JPH0214599Y2 - - Google Patents

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JPH0214599Y2
JPH0214599Y2 JP1983042421U JP4242183U JPH0214599Y2 JP H0214599 Y2 JPH0214599 Y2 JP H0214599Y2 JP 1983042421 U JP1983042421 U JP 1983042421U JP 4242183 U JP4242183 U JP 4242183U JP H0214599 Y2 JPH0214599 Y2 JP H0214599Y2
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pipe
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、手摺り用パイプを支持するための上
下に延びる手摺り受パイプを先端部に一体的に備
え足場板を支持するための横杆が、縦支持パイプ
に着脱可能に係止される縦杆の上部に固着され、
前記横杆の先端部と縦杆の下部とを連結して補強
材が設けられる建築足場用ブラケツトに関する。
従来、この種の建築足場用ブラケツトでは、手
摺り受パイプの上部に横杆が固着され、その固着
位置の下方に間隔をあけた位置で補強杆が手摺り
受パイプに直接固着されており(例えば実開昭51
−64022号公報参照)、そのため、養生用ネツト或
いは金網を支持するための支持パイプ把持用クラ
ンプ部材を手摺り受パイプに直接取付けること
は、該補強杆に邪魔をされて困難である。そこで
該手摺り受パイプの下端部を補強杆固着部位より
も更に下方に長く延出させてその延出部に前記ク
ランプ部材を取付けるか、或いは他の手段によつ
て前記支持パイプを支持する必要があつたが、前
者の場合には、手摺り受パイプが上下方向に必要
以上に長く(重く)なつてしまい、同手摺り受け
パイプを自由端で支持する横杆の支持剛性を高め
る上で不利となり、一方、後者の場合には、前記
支持パイプの取付構造が複雑になつてコスト増を
来す等の問題がある。
本考案は上記に鑑み提案されたもので、従来の
ものの上記問題を全て解決し得る建築足場用ブラ
ケツトを提供することを目的とし、その特徴は、
縦支持パイプに着脱可能に係止される縦杆と、こ
の縦杆の上部に基端部が固着されて略水平に延び
る、足場板を支持するための横杆と、この横杆の
基端部に固着されて上下方向に延びる、手摺り用
パイプを支持するための手摺り受パイプと、前記
縦杆の下部に一端が、また前記横杆の先部に他端
がそれぞれ直接連結された補強杆とよりなり、前
記手摺り受パイプの下端部が、そこに、養生用ネ
ツト或いは金網を支持するための支持パイプ把持
用クランプ部材を着脱可能に取付け得るように、
前記横杆と補強杆間の連結部よりも下方に延出さ
れることにある。
以下、図面により本考案の一実施例について説
明すると、先ず第1図において、このブラケツト
1は、建築現場における枠組2の複数の縦支持パ
イプ3に、相互間に間隔をあけて取付けられる。
取付けられた各ブラケツト1の横杆4上には足場
板5が載置されるか、あるいは隣接するブラケツ
ト1の横杆4に両端を係合して支持される。各ブ
ラケツト1の先端部には、手摺り用パイプ6がそ
れぞれ装着され、またクランプ部材7を介して養
生用ネツトあるいは金網用支持パイプ8が支持さ
れる。
ブラケツト1は、手摺り用パイプ6を支持する
ための上下に延びる手摺り受パイプ9を先端部に
一体的に備え足場板を支持するための横杆4が、
縦支持パイプ3に着脱自在に係止される縦杆10
の上部に固着され、前記横杆4の先端部と縦杆1
0の下部とを連結して補強杆11が設けられて成
る。
縦杆10の上部には上部係止具12が設けら
れ、下部には下部係止具13が設けられる。上部
係止具12は、縦杆10に基端を固着される抱持
片14と、この抱持片14に進退自在に螺合され
る止めねじ15とから成る。抱持片14は、その
先端部が縦支持パイプ3の外径よりもわずかに大
きい内径の半円状に彎曲した横断面フツク状に形
成され、その一側には開口部16を備える。止め
ねじ15は抱持片14によつて抱持される縦支持
パイプ3をその抱持片14に固着させるためのも
のである。また抱持片14の先部下方には円弧状
の係合凹面17が形成され、この係合凹面17は
枠組2の横パイプ18に係合させるためのもので
ある。
第2図および第3図において、下部係止具13
は、縦杆10に固着した支持片19に枢軸20に
よつて上下に揺動自在に枢支される切欠中空円筒
状係止片21と、この係止片21の基部もしくは
縦杆10に設けられ係止片21を縦杆10に対し
て仰角をもたせて保持し得るストツパ22とから
成る。係止片21は、縦支持パイプ3の外径より
も大きい内径を有し、縦杆10の縦軸線l1−l1
対して一方に傾斜する傾斜切口23が形成され、
その傾斜切口23の相対向する切口端縁24,2
5の対角位置に一対の係止舌片26,27が形成
されている。これら係止舌片26,27の先端間
を結ぶ距離は、縦支持パイプ3の外径よりも大き
くしてあり、縦支持パイプ3を第2図に鎖線で示
すように傾斜位置から係止片21内に挿嵌できる
ようになつている。また前記一対の切口端縁2
4,25の内面には先細り状に面取りした案内傾
斜面28,29が形成されており、縦支持パイプ
3が斜め位置から係止片21内に挿嵌し易いよう
になつている。さらに、前記ストツパ22の仰角
保持機能により、係止片21はその内周面下端縁
30と前記一対の係止舌片26,27とで縦支持
パイプ3を係止することができるようになつてい
る。
このような係止具12,13によつて縦杆10
を縦支持パイプ3に取付けるにあたつては、先ず
縦杆10を縦支持パイプ3と略平行にして下部係
止具13の係止片21の一対の切口端縁24,2
5を縦支持パイプ3の外面に当接させる。次い
で、縦杆10の切口端縁24,25の傾斜方向に
傾斜させていき、第2図の鎖線で示すように、係
止舌片26,27の先端同志を結ぶ線l2−l2が縦
支持パイプ3の縦中心線l4−l4と直交する位置ま
で傾斜すれば、縦支持パイプ3を係止片21内に
嵌挿させることができる。そして再び縦杆10を
起立させて縦支持パイプ3と平行にすれば、縦支
持パイプ3の縦中心線l4−l4は一対の係止舌片2
6,27の先端を通る縦方向の仮想線l3−l3
l3′−l3′と平行となり、しかもそれら仮想線l3−l3
l3′−l3間の距離は縦支持パイプ3の外径よりも小
さいので、縦支持パイプ3は係止片21から抜出
ることがなく、その内周面下端縁30と左、右係
止舌片26,27とにより確実に係止される。ま
た、この際、上部係止具12においては、抱持片
14の開口部16を縦支持パイプ3に対面させ、
縦杆10を縦支持パイプ3と平行になるように起
立させる際に、縦支持パイプ3を抱持片14によ
り抱持させ、止めねじ15を締付ければ上部係止
具12を縦支持パイプ3に固着することができ
る。
このようにして、ブラケツト1は、上部係止具
12と下部係止具13とによつて枠組2の縦支持
パイプ3に着脱可能に係止される。
第4図において、横杆4の先端部には手摺り受
パイプ9が一体的に備えられており、補強杆11
は、横杆4の先端部への固着位置の下方において
手摺り受パイプ9にクランプ部材7を着脱可能に
取付け得るようにして、前記先端部に固着され
る。
而して前記手摺り受パイプ9の下端部は、そこ
に前記クランプ部材7を着脱可能に取付け得るよ
うに、前記横杆4と補強杆11間の連結部よりも
下方に延出されるものである。クランプ部材7
は、養生用ネツトあるいは金網用支持パイプ8を
支持するたのものである。
第5図において、クランプ部材7は、クランプ
本体31と、このクランプ本体31の両側に枢支
された一対の第1および第2挾持片32,33と
を備える。クランプ本体31には、手摺り受けパ
イプ9のほぼ半外周面に当接する円弧状の第1当
接面34と、支持パイプ8のほぼ半外周面に当接
する円弧状の第2当接面35とが、相互に反対側
に臨んで形成される。第1当接面34の一端付近
でクランプ本体31には、前記手摺り受けパイプ
9の残余のほぼ半外周面に当接可能な円弧状の第
1挾持面36を有する第1挾持片32の一端が、
手摺り受けパイプ9と平行なピン37を介して枢
支される。また第1当接面34の他端付近で、ク
ランプ本体31には前記ピン37と平行なピン3
8を介して第1ねじ棒39が枢支されており、こ
の第1ねじ棒39は第1挾持片32の他端部に形
成された溝40に嵌入可能である。さらに、第1
挾持片32の他端部には、係止肩部41が設けら
れており、溝40に嵌入した第1ねじ棒39に螺
合されるナツト57が係止肩部41に当接可能で
ある。したがつて、ナツト57を締付けることに
よつて、第1挾持片32と第1当接面34とによ
つて手摺り受パイプ9の外周面が挾圧され、手摺
り受パイプ9にクランプ部材7が取付けられる。
一方、第2当接面35の一端付近でクランプ本
体31には前記ピン38と平行なピン42を介し
て、第2挾持片33が枢支され、この第2挾持片
33には支持パイプ8のほぼ半外周面に当接可能
な第2挾持面43が備えられる。第2当接面35
の他端付近で、クランプ本体31には前記ピン4
2と平行なピン44を介して第2ねじ棒45が枢
支され、この第2ねじ棒45を嵌入し得る溝46
が第2挾持片33の他端部に形成される。また第
2ねじ棒45に螺合されるナツト47に当接し得
る係止肩部48が第2挾持片33の他端部に設け
られる。したがつて、前述の第1挾持面36と第
1当接面34との挾持作用と同様に、ナツト47
を締付けることによつて、第2当接面35と第2
挾持面43とによつて、支持パイプ8の外周が挾
圧され、クランプ部材7によつて支持パイプ8が
強固に把持される。
手摺り受パイプ9には、該パイプ9と同一外径
の筒体49の軸方向両側に、前記手摺り受パイプ
9に挿入され得る挿入筒部50と、手摺り用パイ
プ6に挿入され得る挿入筒部51とが同軸に一体
的に設けられて成る連結部材52が装着され、こ
の連結部材52は手摺り受パイプ9に穿設された
孔53にピン(図示せず)を挿通することによつ
て固定される。手摺り用パイプ6は、前記連結部
材52の挿入筒部51を下部に嵌入することによ
つて支持される。なお、前記ピンを用いずに、連
結部材52の挿入筒部50を手摺り受パイプ9に
挿入するだけでもよい。
次にこの実施例の作用について説明すると、枠
組2に足場を組付ける際においては、所望の位置
の縦支持パイプ3に、前述のように上部および下
部係止具12,13によつてブラケツト1を取付
けていき、各ブラケツト1の横杆4上に足場板5
を載置するか、あるいは足場板の両端を隣接する
ブラケツト1の横杆4に係合していけばよい。し
かも上部および下部係止具12,13による縦支
持パイプ3への取付作業は極めて容易であるの
で、足場の組立作業能率は向上する。
このような足場組立が完了した時点で、養生用
ネツトあるいは金網を張る場合には、各ブラケツ
ト1における手摺り受パイプ9の下端部にクラン
プ部材7をそれぞれ取付けて、そのクランプ部材
7により支持パイプ8を支持するようにすればよ
い。この際、クランプ部材7を、足場組立前にブ
ラケツト1に予め取付けてもよい。
養生用ネツトあるいは金網を張つた状態におい
て、ブラケツト1は、クランプ部材7ならびに上
部および下部係止具12,13を介して支持パイ
プ8および縦支持パイプ3間に架設された状態と
なり、したがつて、横杆4の先端部が遊端となつ
ている状態に比べて、ブラケツト1の強度が向上
する。
以上のように本考案によれば、縦支持パイプに
着脱可能に係止される縦杆と、この縦杆の上部に
基端部が固着されて略水平に延びる、足場板を支
持するための横杆と、この横杆の先端部に固着さ
れて上下方向に延びる、手摺り用パイプを支持す
るための手摺り受パイプと、前記縦杆の下部に一
端が、また前記横杆の先部に他端がそれぞれ直接
連結された補強杆とよりなり、前記手摺り受パイ
プの下端部が、そこに、養生用ネツト或いは金網
を支持するための支持パイプ把持用クランプ部材
を着脱可能に取付け得るように、前記横杆と補強
杆間の連結部よりも下方に延出されるので、手摺
り受パイプに補強杆を直接連結する必要はなくな
り、従つて、前記横杆よりも下方に手摺り受パイ
プを特別長く延出させなくても該手摺り受パイプ
の下端部に前記クランプ部材のための広い取付ス
ペースを確保することができるから、該横杆や補
強杆に干渉することなく手摺り受パイプの前記下
端部に該クランプ部材を簡単に取付けることがで
き、その結果、手摺り受パイプに該クランプ部材
を介して前記支持パイプを難なく取付けることが
できて、そのパイプ取付のために特別な取付手段
を設ける必要はなくなり、コストダウンに寄与し
得る。しかも手摺り受パイプ自身は前述のように
特別に長く形成する必要がないことから、その軽
量化に寄与することができ、従つて該手摺り受パ
イプを自由端に支持する横杆の支持剛性を高める
上で有利である。
また前記補強杆はその一端が前記縦杆の下部
に、またその他端が前記横杆の先部にそれぞれ直
接連結されているから、該補強杆、縦杆及び横杆
の三者で剛直な三角形の枠体を構成することがで
き、ブラケツトの全体的強度を高める上で極めて
効果的である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第
1図は全体斜視図、第2図は下部係止具の正面
図、第3図は第2図の左側面図、第4図は横杆先
端部の側面図、第5図は第4図のV−V線断面図
である。 1……ブラケツト、2……縦支持パイプ、4…
…横杆、5……足場板、6……手摺り用パイプ、
7……クランプ部材、8……支持パイプ、9……
手摺り受パイプ、10……縦杆、11……補強
杆、12……上部係止具、13……下部係止具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 縦支持パイプ3に着脱可能に係止される縦杆1
    0と、この縦杆10の上部に基端部が固着されて
    略水平に延びる、足場板5を支持するための横杆
    4と、この横杆4の先端部に固着されて上下方向
    に延びる、手摺り用パイプ6を支持するための手
    摺り受パイプ9と、前記縦杆10の下部に一端
    が、また前記横杆4の先部に他端がそれぞれ直接
    連結された補強杆11とよりなり、前記手摺り受
    パイプ9の下端部は、そこに、養生用ネツト或い
    は金網を支持するための支持パイプ8把持用クラ
    ンプ部材7を着脱可能に取付け得るように、前記
    横杆4と補強杆11間の連結部よりも下方に延出
    されることを特徴とする、建築足場用ブラケツ
    ト。
JP4242183U 1983-03-24 1983-03-24 建築足場用ブラケツト Granted JPS59147846U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4242183U JPS59147846U (ja) 1983-03-24 1983-03-24 建築足場用ブラケツト

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JP4242183U JPS59147846U (ja) 1983-03-24 1983-03-24 建築足場用ブラケツト

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Publication Number Publication Date
JPS59147846U JPS59147846U (ja) 1984-10-03
JPH0214599Y2 true JPH0214599Y2 (ja) 1990-04-20

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ID=30172963

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4242183U Granted JPS59147846U (ja) 1983-03-24 1983-03-24 建築足場用ブラケツト

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JP (1) JPS59147846U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5217945Y2 (ja) * 1974-11-15 1977-04-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59147846U (ja) 1984-10-03

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