横方向の他端部に、螺杆6の基端部を縦軸7により枢着
し、前記螺杆6の先端側部分を前記押え金具4の他端部
に挿通すると共に、前記螺杆6の先端部にナット8を螺
合し、中間横アーム9の両端に、囲い膜材の透孔に挿通
される囲い膜材支持用横アーム10を、左右側が同方向
に向かうよう屈折連設すると共に、前記横アーム10の
先端部に、上下方向に延長する囲い膜材外れ止めアーム
11を屈折連設して、かつ横アーム10をその基部側か
ら外れ止めアーム11の先端側に傾斜させて、囲い膜材
保持金具12を構成し、その囲い膜材保持金具12にお
ける中間横アーム9を、前記支持金具3における前記L
形側板2の隅部外面に溶接により固着した囲い膜材係止
金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111102U JP2566689Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 囲い膜材係止金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991111102U JP2566689Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 囲い膜材係止金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552117U JPH0552117U (ja) | 1993-07-09 |
JP2566689Y2 true JP2566689Y2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=14552450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991111102U Expired - Fee Related JP2566689Y2 (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 囲い膜材係止金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2566689Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5138694Y2 (ja) * | 1972-01-20 | 1976-09-22 | ||
JPH02137450U (ja) * | 1989-04-24 | 1990-11-16 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP1991111102U patent/JP2566689Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0552117U (ja) | 1993-07-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |