JPH0414361B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0414361B2
JPH0414361B2 JP58141312A JP14131283A JPH0414361B2 JP H0414361 B2 JPH0414361 B2 JP H0414361B2 JP 58141312 A JP58141312 A JP 58141312A JP 14131283 A JP14131283 A JP 14131283A JP H0414361 B2 JPH0414361 B2 JP H0414361B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control system
signal
failure
valve
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58141312A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6031602A (ja
Inventor
Isao Takami
Masahiro Katayama
Kazuhiro Nagashima
Shozo Taguchi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP14131283A priority Critical patent/JPS6031602A/ja
Publication of JPS6031602A publication Critical patent/JPS6031602A/ja
Publication of JPH0414361B2 publication Critical patent/JPH0414361B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/12Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid
    • F16K31/126Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like
    • F16K31/128Actuating devices; Operating means; Releasing devices actuated by fluid the fluid acting on a diaphragm, bellows, or the like servo actuated

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Indication Of The Valve Opening Or Closing Status (AREA)
  • Safety Devices In Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、弁体を弁スラムを介してダイヤフラ
ムに連結し、同ダイヤフラムへの供給圧に応じて
弁体を移動する空気作動式調節弁に関する。
一般にこの種の空気作動式調節弁には、附属品
として電空変圧器、ポジシヨナ、ブースタリレー
が設けられているが、これら附属品が故障すると
弁の調節機能が喪失する場合がある。
そこで最近では、空気作動式調節弁の空気調節
部を二重化して、その一方を常用系、他方を待機
系として用い、常用系の故障時に待機系に切替え
る方式を採用することにより、附属品が故障して
調節弁の調節機能が喪失するのを防止することが
できる空気作動式調節弁が考えられてきている。
しかし乍ら、このようなものでは常用系が故障
すれば待機系へ切替わるが、その後故障した系を
修理し待機系として生かす機能が欠けている。こ
のため、一度常用系が故障して待機系に切替つた
後待機系が故障すると、空気調整部はその機能を
完全に喪失することになる。
本発明は上記のような事情を考慮して成された
もので、その目的は空気調節部を二重化してその
一方を常用系、他方を待機系として用い、常用系
の故障時に待機系に切替え且つ故障した系を修理
した後待機系として生かすことにより、附属品が
故障した場合および常用系が一度故障して待機系
に切替つた後に待機系が故障した場合でも、空気
調節部の機能を確実に確保することが可能な信頼
性の高い空気作動式調節弁を提供することにあ
る。
上記目的を達成するために本発明では、弁体が
弁ステムを介して連結されたダイヤフラムへの空
気圧信号に応じて弁体を移動させる空気作動式の
調節弁において、制御電気信号を入力し空気圧信
号に変換して出力する電空変換器、弁ステムに連
結され、電空変換器からの空気圧信号を入力して
所定の指令信号を発するポジシヨナ、ポジシヨナ
からの指令信号を入力し、これに基づいて加圧空
気をダイヤフラムへ供給するブースタリレーから
なり、一方を作動状態、他方を待機状態として用
いる二つの空気調節部と、弁調節信号、弁リフト
信号、誤診断防止信号を入力し、これらに基づい
て空気調節部の故障を診断する故障診断器、故障
診断器からの故障診断信号を入力し、これに基づ
いて各々の空気調節部の作動上体、待機状態、故
障状態を判別する判別器からなる故障診断装置
と、故障診断装置からの判別信号を入力し、これ
に基づいて弁調節信号を制御電気信号として待機
状態にある空気調節部の電空変換器へ出力すると
共に故障状態をリセツトする制御弁別器とを備え
て構成している。
以下、本発明を図面を参照して説明する。
第1図は、空気作動式調節弁のブロツク図であ
る。この調節弁は、弁体1を弁ステム2を介して
ダイヤフラム3に連結し、同ダイヤフラム3への
空気圧信号に応じて弁体1を移動するものであ
る。ダイヤフラム3に供給する加圧空気の制御系
として、A制御系4とB制御系5との二系統を設
け、故障診断装置14と制御系弁別器15により
常用制御系と待機制御系に切換えるようにしてい
る。
上記A制御系4は、電空変換器6、ポジシヨナ
7、ブースタリレー8を順に接続し、このブース
タリレー8を切替器12を介して上記ダイヤフラ
ム3に接続している。上記電空変換器6は、制御
電気信号を受けて空気圧信号に変換するものであ
る。上記ポジシヨナ7は、弁ステム2に連絡して
弁ステムの空気圧変換値と上記空気圧信号とから
ブースタリレー8に所定の指令信号を発するもの
である。すなわちポジシヨナ7では、この空気圧
信号と弁ステム2の空気圧変換値との偏差圧力
ΔP1を算出し(ΔP1=入力空気圧信号−弁リフト
空気圧変値)、これに応じて第2図の縦軸に示す
ような給排気をおこなう。ブースタリレー8で
は、ポジシヨナ7からの入力空気圧と、ダイヤフ
ラム3への出力空気圧との偏差圧力ΔP2を求め
(ΔP2=入力空気圧−出力空気圧)、偏差圧力ΔP2
により第3図の縦軸に示すようなダイヤフラム3
への給排気をおこなう。
一方、B制御系5は、電空変換器9、ポジシヨ
ナ10、ブースタリレー10を順に接続し、切替
器12を介して上記ダイヤフラム3に連絡してい
る。電空変換器9は、A制御系4の電空変換器6
と同様制御電気信号を受けて空気圧信号に変換す
る。ポジシヨナ10は、電空変換器9からの入力
空気圧と弁ステム2の空気圧変換値との偏差ΔP3
を求め(ΔP3=入力空気圧−弁リフト空気圧変換
値)、この偏差ΔP3により、第4図の縦軸に示す
ような給排気をおこなう。すなわち電空変圧器
9、ポジシヨナ10、ブースタリレー11は、弁
ステム2が第5図に示すように制御電気信号と1
対1の関係を満足するように制御している。この
ときポジシヨナ7は、ΔP3=0となつているの
で、第4図に示すように給気を続け、ポジシヨナ
出力圧は、空気源圧力に飽和する。ブースタリレ
ー11は、ポジシヨナ10からの指令信号(入力
空気圧)にもとずきA制御系4のブースタリレー
8と同様に第3図に示すような給排気をおこな
う。ここでΔP3=0のときポジシヨナ出力圧が空
気源圧力に飽和しているので、ブースタリレー1
1の出力圧も空気源圧力に飽和する。従つてポジ
シヨナ10が排気側に故障しておれば、ポジシヨ
ナ出力圧は大気圧になる。またブースタリレー1
1が排気側に故障していれば、ブースタリレー出
力圧は大気圧となる。
また切替器12は、制御系弁別器15からの制
御系選択信号vを受け、この信号にもとづいてブ
ースタリレー8またはブースタリレー11を選択
し、その空気圧信号をダイヤフラム3に供給して
いる。つまり、例えば通常時切替器12は、A制
御系4の経路を接続され、B制御系5の経路を遮
断している。又A制御系4の故障時には、A制御
系4の経路を遮断し、B制御系5の経路を接続し
ている。
第6図は、上記故障診断装置14のブロツク図
である。弁開故障診断器16と弁閉故障診断器1
7は、弁調節信号a、弁ステム2に付設した弁リ
フト計13からの弁リフト信号b、誤診断防止信
号cを受け、これらの信号にもとづいて弁開方向
への故障または弁閉方向への故障を診断し、故障
があれば弁開故障信号eまたは弁閉故障信号fを
発生する。弁開故障信号eと弁閉故障信号fは、
弁故障検出器18、タイマ19を介して制御系故
障判定器21に入力される。
プラント診断器20は、プラント信号dを受け
この信号にもとづいてプラント診断信号iを発生
する。制御系故障判定器21は、弁故障信号hと
プラント診断信号iを受け、これらの信号にもと
づいて制御系故障信号jを発生する。判別器30
は、制御系故障信号jを入力信号として、A制御
系4及びB制御系5の作動状態、故障状態および
待機状態を判別し、いずれか一方の制御系を選択
するものである。
A制御系故障判定器22は、制御系故障信号
j、A制御系リセツト信号k、A制御系動作信号
lを受け、これらの信号にもとづいてA制御系故
障信号mを発生する。A制御系選択器23は、A
制御系故障信号m、A制御系選択信号n、B制御
系故障信号r、B制御系非動作信号を受け、こ
れらの信号にもとづいてA制御系動作信号oを発
生する。A制御系動作信号oは、タイマ24を介
してA制御系故障判定22に、A制御系選択信号
nは反転器28を介してB制御系選択器26に入
力される。
一方B制御系故障判定器25は、制御系故障信
号j、B制御系リセツト信号p、B制御系動作信
号qを受け、これらの信号にもとづいてB制御系
故障信号rを発生する。B制御系選択器26は、
B制御系故障信号r、B制御系選択信号s、A制
御系故障信号m、A制御系非選択信号、制御系
選択信号vを受け、これらの信号にもとづいてB
制御系動作信号tを発生する。B制御系動作信号
tは、タイマ27を介してB制御系故障判定器2
5に、また反転器29を介してA制御系選択器2
3に入力される。
制御系弁別器15は、B制御系動作信号tと故
障診断装置故障信号uを受け、これらの信号にも
とづいて制御系の弁別を行なうもので、弁調節信
号aの電空変換器6または電空変換器11への入
力、および制御系選択信号vの切換器12への入
力を行なう。
本発明の空気作動式調節弁は、A制御系4とB
制御系5の二系統の制御装置と故障診断装置1
4、制御系弁別器15を有しており、A制御系4
を常用制御系とした場合B制御系5が待機制御系
に、またB制御系5を常用制御系とした場合はA
制御系4が待機制御系となるもので、故障診断の
結果故障が有れば常用制御系から待機制御系に自
動的に切替えられる。切替後は、旧待機制御系が
常用制御系となり、故障を発生した旧常用制御系
は故障制御系となる。故障制御系は修理すること
により待機制御系となる。この制御系の切替えは
手動切替も可能であるが、待機制御系が故障して
いる場合は切替指令を出しても切替わらないよう
にしている。
第7図は弁開故障診断器16のロジツク図、第
8図は弁閉故障診断器17のロジツク図である。
弁開故障診断器16は、弁調節信号a、弁リフト
信号b、誤診断防止信号cを受けて弁開方向への
故障を診断するもので、(弁調節信号a)<(弁リ
フト信号b)で且つ誤診断防止信号cが弁開故障
状態である場合に弁開故障信号eを“1”にす
る。一方弁閉故障診断器17は、弁調節信号a、
弁リフト信号b、誤診断防止信号cを受けて弁閉
方向への故障を診断するもので、(弁調節信号a)
>(弁リフト信号b)で且つ誤診断防止信号cが
弁閉故障状態である場合に弁閉故障信号fを
“1”にする。この誤診断防止信号cとは、弁の
故障を弁リフト信号b以外の信号で検出するため
のもので、例えば弁により調節される流体の流体
信号が規定値F1より大きければ弁開故障状態、
規定値F2より小さければ弁閉故障状態と診断す
る。
プラント診断器20は、制御装置の故障が原因
でなくプラントの大幅な変動により制御系故障信
号jが“1”となり、制御系切替が行なわれるの
を防止するためのもので、プラント信号dを受け
て大幅なプラント変動を検出した場合にプラント
診断信号iを“0”にする。なお、プラント正常
時のプラント診断信号iは“1”である。
第9図は、弁故障検出器18、タイマ19、制
御系故障判定器21の動作を示すタイミングチヤ
ート図である。弁故障検出器18は弁開故障信号
eと弁閉故障信号fをを受け、どちらかの信号が
“1”であれば弁故障信号gを“1”にする。タ
イマ19は、過渡時に一時的に発生する弁故障信
号gによる制御系故障信号jの発生を防止するた
めに、弁故障信号gの立上りをτ1秒だけ遅延する
もので、弁故障信号gがτ1秒以下の場合は弁故障
信号hは“0”に、τ1秒以上発生する場合は弁故
障信号hを“1”にする。制御系故障判定器21
は、弁故障信号hとプラント診断信号iを受け、
弁故障信号hが制御装置の故障により発生したの
かプラントの大幅な変動により発生したのかを判
定するもので、プラント診断信号iが“1”すな
わちプラント正常時に弁故障信号hが“1”であ
れば制御装置故障と判定して制御系故障信号jを
“1”に、プラント診断信号iが“0”であれば
弁故障信号hと無関係に制御系故障信号jを
“0”にする。
第10図は、A制御系故障判定器22、A制御
系選択器23、B制御系故障判定器25、B制御
系選択器26、制御系弁別器15のロジツク図で
ある。A制御系故障判定器22は、制御系故障信
号jとA制御系動作信号lを受け、A制御系4の
故障の有無を判定しその結果によりA制御系故障
信号mを出力するもので、A制御系動作時すなわ
ちA制御系動作信号lが“1”の場合のみ故障判
定を行ない、その時制御系故障信号jが“1”で
あれば故障と判定してA制御系故障信号mを
“1”にする。なおA制御系非動作時は、制御系
故障信号jは無効である。A制御系故障信号m
は、一度“1”になると制御系故障信号jが
“0”になつても“1”に保持され、A制御系リ
セツト信号kを“1”とすることによりリセツト
される。
B制御系故障判定器25は、制御系故障信号j
とB制御系動作信号qを受け、B制御系5の故障
の有無を判定してその結果によりB制御系故障信
号rを出力するもので、B制御系動作時すなわち
B制御系動作信号qが“1”の場合のみ故障判定
を行ない、その時制御系故障信号jが“1”であ
れば故障と判定してB制御系故障信号rを“1”
にする。なおB制御系非動作時は、制御系故障信
号jは無効である。B制御系故障信号rは、一度
“1”になると制御系故障信号jが“0”になつ
ても“1”に保持され、B制御系リセツト信号p
を“1”にすることによりリセツトされる。
タイマ24とタイマ27は、制御系切替直後の
プロセスの過渡状態による制御系の再切替を防止
するためのものである。すなわち、常用制御系に
故障が発生して待機制御系に切替る場合、切替直
後はプロセスが過渡状態にあり制御系故障信号j
が“1”のままであるため、待機制御系でも故障
と判定される危険性がある。これを防止するため
に、タイマ24ではA制御系動作信号oの立上り
をτ2秒だけ遅延してA制御系故障判定器22での
故障判定をブロツクし、タイマ27ではB制御系
動作信号tの立上りをτ3秒だけ遅延してB制御系
故障判定器25での故障判定をブロツクしてい
る。ここで、タイマ24の遅延時間τ2はA制御系
動作開始からプロセスが正常になるまでの時間τA
よりも大きく、またタイマ27の遅延時間τ3はB
制御系動作開始からプロセスが正常になるまでの
時間τBよりも大きく設定する。
第11図は、A制御系故障判定器22とB制御
系故障判定器25の動作タイムチヤート図であ
る。A制御系4動作中に制御系故障信号jが
“1”になると、A制御系故障信号mが“1”に
なる。このA制御系故障信号mは、A制御系動作
信号oを“0”にすると共にB制御系5を起動す
る。A制御系動作信号oが“0”になると、A制
御系動作信号lも“0”となる。B制御系5が選
択されると、B制御系動作信号tが“1”とな
る。制御系切替からτB秒間は制御系故障信号jが
“1”であるが、この時点ではB制御系動作信号
qは“0”なので、B制御系故障信号rは“0”
である。制御系切替からτ3秒後にB制御系動作信
号qが“1”になるが、この時は制御系故障信号
jは“0”であるのでB制御系故障信号rは
“0”である。制御系故障信号jが“0”になつ
た時点でA制御系リセツト信号kを“1”にする
と、A制御系故障信号mは“0”にリセツトされ
る。B制御系5作動中に制御系故障信号jが
“1”になると、B制御系故障信号rが“1”に
なる。このB制御系故障信号rは、B制御系動作
信号tを“0”にすると共にA制御系4を起動す
る。B制御系動作信号tが“0”になると、B制
御系動作信号qも“0”となる。A制御系4が選
択されると、A制御系動作信号oが“1”にな
る。制御系切替からτA秒間は制御系故障信号jが
“1”であるが、この時点ではA制御系動作信号
lが“0”なので、A制御系故障信号mは“0”
である。制御系切替からτ2秒後にA制御系動作信
号lが“1”になるが、この時は制御系故障信号
jは“0”であるのでA制御系故障信号mは
“0”である。制御系故障信号jが“0”になつ
た時点でB制御系リセツト信号pを“1”にする
と、B制御系故障信号rは“0”にリセツトされ
る。
A制御系選択器23は、A制御系故障信号m、
A制御系選択信号n、B制御系故障信号r、B制
御系非動作信号を受け、これらの信号にもとづ
いてA制御系動作信号oを発生するものである。
A制御系4が選択されるのは、A制御系4が正常
時すなわちA制御系故障信号mが“0”の場合の
みで、B制御系5動作中にA制御系選択信号nを
“1”にした場合、B制御系故障信号rが“1”
の場合、B制御系非動作信号が“1”の場合等
に選択され、A制御系動作信号oが“1”とな
る。
B制御系選択器26は、B制御系故障信号r、
B制御系選択信号s、A制御系故障信号m、A制
御系非選択信号、制御系先端信号vを受け、こ
れらの信号にもとづいてB制御系動作信号tを発
生するものである。B制御系5が選択されるの
は、B制御系5が正常時すなわちB制御系故障信
号rが“0”の場合のみで、A制御系4動作中に
B制御系選択信号sを“1”にした場合、A制御
系故障信号mが“1”の場合等に選択され、B制
御系動作信号tが“1”となる。ここでA制御系
非選択信号は、反転器28によりA制御系選択
信号nを反転したもの、およびB制御系非動作信
号は反転器29によりB制御系動作信号tを反
転したものである。
制御系弁別器15は、故障診断装置14からB
制御系動作信号tと故障診断装置故障信号uを受
け、これらの信号にもとづいて制御系の選択を行
ない、電空変換器6または電空変換器11への弁
調節信号aの供給および切替器12への制御系選
択信号vの供給を行なうものである。ここで故障
診断装置故障信号uとは、例えば停電が発生して
故障診断不可能となつた場合や、A制御系4とB
制御系5の両制御系が故障した場合に制御系選択
信号vを保持するためのもので、故障診断装置故
障信号uが“0”の場合は制御系選択信号vはB
制御系動作信号tと常に一致しているが、停電が
発生して故障診断装置故障信号uが“1”になる
と、制御系選択信号vは故障が発生する前のB制
御系動作信号tを保持する。故障からの復帰時、
B制御系選択器26はB制御系動作信号tを故障
前の状態に復帰させるために、故障復帰信号wを
“1”にして制御系選択信号vを入力しB制御系
動作信号tと制御系選択信号vを一致させ、その
後故障復帰信号wを“0”とすることにより制御
系弁別器15の故障によるB制御系選択器26の
誤選択を防止している。
第12図は、A制御系選択器23、B制御系選
択器26、制御系弁別器15の動作タイミングチ
ヤート図である。A制御系4動作中にB制御系選
択信号sを“1”にすると、B制御系5が選択さ
れてB制御系動作信号tが“1”になる。このB
制御系動作信号tは、A制御系動作信号oを
“0”、制御系選択信号vを“1”にする。また、
B制御系5動作中にA制御系選択信号nを“1”
にすると、A制御系4が選択されてA制御系動作
信号oが“1”になると共にB制御系動作信号t
が“0”になる。このB制御系動作信号tは、制
御系選択信号vを“0”にする。
一方、A制御系4動作中に制御系が故障してA
制御系故障信号mが“1”になると、A制御系故
障信号mはA制御系動作信号oを“0”にすると
共にB制御系動作信号tを“1”にする。このB
制御系動作信号tは、制御系選択信号vを“1”
にする。なお、A制御系故障信号mが“1”の場
合はA制御系選択信号nは無効である。A制御系
4の修理によりA制御系故障信号mを“0”にし
た後、B制御系5に故障が発生してB制御系故障
信号rが“1”になると、B制御系故障信号rは
A制御系動作信号oを“1”にすると共にB制御
系動作信号tを“0”にする。このB制御系動作
信号tは、制御系選択信号vを“0”にする。な
お、B制御系故障信号rが“1”の場合はB制御
系選択信号sは無効である。
次に、B制御系5の故障に続いてA制御系4も
故障した場合はA制御系故障信号mが“1”とな
り、A制御系故障信号mはA制御系動作信号oを
“0”にすると共にB制御系動作信号tを“1”
にしようとするが、B制御系故障信号rが“1”
であるためB制御系動作信号tは“0”のままで
ある。制御系選択信号vは、A制御系4とB制御
系5の両制御系の故障により故障診断装置故障信
号uが“1”となるため、最後に故障したA制御
系4すなわち“0”が保持される。逆に、A制御
系4の故障に続いてB制御系5が故障した場合の
制御系選択信号vは、B制御系5すなわち“1”
が保持される。
次に、A制御系4動作中に故障診断装置14に
停電が発生すると、故障診断装置故障信号uが
“1”となり制御系選択信号vはA制御系4すな
わち“0”が保持される。停電復帰後は故障復帰
信号wが“1”となり、制御系選択信号vに従つ
てB制御系動作信号tが“0”に、A制御系動作
信号oが“1”にされた後故障復帰信号wは
“0”に、故障診断装置故障信号uは“1”とさ
れる。B制御系5動作中に故障診断装置故障信号
uが“1”となつた場合は、制御系選択信号vは
B制御系5すなわち“1”が保持され、故障復帰
後は制御系選択信号vに従つてB制御系動作信号
tが“1”に、A制御系動作信号oが“0”にな
る。
以上の如く本空気作動式調節弁は、通常時は常
用制御系でダイヤフラム3を作動し、常用制御系
に故障が発生するとこれを故障診断装置14で検
出して待機制御系に切替え、切替後は旧待機制御
系が常用制御系となり、故障を発生した旧常用制
御系は故障制御系となり、この故障制御系は修理
することにより待機制御系となる。手動による常
用制御系から待機制御系への切替えは可能である
が、待機制御系が故障している場合すなわち常用
制御系から故障制御系への切替えは不可能である
ため、運転員の誤操作による制御系切替えの失敗
はない。また、故障診断装置14が故障した場合
は制御系弁別器15により故障が発生する前の制
御系を保持しているので、故障による不確定的な
制御系切替が行なわれず、また停電により故障診
断装置14の診断内容が失なわれても、停電復帰
時に制御系弁別器15の保持内容を入力すること
により停電前の診断内容に復帰させているので、
故障診断を継続して行なうことができる。
従つて本発明によれば、常用制御系が故障して
も待機制御系に切替えて制御を継続することがで
き、運転員の誤操作による常用制御系から故障制
御系への切替えがなく、しかも故障制御系は修理
することにより待機制御系となるため、空気作動
式調節弁の信頼性を飛躍的に向上させることので
きる顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第12図は本発明の一実施例を示し、
第1図は空気作動式調節弁のブロツク図、第2図
は常用制御系のポジシヨナにおけるΔP1と給排気
量との関係を示す図、第3図は常用制御系及び待
機制御系のブースタリレーにおけるΔP2と給排気
量との関係を示す図、第4図は待機制御系のポジ
シヨナにおけるΔP3と給排気量との関係を示す
図、第5図は制御電気信号と弁リフトとの関係を
示す図、第6図は故障診断装置14のブロツク
図、第7図は弁開故障診断器16のロジツク図、
第8図は弁閉故障診断器17のロジツク図、第9
図は弁故障検出器18、タイマ19、制御系故障
判定器21の動作タイムチヤート図、第10図は
A制御系故障判定器22、A制御系選択器23、
B制御系故障判定器25、B制御系選択器26、
制御系弁別器15のロジツク図、第11図および
第12図は第10図に示すロジツクの動作タイミ
ングチヤート図を示すものである。 1……弁体、2……弁ステム、3……ダイヤフ
ラム、4……A制御系、5……B制御系、6……
電空変換器、7……ポジシヨナ、8……ブースタ
リレー、9……電空変換器、10……ポジシヨ
ナ、11……ブースタリレー、12……切替器、
13……弁リフト計、14……故障診断装置、1
5……制御系弁別器、16……A制御系診断器、
17……B制御系診断器、18……弁故障検出
器、19……タイマ、20……プラント診断器、
21……制御系故障判定器、22……A制御系故
障判定器、23……A制御系選択器、24……タ
イマ、25……B制御系故障判定器、26……B
制御系選択器、27……タイマ、28……反転
器、29……反転器、30……判別器、a……弁
調節信号、b……弁リフト信号、c……誤診断防
止信号、d……プラント信号、e……弁開故障信
号、f……弁閉故障信号、g……弁故障信号、h
……弁故障信号、i……プラント診断信号、j…
…制御系故障信号、k……A制御系リセツト信
号、l……A制御系動作信号、m……A制御系故
障信号、n……A制御系選択信号、o……A制御
系動作信号、p……B制御系リセツト信号、q…
…B制御系動作信号、r……B制御系故障信号、
s……B制御系選択信号、t……B制御系動作信
号、u……故障診断装置故障信号、v……制御系
選択信号、w……故障復帰信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁体が弁ステムを介して連結されたダイヤフ
    ラムへの空気圧信号に応じて前記弁体を移動させ
    る空気作動式の調節弁において、 制御電気信号を入力し空気圧信号に変換して出
    力する電空変換器、前記弁ステムに連絡され、前
    記電空変換器からの空気圧信号を入力して所定の
    指令信号を発するポジシヨナ、前記ポジシヨナか
    らの指令信号を入力し、これに基づいて加圧空気
    を前記ダイヤフラムへ供給するブースタリレーか
    らなり、一方を作動状態、他方を待機状態として
    用いる二つの空気調節部と、 弁調節信号、弁リフト信号、誤診断防止信号を
    入力し、これらに基づいて前記空気調節部の故障
    を診断する故障診断器、前記故障診断器からの故
    障診断信号を入力し、これに基づいて前記各々の
    空気調節部の作動上体、待機状態、故障状態を判
    別する判別器からなる故障診断装置と、 前記故障診断装置からの判別信号を入力し、こ
    れに基づいて前記弁調節信号を前記制御電気信号
    として前記待機状態にある空気調節部の電空変換
    器へ出力すると共に故障状態をリセツトする制御
    系弁別器と、 を備えて成ることを特徴とする空気作動式調節
    弁。
JP14131283A 1983-08-02 1983-08-02 空気作動式調節弁 Granted JPS6031602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14131283A JPS6031602A (ja) 1983-08-02 1983-08-02 空気作動式調節弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14131283A JPS6031602A (ja) 1983-08-02 1983-08-02 空気作動式調節弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6031602A JPS6031602A (ja) 1985-02-18
JPH0414361B2 true JPH0414361B2 (ja) 1992-03-12

Family

ID=15288966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14131283A Granted JPS6031602A (ja) 1983-08-02 1983-08-02 空気作動式調節弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6031602A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0115452Y2 (ja) * 1985-11-06 1989-05-09
AU4669397A (en) * 1996-10-04 1998-04-24 Fisher Controls International Inc. Process control network with redundant field devices and busses
DE102009006533B4 (de) * 2009-01-28 2011-06-30 Siemens Aktiengesellschaft, 80333 Stelleinrichtung mit einem Auf/Zu-Ventil

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832556A (ja) * 1971-08-31 1973-04-28
JPS5028309A (ja) * 1973-07-11 1975-03-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4832556A (ja) * 1971-08-31 1973-04-28
JPS5028309A (ja) * 1973-07-11 1975-03-22

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6031602A (ja) 1985-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
BRPI0603798B1 (pt) Controlador para um reservatorio de equalizaqao de um sistema de freio de trilho e metodo de controle de pressao para um reservatorio de equalizaqao de um sistema de freio de trilho
JPH0414361B2 (ja)
WO2024099461A1 (zh) 机车制动控制系统及控制方法
JPH1068401A (ja) 圧力媒体装置
JPH0198822A (ja) 燃料燃焼器を制御する炎安全保護シーケンサ
JP3129638B2 (ja) 減圧システム及びその検査方法
KR100357829B1 (ko) 고장감지기능 및 고장제어기능을 구비한 주급수제어밸브 제어루프
JPH0371592B2 (ja)
JPS58184380A (ja) 空気作動式調節弁
RU2134898C1 (ru) Контрольно-командная система защиты
JPS60252904A (ja) 信号2重化装置
JPS592562Y2 (ja) 冗長化入力信号源の切換装置
JPH11200811A (ja) タービン制御装置
JPH0448468B2 (ja)
CA1137194A (en) Hierarchical-structure plant control system
JPH05317449A (ja) 消火設備の自動点検装置
JPH0440721B2 (ja)
JPS5969801A (ja) 中間値選択回路
JPS6137268A (ja) 消火設備における起動回路
JPS5997372A (ja) 空気作動式調節弁
JPS5971503A (ja) 冗長化制御装置
JPS6250857B2 (ja)
JPS5920056A (ja) 二重化構成装置における現用ユニツト設定方式
JPS58127253A (ja) 切替装置
JPH08137501A (ja) プロセス制御装置