JP2019077995A - 構台用の大引受け金具 - Google Patents

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【課題】二つの大引材を異なった角度でも受止め支持でき、且つ、耐荷重が高くなる大引受け金具の提供。【解決手段】支柱に外嵌される筒状の取付け部3と、取付け部3の上端部に固定される受け部5で構成される。受け部5は、矩形平面を上面とする底部9と、側部7、7とからなる。底部9の両端縁部が上方から下方に向かって湾曲して湾曲縁部11、13になっている。従って、一つの大引受け金具1に2つの大引材Sをそれぞれ別の角度で受止め支持させることができる。且つ、取付け部3に対して受け部5は固定されているので、耐荷重も高くなっている。【選択図】 図1

Description

本発明は構台に係り、特に構台用の大引受け金具に関するものである。
構台は、仮設の道路や足場として従来から使用されている。この種の構台として典型的なものは、例えば特許文献1に記載されたものであり、左右及び前後方向に間隔を開けて複数の支柱が立設され、その隣り合う支柱間に横架材が横架されており、隣り合う支柱とこの間で横架された上下の横架材とで構成された四角形の枠組みの対角部間に筋交いが掛け渡されている。そして、支柱の上端には長板状パネル等が敷設されて、作業床が作られている。
ところで、作業床が全て水平面になることは殆ど無く、通常は傾斜部分があるため、作業床を構成するよう敷設されたパネルどうしの境界には角部ができている。この角部は鋭くなると、ダンプカーならいざ知らず、通常の車高の低い乗用車や自転車レベルでは、乗り入れが難しくなる。
特許第5172796号公報 特許第5884991号公報
それに対して、我々の先に開示した特許文献2では、支柱の上端部の高さ位置を変更可能にすると共に、二つの大引材を異なった角度でも受止め支持できる大引支持部を利用することが提案されており、この提案によれば、長さ寸法の異なる支柱を多種類準備すること無く、支柱の上端の高さ位置を変更できるので、実際の構台の構築に際しては作業床に生じる角部を緩やかに設計できる。
しかしながら、大引支持部では二つの大引材を異なった角度でも受止め支持できるようにするため、支柱への取付け側と大引材の受け側とがボルトナット締結を介して連結されており、種々の角度に対応できる一方で、従来の溶接により固定されたものと比べれば耐荷重が劣るのは否めない。
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、二つの大引材を異なった角度でも受止め支持できる特徴をそのまま担保しながら耐荷重が高くなった、新規且つ有用な大引受け金具の提供を、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、支柱に外嵌される筒状の取付け部と、前記取付け部の上端部に固定され、矩形平面を上面とする底部と、前記底部の対向する一対の縁部から起立して設けられた側部とを備える受け部とで構成され、前記受け部の底部の前記側部が設けられていない縁部が、上方から下方に向かって前記取付け部側に湾曲して湾曲縁部になっていることを特徴とする構台用の大引受け金具である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した構台用の大引受け金具において、受け部は、矩形板の一対の辺縁側が折り曲げられて側部が形成されており、湾曲縁部側にも側部が連設されていることを特徴とする大引受け金具である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した構台用の大引受け金具において、受け部は、その底部の上面が取付け部の軸方向に対して直交せず傾斜していることを特徴とする大引受け金具である。
請求項4の発明は、請求項3に記載した構台用の大引受け金具において、傾斜方向下側の湾曲縁部の湾曲が傾斜方向上側の湾曲縁部の湾曲より緩やかになっていることを特徴とする大引受け金具である。
本発明の大引受け金具は、耐荷重が高く、且つ、二つの大引材を異なった角度でも受止め支持できる。
本発明の実施の形態に係る大引受け金具の斜視図である。 図1の大引受け金具の受け部の断面図である。 図1の大引受け金具が大引材を受止め支持した状態を示す説明図である。 図1の大引受け金具が大引材を受止め支持したときの当該大引材の傾斜状態を示す説明図である。 図1の大引受け金具を利用した構台の構築状態の説明図である。
本発明の実施の形態に係る大引受け金具1を図面にしたがって説明する。
図1、図2に示すように、大引受け金具1は鋼製になっており、丸パイプで円筒状に取付け部3が構成されている。この取付け部3は、丸パイプ製の支柱Cの上端部に同軸状に外嵌されて取付けられるようになっている。
この取付け部3の軸方向一端部、構台を構築した場合に上端部になる側には受け部5が溶接により固定されて閉塞されている。
この受け部5は一枚の矩形の鋼板を用いて立体的に成形されている。当該鋼板の対向する一対の辺縁側が中心線に平行に同じ側に垂直に折り曲げられており、折り曲げ方向に垂直な断面が凹溝状になって、凹溝の両端側が開口している。この折り曲げにより起立した部分で一対の側部7、7が構成されているが、この側部7、7は同じ高さになっている。
側部7、7の間が底部9になっており、凹面が上方を向くように、受け部5の底部9の下面中心に取付け部3の上端部が固定されて一体化されており、受け部5は上方から見ると、側部7、7側を長辺とし、開口側を短辺とする長方形になっている。
取付け部3の上端縁を軸方向に斜めにした長円形にすることで、受け部5は取付け部3に対して種々の角度で固定することができるようになっている。
本発明の特徴として、受け部5の開口した両端側が湾曲折り曲げされており、上方から下方に向かって取付け部3側に湾曲して湾曲縁部11、13が形成されている。従って、底部9の上面は中間が平面15で、開口方向両端側が曲面(R面)17、19になっている。曲面(R面)17の曲がり具合を表す曲率(=1/R)は、一対の側部7、7と直交する方向では同じになっており、曲面(R面)19でも同様である。但し、曲面(R面)17と曲面(R面)19の曲率(=1/R)は、同じでも異ならせても良い。
なお、一枚の矩形の鋼板を素材として立体成形されているので、湾曲縁部11、13側の側部7、7と共に湾曲されており、湾曲縁部11、13の両側にも側部7、7が起立した状態となっている。
大引材Sは、断面四角形の角材になっており、図3に示すように、対向する側部7、7の間に上側から差し込まれて受止め支持される。従って、大引材Sは長手方向側が側部7、7に挟持されながら、端部側が底部9の上面に載った状態になっており、大引材Sの対向する二つの板面が側部7、7に相対し、下を向いた板面が底部9に相対する。
受け部5には、2つの大引材S、Sのそれぞれの軸方向両端部が突き合わせ方向に対向した状態で載せられ、受止め支持される。従って、一方の大引材Sの端部が湾曲縁部11側で受止め支持され、他方の大引材Sの端部が湾曲縁部13側で受止め支持される。図3では、一方側の大引材Sが受止め支持された状態が示されている。
底部9の上面は、曲面(R面)17〜平面15〜曲面(R面)19と勾配が変化しており、湾曲縁部11側に受止め支持された大引材Sは、その下面が曲面(R面)17〜平面15に当たる。大引材Sは、平面15に当たる場合には、底部9に対して平行になるが、曲面(R面)17に当たる場合には傾斜する。そして、曲面(R面)17の何処に当たるかによって傾斜角度は微妙に変化する。
なお、平面15に当たる場合には、大引材Sは底部9に対して面で接触することになるが、曲面(R面)17に当たる場合には、大引材Sは底部9に対して線で接触することになり、線接触は、面接触よりも支持状態が不安定になるが、受け部5の取付け部3に対する固定角度や、湾曲縁部11、13の湾曲度合を考慮することで、滑落を防止できる範囲での設計が可能となっている。
湾曲縁部13側に受止め支持された大引材Sについても同様である。
受け部5を取付け部3に対して傾斜した状態で固定した場合には、すなわち、受け部5の平面15を取付け部3の軸方向に対して直交せず傾斜した状態で固定した場合には、大引材Sのサイズ等にもよるが、中間の平面15の勾配は概ね20%以下から平地までは許容範囲として設計でき、更に、湾曲縁部11、13の曲面(R面)17、19を利用することにより、0〜12度まで個体対応可能となっている。
なお、湾曲縁部11、13の湾曲は、受け部5の取付け部3に対する固定角度を考慮して、傾斜方向下側が傾斜方向上側よりも緩やかになるように設計されている。すなわち、曲面(R面)19が曲面(R面)17より緩やかになっている。
従って、図4のイメージ図に示すように、大引受け金具1で2つの大引材S、Sをそれぞれ互いに干渉せず別々の角度で受止め支持できるようになっている。
大引受け金具1は上記のように構成されており、例えば、特許文献1に開示のような支柱Cの上端部の高さがまちまちな構台Pに適用する。
図5に示すように、この構台Pの支柱Cにはその本体の内径より外径が僅かに小さい被接続部が同軸状に連設されており、この被接続部に別の支柱Cの本体側を外嵌することにより、支柱Cの全体の長さを調整することができる。また、横架材Tは支柱Cに対して連結部Jを介して種々の傾斜角度で連結でき、筋交いBが掛けられているので、横架材Tは、横架する両側の支柱C、Cにそれぞれ固定された連結部J、Jの高さ位置が異なっても斜めに横架することで対応できるようになっている。
枠組みが組み上がったところで、支柱Cの上端部に大引受け金具1を取付ける。この大引受け金具1の受け部5は傾斜しており、横架材Tの傾斜方向に沿わせた状態で取付ける。
その後に、一つの大引受け金具1に2つの大引材S、Sをそれぞれ別の角度で受止め支持させると、大引材Sの設置が完了する。
このように、大引受け金具1は取付け部3と受け部5が溶接により固定されていながら、湾曲縁部11、13を利用して種々の角度で大引材Sを受止め支持することができるので、従来の溶接固定タイプと同様に耐荷重が高くなっている。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
構台の製造業、土木工事業及び建設業等に利用可能性を有する。
特許文献2の支持装置は受け部側が揺動し、大引材を面接触で受けるので、その分だけ勾配が大きく対応でき、概ね25%以下から平地まで許容範囲となって設計できる。それぞれの特徴を生かして、本発明の大引受け金具と使い分けることで、構築場所に適した構台を構築することができる。
1…大引受け金具 3…取付け部 5…受け部 7…側部
9…底部 11、13…湾曲縁部 15…平面 17、19…曲面(R面)
S…大引材 P…構台 C…支柱 T…横架材
B…筋交い J…連結部

Claims (4)

  1. 支柱に外嵌される筒状の取付け部と、前記取付け部の上端部に固定され、矩形平面を上面とする底部と、前記底部の対向する一対の縁部から起立して設けられた側部とを備える受け部とで構成され、
    前記受け部の底部の前記側部が設けられていない縁部が、上方から下方に向かって前記取付け部側に湾曲して湾曲縁部になっていることを特徴とする構台用の大引受け金具。
  2. 請求項1に記載した構台用の大引受け金具において、
    受け部は、矩形板の一対の辺縁側が折り曲げられて側部が形成されており、湾曲縁部側にも側部が連設されていることを特徴とする大引受け金具。
  3. 請求項1または2に記載した構台用の大引受け金具において、
    受け部は、その底部の上面が取付け部の軸方向に対して直交せず傾斜していることを特徴とする大引受け金具。
  4. 請求項3に記載した構台用の大引受け金具において、
    傾斜方向下側の湾曲縁部の湾曲が傾斜方向上側の湾曲縁部の湾曲より緩やかになっていることを特徴とする大引受け金具。
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