JPH04147965A - 蒸着a1めっき鋼材の製造方法 - Google Patents

蒸着a1めっき鋼材の製造方法

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JPH04147965A
JPH04147965A JP27140490A JP27140490A JPH04147965A JP H04147965 A JPH04147965 A JP H04147965A JP 27140490 A JP27140490 A JP 27140490A JP 27140490 A JP27140490 A JP 27140490A JP H04147965 A JPH04147965 A JP H04147965A
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JP
Japan
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plated
steel material
vapor
plating
deposited
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Pending
Application number
JP27140490A
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English (en)
Inventor
Makoto Terada
誠 寺田
Jiyunji Kawafuku
川福 純司
Atsushi Kato
淳 加藤
Tsugumoto Ikeda
池田 貢基
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は蒸着Alめっき鋼材の製造方法に関し、詳細に
は、自動車排気光用鋼材等の如く、耐食性、耐熱性、加
工性が要求される用途に好適な蒸着A1めっき鋼材の製
造方法に関する。
(従来の技術) 自動車排気光用鋼材としては溶融Alめっき鋼板が汎用
されてきたが、自動車排ガス規制の強化に対応して排気
系に触媒コンバータが導入されるようになって以来、排
ガス温度か低下し、それに起因して排ガス凝縮水による
マフラー内部の腐食が問題となってきた。
そこで近年では、被めっき材の鋼材自体の耐食性や耐熱
性の向上により上記問題を克服することを目的として、
鋼中にCrを含有させるという手段を用いた種々の技術
が開発され、例えば特公昭52−33579号公報、特
開昭61−231152号公報、特開昭63−2136
58号公報には鋼中にCrの他種々の元素を含有させた
溶融Alめっき鋼材が開示されている。
(発明か解決しようとする課題) このように被めっき材をCr含有鋼とした溶融A!めっ
き鋼材によれば、耐食性及び耐熱性が大幅に向上する。
しかし、Cr含有鋼は鋼材表面てCr等の元素が富化さ
れて酸化されているため、溶融Alめっきの際の溶融A
lめっき浴との濡れ反応性が劣り、その結果めっき密着
性の低下や引いては不めっきに至るという問題かある。
そこで、この対策が検討され、特公昭64−466号公
報等には、溶融Alめっき前に予めFe−Ni合金拡散
層を形成させると、めっき浴との濡れ反応性を改善する
ことが開示されているか、この方法においては溶融Al
めっき前にNiの電気めっき及び拡散処理を要し、設備
及び製造コスト上問題となる。
又、前記のいづれの方法においても、溶融Alめっき時
に被めっき材の温度が630℃以上の高温となるので、
鋼材とめっき層との界面に硬くて脆いAl−Fe系合金
層か生成し、その結果A1めっき鋼材の加工時に割れか
発生し易く、引いては耐食性及び耐熱性の劣化を招くと
いう問題点がある。
本発明は、このような事情に着目してなされたものであ
って、その目的は従来のものかもつ以上のような問題点
を解消し、耐食性、耐熱性及びめっき密着性に優れると
共に、加工性に優れて加工後の耐食性及び耐熱性の劣化
か生じ難い蒸着Alめっき鋼材の製造方法を提供しよう
とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は次のような構成の蒸
着Alめっき鋼材の製造方法としている。
即ち、本発明に係る蒸着Alめっき鋼材の製造方法は、
Cr・1〜20wt%を含育するCr含有鋼材を被めっ
き材として真空雰囲気下てAlを蒸着めっきし、蒸着A
lめっき鋼材を製造するに際し、真空雰囲気の真空度を
lPa以下にすると共に、被めっき材の温度を150℃
以上にし、且つ600℃以下にしてめっき界面にAl−
Fe系合金層を生成させないことを特徴とする蒸着Al
めっき鋼材の製造方法である(作 用) 本発明に係る蒸着Alめっき鋼材の製造方法は、前記の
如く、Cr含有鋼材を被めっき材としているのて、鋼材
自体の耐食性や耐熱性の向上により、耐食性及び耐熱性
に優れた蒸着A、lめっき鋼材が得られる。このとき、
Cr含有鋼材のCr量を1〜20wt%とする必要があ
る。1wt%未満ては鋼材自体の耐食性、耐熱性か不充
分となり、20wt%超では鋼材自体の加工性か低下す
る。
又、Cr含有鋼材に真空雰囲気下でAlを蒸着めっきす
るようにしているのて、下記理由によりめっき密着性に
優れた蒸着Alめっき鋼材か得られる。
即ち、Cr含育鋼は鋼材表面てCr等の元素か富化した
酸化層を存する。該酸化層は、溶融Alめっき法の場合
には、前述の如くめっき浴との濡れ反応性を劣化させる
ため、めっき密着性を阻害する。
しかし、真空雰囲気下でのAlの蒸着めっきの場合には
、かかる濡れ反応性の問題はないため、該酸化層は密着
性を阻害せず、又、活性なAl蒸気かCr含有鋼材表面
の酸化層と反応し、その結果めっき密着性かかえって向
上する。かかる酸化層による密着性の向上は、極めて酸
素との親和力の大きいAlか酸化層中の酸素と作用し、
酸化層とめっき層との界面で強い相互作用か生じ、両者
か強固に結合されることに起因すると推察される。
このとき、かかる作用効果を発揮してめっき密着性を向
上するには、真空蒸着Alめっきの際に被めっき材の温
度を150℃以上にすると共に、真空雰囲気の真空度を
lPa以下にする必要がある。被めっき材の温度を15
0℃未満にすると、Alと被めっき材表面の酸化層との
反応か不充分になり、充分なめっき密着性か得られなく
なる。真空度を1Pa超にすると、雰囲気中の酸素ガス
によって、活性なAl蒸気の酸化層との反応性か低下し
、めっき密着性が阻害される。
更に、上記真空蒸着Alめっきの際に被めっき材の温度
を600℃以下にしてめっき界面にAl−Fe系合金層
を生成させないようにしているので、加工性に優れて加
工後の耐食性及び耐熱性の劣化か生じ難い蒸着Alめっ
き鋼材か得られる。尚、被めっき材温度を600℃超に
すると、前述の如くめっき界面にAl−Fe系合金層か
生成し、不具合を招くようになる。
以上より、本発明に係る蒸着Alめっき鋼材の製造方法
によれば、耐食性、耐熱性及びめっき密着性に優れると
共に、加工性に優れて加工後の耐食性及び耐熱性の劣化
か生じ難い蒸着Alめっき鋼材を製造し得るようになる
ことが明白である。
尚、本発明に係るCr含**材の形状は限定されず、板
材、型材の他、管、棒状のもの等を使用し得る。
(実施例) Cr含有鋼板をアルカリ電解法により脱脂洗浄した後、
被めっき材として真空雰囲気下でAlを蒸着めっきし、
蒸着Atめっき鋼板を製造した。このとき、Cr含有鋼
板のCr含有量、蒸着の際の雰囲気の真空度及び被めっ
き材の温度を第1表に示す如く変化させた。めっき付着
量はいづれも60g/m2にした。
このようにして得られた蒸着Alめっき鋼板について、
下記方法により、めっき密着性及び加工後の耐食性を調
査し、評価した。
めっき密着性は、カップ絞り試験し、該試験後のカップ
の外観て評価した。第1表において、×はめっき層の剥
離かあったもの、△はめつき層に割れの発生かあったも
の、○印はそれらか全く認められず、良好であったもの
を示すものである。
加工後の耐食性は、エリクセン試験し、得られたカップ
状成形体をS04′−濃度:110000pp、  C
ド濃度:5000ppm、 pH: 3.0 、温度、
60℃の水溶液中第 表 (以下余白) に10日間浸漬し、加工部での赤錆発生状態で評価した
。第1表において、×は赤錆発生の程度か大きかったも
の、△は僅かに赤錆か発生していたもの、O印は赤錆発
生か全く認められず、良好であったものを示すものであ
る。
第1表から判る如く、実験NO19〜12は比較例であ
って、Cr含有鋼板のCr含有量、蒸着の際の雰囲気の
真空度または被めっき材の温度か本発明に係る製造方法
の条件範囲と異なるものであり、めっき密着性及び加工
後の耐食性が良好でない。尚、実験No、 12はCr
含有量が多いため、カップ絞り試験の加工の際に鋼板自
体にも割れか発生した。
これらに対して、実験N011〜8は本発明の実施例で
あって、いずれもめっき密着性及び加工後の耐食性が良
好である。
(発明の効果) 本発明に係る蒸着Alめっき鋼材の製造方法によれば、
耐食性、耐熱性及びめっき密着性に優れると共に、加工
性に優れて加工後の耐食性及び耐熱性の劣化が生じ難い
蒸着Alめっき鋼材を製造し得るようになる。従って、
自動車排気系用鋼材等の如く、耐食性、耐熱性、加工性
が要求される用途に好適な蒸着Alめっき鋼材か得られ
、そのためかかる用途での腐食等の問題点を解決し得、
構成材としての耐久性を高め、寿命を向上し得るように
なる。
特許出願人 株式会社 神戸製鋼折 代 理 人  弁理士 金丸 章−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Cr:1〜20wt%を含有するCr含有鋼材を
    被めっき材として真空雰囲気下てAlを蒸着めっきし、
    蒸着Alめっき鋼材を製造するに際し、真空雰囲気の真
    空度を1Pa以下にすると共に、被めっき材の温度を1
    50℃以上にし、且つ600℃以下にしてめっき界面に
    Al−Fe系合金層を生成させないことを特徴とする蒸
    着Alめっき鋼材の製造方法。
JP27140490A 1990-10-08 1990-10-08 蒸着a1めっき鋼材の製造方法 Pending JPH04147965A (ja)

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JP27140490A JPH04147965A (ja) 1990-10-08 1990-10-08 蒸着a1めっき鋼材の製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007518879A (ja) * 2003-12-30 2007-07-12 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63213658A (ja) * 1987-03-02 1988-09-06 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐熱性に優れたアルミメツキ鋼板
JPH01188666A (ja) * 1987-10-09 1989-07-27 Kobe Steel Ltd 積層型蒸着めっき鋼板

Patent Citations (2)

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