JP2000345521A - 支柱立設用固定装置 - Google Patents
支柱立設用固定装置Info
- Publication number
- JP2000345521A JP2000345521A JP11157183A JP15718399A JP2000345521A JP 2000345521 A JP2000345521 A JP 2000345521A JP 11157183 A JP11157183 A JP 11157183A JP 15718399 A JP15718399 A JP 15718399A JP 2000345521 A JP2000345521 A JP 2000345521A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flanges
- support
- fixing device
- base plate
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Road Signs Or Road Markings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】各種の構造物における支柱を所要の強度をもっ
て容易に立設でき、且つ少ない工数と低コストにより施
工することができる支柱立設用固定装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】金属パイプからなる支柱4を基礎上に立設
する固定装置であって、支柱4の下端に配置されるベー
スプレート12と、このプレート12上において支柱4
の周面を包囲する一対の挟持体14とを備え、各挟持体
14が上記支柱4の周面に接触する内周面15を有する
円弧部16と、この円弧部16から外側に放射状に延び
る複数のフランジ8とを有し、各挟持体14の下端がベ
ースプレート12に溶着Wされると共に、支柱4の周面
を包囲する一対の挟持体14における互いに隣接するフ
ランジ20,20間に挿入片24を挿入し且つボルト2
8・ナット29により締結される、ことを特徴とする支
柱立設用固定装置10。
て容易に立設でき、且つ少ない工数と低コストにより施
工することができる支柱立設用固定装置を提供すること
を課題とする。 【解決手段】金属パイプからなる支柱4を基礎上に立設
する固定装置であって、支柱4の下端に配置されるベー
スプレート12と、このプレート12上において支柱4
の周面を包囲する一対の挟持体14とを備え、各挟持体
14が上記支柱4の周面に接触する内周面15を有する
円弧部16と、この円弧部16から外側に放射状に延び
る複数のフランジ8とを有し、各挟持体14の下端がベ
ースプレート12に溶着Wされると共に、支柱4の周面
を包囲する一対の挟持体14における互いに隣接するフ
ランジ20,20間に挿入片24を挿入し且つボルト2
8・ナット29により締結される、ことを特徴とする支
柱立設用固定装置10。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路標識や電柱等
の各種の構造物における支柱を道路等の基礎に立設する
ために用いられる支柱立設用固定装置に関する。
の各種の構造物における支柱を道路等の基礎に立設する
ために用いられる支柱立設用固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、道路標識を設ける場合、道路の
片側又は両側に支柱を立設し、該支柱に固定する水平な
梁に表示板を吊下げている。係る支柱の立設構造を図5
に示す。図5(A)に示す立設構造50は、金属パイプの
支柱51を鋳物製の支持具52により、垂直に立設す
る。即ち、支柱51の下端部を支持具52の円筒体53
内の中空部54内に挿入し、円筒体53の上端面と支柱
51の周面との間を全周に渉り隅肉溶接Wするものであ
る。上記支持具52は、円筒体53の底面にベースプレ
ート55を一体に有し、且つプレート55にはアンカー
ボルトが貫通する複数の透孔56が穿設されると共に、
直角三角形を呈する4枚の補強板58が対称で放射状に
付設されている。
片側又は両側に支柱を立設し、該支柱に固定する水平な
梁に表示板を吊下げている。係る支柱の立設構造を図5
に示す。図5(A)に示す立設構造50は、金属パイプの
支柱51を鋳物製の支持具52により、垂直に立設す
る。即ち、支柱51の下端部を支持具52の円筒体53
内の中空部54内に挿入し、円筒体53の上端面と支柱
51の周面との間を全周に渉り隅肉溶接Wするものであ
る。上記支持具52は、円筒体53の底面にベースプレ
ート55を一体に有し、且つプレート55にはアンカー
ボルトが貫通する複数の透孔56が穿設されると共に、
直角三角形を呈する4枚の補強板58が対称で放射状に
付設されている。
【0003】しかしながら、図5(A)の立設構造50で
は、支柱51が例えば熱処理型アルミニウム合金のパイ
プである場合、溶接Wされた付近の強度が低下するた
め、低下する強度に応じた大きな断面積を有する支柱が
必要となる。また、支持具52を得るため、比較的大型
の鋳型を必要とするため、大量に支持具52を鋳造しな
い限りコスト高になる、という問題があった。一方、図
5(B)に示す立設構造60は、金属パイプの支柱61の
下端に直角三角形を呈する4枚の補強板66を隅肉溶接
Wし、且つ支柱61の下端と各補強板66とを透孔64
を有するベースプレート62にそれぞれ隅肉溶接Wして
いる。
は、支柱51が例えば熱処理型アルミニウム合金のパイ
プである場合、溶接Wされた付近の強度が低下するた
め、低下する強度に応じた大きな断面積を有する支柱が
必要となる。また、支持具52を得るため、比較的大型
の鋳型を必要とするため、大量に支持具52を鋳造しな
い限りコスト高になる、という問題があった。一方、図
5(B)に示す立設構造60は、金属パイプの支柱61の
下端に直角三角形を呈する4枚の補強板66を隅肉溶接
Wし、且つ支柱61の下端と各補強板66とを透孔64
を有するベースプレート62にそれぞれ隅肉溶接Wして
いる。
【0004】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、図5(B)の立
設構造60では、多数の部位に溶接Wを施す必要がある
ため、溶接工数とコストが嵩むと共に、多くの位置に溶
接ビードWが露出するため、外観の意匠性も低下する、
という問題がある。本発明は、以上にて説明した従来の
各技術における問題点を解決し、各種の構造物における
支柱を所要の強度をもって容易に立設でき、且つ少ない
工数と低コストにて施工できる支柱立設用固定装置を提
供することを課題とする。
設構造60では、多数の部位に溶接Wを施す必要がある
ため、溶接工数とコストが嵩むと共に、多くの位置に溶
接ビードWが露出するため、外観の意匠性も低下する、
という問題がある。本発明は、以上にて説明した従来の
各技術における問題点を解決し、各種の構造物における
支柱を所要の強度をもって容易に立設でき、且つ少ない
工数と低コストにて施工できる支柱立設用固定装置を提
供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、支柱の下端を溶着等で固定し、且つ該支柱
に周囲を複数の挟持体でボルト締めすることに着想して
成されたものである。即ち、本発明の支柱立設用固定装
置は、金属パイプからなる支柱を基礎上に立設する固定
装置であって、上記支柱の下端に配置されるベースプレ
ートと、このベースプレート上において支柱の周面を包
囲する複数の挟持体とを備え、各挟持体が上記支柱の周
面に接触する円弧部と、この円弧部から外側に放射状に
延びる複数のフランジとを有し、各挟持体の下端が上記
ベースプレートに溶着されると共に、支柱の周面を包囲
する複数の挟持体の互いに隣接するフランジ間又は凸条
間がボルト・ナットにより締結される、ことを特徴とす
る。
決するため、支柱の下端を溶着等で固定し、且つ該支柱
に周囲を複数の挟持体でボルト締めすることに着想して
成されたものである。即ち、本発明の支柱立設用固定装
置は、金属パイプからなる支柱を基礎上に立設する固定
装置であって、上記支柱の下端に配置されるベースプレ
ートと、このベースプレート上において支柱の周面を包
囲する複数の挟持体とを備え、各挟持体が上記支柱の周
面に接触する円弧部と、この円弧部から外側に放射状に
延びる複数のフランジとを有し、各挟持体の下端が上記
ベースプレートに溶着されると共に、支柱の周面を包囲
する複数の挟持体の互いに隣接するフランジ間又は凸条
間がボルト・ナットにより締結される、ことを特徴とす
る。
【0006】これによれば、支柱はその下端でベースプ
ーレートと溶着等で配置され、且つ複数の挟持体もそれ
ぞれの下端で上記プレートと溶着されると共に、支柱の
周面を複数の挟持体の各円弧部により締付けられる。従
って、支柱がたとえ前記熱処理型のアルミニウム合金製
であっても、大きな曲げモーメントを受ける挟持体の上
端付近において強度の低下を生じない。また、各挟持体
のフランジ又は凸条により支柱の下端付近を略全周にて
補強することができると共に、溶接等が少ない工数で容
易且つ迅速に支柱の立設を行うことができる。しかも、
溶接部分は支柱や挟持体の下端とベースプレートとの間
のみにて容易に施せ、溶接ビードも外部に露出しにくい
ので、支柱及びこれを含む構造物の外観意匠性も保護さ
れる。
ーレートと溶着等で配置され、且つ複数の挟持体もそれ
ぞれの下端で上記プレートと溶着されると共に、支柱の
周面を複数の挟持体の各円弧部により締付けられる。従
って、支柱がたとえ前記熱処理型のアルミニウム合金製
であっても、大きな曲げモーメントを受ける挟持体の上
端付近において強度の低下を生じない。また、各挟持体
のフランジ又は凸条により支柱の下端付近を略全周にて
補強することができると共に、溶接等が少ない工数で容
易且つ迅速に支柱の立設を行うことができる。しかも、
溶接部分は支柱や挟持体の下端とベースプレートとの間
のみにて容易に施せ、溶接ビードも外部に露出しにくい
ので、支柱及びこれを含む構造物の外観意匠性も保護さ
れる。
【0007】また、前記挟持体が、その円弧部の外周面
に各フランジの各厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数の
凸条を有し、この各凹溝を介して上記各フランジを円弧
部の外周面に配設している、支柱立設用固定装置も含ま
れる。これによれば、比較的太い支柱を立設する際して
も、各挟持体を円弧部と複数のフランジに分割し、各フ
ランジの厚肉部を上記凹溝内に嵌合するのみで、所要の
強度をもって容易に支柱を容易に立設して固定すること
ができる。更に、前記複数の挟持体における隣接するフ
ランジ間に挿入される挿入片を更に備え、上記各フラン
ジと挿入片とを貫通する前記ボルトにナットが締結され
る、支柱立設用固定装置も含まれる。これによれば、互
いに隣接する端部にフランジを一体に形成しにくい挟持
体の場合でも、上記挿入片をフランジとして機能させる
と共に、ボルト・ナットの締結を強力に行うことも可能
となる。
に各フランジの各厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数の
凸条を有し、この各凹溝を介して上記各フランジを円弧
部の外周面に配設している、支柱立設用固定装置も含ま
れる。これによれば、比較的太い支柱を立設する際して
も、各挟持体を円弧部と複数のフランジに分割し、各フ
ランジの厚肉部を上記凹溝内に嵌合するのみで、所要の
強度をもって容易に支柱を容易に立設して固定すること
ができる。更に、前記複数の挟持体における隣接するフ
ランジ間に挿入される挿入片を更に備え、上記各フラン
ジと挿入片とを貫通する前記ボルトにナットが締結され
る、支柱立設用固定装置も含まれる。これによれば、互
いに隣接する端部にフランジを一体に形成しにくい挟持
体の場合でも、上記挿入片をフランジとして機能させる
と共に、ボルト・ナットの締結を強力に行うことも可能
となる。
【0008】また、前記複数の挟持体における隣接する
各フランジ間に凹溝が対向して形成され、前記挿入片に
上記各凹溝内に嵌入する厚肉部が一体に形成されてい
る、支柱立設用固定装置も含まれる。これにより、挿入
片を隣接する挟持体の間に精度良く位置決めでき、挿入
片のフランジとしての機能を一層確実に発揮させ得る。
更に、前記挟持体が、その円弧部と複数のフランジ又は
各フランジの厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数の凸条
とを一体に有する断面形状のアルミニウム合金の押出形
材を、その押出方向と直交する方向に沿って所要の幅で
切断したものである、支柱立設用固定装置も含まれる。
これによれば、各挟持体を簡単な加工で形状及び寸法の
精度良く用意でき、事前の加工工数とコストを低減する
ことができる。
各フランジ間に凹溝が対向して形成され、前記挿入片に
上記各凹溝内に嵌入する厚肉部が一体に形成されてい
る、支柱立設用固定装置も含まれる。これにより、挿入
片を隣接する挟持体の間に精度良く位置決めでき、挿入
片のフランジとしての機能を一層確実に発揮させ得る。
更に、前記挟持体が、その円弧部と複数のフランジ又は
各フランジの厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数の凸条
とを一体に有する断面形状のアルミニウム合金の押出形
材を、その押出方向と直交する方向に沿って所要の幅で
切断したものである、支柱立設用固定装置も含まれる。
これによれば、各挟持体を簡単な加工で形状及び寸法の
精度良く用意でき、事前の加工工数とコストを低減する
ことができる。
【0009】尚、各挟持体は一つの支柱に対し、一対又
は3個以上を対称に配置するものでも良い。また、挟持
体と一体の各フランジの外側辺、或いは前記凹溝内に厚
肉部を嵌入するフランジや挿入片における外側辺を、支
柱から斜め下向きに傾斜して切断しても良い。更に、挿
入片や別体のフランジもアルミニウム合金の押出形材に
て用意しても良く、フランジに相当する薄肉部と前記凹
溝内に嵌入される厚肉部とを予め一体にして成形するこ
とができる。加えて、支柱、ベースプレート、及び、複数
の挟持体には、互いに溶接可能なアルミニウム合金を用
いるが、これらは別の金属であっても互いに溶接可能で
あれば、その材質は特に限定されない。
は3個以上を対称に配置するものでも良い。また、挟持
体と一体の各フランジの外側辺、或いは前記凹溝内に厚
肉部を嵌入するフランジや挿入片における外側辺を、支
柱から斜め下向きに傾斜して切断しても良い。更に、挿
入片や別体のフランジもアルミニウム合金の押出形材に
て用意しても良く、フランジに相当する薄肉部と前記凹
溝内に嵌入される厚肉部とを予め一体にして成形するこ
とができる。加えて、支柱、ベースプレート、及び、複数
の挟持体には、互いに溶接可能なアルミニウム合金を用
いるが、これらは別の金属であっても互いに溶接可能で
あれば、その材質は特に限定されない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、道路(基礎)
2の上に跨って形成される全体が略門形の道路標識等を
構成する構造物1を示す。この構造物1は、図1(A)に
示すように、道路2の両側に次述する支柱立設用固定装
置10により立設された一対の支柱4,4と、その上端で
ジョイント6を介して道路2の上方に水平に架設された
梁8とを有する。梁8には、行先や所要距離を表示する
案内板等が公知の方法で吊下げられる。
な形態を図面と共に説明する。図1(A)は、道路(基礎)
2の上に跨って形成される全体が略門形の道路標識等を
構成する構造物1を示す。この構造物1は、図1(A)に
示すように、道路2の両側に次述する支柱立設用固定装
置10により立設された一対の支柱4,4と、その上端で
ジョイント6を介して道路2の上方に水平に架設された
梁8とを有する。梁8には、行先や所要距離を表示する
案内板等が公知の方法で吊下げられる。
【0011】図1(B)と図2(A)に示すように、支柱4
の下端付近には、支柱立設用固定装置10を構成する矩
形のベースプレート12と一対の挟持体14とが配置さ
れる。図2(B)に示すように、パイプからなる支柱4
は、その下端でベースプレート12と摩擦圧接又はMI
G溶接により溶着Wされる。但し、上記支柱4に上向き
の多大な荷重が加わらない場合や、ベースプレート12
との溶接が困難な支柱4である場合には上記溶接を省略
し、後述するようにベースプレート4に溶着Wされる挟
持体14,14の挟持力のみで固定することも可能であ
る。また、支柱4は、各挟持体14によりその下端付近
の周面を包囲・締付される。更に、ベースプレート12
は、前記道路2に埋設した図示しないアンカーボルトが
貫通する複数の透孔13を有する。
の下端付近には、支柱立設用固定装置10を構成する矩
形のベースプレート12と一対の挟持体14とが配置さ
れる。図2(B)に示すように、パイプからなる支柱4
は、その下端でベースプレート12と摩擦圧接又はMI
G溶接により溶着Wされる。但し、上記支柱4に上向き
の多大な荷重が加わらない場合や、ベースプレート12
との溶接が困難な支柱4である場合には上記溶接を省略
し、後述するようにベースプレート4に溶着Wされる挟
持体14,14の挟持力のみで固定することも可能であ
る。また、支柱4は、各挟持体14によりその下端付近
の周面を包囲・締付される。更に、ベースプレート12
は、前記道路2に埋設した図示しないアンカーボルトが
貫通する複数の透孔13を有する。
【0012】更に、各挟持体14は、図2(B)に示すよ
うに、支柱4の周面に接触する内周面15を有する略半
円形の円弧部16と、この円弧部16から60度ずつの
角度で放射状に延びる長いフランジ18,18と、両端
部の短いフランジ20,20とを一体に有する。尚、支
柱4及びベースプレート12はアルミニウム合金からな
り、各挟持体14は、JIS:A6063−T6等のアルミ
ニウム合金の押出形材をその押出方向と直交する方向に
沿って所要の幅で切断したものが用いられる。
うに、支柱4の周面に接触する内周面15を有する略半
円形の円弧部16と、この円弧部16から60度ずつの
角度で放射状に延びる長いフランジ18,18と、両端
部の短いフランジ20,20とを一体に有する。尚、支
柱4及びベースプレート12はアルミニウム合金からな
り、各挟持体14は、JIS:A6063−T6等のアルミ
ニウム合金の押出形材をその押出方向と直交する方向に
沿って所要の幅で切断したものが用いられる。
【0013】図1(B)に示すように、ベースプレート1
2は、各挟持体14のフランジ18の下辺と予めMIG
溶接等により溶着Wされる。或いは、予め挟持体14,
14を支柱4にボルトにより固定し、これらをベースプ
レート12上に配置し、各挟持体14のフランジ18の
下辺とベースプレート12とを溶着Wしても良い。一対
の挟持体14の互いに隣接するフランジ20,20間に
は、予め浅い凹溝22が対向して設けられている。そし
て、係るフランジ20,20間に、フランジ18と略同じ
サイズを有する挿入片24が挿入されると共に、各フラ
ンジ20の凹溝22,22内には、上記挿入片24の厚
肉部26が嵌入される。これにより、挿入片24はフラ
ンジ20,20間に精度良く位置決めされる。
2は、各挟持体14のフランジ18の下辺と予めMIG
溶接等により溶着Wされる。或いは、予め挟持体14,
14を支柱4にボルトにより固定し、これらをベースプ
レート12上に配置し、各挟持体14のフランジ18の
下辺とベースプレート12とを溶着Wしても良い。一対
の挟持体14の互いに隣接するフランジ20,20間に
は、予め浅い凹溝22が対向して設けられている。そし
て、係るフランジ20,20間に、フランジ18と略同じ
サイズを有する挿入片24が挿入されると共に、各フラ
ンジ20の凹溝22,22内には、上記挿入片24の厚
肉部26が嵌入される。これにより、挿入片24はフラ
ンジ20,20間に精度良く位置決めされる。
【0014】図2(B)に示すように、挿入片24は厚肉
部26を一体に有する前記同様のアルミニウム合金の押
出形材からなり、厚肉部26に複数の貫通孔25を開設
している。図1(B)に示すように、この挿入片24を含
むフランジ20,20間には複数のボルト28がワッシ
ャを介して貫通されると共に、それぞれナット29をワ
ッシャを介して螺合し締結する。これにより、支柱4の
下端付近の周面を一対の挟持体14で包囲し且つ強固に
締付けることができる。
部26を一体に有する前記同様のアルミニウム合金の押
出形材からなり、厚肉部26に複数の貫通孔25を開設
している。図1(B)に示すように、この挿入片24を含
むフランジ20,20間には複数のボルト28がワッシ
ャを介して貫通されると共に、それぞれナット29をワ
ッシャを介して螺合し締結する。これにより、支柱4の
下端付近の周面を一対の挟持体14で包囲し且つ強固に
締付けることができる。
【0015】即ち、支柱立設用固定装置10によると、
支柱4はベースプレート12上に溶着W等により配置さ
れ、一対の挟持体14,14により下端付近の周面を締付
られると共に、挟持体14はそのフランジ18を介して
ベースプレート12と溶着Wされている。このため、支
柱4にたとえ熱処理型アルミニウム合金を用いても、そ
の中間では強度低下を生じず、しかも放射状に延びる複
数のフランジ18を有する一対の挟持体14,14によ
って下端付近の周面を強固に固定される。
支柱4はベースプレート12上に溶着W等により配置さ
れ、一対の挟持体14,14により下端付近の周面を締付
られると共に、挟持体14はそのフランジ18を介して
ベースプレート12と溶着Wされている。このため、支
柱4にたとえ熱処理型アルミニウム合金を用いても、そ
の中間では強度低下を生じず、しかも放射状に延びる複
数のフランジ18を有する一対の挟持体14,14によ
って下端付近の周面を強固に固定される。
【0016】従って、支柱立設用固定装置10によれ
ば、上記溶着Wやボルト28等の締結を事前に工場内で
支柱4等に施して固定体10を形成しておくことによ
り、現場の前記道路2において支柱4を容易且つ強力に
して少ない工数とコストで立設することができる。ま
た、各挟持体14のフランジ18及び挿入片24によ
り、各溶着W部分を保護することもできる。尚、各挟持
体14の円弧部16の下端とベースプレート12とを溶
着Wしても良い。また、挿入片24における薄肉部分の
下辺とベースプレート12とを溶着Wする。これによ
り、この挿入片24も各フランジ18と同様に支柱4を
支える機能を果たすことができる。
ば、上記溶着Wやボルト28等の締結を事前に工場内で
支柱4等に施して固定体10を形成しておくことによ
り、現場の前記道路2において支柱4を容易且つ強力に
して少ない工数とコストで立設することができる。ま
た、各挟持体14のフランジ18及び挿入片24によ
り、各溶着W部分を保護することもできる。尚、各挟持
体14の円弧部16の下端とベースプレート12とを溶
着Wしても良い。また、挿入片24における薄肉部分の
下辺とベースプレート12とを溶着Wする。これによ
り、この挿入片24も各フランジ18と同様に支柱4を
支える機能を果たすことができる。
【0017】図3(A),(B)は、前記固定装置10の変
形形態の支柱立設用固定装置10′を示す。この固定装
置10′は、比較的細径の支柱4を立設するものであ
り、一対の挟持体14′は、支柱4の周面に接触する内
周面15を有する円弧部16の外側に前記同様のフラン
ジ18,18と、両端部のやや短いフランジ19,19と
を有する。即ち、支柱4が細径であるので、各挟持体1
4′もその断面形状全体を小さくできるため、前記挿入
片24を省略し、これを兼用する短めのフランジ19,
19を一体に設けている。
形形態の支柱立設用固定装置10′を示す。この固定装
置10′は、比較的細径の支柱4を立設するものであ
り、一対の挟持体14′は、支柱4の周面に接触する内
周面15を有する円弧部16の外側に前記同様のフラン
ジ18,18と、両端部のやや短いフランジ19,19と
を有する。即ち、支柱4が細径であるので、各挟持体1
4′もその断面形状全体を小さくできるため、前記挿入
片24を省略し、これを兼用する短めのフランジ19,
19を一体に設けている。
【0018】予め、前記と同様に支柱4の下端をベース
プレート12に溶着Wした後、図3(A)及び(B)に示す
ように、各挟持体14′のフランジ18の下辺をベース
プレート12に溶着Wする。そして、各挟持体14′の
隣接するフランジ19,19間に複数のボルト28をワ
ッシャを介して貫通し且つナット29で締結することに
より、支柱立設用固定装置10′が形成される。或い
は、支柱4に加わる上向きの荷重が小さい場合は、上記
溶着Wを省略し、支柱4に各挟持体14′を図示しない
ボルトで固定した後、各フランジ18の下辺、及び/又
は、円筒部16の下端をベースプレート12に溶着Wし
て、固定装置10′を形成することもできる。これによ
り、前記固定装置10に比べ少ない構成部材により支柱
4を容易且つ強力にして、少ない現場工数で安価に立設
することが可能となる。
プレート12に溶着Wした後、図3(A)及び(B)に示す
ように、各挟持体14′のフランジ18の下辺をベース
プレート12に溶着Wする。そして、各挟持体14′の
隣接するフランジ19,19間に複数のボルト28をワ
ッシャを介して貫通し且つナット29で締結することに
より、支柱立設用固定装置10′が形成される。或い
は、支柱4に加わる上向きの荷重が小さい場合は、上記
溶着Wを省略し、支柱4に各挟持体14′を図示しない
ボルトで固定した後、各フランジ18の下辺、及び/又
は、円筒部16の下端をベースプレート12に溶着Wし
て、固定装置10′を形成することもできる。これによ
り、前記固定装置10に比べ少ない構成部材により支柱
4を容易且つ強力にして、少ない現場工数で安価に立設
することが可能となる。
【0019】図4は異なる形態の支柱立設用固定装置3
0に関する。図4(A)及び(B)に示すように、比較的太
径の支柱4の下端付近には、支柱立設用固定装置30を
構成する矩形のベースプレート12と一対の挟持体32
と、各挟持体32の外周に配設される複数のフランジ4
0が配置される。支柱4は、前記各形態と同様に、その
下端でベースプレート12とMIG溶接や摩擦圧接等に
より溶着Wされると共に、各挟持体32によりその下端
付近の周面を包囲・締付される。
0に関する。図4(A)及び(B)に示すように、比較的太
径の支柱4の下端付近には、支柱立設用固定装置30を
構成する矩形のベースプレート12と一対の挟持体32
と、各挟持体32の外周に配設される複数のフランジ4
0が配置される。支柱4は、前記各形態と同様に、その
下端でベースプレート12とMIG溶接や摩擦圧接等に
より溶着Wされると共に、各挟持体32によりその下端
付近の周面を包囲・締付される。
【0020】一方、各挟持体32は、図4(B)に示すよ
うに、支柱4の周面に接触する内周面35を有する略半
円形の円弧部34と、この円弧部34の外周面に60度
ずつの角度で設けた一対ずつで断面先広形の凸条36
と、これらの間に設けた断面底広形の凹溝38を一体に
有する。また、両端部の各凸条37には浅い凹溝39が
対向して形成されている。尚、各挟持体32も、前記同
様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交
する方向に沿い所要の幅で切断したものである。
うに、支柱4の周面に接触する内周面35を有する略半
円形の円弧部34と、この円弧部34の外周面に60度
ずつの角度で設けた一対ずつで断面先広形の凸条36
と、これらの間に設けた断面底広形の凹溝38を一体に
有する。また、両端部の各凸条37には浅い凹溝39が
対向して形成されている。尚、各挟持体32も、前記同
様のアルミニウム合金の押出形材をその押出方向と直交
する方向に沿い所要の幅で切断したものである。
【0021】更に、上記凹溝38内及び隣接する一対の
凹溝39間には、図4(B)に示すように、フランジ40
の厚肉部44が嵌合される。図4(a)に示すように、フ
ランジ40は、その薄肉部41の外側に傾斜辺42を有
し、且つ厚肉部44に複数の透孔45を開設している。
このフランジ40も上記押出形材を用いることで、その
押出方向と直交する方向に沿って所要の幅で切断し、且
つ薄肉部41を斜めに切断して傾斜辺42を容易に形成
することができる。
凹溝39間には、図4(B)に示すように、フランジ40
の厚肉部44が嵌合される。図4(a)に示すように、フ
ランジ40は、その薄肉部41の外側に傾斜辺42を有
し、且つ厚肉部44に複数の透孔45を開設している。
このフランジ40も上記押出形材を用いることで、その
押出方向と直交する方向に沿って所要の幅で切断し、且
つ薄肉部41を斜めに切断して傾斜辺42を容易に形成
することができる。
【0022】予め、前記と同様に支柱4の下端をベース
プレート12に溶着Wした後、図4(A)及び(B)に示す
ように、各挟持体32の円弧部34の下端をベースプレ
ート12に溶着Wする。或いは、支柱4に加わる上向き
の荷重が小さい場合は、上記溶着Wを省略し、支柱4に
各挟持体32を図示しないボルトで固定した後、各円筒
部34の下端をベースプレート12に溶着Wしても良
い。次いで、挟持体32の各凹溝38内及び隣接する凹
溝39,39間にフランジ40の厚肉部44を嵌合し、
一対の挟持体32に対し6枚のフランジ40を対称且つ
放射状に取り付ける。この状態で、一対の凸条36間及
び隣接する凸条37間に、複数のボルト46をワッシャ
を介してフランジ40の透孔45を通過して貫通させ、
それぞれワッシャを介してナット48と締結する。更
に、一対の各フランジ40の薄肉部41の下辺もベース
プレート12に溶着Wすることにより、支柱立設用固定
装置30を形成することができる。
プレート12に溶着Wした後、図4(A)及び(B)に示す
ように、各挟持体32の円弧部34の下端をベースプレ
ート12に溶着Wする。或いは、支柱4に加わる上向き
の荷重が小さい場合は、上記溶着Wを省略し、支柱4に
各挟持体32を図示しないボルトで固定した後、各円筒
部34の下端をベースプレート12に溶着Wしても良
い。次いで、挟持体32の各凹溝38内及び隣接する凹
溝39,39間にフランジ40の厚肉部44を嵌合し、
一対の挟持体32に対し6枚のフランジ40を対称且つ
放射状に取り付ける。この状態で、一対の凸条36間及
び隣接する凸条37間に、複数のボルト46をワッシャ
を介してフランジ40の透孔45を通過して貫通させ、
それぞれワッシャを介してナット48と締結する。更
に、一対の各フランジ40の薄肉部41の下辺もベース
プレート12に溶着Wすることにより、支柱立設用固定
装置30を形成することができる。
【0023】以上のような固定装置30によれば、比較
的太径の支柱4を前記道路2に立設する場合でも、各挟
持体32とフランジ40を別体として用意し、フランジ
40を挟持体32の凹溝38や挟持体32,32間の凹
溝39に嵌合することにより、各フランジ40を精度良
く位置決めし、且つベースプレート12に溶着できる。
従って、支柱4を少ない現場工数で強力且つ安価に立設
することが可能となる。しかも、各フランジ40は各部
位おける溶接ビードWを保護すると共に、傾斜辺42に
より外部への突出も目立たず、支柱4の下端付近を外観
意匠性も良好なものにし得る。尚、各挟持体32の円弧
部34の下端における上記プレート12との溶着Wを省
略することも可能である。
的太径の支柱4を前記道路2に立設する場合でも、各挟
持体32とフランジ40を別体として用意し、フランジ
40を挟持体32の凹溝38や挟持体32,32間の凹
溝39に嵌合することにより、各フランジ40を精度良
く位置決めし、且つベースプレート12に溶着できる。
従って、支柱4を少ない現場工数で強力且つ安価に立設
することが可能となる。しかも、各フランジ40は各部
位おける溶接ビードWを保護すると共に、傾斜辺42に
より外部への突出も目立たず、支柱4の下端付近を外観
意匠性も良好なものにし得る。尚、各挟持体32の円弧
部34の下端における上記プレート12との溶着Wを省
略することも可能である。
【0024】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるむものではない。例えば、1つの支柱4に対
し3個以上の挟持体を配設しても良く、或いは各挟持体
に複数のフランジの一部を予め一体に成形しておき、残
りのフランジを前記同様に挟持体の外周面に嵌合し配設
することも可能である。また、支柱、ベースプレート、及
び挟持体は、互いに溶接可能であれば、アルミニウム以
外の金属やその合金を用いても良い。更に、挟持体は、
押出形材の他に鋳造品を用いても良い。尚、本発明が適
用される構造物には、例えば鉄道の電力架線を吊下げて
支持する略門形状の構造物も含まれる。
限定されるむものではない。例えば、1つの支柱4に対
し3個以上の挟持体を配設しても良く、或いは各挟持体
に複数のフランジの一部を予め一体に成形しておき、残
りのフランジを前記同様に挟持体の外周面に嵌合し配設
することも可能である。また、支柱、ベースプレート、及
び挟持体は、互いに溶接可能であれば、アルミニウム以
外の金属やその合金を用いても良い。更に、挟持体は、
押出形材の他に鋳造品を用いても良い。尚、本発明が適
用される構造物には、例えば鉄道の電力架線を吊下げて
支持する略門形状の構造物も含まれる。
【0025】
【発明の効果】以上において説明した本発明の支柱立設
用固定装置によれば、支柱をその下端でベースプーレー
ト上に溶着等して配置し、且つ複数の挟持体もその下端
でベースプレートと溶着でき、支柱の周面を複数の挟持
体の各円弧部により締付けるので、支柱が仮に熱処理型
のアルミニウム合金製であっても強度を低下させない。
また、各挟持体のフランジにより支柱の下端付近を略全
周において補強することができると共に、少ない溶接工
数で容易且つ迅速に支柱の立設を行うことができる。し
かも、溶接部分は支柱や挟持体の下端とベースプレート
との間のみにて容易に施せ、溶接ビードも外部に露出し
にくいので、支柱及びこれを含む構造物の外観意匠性も
保護し得る。
用固定装置によれば、支柱をその下端でベースプーレー
ト上に溶着等して配置し、且つ複数の挟持体もその下端
でベースプレートと溶着でき、支柱の周面を複数の挟持
体の各円弧部により締付けるので、支柱が仮に熱処理型
のアルミニウム合金製であっても強度を低下させない。
また、各挟持体のフランジにより支柱の下端付近を略全
周において補強することができると共に、少ない溶接工
数で容易且つ迅速に支柱の立設を行うことができる。し
かも、溶接部分は支柱や挟持体の下端とベースプレート
との間のみにて容易に施せ、溶接ビードも外部に露出し
にくいので、支柱及びこれを含む構造物の外観意匠性も
保護し得る。
【0026】また、請求項2の支柱立設用固定装置によ
れば、比較的太い支柱を立設する際して、各挟持体を円
弧部と複数のフランジに分割し、各フランジの厚肉部を
前記凹溝内に嵌合するのみで、所要の強度をもって容易
に支柱を容易に立設することが可能となる。更に、請求
項5の支柱立設用固定装置によれば、各挟持体を簡単な
加工で形状及び寸法の精度良く用意でき、事前の加工工
数とコストを低減することができる。
れば、比較的太い支柱を立設する際して、各挟持体を円
弧部と複数のフランジに分割し、各フランジの厚肉部を
前記凹溝内に嵌合するのみで、所要の強度をもって容易
に支柱を容易に立設することが可能となる。更に、請求
項5の支柱立設用固定装置によれば、各挟持体を簡単な
加工で形状及び寸法の精度良く用意でき、事前の加工工
数とコストを低減することができる。
【図1】(A)は本発明の固定装置を適用した構造物の概
略図、(B)は(A)中の一点鎖線部分Bの拡大斜視図。
略図、(B)は(A)中の一点鎖線部分Bの拡大斜視図。
【図2】(A)は図1(B)の平面図、(B)は(A)及び図1
(B)に示した支柱立設用固定装置を示す分解斜視図。
(B)に示した支柱立設用固定装置を示す分解斜視図。
【図3】(A),(B)は図1,2で示した固定装置の変形
形態を示す斜視図又は平面図。
形態を示す斜視図又は平面図。
【図4】(A),(B)は異なる形態の支柱立設用固定装置
を示す側面図又は平面図、(a)はこれに用いるフランジ
を示す斜視図。
を示す側面図又は平面図、(a)はこれに用いるフランジ
を示す斜視図。
【図5】(A),(B)は従来における支柱の立設構造の概
略を示す斜視図。
略を示す斜視図。
2…………………………道路(基礎) 4…………………………支柱 10,10′,30………支柱立設用固定装置 12………………………ベースプレート 14,14′,32………挟持体 16,34………………円弧部 18,19,20,40…フランジ 22,38,39…………凹溝 24………………………挿入片 26,44………………厚肉部 28,46………………ボルト 29,48………………ナット 36,37………………凸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 博光 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 Fターム(参考) 2D064 AA11 AA22 CA04 CA05 DB03
Claims (5)
- 【請求項1】金属パイプからなる支柱を基礎上に立設す
る固定装置であって、上記支柱の下端に配置されるベー
スプレートと、 上記ベースプレート上において支柱の周面を包囲する複
数の挟持体とを備え、 各挟持体が上記支柱の周面に接触する円弧部と、この円
弧部から外側に放射状に延びる複数のフランジとを有
し、各挟持体の下端が上記ベースプレートに溶着される
と共に、支柱の周面を包囲する複数の挟持体の互いに隣
接するフランジ間又は凸条間がボルト・ナットにより締
結される、 ことを特徴とする支柱立設用固定装置。 - 【請求項2】前記挟持体が、その円弧部の外周面に各フ
ランジの各厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数の凸条を
有し、この各凹溝を介して上記各フランジを円弧部の外
周面に配設している、 ことを特徴とする請求項1に記載の支柱立設用固定装
置。 - 【請求項3】前記複数の挟持体における隣接するフラン
ジ間に挿入される挿入片を更に備え、上記各フランジと
挿入片とを貫通する前記ボルトにナットが締結される、
ことを特徴とする請求項1に記載の支柱立設用固定装
置。 - 【請求項4】前記複数の挟持体における隣接する各フラ
ンジに凹溝が対向して形成され、前記挿入片に上記各凹
溝内に嵌入する厚肉部が一体に形成されている、ことを
特徴とする請求項3に記載の支柱立設用固定装置。 - 【請求項5】前記挟持体が、その円弧部と複数のフラン
ジ又は各フランジの厚肉部を嵌合する凹溝を有する複数
の凸条とを一体に有する断面形状のアルミニウム合金の
押出形材を、その押出方向と直交する方向に沿って所要
の幅で切断したものである、 ことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の支柱
立設用固定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11157183A JP2000345521A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 支柱立設用固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11157183A JP2000345521A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 支柱立設用固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000345521A true JP2000345521A (ja) | 2000-12-12 |
Family
ID=15644017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11157183A Withdrawn JP2000345521A (ja) | 1999-06-03 | 1999-06-03 | 支柱立設用固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000345521A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718462B1 (ko) | 2005-01-20 | 2007-05-16 | 방병민 | 교통시설물 표지(안내)판 조립, 고정장치. |
CN102434019A (zh) * | 2011-10-31 | 2012-05-02 | 北京玻钢院复合材料有限公司 | 一种输电杆塔连接用的复合材料法兰及其制备方法 |
JP2013028948A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 支柱 |
CN106088782A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-11-09 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 电线杆基座 |
KR20170011280A (ko) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 박세현 | 가로등 지주의 가변형 고정장치 |
KR101780972B1 (ko) * | 2016-12-13 | 2017-09-25 | (주) 신호 | 낙석방지책의 지주 고정구조 |
-
1999
- 1999-06-03 JP JP11157183A patent/JP2000345521A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100718462B1 (ko) | 2005-01-20 | 2007-05-16 | 방병민 | 교통시설물 표지(안내)판 조립, 고정장치. |
JP2013028948A (ja) * | 2011-07-28 | 2013-02-07 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 支柱 |
CN102434019A (zh) * | 2011-10-31 | 2012-05-02 | 北京玻钢院复合材料有限公司 | 一种输电杆塔连接用的复合材料法兰及其制备方法 |
CN102434019B (zh) * | 2011-10-31 | 2013-11-06 | 北京玻钢院复合材料有限公司 | 一种输电杆塔连接用的复合材料法兰及其制备方法 |
KR20170011280A (ko) * | 2015-07-22 | 2017-02-02 | 박세현 | 가로등 지주의 가변형 고정장치 |
KR101707487B1 (ko) * | 2015-07-22 | 2017-02-16 | 박세현 | 가로등 지주의 가변형 고정장치 |
CN106088782A (zh) * | 2016-06-21 | 2016-11-09 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 电线杆基座 |
CN106088782B (zh) * | 2016-06-21 | 2018-09-04 | 内蒙古包钢钢联股份有限公司 | 电线杆基座 |
KR101780972B1 (ko) * | 2016-12-13 | 2017-09-25 | (주) 신호 | 낙석방지책의 지주 고정구조 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000345521A (ja) | 支柱立設用固定装置 | |
JP2655774B2 (ja) | 柱脚構造 | |
JP2002364070A (ja) | 柱固定具及び該柱固定具を用いた柱固定工法 | |
JP3659401B2 (ja) | 構造物における支柱と梁との連結構造 | |
JP3444797B2 (ja) | 鋼管柱と鉄骨梁との接合方法 | |
KR102352235B1 (ko) | 기둥과 보의 연결 구조체 | |
JP2003232077A (ja) | 梁補強金具およびこれを用いた梁貫通孔補強構造 | |
JPH08113982A (ja) | 鉄骨造建築物の柱と梁の接合装置 | |
JP2006104780A (ja) | 鉛直リブ付きベースプレート | |
JP3018179U (ja) | 建築用角形鋼管柱と梁の接合用取付部材 | |
JP2606250B2 (ja) | 鉄筋コンクリートからなる柱と鉄骨梁との接合部構造 | |
JP2006132144A (ja) | 柱梁仕口部用の鉛直リブ付きベースプレート | |
JPH06306943A (ja) | 角形鋼管柱の無溶接ピン柱脚構造 | |
JPH07173873A (ja) | 基礎ボルトの固定構造 | |
JP3448328B2 (ja) | 柱・梁接合構造 | |
JPH071232U (ja) | 柵 | |
JPH10215711A (ja) | 交差部固定金具および垂直設置枠体および樹木支持装置 | |
JPH1181454A (ja) | 柱と梁の結合構造 | |
JP2708703B2 (ja) | ベースプレートおよびそのベースプレートを用いた鉄骨柱取付け構造 | |
JPH04107332U (ja) | 手摺りの笠木支柱取付装置 | |
JP2004044245A (ja) | 金属管柱基部構造体 | |
JPH07116755B2 (ja) | 閉鎖形断面の鉄骨柱と梁との接合部構造 | |
JP3041116U (ja) | 鉄骨建造物の接合構造 | |
JPH08291558A (ja) | 柱・梁接合部構造 | |
JP3261526B2 (ja) | 鋼橋脚用アンカーフレーム及びこれを用いたフーチング |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |