JPH10215711A - 交差部固定金具および垂直設置枠体および樹木支持装置 - Google Patents

交差部固定金具および垂直設置枠体および樹木支持装置

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JPH10215711A
JPH10215711A JP3331597A JP3331597A JPH10215711A JP H10215711 A JPH10215711 A JP H10215711A JP 3331597 A JP3331597 A JP 3331597A JP 3331597 A JP3331597 A JP 3331597A JP H10215711 A JPH10215711 A JP H10215711A
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JP
Japan
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hole
fixing
intersection
center
disks
Prior art date
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Pending
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JP3331597A
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English (en)
Inventor
Hisashi Iino
久 飯野
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HOEI KOKI KK
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HOEI KOKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹木支持装置等におけるX形に交差する2本
の支え柱の交差部を,所望の角度でかつ簡単にかつ堅固
に固定する。 【解決手段】 中心部に穴5aをあけた2枚の円板5の
外側に,穴6aをあけた筒状部材6をそれぞれ溶接固定
する。穴5a,6aの部分に支え柱押圧用球体7を配置
する。各筒状部材6に支え柱3をそれぞれ挿通する。円
板5の周縁部にあけた円周方向の長穴5bにボルト8を
通しナット9で締付けて,2枚の円板5を互いに締付け
固定する。支え柱圧用球体7が支え柱3に強く押し付け
られ,その摩擦力で支え柱3が筒状部材6に固定され
る。2枚の円板5の相対回転角度を調整することで,2
本の支え柱3の交差角度を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,垂直面内でX形
に交差させて立てた2本の支え柱の交差部を固定する交
差部固定金具,および,この交差部固定金具を用いて組
み立てた垂直設置枠体および樹木支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】果樹園などで樹木を支持する樹木支持装
置として,2本の支え柱をX形に交差させた構造のもの
を設ける場合,2本の支え柱をX形に交差させて土中に
差し込み,その交差部をワイヤやロープ等で縛り付けて
固定することが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように単にワイ
ヤやロープで支え柱の交差部を縛り付ける交差部固定方
法では,その交差部の角度を所定の角度にする必要があ
る場合に,交差部を正しくその所定の交差角度に固定す
ることは容易でない。また,その作業は煩雑であり,さ
らに,必ずしも交差部を堅固に固定できない。
【0004】本発明は,上記従来の欠点を解消するため
になされたもので,2本の支え柱をX形に交差させた樹
木支持装置を組み立てる場合等において,その2本の支
え柱の交差部を所望に角度でかつ簡単にかつ堅固に固定
できる交差部固定金具を提供することを目的とし,ま
た,この交差部固定金具を用いて構成した樹木支持装
置,さらには,樹木支持装置に限らず例えば柵などとし
て使用可能な垂直設置枠体を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は,垂直面内でX形に交差させて立てた2本
の支え柱の交差部を固定する交差部固定金具であって,
それぞれ中心部に穴を持ち,対面して配置された2枚の
円板と,各平板の前記中心部の穴と重なる穴を有して各
平板のそれぞれ外側面に固定された,前記2本の支え柱
をそれぞれ貫通させる2つの筒状部材と,重なり合った
前記2枚の平板の中心部の穴および2つの筒状部材の穴
の部分に形成される空間に,その一部が筒状部材の内部
に突出して前記支え柱に接触可能に配置された支え柱押
圧用小片と,前記2枚の平板を,前記中心部の穴を中心
とする相対回転角度を調整可能に締付け固定する締付け
固定手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】請求項2は,請求項1の発明をさらに具体
化した交差部固定金具であり,それぞれ中心部に穴を持
ち,周縁部に円周方向の円弧状長穴を持つ,対面して配
置された2枚の円板と,各円板の前記中心部の穴と重な
る穴を有して各平板のそれぞれ外側面に固定された,前
記2本の支え柱をそれぞれ貫通させる2つの筒状部材
と,重なり合った前記2枚の円板の中心部の穴および2
つの筒状部材の穴の部分に形成される空間に,その一部
が筒状部材の内部に突出して前記支え柱に接触可能に配
置された支え柱押圧用球体と,前記2枚の円板の前記円
弧状長穴に挿通されて,当該2枚の円板を互いに締付け
固定するボルトおよびナットとを備えたことを特徴とす
る。
【0007】請求項3は,垂直面内でX形に交差させて
立てた2本の支え柱の交差部を請求項1または2記載の
交差部固定金具で固定してなるX形枠を左右方向に連続
して複数設置した垂直設置枠体であって,隣接する前記
X形枠の三角形頂点状に向き合う2つの支え柱の各上端
部どうしを,各支え柱の上端にそれぞれ被せられる逆カ
ップ状部材と,この2つの逆カップ状部材を前記三角形
頂点の角度変化に合わせて回転可能に連結する連結部と
からなる上端連結金具により連結したことを特徴とす
る。
【0008】請求項4は,請求項3記載の垂直設置枠体
の各X形枠を,間隔をあけて植えられた複数の樹木毎に
配置してなる樹木支持装置である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図5に示した一実施例を参照して参照して説明する。
この実施例は,図3に示すように,果樹園等において樹
木1を例えばY仕立てで育成するためのX形の樹木支持
装置2に適用したものである。この樹木支持装置2は,
2本の支え柱3を垂直面内でX形に交差させて立て,そ
の交差部を交差部固定金具4で固定した構造である。ま
た,詳細は後述するが,個々のX形の樹木支持装置2
(すなわちX形枠)を左右に連続設置したものは,連続
形の樹木支持装置15を構成する。
【0010】前記交差部固定金具4は,図1,図2に示
すように,それぞれ中心部に穴(以下,中心穴という)
5aを持ち,周縁部の180°対向する2箇所に円周方
向の円弧状長穴5bをそれぞれ持つ,対面して配置され
た2枚の円板5と,各円板5の前記中心穴5aと重なる
穴6aを有して各円板5のそれぞれ外側面に溶接固定さ
れた,前記2本の支え柱3をそれぞれ貫通させる2つの
筒状部材6と,重なり合った前記2枚の円板5の中心穴
5aおよび2つの筒状部材の穴6aの部分に形成される
空間に,その一部が筒状部材6の内部に突出して前記支
え柱3に接触可能に配置された支え柱押圧用球体7と,
前記2枚の円板5の円弧状長穴5bに挿通されて,当該
2枚の円板5を互いに締付け固定するボルト8およびナ
ット9とを備えた構成である。前記の各部材はいずれも
鋼製である。前記円板5の円弧状長穴5b,およびボル
ト8・ナット9は,2枚の円板5を,その中心穴5aを
中心とする相対回転角度を調整可能に締付け固定する締
付け固定手段を構成する。
【0011】図1,図2は,2つの筒状部材6を平行に
した状態で示したものであるが,2枚の円板5を中心穴
5aを中心として所望の角度だけ相対回転させることに
より,2つの筒状部材6を所望の角度に交差させること
ができる。そして,所望の角度に交差させたその位置
で,両円板5をボルト8およびナット9で締付け固定す
る。この時,中心穴5aおよび穴6aの空間に配置され
た支え柱押圧用球体7は,各筒状部材6内に挿通された
支え柱3に強く押し付けられるように接触して,支え柱
3を筒状部材6に固定する。
【0012】また,この実施例は,図3に示す通り,個
々の樹木1を支持するX形の複数の樹木支持装置2を左
右に連続して設置し,隣接する前記X形枠の三角形頂点
状に向き合う2つの支え柱3の各上端部どうしを上端連
結金具16で連結して,連続形樹木支持装置15とした
ものである。前記上端連結金具16は,図5に示すよう
に,各支え柱3の上端に被せられる2つの逆カップ状部
材17にそれぞれブラケット18を溶接固定し,両ブラ
ケット18どうしをピン19で回転可能に連結した構造
である。ブラケット18およびピン19は,2つの逆カ
ップ状部材17を回転可能に連結する連結部20を構成
する。
【0013】上述の実施例では,支え柱3を押し付け固
定する支え棒押圧用小片として球体7を用いたが,必ず
しも球体に限定されない。例えば,短い円柱状のもので
もよい。要するに,支え棒押圧用小片は,その一部が筒
状部材6の穴6aから内部に突出し支え柱3に強く接触
して,支え柱3を摩擦力で筒状部材6に固定できる構造
であればよい。また,実施例では,2つの筒状部材6を
固定する2枚の平板として円形の平板すなわち円板5を
用いたが,必ずしも円形に限定されない。また,実施例
では,円板に設ける締付け固定用のボルト挿通穴を円弧
状長穴として,2枚の円板5の相対回転角度を調整可能
にしたが,円周方向に間隔をあけて複数の丸穴を設けて
もよい。さらに,2枚の円板を相対回転角度を調整可能
に締付け固定する手段は,ボルト・ナットによるのもに
限定されない。
【0014】なお,実施例の交差部固定金具は樹木支持
装置に適用したものであるが,これに限定されるもので
はない。要するに,本発明の交差部固定金具は,垂直面
内でX形に交差させて立てた2本の支え柱の交差部を固
定する種々の場合に適用することができる。
【0015】また,請求項3の発明の垂直設置枠体の実
施例として請求項4の樹木支持装置について説明した
が,必ずしも樹木支持装置に限定されない。例えば,こ
の垂直設置枠体を,簡易形の柵として適用することが可
能である。
【0016】
【発明の効果】本発明の交差部固定金具によれば,2本
の支え柱をX形に交差させて樹木支持装置を組み立てる
場合等において,その2本の支え柱の交差部を所望の角
度でかつ簡単にかつ堅固に固定することができる。
【0017】請求項4の垂直設置枠体あるいは請求項5
の樹木支持装置によれば,前記交差部固定金具の機能を
有効に利用できるとともに,上部連結金具により2本の
支え柱の上端部の確実な連結をきわめて簡単に行うこと
ができる。したがって,X形枠が左右方向に連続する構
造の垂直設置枠体あるいは樹木支持装置を正しい形状で
堅固にかつ能率的に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の交差部固定金具の正面図で
ある。
【図2】図2のA−A断面図である。
【図3】図1,図2の交差部固定金具を用いて組み立て
た樹木支持装置の概略構成を示す正面図である。
【図4】図3における交差部固定金具の部分の拡大図で
ある。
【図5】図3における上部連結金具の部分の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 樹木 2 樹木支持装置 3 支え柱 4 交差部固定金具 5 円板(平板) 5a 中心穴(中心部の穴) 5b 円弧状長穴 6 筒状部材 6a 穴 7 支え柱押圧用球体(支え柱押圧用小片) 8 ボルト 9 ナット 15 樹木支持装置 16 上端連結金具 17 逆カップ状部材 18 ブラケット 19 ピン 20 連結部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直面内でX形に交差させて立てた2本
    の支え柱の交差部を固定する交差部固定金具であって,
    それぞれ中心部に穴を持ち,対面して配置された2枚の
    平板と,各平板の前記中心部の穴と重なる穴を有して各
    平板のそれぞれ外側面に固定された,前記2本の支え柱
    をそれぞれ貫通させる2つの筒状部材と,重なり合った
    前記2枚の平板の中心部の穴および2つの筒状部材の穴
    の部分に形成される空間に,その一部が筒状部材の内部
    に突出して前記支え柱に接触可能に配置された支え柱押
    圧用小片と,前記2枚の平板を,前記中心部の穴を中心
    とする相対回転角度を調整可能に締付け固定する締付け
    固定手段とを備えたことを特徴とする交差部固定金具。
  2. 【請求項2】 垂直面内でX形に交差させて立てた2本
    の支え柱の交差部を固定する交差部固定金具であって,
    それぞれ中心部に穴を持ち,周縁部に円周方向の円弧状
    長穴を持つ,対面して配置された2枚の円板と,各円板
    の前記中心部の穴と重なる穴を有して各円板のそれぞれ
    外側面に固定された,前記2本の支え柱をそれぞれ貫通
    させる2つの筒状部材と,重なり合った前記2枚の円板
    の中心部の穴および2つの筒状部材の穴の部分に形成さ
    れる空間に,その一部が筒状部材の内部に突出して前記
    支え柱に接触可能に配置された支え柱押圧用球体と,前
    記2枚の円板の円弧状長穴に挿通されて,当該2枚の円
    板を互いに締付け固定するボルトおよびナットとを備え
    たことを特徴とする交差部固定金具。
  3. 【請求項3】 垂直面内でX形に交差させて立てた2本
    の支え柱の交差部を請求項1または2記載の交差部固定
    金具で固定してなるX形枠を左右方向に連続して複数設
    置した垂直設置枠体であって,隣接する前記X形枠の三
    角形頂点状に向き合う2つの支え柱の各上端部どうし
    を,各支え柱の上端にそれぞれ被せられる逆カップ状部
    材と,この2つの逆カップ状部材を前記三角形頂点の角
    度変化に合わせて回転可能に連結する連結部とからなる
    上端連結金具により連結したことを特徴とする垂直設置
    枠体。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の垂直設置枠体の各X形枠
    を,間隔をあけて植えられた複数の樹木毎に配置してな
    る樹木支持装置。
JP3331597A 1997-01-31 1997-01-31 交差部固定金具および垂直設置枠体および樹木支持装置 Pending JPH10215711A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010200402A (ja) * 2009-02-23 2010-09-09 Iwabuchi Corp 吊線交差保持金物
CN107347575A (zh) * 2017-08-31 2017-11-17 陈烁 软带束套
KR102261923B1 (ko) * 2021-01-06 2021-06-04 김철태 휴대용 나무 안정지지대

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