JP2007518879A - オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用 - Google Patents

オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2007518879A
JP2007518879A JP2006546924A JP2006546924A JP2007518879A JP 2007518879 A JP2007518879 A JP 2007518879A JP 2006546924 A JP2006546924 A JP 2006546924A JP 2006546924 A JP2006546924 A JP 2006546924A JP 2007518879 A JP2007518879 A JP 2007518879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
content
aluminum
present
sample
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006546924A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007518879A5 (ja
Inventor
ウィット,エバ
ギョーランソン,ケネス
ロスベルイ,アンドレアス
Original Assignee
サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ filed Critical サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ
Publication of JP2007518879A publication Critical patent/JP2007518879A/ja
Publication of JP2007518879A5 publication Critical patent/JP2007518879A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/02Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C30/00Alloys containing less than 50% by weight of each constituent
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/04Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing manganese
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/06Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing aluminium
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22CALLOYS
    • C22C38/00Ferrous alloys, e.g. steel alloys
    • C22C38/18Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
    • C22C38/40Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
    • C22C38/50Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with titanium or zirconium

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metallurgy (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Solid-Phase Diffusion Into Metallic Material Surfaces (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
  • Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)

Abstract

本発明は、低Al含有量のオーステナイト合金から成る基材に、これよりも高Al含有量の合金を温度100〜600℃で被覆することにより、Al含有量が4.5〜12wt%である最終製品とする方法に関する。

Description

本発明は、Al含有量を高めたオーステナイト合金製品の製造方法、および、耐酸化性としての高温耐性および優れた機械特性を必要とする用途における該方法の使用に関する。
種々の高温用途において鋼材の使用温度が高くなってくると、従来のフェライト系材料、特にFeCrAl系フェライト材料は、温度の急変、温度・方向・組成の異なる種々のガス流、および機械的な応力(例えば振動による)といった形で高温で生ずる種々の応力に耐えるためには、場合によっては機械強度が不足する。
欧州特許公報EP-B1-1235682には、Ni基またはCo基のオーステナイト合金に、AlまたはAl合金を被覆してから圧延して最終製品にすることが開示されている。この方法では、600℃より高温で熱処理することにより、最小厚さ50μm程度の箔を製造することが可能であり、これを1100℃程度までの温度で試験している。1100℃では400時間の保持後にサンプルの質量は最大7.6%増加した。ただし欠点として、従来のFeCrAl系材料に比較して、触媒支持体材料の使用寿命の決定要因であると考えられる酸化速度が大きい。
オーステナイト合金はフェライト合金に比べて、同じ温度における機械強度が高い。オーステナイト材料は、Al含有量が高くなると低Alのオーステナイト材料に比べて耐酸化性が顕著に向上する。これは典型的な熱間加工温度である750〜1200℃での延性が非常に低いためである。
使用温度が高く機械的な負荷が大きい触媒に用いる金属材料には、下記の特性が要求される。すなわち、アメリカ合衆国特許公報US-B-5,578,265に開示されているような現用材料よりも機械的強度が高くて、欧州特許公報EP-B1-1235682に開示されている高強度オーステナイト材料によりも耐酸化性が大幅に高い必要がある。触媒支持体材料として使用が可能であるためには、厚さ50μmの箔の状態で1100℃で400時間の酸化をした際の重量増加が6%を越えてはならず、重量増加が4%未満であることが望ましい。Alを添加したオーステナイト鋼やNi基またはCo基合金でAl含有量が4.5%より多いものは、十分満足な機械特性を有すると期待でき、厚さ50μmの箔として特定の状況においては1100℃×400時間の重量増加が6%であるが、Al含有量が4.5wt%より多いと熱間加工性が非常に低いため、従来の方法では薄いストリップとして製造することが不可能であった。また、上記の材料は現用のフェライト系材料よりも耐酸化性がまだ劣っていた。
そこで、従来材料に比べて耐熱性、耐酸化性、機械的強度が向上した材料が求められている。同時に、これまでに知られている材料と同等以上の製造性が必要である。このことはストリップ、ワイヤ、シート、チューブなどの種々の製品形状によらない。
本発明の目的は、低Al含有量のオーステナイト合金から成る基材に、これよりも高Al含有量の合金を少なくとも1層、温度100〜600℃で被覆することにより、Al含有量が4.5〜12wt%、望ましくは5.5〜12wt%である最終製品とする方法を提供することである。
本発明のもう一つの目的は、上記の製造方法により製造可能な高温用途用のオーステナイト合金材料を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明のオーステナイト合金製品は、下記の化学組成(wt%):Ni:20〜70%、Cr:15〜27%、Al:0〜5%、Moおよび/またはW:0〜4%、Si:0〜2%、Mn:0〜3%、Nb:0〜2%、Y、Zrおよび/またはHf:0〜0.5%、Ti:0〜0.5%、Ce、La、Smのような1種以上の希土類金属(REM):0〜0.1%、C:0〜0.2%、N:0〜0.1%、残部:Feおよび通常存在する不純物を有する基材合金に、Alまたは下記のようなAl基合金を被覆することにより製造される。
基材の望ましい組成(wt%)は、Ni:25〜70%、Cr:18〜25%、Al:1〜4%、Moおよび/またはW:0〜4%、Si:0〜2%、Mn:0〜3%、Nb:0〜2%、Y、Zrおよび/またはHf:0〜0.5%、Ti:0〜0.5%、1種以上のCe、La、Smのような希土類金属(REM):0〜0.1%、C:0〜0.1%、N:0〜0.05%、残部:Feおよび通常存在する不純物である。
2段階プロセスによって、最終製品のAl含有量と機械的性質および耐酸化性とを個々に独立して最適化できる。
基材をAlまたはAl基合金で被覆した後の最終的な合金の組成(wt%)は、Ni:25〜70wt%、Cr:15〜25%、Al:4.5〜12%、Moおよび/またはW:0〜4%、Si:0〜4%、Mn:0〜3%、Nb:0〜2%、Ti:0〜0.5%、Y、Sc、Zrおよび/またはHf:0〜0.5%、Ce、La、Smのような1種以上の希土類金属(REM):0〜0.2%、C:0〜0.2%、N:0〜0.1%、残部:
Feおよび通常存在する不純物である。
上記のオーステナイト基材はそれ自体が良好な高温強度を有し、これはNi(Nb、Al)析出物の存在により、更に必要に応じてMoおよび/またはWの固溶により、増加する。Ti、Nb、Zr、Hfのいずれか1種以上のの炭化物および/または窒化物の析出により、機械的安定性および粒成長抵抗が向上する。
炭素は固溶状態または炭化物として高温強度の向上に寄与する。一方、基材の炭素含有量が増加すると冷間加工性が劣化する。したがって、基材の炭素含有量の上限は0.2wt%に限定する。
窒素は固溶状態または窒化物として高温強度の向上に寄与する。一方、基材の窒素含有量が増加すると、基材の製造中または基材合金のアルミニウムまたはアルミニウム合金による被覆後に、脆化作用のある窒化アルミニウムが生成する。したがって、基材の窒素含有量の上限は0.1wt%に制限する。
本発明により製造したオーステナイト合金は、被覆したままの状態または被覆後に拡散焼鈍した状態で用いる。基材合金の最も望ましい組成はAl含有量が1〜4wt%である。Al含有量がこの範囲内であると、耐酸化性が向上すると同時に、これよりも低Al含有量の材料を製造する場合と比べて、製造上の阻害要因が増加しない。アルミニウムまたはアルミニウム基合金で被覆した後の材料は、4.5wt%より多量のAlを含有する。
本発明によれば、アルミニウムまたはアルミニウム基合金での被覆は、アルミニウムの融点未満、すなわち100〜600℃、望ましくは150〜450℃の基材温度で行う。
Zrおよび/またはHfおよびREMおよび/またはYおよび/またはScの添加により、生成した酸化物の剥離・脱落抵抗が増加する。仕上げ製品でのこれらの元素の含有量は、基材合金への添加量および/または被覆用アルミニウム基合金への添加量で決まる。
本発明の合金組成は従来の冶金技術で製造可能なものもある。しかし、これに対して本発明の方法によって製造すると、ミクロ組織が制御され且つ酸化特性および機械特性が最適化された材料を得ることができる。本発明の方法による付加的な利点として、アルミニウム含有量が4.5%程度を超えると冷間および/熱間加工時に脆化作用が生ずるかもしれないということで制限されることなく、最終製品のアルミニウム含有量を設定できる。更に、基材をアルミニウムまたはアルミニウム基合金で被覆する本発明の方法によれば、最終製品のMo、C、Nbなどの含有量を、酸化特性を著しく劣化するこれらの元素が存在しない従来製法材よりも、非常に多くすることができる。
基材合金をアルミニウムまたはアルミニウム基合金で被覆する適正な方法は、溶湯中に浸漬する方法、電解被覆する方法、いわゆるCVDやPVD法によって気相から生成したアルミニウムまたはアルミニウム合金のストリップと一緒に圧延する方法によって行うことができる。アルミニウムまたはアルミニウム基合金での被覆は、基材合金を圧延または機械加工により所望寸法の製品とした後でも行うことができる。このプロセス中に、拡散焼鈍を行って材料を均質化することができるし、その後で1工程あるいは数工程で塑性加工を行って最終製品にすることができる。塑性加工として例えば圧延や引抜きを所望の最終製品より寸法の大きい被覆済製品に直接施すこともできる。この場合、塑性加工の後で焼鈍を行う。
最終製品のアルミニウム含有量は種々の要因によって変化し得る。この要因とは、被膜厚さに対する基材厚さであり、基材のアルミニウム含有量であり、更に被膜のアルミニウム含有量である。
しかし、既に述べたように、十分な特性を確保するには最終製品の総アルミニウム含有量は必ず4.5wt%以上でなくてはならない。製品の使用される状態は、焼鈍して均質化された状態、積層した状態、あるいは材料の中心よりも表面のAl含有量が高い濃度勾配を持つ状態である。
用いる被覆プロセスに応じて、適用するAl合金の種々の組成が他の組成よりも適している。アルミニウム合金は、Si:0〜25wt%および/またはCe、La、Sc、Y,Zr,Hfの一種以上:0〜2wt%、Mg、Ti、Cr、Mn、Fe、Ni、Coの一種以上:0〜5wt%、および/またはB、Geの少なくとも一種以上:0〜1wt%であり、望ましくは上記アルミニウム合金は、Al:90%以上、Si:0〜10%、および/またはCe、La、Sc、Y、Zr、Hfの一種以上:0〜2%、より望ましくは上記アルミニウム合金は、Al:95%以上、Si:0〜5%、および/またはCe、La、Sc、Y、Zr、Hfの一種以上:0〜2%である。
以下に、本発明の方法により製造したAl添加オーステナイト材料がどのように強度および耐酸化性を備えているかを説明する。また、本発明の方法により製造した材料の高温強度、耐酸化性、加工性が、従来法で製造した同じ組成の材料よりも優れていることを説明する。
〔実施例1〕
表1に供試合金の組成を示す。本発明サンプルA、Bと比較サンプル1、2、3の各合金を乾式冶金および熱間加工による従来法で製造した。
Figure 2007518879
比較サンプル1は、触媒コンバータの支持材料として用いられている合金であって、この用途で許容される耐酸化性を有する。比較サンプル2は、従来法で製造した高Al含有量のオーステナイト合金である。この合金の熱間加工歩留まりは10%程度に過ぎず、材料の90%は更に加工することができない割れなどの内部欠陥がある。
本発明サンプルA、Bの合金は、アルミニウムまたはアルミニウム基合金の薄層を堆積させる基材として用いるのに適した組成を有する。本発明サンプルA、Bおよび比較サンプル1の合金から、熱間圧延および冷間圧延により厚さ50μmのストリップを作製した。本発明サンプルA、Bにおける製造歩留まりは比較サンプル1と同じであった。窒化アルミニウムの生成を避けるために、基材の窒素含有量は低い。その傾向を更に抑制するために、Ti、Nbおよび/またはZrおよび/またはHfを添加してある。これらの元素を添加することにより、AlNより安定な窒化物を生成させ、それによりAlNの生成を抑制する。また、基材となる薄ストリップを効率的に製造できるように考慮して化学組成を選択する。例えば、炭素の含有量は0.10%未満とすることにより、冷間加工プロセスで満足な材料歩留まりを確保できるようにする。基材のAl含有量を高くすることにより、最終製品に十分なAl含有量を付与するために必要な堆積層のAl量を軽減できる。
表2に示すように、基材合金は非常に良好な高温強度を有し、例えば700℃での本発明サンプルA、Bの引張強さは比較サンプル1の従来材料の3倍に達しており、この温度での引張降伏点は比較サンプル1の2.8倍〜5倍である。900℃では、本発明サンプルA、Bの引張降伏点は比較サンプル1の約5倍であり、引張強さは比較サンプル1の3.5倍かそれ以上である。
Figure 2007518879
このように、本発明サンプルA、Bに用いた基材合金は薄箔として十分な機械強度と製造性をと備えている。
図1は、いわゆるグリーブル試験による熱間延性試験の結果であり、本発明サンプルA、Bおよび比較サンプル2について、絞り(=破断時の断面減少率)を試験温度に対して示してある。実際に合金が熱間加工できるためには、絞りが40%より大きくなければならない。熱間加工で高い歩留まりが安定して確保できるためには、温度差100℃での絞り平均値が70%以上でなくてはならない。
図1に明示されているように、本発明サンプルA、Bの合金は熱間加工でも熱間鍛造でも製造できるのに対して、比較サンプル2の合金は従来の方法によって十分な歩留まりで製造することはできない。その結果として、比較サンプル2の合金が備えるべき良好な耐酸化性を得るには、この合金を薄ストリップの形に製造した後で必要なAl含有量を添加しなくてはならない。本発明サンプルA、Bの合金はいずれも、良好な生産性で非常に薄いストリップに冷間圧延できるのに十分な延性を室温および高温で備えており、厚さ50μmに至るまで問題なく製造できているので、アルミニウムまたはアルミニウム基合金を被覆する基材の良好な候補材料である。
〔実施例2〕
本発明サンプルA、Bの合金の厚さ50μmの冷間圧延ストリップの両面に、蒸着またはスパッタリングにより、合計Al含有量が5.5〜6%(表3参照)になる量のAlを被覆して本発明サンプルC、Dの合金を作製した。この被覆を行なう際に基材をある程度加熱したが、基材表面に溶融Alが生ずるような高温にはしなかった。すなわち、本発明によりAlまたはAl合金の被覆を行なう基材温度は、100〜600℃の範囲内、望ましくは150〜450℃の範囲内である。
Figure 2007518879
比較サンプル2の合金は本発明サンプルCとほぼ同じ合計組成であり、上述したように鍛造可能であるが、材料歩留まりは非常に低くなる。このように熱間延性が低いため、薄いストリップの形で製造することはほぼ不可能である。この合金は表2に示したように耐熱性が非常に高く、例えば700℃および900℃での引張強さは比較サンプル1の従来材料に比べて3倍〜4倍であり、引張降伏点は4倍以上である。
〔実施例3〕
本発明サンプルCの50μm厚さのストリップ表面に形成されたAl層の厚さを、薄い表面層の組成および厚さを正確に測定できるGDOES(Glow Discharge Optical Emission Spectroscopy:グロー放電発光分光分析)で測定した。分析結果によると、このサンプルの合計Al含有量は5〜6wt%であった。サンプルを大気中にて1000℃で最大620時間まで酸化した。結果を図2に示す。本発明サンプルCの合金は、従来の製造方法による同じ厚さのFe−Cr−Al合金(比較サンプル1)と同等の耐酸化性を備えており、本発明サンプルDよりも耐酸化性が著しく良い。試験時間400時間では、本発明サンプルCの合金は2.3%重量増加しており、これに対して本発明サンプルDの合金は5%重量増加した。同じ試験時間で、比較サンプル1は2.2%重量増加した。
本発明サンプルCの合金を比較サンプル1の合金と一緒に1100℃で酸化試験した。結果を図3に示す。両者とも厚さ50μmの箔の状態で試験した。試験時間300時間までは、両者とも同等に良好である。試験時間400時間では、本発明サンプルCも比較サンプル1も重量増加は6%未満であり、本発明サンプルCが5.9%、比較サンプル1が4.3%である。このように本発明サンプルCの合金は、1100℃で400時間酸化したときに厚さ50μmの状態で重量増加が6%以下であるという触媒コンバータに要求される耐酸化性を十分にクリアしている。
〔実施例4〕
本発明サンプルE、Fは、それぞれ本発明サンプルC、Dの合金を1200℃で20分焼鈍して材料中のAl含有量を均質化したものである(表4を参照)。曲げ試験を行ない、破断せずに曲げが可能であった最小曲げ半径を求めて延性を評価した(表4を参照)。試験を行なった最小曲げ半径は0.38mmであった。両者ともこの曲げによる損傷の発生は認められなかった。この曲げ半径は触媒コンバータの製造に用いる曲げ半径よりも小さい。したがって、本発明により製造したストリップは触媒コンバータに用いるのに十分な延性を備えている。900℃では、本発明サンプルEは引張強さが166MPaであり(表2参照)、この値は現用材である比較サンプル1による材料よりも4倍大きく、更に、本発明により製造した合金と類似の組成を持ち従来方法により製造した比較サンプル2の材料よりも幾分高い値である。
Figure 2007518879
〔実施例5〕
本発明サンプルE、Fの合金を本発明サンプルCの合金および比較サンプル1、2と一緒に1100℃で酸化試験した。結果を図4に示す。比較サンプル2は厚さ約3mmのプレートの状態で試験し、これに対して本発明サンプルC、E、Fは50μmの薄箔の状態で試験した。比較サンプル1の合金は2種類の異なる状態で試験した。一つは熱間圧延ストリップから採取した厚さ約3mmのプレートの状態であり、もう一つは厚さ50μmの箔の状態である。結果をまとめて表5に示す。
図4および表5に示されるように、比較サンプル1の薄箔の酸化速度は厚いプレートよりも小さい。その理由は、薄い箔は容易に変形できるため保護酸化膜と金属との熱膨張差を吸収できるからである。そのため、冷却/加熱の際の酸化膜の破壊が回避され、下地金属が露出して酸化に曝されることが無い、という効果が得られる。比較的厚いプレートは上記のようには変形できず、加熱・冷却によってサンプルが大きく影響される。
Figure 2007518879
本発明サンプルC、Eの合金は比較サンプル2の合金とほぼ同じ組成であり、比較サンプル1の場合と同様に厚さの違いによって類似の効果が予想される。しかし、本発明の合金がサンプル厚さの減少により相対的に耐酸化性が向上する程度は、比較サンプル1のそれよりもかなり大きい(表5参照)。これは非常に予測困難で有益な本発明の方法の効果であると考えられる。
更に、本発明サンプルCとEとでは拡散焼鈍が異なり、耐酸化性に対して予想しない大きな付加的向上効果があることが分かった(表5)。
まず、本発明サンプルFの合金は箔の状態の本発明サンプルCまたは比較サンプル1と同等の良好な耐酸化性を有する。本発明サンプルFの合金については220時間で試験を中断した。しかし、本発明サンプルEとFとの1100℃、220時間での重量増加を比較すると、耐酸化性の観点からは本発明サンプルEが組成と製造方法との組合せが最良である。
〔実施例6〕
本発明サンプルAの合金の厚さ50μmのストリップに蒸着によりAlを被覆した。Arガス中、1050℃で種々のサンプルを種々の時間焼鈍した。材料中のAl濃度プロファイルをGDOESにより求めた。結果を図5に示す。Al濃化領域は8時間の処理の後でもストリップの表面付近に残っている。この領域はストリップ内部へのAlの拡散によって非常にゆっくりと消耗しているように見える。
〔実施例7〕
本発明サンプルAの合金の厚さ50μmのストリップに蒸着によりAlを被覆した。サンプルをArガス中、1150℃で50分焼鈍した。走査電子顕微鏡(SEM)でミクロ組織を観察した。図6にサンプル表面近傍の領域を示す。最外層にFe−Cr濃化層(図6の「0」)が形成されており、その内側にNiおよびAlの濃化層(図6の「1」)がある。「層2」は拡散領域であり、表面からの距離の増加に伴ってAl含有量が徐々に減少している。「層3」は基材と同じ組成である。
〔応用例〕
触媒コンバージョン用の支持材料
触媒コンバージョンは先進工業国において何年も前から必要とされている。触媒活性を持つ材料を支持材料上に機械的に担持する。支持材料に特に必要なことは、表面積が大きく、温度変化に耐えることができ、触媒コンバータの作動温度での機械強度および耐酸化性を十分に備えていることである。
今日、主として2種類のタイプの支持材料が用いられている。すなわちセラミクスと金属である。セラミクス支持材料は多くの場合コージェライトで作製され、酸化による劣化が生じないが、脆性材料であるため衝撃などの機械的なストレスや急激な温度変化に対して耐性が非常に低い。今日、金属支持材料は一般にFe−Cr−Alフェライト合金に希土類金属(REM)またはZrまたはHfといった反応性元素を少量添加した組成の薄ストリップが基本である。モノリスの表面積を最大化するために、支持材料はできるだけ薄くした方が良く、普通は厚さ10μm〜200μmである。今日、一般的なストリップ厚さは50μmであるが、ストリップ厚さを30μm、あるいは20μmと薄くすれば、表面積/体積の比率が増大し、かつ/または触媒コンバータ通過時の圧力低下が少なくなって、触媒コンバータの効率を大幅に高めることができる。金属の高い延性によって機械的および熱的な疲労に対する抵抗力が高くなる。アルミニウム含有量を約4.5wt%より多くすれば、上記の反応性元素との共存により、加熱時に薄くて保護作用のある酸化アルミニウムを付与することが可能になる。更に、反応性元素は酸化物の剥離傾向を大幅に低減し、冷却時や機械的な変形時の金属からの脱落を低減する。しかし、従来のFe−Cr−Al合金には大きな欠点があった。すなわち高温で機械的に非常に弱いため、例えば加速度、圧力変化、機械的な衝撃や温度変化による小さなストレスでも大きく変形し易い。
本発明は、薄ストリップや細ワイヤといった小寸法の製品に限定されない。アルミニウム含有量が4.5wt%を超えるオーステナイト材料は熱間加工で十分な生産性と歩留まりを確保して製造することができないので、本発明で説明した被覆方法によって厚い寸法で製造できることは有益である。すなわち、例えばシートメタルプレート、ストリップ、箔、シームレス管などの形に製品を製造した後に、合計アルミニウム含有量が4.5wt%を超えるような量のアルミニウム合金を上記の製品の片面または両面に被覆する。一例として、本発明サンプルAの組成を有するシームレス管(外径60.33mm、肉厚3.91mm)を従来法で製造できる。この管の合計アルミニウム含有量を4.5wt%以上にするためには、内表面および外表面に厚さ0.1mm以上のアルミニウムを被覆する必要がある。このような量を管の表面に適用する手段は、アルミニウム合金の溶湯中に浸漬するなどの従来法でよい。材料の均質化が必要であれば、高温、望ましくは1000℃以上で、長時間の熱処理をすることが望ましい。したがって、仕上がり製品は部分的に均質化した状態で製造することが適切であり、すなわち材料のアルミニウム含有量は表面に向かって高くなる勾配を持っており、例えば1100℃まで徐々に加熱し、望みのアルミニウム分布に応じて5分〜10時間の保持を行なう。当業者には明白なことであるが、満足な生産性で製造できるようにすべき場合には、基材のアルミニウム含有量は基材の製造を妨げない限りできるだけ高くすべきである。この場合、基材の適切なアルミニウム含有量は2〜4wt%である。この方法を用いて、仕上がり製品の製造または低温での連続塑性加工用の出発材料(例えばピルグリムステップローリング用の管状ブランク)の製造を行なうことができる。
抵抗加熱
工業炉および家庭用品のうち抵抗加熱を用いたものとしては、ホットプレート、輻射ヒーター、フラットアイロン、オーブン、トースター、ヘアードライヤー、タンブルドライヤー、乾燥式食器棚、電気やかん、カーシートヒーター、床下ヒーター、ラジェーターなどの製品があり、この分野でも上記特性を持ったストリップ、ワイヤ、箔の使用ニーズがある。この製品仕様を持つ材料の適用性によって、使用寿命が長く、使用温度および効率が高い高効率の熱源を開発することが可能になる。
他の用途
本発明により製造された合金は、他の高温用途として高い耐酸化性と良好な機械特性とを必要とする用途にも使用できる。例えば、熱交換器や保護プレートにも使用できる。また、他の環境中、例えば還元性雰囲気中でも使用できる。後者の場合には、場合によっては使用前に予備酸化しておくことで、アルミニウム含有酸化膜を安定かつ緻密に形成できる。
図1は、いわゆるグリーブル試験による高温延性試験の結果であり、絞りと試験温度との関係を示す。 図2は、大気中、1000℃での酸化速度を本発明サンプルCおよびDと比較サンプル1と比較して示す。 図3は、大気中、1100℃での酸化速度を本発明サンプルCと比較サンプル1とを比較して示す。 図4は、大気中、1100℃での酸化速度を本発明サンプルC、E、F、比較サンプル1(厚さ50μmおよび3mm)、比較サンプル3について示す。 図5は、1050℃で種々の時間焼鈍したAl被覆材料中のアルミニウム含有量と表面からの距離に対してプロットして示す。 図6は、Al被覆した後にArガス中、1150℃で50分間焼鈍した材料のミクロ組織を示し、0=Fe−Cr濃化層、1=NiおよびAlの濃化層、2=拡散領域、3=基材の組成である。

Claims (8)

  1. オーステナイト合金の製造方法であって、低Al含有量のオーステナイト合金から成る基材に、これよりも高Al含有量の合金を少なくとも1層、温度100〜600℃で被覆することにより、Al含有量が4.5〜12wt%、望ましくは5.5〜12wt%である最終製品とすることを特徴とするオーステナイト合金の製造方法。
  2. 請求項1において、下記の化学組成(wt%):
    Ni:20〜70%、
    Cr:15〜27%、
    Al:0〜5%、
    Moおよび/またはW:0〜4%、
    Si:0〜2%、
    Mn:0〜3%、
    Nb:0〜2%、
    Y、Zrおよび/またはHf:0〜0.5%、
    Ti:0〜0.5%、
    1種以上の希土類金属(REM):0〜0.1%
    残部:Feおよび通常存在する不純物
    を有する基材合金に、これよりも高Al含有量の組成を持つ少なくとも1層を被覆することを特徴とする方法。
  3. 請求項1または2において、上記少なくとも1層がAlであることを特徴とする方法。
  4. 請求項1または2において、上記少なくとも1層がAl基合金であることを特徴とする方法。
  5. 請求項4において、上記Al基合金が0.5〜25wt%のSiを含有するAlであることを特徴とする方法。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項において、上記最終製品が下記の組成(wt%):
    C :0〜0.2%、
    N :0〜0.1%、
    Ni:25〜70%、
    Cr:15〜25%、
    Al:4.5〜12%、
    Moおよび/またはW:0〜4%、
    Si:0〜4%、
    Mn:0〜3%、
    Nb:0〜2%、
    Ti:0〜0.5%、
    Y、Sc,Zrおよび/またはHf:0〜0.5%、
    Ce、La、Smのような1種以上の希土類金属(REM):0〜0.2%、
    残部:Feおよび通常存在する不純物
    を有することを特徴とする方法。
  7. 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法により製造可能なことを特徴とするAl含有量4.5〜12wt%のオーステナイト合金。
  8. 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法の、触媒コンバータおよび抵抗加熱のような高温用途に用いる支持部材の製造での使用。
JP2006546924A 2003-12-30 2004-12-15 オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用 Pending JP2007518879A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0303608A SE527174C2 (sv) 2003-12-30 2003-12-30 Metod för tillverkning av en austenitisk rostfri stållegering genom beläggning med aluminium samt dess användning i högtemperaturapplikationer
PCT/SE2004/002017 WO2005064031A1 (en) 2003-12-30 2004-12-15 Method for the manufacture of an austenitic product as well as the use thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007518879A true JP2007518879A (ja) 2007-07-12
JP2007518879A5 JP2007518879A5 (ja) 2007-12-27

Family

ID=30768915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006546924A Pending JP2007518879A (ja) 2003-12-30 2004-12-15 オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20080038143A1 (ja)
EP (1) EP1702083A1 (ja)
JP (1) JP2007518879A (ja)
KR (1) KR20060111662A (ja)
CN (1) CN1902334A (ja)
SE (1) SE527174C2 (ja)
WO (1) WO2005064031A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509407A (ja) * 2008-11-19 2012-04-19 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 酸化アルミニウム形成性ニッケルベース合金
WO2020067444A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 日本製鉄株式会社 オーステナイト系合金

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7413778B2 (en) * 2005-12-05 2008-08-19 General Electric Company Bond coat with low deposited aluminum level and method therefore
CN102230141B (zh) * 2010-04-28 2013-01-16 鞍钢集团矿业公司 链篦机篦板用耐热钢
US9790578B2 (en) * 2013-05-17 2017-10-17 Komatsu Ltd. Steel for tracked undercarriage component, and track link
CN103667939B (zh) * 2013-11-07 2016-02-10 安徽省智汇电气技术有限公司 一种滚珠轴承用锰钢材料及其制备方法
WO2018168268A1 (ja) * 2017-03-14 2018-09-20 国立大学法人東北大学 鉄基耐熱合金
CN107254641B (zh) * 2017-06-02 2019-03-19 江阴国润机械有限公司 耐高温氧化炉排片及其浇注模具和浇注工艺
GB201713066D0 (en) * 2017-08-15 2017-09-27 Paralloy Ltd Oxidation resistant alloy
US10481052B2 (en) 2018-03-28 2019-11-19 Ford Global Technologies, Llc Quality control process to assess the aluminized coating characteristics of hot stamped parts
CN113151747A (zh) * 2021-04-27 2021-07-23 中国核动力研究设计院 一种耐高温腐蚀的含铝奥氏体不锈钢及制备方法
CN114318169B (zh) * 2021-11-16 2022-11-25 上海交通大学 耐超临界水/超临界二氧化碳腐蚀的含铝奥氏体不锈钢

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421930A (en) * 1977-07-20 1979-02-19 Toyo Kogyo Co Oxidationnand deformationnresistant material for use as parts in internal combustion engine exhaust system
JPH0375353A (ja) * 1989-08-15 1991-03-29 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd Al含有ステンレス鋼箔の製造方法
JPH03260034A (ja) * 1990-03-09 1991-11-20 Nippon Steel Corp 自動車排ガス触媒担体用ステンレス鋼箔及びその製造方法
JPH04147965A (ja) * 1990-10-08 1992-05-21 Kobe Steel Ltd 蒸着a1めっき鋼材の製造方法
JPH06271993A (ja) * 1993-03-19 1994-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐酸化性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼
JP2003515457A (ja) * 1999-11-30 2003-05-07 ティッセンクルップ ファオ デー エム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 良好な耐高温酸化性を有する耐熱合金の製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5856026B2 (ja) * 1979-01-20 1983-12-13 日立造船株式会社 アルミニウム被覆ステンレス鋼の製造方法
US4535034A (en) * 1983-12-30 1985-08-13 Nippon Steel Corporation High Al heat-resistant alloy steels having Al coating thereon
US4752599A (en) * 1986-03-31 1988-06-21 Nippon Steel Corporation Method for producing a base of a catalyst carrier for automobile exhaust gas-purification
US4829655A (en) * 1987-03-24 1989-05-16 W. R. Grace & Co.-Conn. Catalyst support and method for making same
JP2593319B2 (ja) * 1987-10-09 1997-03-26 株式会社アサヒ電子研究所 ファイル等被検索物の個別検索装置
FI89463C (fi) * 1991-01-03 1993-10-11 Kemira Oy Anvaendning av en nickelbaserad, aluminium innehaollande metallegering som substratmaterial foer en avgaser renande katalysator
JP2943021B2 (ja) * 1991-01-31 1999-08-30 日本冶金工業株式会社 表層にNiAl金属間化合物を有するオーステナイト鋼板帯の製造方法
US5578265A (en) * 1992-09-08 1996-11-26 Sandvik Ab Ferritic stainless steel alloy for use as catalytic converter material
DE69516069T2 (de) * 1994-09-30 2000-10-12 Gen Electric Verfahren zum Reinigen von Substraten und Herstellen von Schutzschichten
US6585864B1 (en) * 2000-06-08 2003-07-01 Surface Engineered Products Corporation Coating system for high temperature stainless steel
US6730264B2 (en) * 2002-05-13 2004-05-04 Ati Properties, Inc. Nickel-base alloy

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5421930A (en) * 1977-07-20 1979-02-19 Toyo Kogyo Co Oxidationnand deformationnresistant material for use as parts in internal combustion engine exhaust system
JPH0375353A (ja) * 1989-08-15 1991-03-29 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd Al含有ステンレス鋼箔の製造方法
JPH03260034A (ja) * 1990-03-09 1991-11-20 Nippon Steel Corp 自動車排ガス触媒担体用ステンレス鋼箔及びその製造方法
JPH04147965A (ja) * 1990-10-08 1992-05-21 Kobe Steel Ltd 蒸着a1めっき鋼材の製造方法
JPH06271993A (ja) * 1993-03-19 1994-09-27 Sumitomo Metal Ind Ltd 耐酸化性に優れたオーステナイト系ステンレス鋼
JP2003515457A (ja) * 1999-11-30 2003-05-07 ティッセンクルップ ファオ デー エム ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 良好な耐高温酸化性を有する耐熱合金の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012509407A (ja) * 2008-11-19 2012-04-19 サンドビック インテレクチュアル プロパティー アクティエボラーグ 酸化アルミニウム形成性ニッケルベース合金
WO2020067444A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 日本製鉄株式会社 オーステナイト系合金

Also Published As

Publication number Publication date
SE527174C2 (sv) 2006-01-17
CN1902334A (zh) 2007-01-24
SE0303608L (sv) 2005-07-01
SE0303608D0 (sv) 2003-12-30
EP1702083A1 (en) 2006-09-20
US20080038143A1 (en) 2008-02-14
KR20060111662A (ko) 2006-10-27
WO2005064031A1 (en) 2005-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007524001A (ja) 高温用途用Cr−Al鋼
CN105431562B (zh) 铁素体系不锈钢箔
JP6328247B2 (ja) 溶接性及び耐食性に優れた熱間プレス成形用めっき鋼板、成形部材、及びその製造方法
US11767573B2 (en) Ferritic stainless steel sheet and method of producing same, and al or al alloy coated stainless steel sheet
JP6601582B2 (ja) Fe−Cr合金および抵抗発熱体
US6773660B2 (en) Ferritic stainless steel for use in high temperature applications
JP2007518879A (ja) オーステナイト合金製品の製造方法およびその使用
JP5802762B2 (ja) 耐酸化性及び耐熱性に優れたアルミニウムメッキ鋼板
JP2012509407A (ja) 酸化アルミニウム形成性ニッケルベース合金
CN113088830A (zh) 铁素体合金
CN109196131B (zh) 铁素体系不锈钢板
JP4941320B2 (ja) 排ガス浄化装置の触媒担体およびそれに使用されるFe−Cr−Al系合金箔
JP5464037B2 (ja) オーステナイト系ステンレス鋼、ステンレス鋼製品およびそれらの製造方法
TW202219290A (zh) 奧氏體不鏽鋼
JP6791458B1 (ja) フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法、ならびに、Al蒸着層付きステンレス鋼板
JP6237973B1 (ja) フェライト系ステンレス鋼板
Chang et al. Aluminum clad ferritic stainless steel foil for metallic catalytic converter substrate applications
JPH0735555B2 (ja) 耐コーキング性エチレン分解炉管用耐熱鍛伸鋼
WO2004087980A1 (en) Stainless steel for use in high temperature applications
JPH0813071A (ja) 高温度で鍛造可能な合金

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071107

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071107

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100824

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101124

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101201

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110426