JPH0415128B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、カバープレートによつて開閉可能で
ある開口を有する乗物用屋根であつて、カバープ
レートが装置によつて開放位置と閉鎖位置の間を
移動可能であり、かつ閉鎖位置で選択的に錠止ま
たは錠止解除可能であり、該装置が錠止解除位置
ある状態でカバープレートが取外し可能である形
式のものに関する。

従来技術 冒頭に挙げた形式の公知装置（西ドイツ国特許
出願公開第3045364号明細書）ではカバープレー
トを開放位置と閉鎖位置との間で移動させる装置
は、伝動部材を介して該装置と協働する手動クラ
ンクによつて操作可能である。この装置は、カバ
ープレートの開放、閉鎖、錠止および錠止解除を
行なうために手動クランクの手動操作を必要とす
るという欠点を持つ。しかもこの装置においては
錠止解除の前に該装置の係止つめを同様に手動で
掛けはずさなければならない。

発明の目的 本発明の目的は、装置の操作が軽便になり、か
つカバープレートの位置がすべての使用状態で確
保されるようにすることである。

発明の構成 本発明の目的を達成するための本発明の構成
は、装置によつて開放位置と閉鎖位置との間で移
動可能であり、かつ閉鎖位置では選択的に錠止ま
たは錠止解除可能であり、かつ該装置が錠止解除
位置にある状態で取外し可能であるカバープレー
トによつて開閉可能である屋根開口を持つ乗物用
屋根において、上記装置を作動させるために伝動
部材と協働する電気モータが使用されており、該
電気モータが手動操作可能な切換えスイツチを用
いて、かつ点火スイツチ位置、リミツトスイツ
チ、カバープレートのための系スイツチおよび走
行速度に関連して制御可能であつて、カバープレ
ートが装着されかつ点火スイツチに点火キーを差
込んだ状態では上記装置が錠止位置と錠止解除位
置との間で移動可能であり、かつ点火スイツチが
点火位置にもたらされた状態では上記装置が錠止
位置と開放位置との間で移動可能であり、上記装
置が錠止解除位置にあり、かつ点火スイツチが点
火位置にある状態では所定の走行速度からは上記
装置が錠止位置へ強制的に移動させられるように
なつていることである。

発明の効果 本発明の効果は、カバープレートを開放位置と
閉鎖位置との間で移動させる装置を駆動するため
に電気モータが配置され、かつ該電気モータが切
換えスイツチによつて制御されることによつて、
該装置の簡単な操作が達成されることにある。電
気モータは点火スイツチ位置、走行速度、系スイ
ツチ、リミツトスイツチに関連して制御可能であ
るので、電気モータの誤操作が回避される。電気
モータを速度に関連して制御することによつて、
カバープレートが錠止解除されかつ点火スイツチ
が点火位置にある状態で該装置は強制的に錠止位
置に移動せしめられる。これによつて走行運転中
にカバープレートが所望されないのに屋根から持
上がることが確実に防止される。

２つのリミツトスイツチは、該装置を開放位置
から錠止位置へまたは錠止解除位置から錠止位置
へ移動させる際に、該装置の錠止位置を決定す
る。切換え点をずらして配置することにより同時
点では１つのリミツトスイツチしか作動せず、こ
れによつて電気モータは常にどちらか一方の回転
方向でしか制御されない。系スイツチはカバープ
レートが装着されているときにのみ閉じられるの
で、カバープレートがこの位置にあるときにしか
電気モータは制御可能ではない。電気モータを制
御するために設けられる構成要素は簡単な電気お
よび電子的な構成部品であり、これらは容易に乗
物に取付けることができる。

実施例 第１図では乗物、特に乗用車の屋根は符号１で
示してある。屋根１は開口２を有し、この開口２
はカバープレート３で開閉可能である。カバープ
レート３はその前縁４に挿込み部材５を有し、こ
の挿込み部材５はそれに隣接する、ボデー側の天
井枠６と一緒に着脱可能なヒンジ式旋回結合部Ｘ
を構成する。

カバープレート３の後縁７の範囲においてはカ
バープレート３と屋根１との間にカバープレート
３を移動させる装置８が設けられており、この装
置を用いてカバープレート３が閉鎖位置Ａ（屋根
平面に整合した位置）から屋根平面よりも突出し
た、一点鎖線で示された開放位置Ｂへ、またはそ
の逆方向に移動可能になつている。その上にカバ
ープレート３はその閉鎖位置Ａで装置８によつて
選択的に錠止また錠止解除できる。この場合、錠
止解除位置ではカバープレート３は屋根開口２か
ら取外し可能である。

装置８は円弧形のレバー９を包含し、該レバー
９は屋根１に固定された滑り支承部１０内に長手
方向で移動可能に案内されている（第１図および
第２図）。レバー９の、走行方向Ｃで見て前方に
ある端部範囲には、側方に突出したピン１１が取
付けられており、該ピン１１はカバープレート側
に配置された滑り案内１２と協働する。滑り案内
１２は互いに角度をなして配置された２つの案内
区分１３，１４を包含し、第１の案内区分１３は
走行方向で見て下から上へと斜めに延び、かつ第
１の案内区分１３後に続く第２の案内区分１４は
上から下へと斜めに延びている（第１図）。

第１案内区分１３の自由端部１５は切欠き１６
を有し、この切欠き１６を通してピン１１が滑り
案内１２から走出可能である。

装置８の錠止解除位置Ｄではピン１１は滑り案
内１２から走出した位置にあり（第１図および第
２図）、したがつて滑り案内１２と係合していな
い。それとは異なりピン１１は装置８が錠止位置
Ｅにあると２つの案内区分１３，１４のほぼ頂点
１７に当る位置に来る。

それに対してカバープレート３が最大に開かれ
ている場合には（開放位置Ｂ）ピン１１は第２案
内区分１４の下端部に隣接する位置Ｆにある。

装置８を作動させるためには伝動部材１８と協
働する電気モータ１９が配置されており、該電気
モータ１９は手動操作可能な切換えスイツチ２０
を用いて、点火スイツチ２１の位置、走行、速
度、カバープレートのための系スイツチ２２，リ
ミツトスイツチ２３，２４に関連して制御可能で
ある（第１図および第４図）。

伝動部材１８は少なくとも１つの減速ギヤ２５
およびねじケーブル２６によつて構成されてい
る。電気モータ１９は減速ギヤ２５を介してねじ
ケーブル２６を駆動し、かつねじケーブル２６が
レバー９の所望の調節運動を行なう（第２図およ
び第６図）。ねじケーブル２６はその１端部で円
弧形のレバー９と固定的に結合されている。

切換えスイツチ２０は例えば自動車のセンター
コンソールまた計器盤に配置されており、かつ２
つの切換え接点２７，２８を有し、これらはその
不作用位置で無接触の零位置を取り、かつ選択的
に切換えスイツチ２０の固定接点２９，３０また
は固定接点３１，３２に接触させられる。固定接
点２９にはカバープレート３の“開放作用”が配
属され、固定接点３０には“錠止解除作用”が配
属され、固定接点３１には“閉鎖作用”が配属さ
れ、固定接点３２には“錠止作用”が配属されて
いる（第４図）。

簡単な押ボタンとして構成された系スイツチ２
２は屋根区分、有利に天井枠６の下面に設置され
ている（第３図）。カバープレート３が取外され
た状態では押ボタンのスイツチ舌片は一点鎖線で
示された位置Ｇにある、すなわち系スイツチ２２
は押圧されず、かつ電気モータ９への電流回路が
中断されている。カバープレート３が装着され、
カバープレート３が閉鎖された状態と開放された
状態にあると、系スイツチ２２に回転可能に設け
られたスイツチ舌片がカバープレート３の挿込み
部材５によつて上方へ旋回させられ（位置Ｈ）、
かつそれとともに系スイツチ２２が押圧され、ひ
いては接点が閉じられる。電気モータ９の制御は
系スイツチ２２が閉じられている場合にのみ可能
である。

両方のリミツトスイツチ２３，２４はボデー側
に固定されたスイツチ条片３３に配置されてお
り、かつ運動可能な制御カム３４，３５によつて
切換えられる。第５図においては装置８の位置に
関連したリミツトスイツチ２３，２４の制御が示
されている。この場合には装置８の全移動経過は
“錠止解除位置”と“開放位置”の間の水平区間
に相当する。錠止位置もしくは閉鎖位置は垂直な
破線によつて表わされている。

リミツトスイツチ２３は切換えカム３４と協働
し、“錠止解除位置”と“錠止位置”の間で押圧
されて接点３６に接触させられる。更にリミツト
スイツチ２３にかかつた押圧力は“開放位置”に
向つて移動する際に“錠止位置”の直後で除か
れ、かつ最大開放位置Ｂまでこの位置にとどまる
（接点３７に接触）。

他のリミツトスイツチ２４は切換えカム３５に
配属されており、かつ“錠止解除位置”と“錠止
位置”の直前までの間で押圧される（接点３８に
接触）。“錠止位置”ではリミツトスイツチ２４に
かかつた押圧力は既に除かれ、かつこの位置を最
大開放位置Ｂまで維持する（接点３９に接触）。

切換えカム３４，３５は段状の形を持ち、かつ
レール４０に設けられている。レール４０は切換
え条片３３の案内区分４１内で縦方向に移動可能
に支承されている。レール４０の、走行方向Ｃで
見て前方の端部にはねじケーブル２６が結合され
ている。

２つの切換えカム３４，３５の切換え点４２，
４３は互いにずらされて配置されているので、常
時いずれか一方のリミツトスイツチ２３または２
４のみが作動され、ひいては電気モータ１９の明
瞭な制御が行なわれる。

２つのリミツトスイツチ２３，２４は、点火ス
イツチ位置が変わらない場合に装置８が“開放位
置”から“錠止もしくは閉鎖位置”を経て“錠止
解除位置”へ移動せずに、常に調節運動が錠止位
置Ｅで終わるように働く。

電気モータ１９の回転方向はリミツトスイツチ
２３，２４，系スイツチ２２および切換えリレー
４４，４５によつて決定される。切換えリレー４
４はリミツトスイツチ２３と接続されており、か
つ錠止解除と閉鎖に際して有効である。他の切換
えスイツチ４５は系スイツチ２２を介してリミツ
トスイツチ２４と接続され、かつ錠止と開放に際
して有効である。

実施例では電子回路装置４６が点火スイツチ２
１と切換えスイツチ２０の間に配置されており、
該電子回路装置４６は入力線４７，４８を介して
点火スイツチ２１と接続され、かつ出力線４９，
５０，５１を介して切換えスイツチ２０と接続さ
れている。その上に電子回路装置４６には他の入
力線５２，５３が設けられている。この場合には
入力線５２はアースされ、かつ入力線５３は図示
されていないタコメータのホール素子を電子回路
装置４６に接続する。出力線４９は切換えスイツ
チ２０の切換え接点２７と接続され、かつ出力線
５０は別の切換え接点２８と接続されている。出
力線５１は電子回路装置４６と切換えスイツチ２
０の固定接点３２との間に配置されている。

点火キーを差込んだ点火スイツチ位置では単に
入力線４７（ラジオ接点）のみでプラスに接続さ
れ、それに対して点火を行なう点火スイツチ位置
では入力線４７と４８がプラスに接続される。

電子回路装置４６は出力線４９，５０，５１へ
の給電を制御する。出力線４９は点火を行なう点
火スイツチ位置でプラスに接続される。それに対
して点火キーを差込んだ点火スイツチ位置では出
力線５０でプラスに接続される。出力線５１には
例えば＞５Km／ｈの走行速度で電流が流れる。

このような電気モータ１９の制御によつて、カ
バープレート３は点火キーを差込んだ点火スイツ
チ位置（点火キーが差込まれているが、点火スイ
ツチは切れている）においてのみ取外し可能であ
る。点火を行なう点火スイツチ位置ではカバープ
レートは開放可能または閉鎖可能である。更に屋
根に装着され、かつ錠止解除されたカバープレー
ト３は点火を行なう点火スイツチ位置において所
定の走行速度（＞５Km／ｈ）から強制的に錠止さ
れる。

ラジオ接点と点火接点の他にもう１つの付加的
なブザー接点を有する点火スイツチ２１を使用し
た場合には電子回路装置４６を省略することがで
きる。この場合には出力線５０は直接点火スイツ
チ２１のブザー接点に接続され、かつ出力線４９
は点火スイツチ２１の点火接点と接続されてい
る。その場合には出力線５０は点火キーが差込ま
れているが点火を行なわない状態でプラスに接続
され、他方出力線４９は点火を行なう位置でプラ
スに接続される。電子回路装置４６を使用しない
で電気モータを速度に関連して制御するために
は、適当な速度でプラス信号を出力線５１に与え
る装置を備えたタコメータに接点３２が出力線５
１を介して接続される。前記の電子回路装置４６
を使用しない場合の制御についての図示は省略し
てある。

装着されたカバープレート３を錠止または錠止
解除するためには点火キーが点火スイツチ２１に
差込まれるが点火位置にはもたらされない。これ
によつて切換えスイツチ２８に接続された線５０
はプラスに接続される。錠止解除するためには切
換え接点２８が切換えスイツチ２０の操作により
接点３０に接触させられ、リミツトスイツチ２３
の接点３６を通つて電流が切換えリレー４４に流
される。切換えリレー４４は引付けられ（接点５
４）、電気モータ１９を始動させ、電気モータ１
９で装置８が“錠止解除位置”に向かつて移動さ
せられる。

屋根１装着されかつ錠止解除されたカバープレ
ート３を再び錠止する場合には、切換えスイツチ
２０が“錠止位置”に向かつて押される。これに
よつて切換え接点２８は接点３２に接触させられ
る。リミツトスイツチ２４が押圧されている状態
で（接点３８）閉じられた系スイツチ２２を経て
電流が切換えリレー４５に流れる。この切換えリ
レーは引付けられ（接点５５）、電気モータ１９
を“錠止”の方向に駆動する。電気モータ１９は
切換えスイツチ２０が作動されている間、ないし
はリミツトスイツチ２４が切換えカム３５によつ
て遮断されるまでは動く（切換え点４３から後は
リミツトスイツチ２４にかけられていた押圧力が
除かれかつ接点３９に接触させられる）。

装着されたカバープレート３の開放と閉鎖を行
なうためには点火を行なう点火スイツチ位置が与
えられる。これによつて出力線４９がプラスに接
続される。閉鎖状態にあるカバープレート３を開
放する場合には、切換えスイツチ２０が“開放”
の方向に移動させられる。これによつて切換え接
点２７が接点２９に接触させられ、この接点２９
と閉じられた系スイツチ２２とを通つて電流が切
換えリレー４５に流れる。切換えリレー４５は引
付けられ（接点５５）、切換えスイツチ２０が作
動されるまで、もしくは該切換えスイツチ２０の
詳細には示されていない機械的なストツパの調節
運動が終了するまでの間電気モータ１９が“開
放”の方向に駆動される。

開放されたカバープレート３を閉鎖するために
は切換えスイツチ２０が別の方向に押される。そ
の結果切換え接点２７が接点３１に接触させられ
る。電流はここからリミツトスイツチ２３の接点
３７を経て切換えリレー４４に流れる。切換えリ
レー４４は引付けられ（接点５４）、電気モータ
１９が駆動され、かつカバープレート３が“閉
鎖”の方向に移動させられる。この閉鎖運動はリ
ミツトスイツチ２３を切換えるかもしくは切換え
スイツチ２０を解放することによつて終了させら
れる。

カバープレート３が装着されかつ錠止解除され
ており、点火スイツチを直ちに点火を行なう点火
スイツチ位置にもたらすと、切換えスイツチ２０
の作動によつてカバープレート３を錠止すること
はもはやできない。この場合にはカバープレート
３は所定の走行速度（＞５Km／ｈ）から装置８に
よつて自動的に錠止される。このためには電流は
所定の走行速度（＞５Km／ｈ）から出力線５１を
通つてリミツトスイツチ２４の接点３８に流れ、
更に閉じられた系スイツチ２２を経て切換えリレ
ー４５に流れる。切換えリレー４５が引付けられ
かつ電気モータ１９が始動されると装置８は“錠
止解除位置”から“錠止位置”に移動せしめられ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は開放可能でかつ取外し可能であるカバ
ープレートを備えた自動車の屋根の縦断面図、第
２図は第１図の１部分を矢印方向Ｒで見て、90°
回転させた部分平面図、第３図は第１図の結合部
Ｘの拡大図、第４図は電気モータの制御回路図、
第５図は２つのリミツトスイツチの制御機能を示
したダイヤグラム図、第６図は駆動ユニツトの部
分側面図、第７図は第６図の−線に沿つた断
面図である。 １……屋根、２……屋根開口、３……カバープ
レート、４……前縁、５……挿込み部材、６……
天井枠、７……後縁、８……装置、９……レバ
ー、１０……滑り支承部、１１……ピン、１２…
…滑り案内、１３，１４……案内区分、１５……
自由端部、１６……切欠き、１７……頂点、１８
……伝動部材、１９……電気モータ、２０……切
換えスイツチ、２１……点火スイツチ、２２……
系スイツチ、２３，２４……リミツトスイツチ、
２５……減速ギヤ、２６……ねじケーブル、２
７，２８……切換え接点、２９，３０，３１，３
２……固定接点、３３……スイツチ条片、３４，
３５……切換えカム、３６，３７，３８，３９…
…接点、４０……レール、４１……案内区分、４
２，４３……切換え点、４４，４５……切換えリ
レー、４６……電子回路装置、４７，４８，５
２，５３……入力線、４９，５０，５１……出力
線、５４，５５……接点、Ａ……閉鎖位置、Ｂ…
…開放位置、Ｃ……走行方向、Ｄ……錠止解除位
置、Ｅ……錠止位置、Ｆ……開放位置、Ｇ……ス
イツチ舌片の位置、Ｈ……スイツチ舌片の位置、
Ｒ……矢印、Ｘ……結合部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 装置によつて開放位置と閉鎖位置との間で移
   動可能であり、かつ閉鎖位置では選択的に錠止ま
   たは錠止解除可能であり、かつ該装置が錠止解除
   位置にある状態で取外し可能であるカバープレー
   トによつて開閉可能である屋根開口を持つ乗物用
   屋根において、上記装置を作動させるために伝動
   部材１８と協働する電気モータ１９が使用されて
   おり、該電気モータ１９が手動操作可能な切換え
   スイツチ２０を用いて、かつ点火スイツチ位置、
   リミツトスイツチ２３，２４、カバープレート３
   のための系スイツチ２２および走行速度に関連し
   て制御可能であつて、カバープレート３が装着さ
   れかつ点火スイツチに点火キーを差込んだ状態で
   は上記装置８が錠止位置と錠止解除位置との間で
   移動可能であり、かつ点火スイツチが点火位置に
   もたらされた状態では上記装置８が錠止位置と開
   放位置との間で移動可能であり、上記装置８が錠
   止解除位置にありかつ点火スイツチが点火位置に
   ある状態では所定の走行速度からは上記装置８が
   錠止位置へ強制的に移動させられるように構成さ
   れていることを特徴とする、カバープレートによ
   つて開閉可能である屋根開口を持つ乗物用屋根。 ２ 系スイツチ２２が屋根区分に設置されてお
   り、カバープレート３を装着した状態で閉じら
   れ、この状態でのみ電気モータ１９が制御可能で
   あるように構成されている、特許請求の範囲第１
   項記載の乗物用屋根。 ３ ２つのリミツトスイツチ２３，２４が電気モ
   ータ１９と協働しており、これらのリミツトスイ
   ツチ２３，２４が伝動部材１８と結合した移動可
   能な切換えカム３４，３５によつて切換えられる
   ようになつており、切換えカム３４，３５が互い
   にずらして配置された切換え点４２，４３を有し
   ている、特許請求の範囲第１項記載の乗物用屋
   根。 ４ ２つのリミツトスイツチ２３，２４がボデー
   側に支持されたスイツチ条片３３に固定されてお
   り、かつ該リミツトスイツチ２３，２４と協働す
   る切換えカム３４，３５がレール４０に設けられ
   ており、該レール４０がスイツチ条片３３の案内
   区分４１内に支承されている、特許請求の範囲第
   ３項記載の乗物用屋根。 ５ 切換えスイツチ２０の作動によつて選択され
   る電気モータ１９の回転方向が系スイツチ２２、
   ２つのリミツトスイツチ２３，２４およびこれら
   に所属する切換えリレー４４，４５によつて決定
   される、特許請求の範囲第１項から第４項までの
   いずれか１項記載の乗物用屋根。 ６ 電気モータ１９を制御するために点火スイツ
   チ２１と切換えスイツチ２０との間に電子回路装
   置４６が配置されており、この電子回路装置４６
   と切換えスイツチ２０の２つの切換え接点２７，
   ２８との間に出力線４９，５０が設けられてお
   り、かつ更に切換えスイツチ２０の固定接点３２
   １つが別の出力線５１を介して電子回路装置４６
   と接続されており、かつ出力線４９，５０，５１
   の少なくとも１つが点火スイツチ位置もしくは走
   行速度に関連して導通状態となるように構成され
   ている、特許請求の範囲第１項記載の乗物用屋
   根。