JPH0414118Y2 - - Google Patents

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JPH0414118Y2
JPH0414118Y2 JP1985106622U JP10662285U JPH0414118Y2 JP H0414118 Y2 JPH0414118 Y2 JP H0414118Y2 JP 1985106622 U JP1985106622 U JP 1985106622U JP 10662285 U JP10662285 U JP 10662285U JP H0414118 Y2 JPH0414118 Y2 JP H0414118Y2
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foreign matter
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、処理胴を回動可能に収蔵軸架した処
理室を備えた構成の穀物処理機にとどまらず、扱
胴を収蔵軸架した扱室を備える脱穀機などにも利
用できる小石や金属片などの異物排出装置に関す
るものである。
従つて、本考案の明細書文中に記載された用語
において「穀物処理機」とは脱穀機などを含むこ
れらを総称した意であつて、「穀物処理機」が脱
穀機を対象とする場合は「処理胴」は扱胴に、
「処理室」は扱室に読み替えられる。
(ロ) 従来の技術 上記のように、処理胴を回動可能に収蔵軸架し
た処理室を備えた穀物処理機であつて、該処理室
の上周りがわを形成する天板に排出弁付き排出口
を開設して処理室内に処理物とともに供給された
小石や金属片などの異物を排出しようとする構成
のものは、従来の技術としては例えば実開昭56−
10938号公報に開示されるようなもので異物の排
出が適確に行われない欠点がある。
即ち、上記の同公報に示す構成によると、排出
口を開閉する排出弁は絶えず閉方向に附勢されて
いるものであつてこの排出弁に異物が衝当するこ
とによつてその附勢力に打ち勝つて排出口を解放
し排出するようになつているのであるから、穀粒
が異物とともに排出口から排出されるようにな
る。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 このように従来の技術のものにおいては、処理
室の上周りがわを形成する天板に開設せる排出口
に絶えず閉方向に附勢する排出弁が設けられ、こ
排出弁を衝当した異物が解放するようになつてい
るものであるから異物の排出は適確に行われず相
当量の穀粒が異物とともに排出口から排出される
ようになる。
本考案はこの従来のものの欠点をなくしてその
排出を適確なものにしながら、異物とともに排出
された穀粒を異物と分離して処理室に還元しよう
とするを的としてなされたものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 そこで本考案は、前記の目的を達成させる手段
として、 処理胴を回動可能に収蔵軸架した処理室を備え
た穀物処理機において、該処理室の上周りがわを
形成する天板の前記処理胴の回動方向上手がわ部
分に処理室内にて異物の衝当により発する異音を
感知する音量検出センサーを設け、その下手がわ
に排出弁付き排出口を開設して、音量検出センサ
ーが規定以上の異音を感知するとき前記の排出弁
を開き排出口から異物を自動的に排出させるとと
もに、該排出口を穀粒が通過する程度の目を有す
る異物受網を通して回収樋から処理室内に連通さ
せ、異物とともに排出される穀粒を処理室内に還
元する構成にするものである。
(ホ) 作用 前項(ニ)に記載するように構成すれば、処理物と
ともに小石や金属片などの異物が処理室内に供給
されると、この異物は処理胴の回動に伴つて回遊
させられ処理室の周壁に衝当して異音を発するの
である。そうするとこの異音は音量検出センサー
によつてキヤツチされその異音が規定の音量以上
であれば排出弁を作動させて自動的に排出口を開
放しこの排出口から異物を処理室外に放出させる
のである。そしてこの際に異物とともに排出口か
ら放出された穀粒は異物受網の目を通過し回収樋
から処理室内に還元されるのである。
(ヘ) 実施例 以下、本考案について実施例図を参照し説明す
る。
この例図に示す穀物処理機は粗選機にて選別さ
れた穂切れや枝梗付粒のような単粒となつていな
いものを再脱穀し処理する構成のものを示してあ
る。
1は処理室で、この処理室1内には矢印イ方向
に回動可能の処理胴2が収蔵軸架され、処理室1
の下方には圧風フアン3とこの圧風フアン3から
機体一側上部に設置される吸引フアン4に連通す
る選別風路5が設けられ、処理室1とこれら圧風
フアン3選別風路5の間には揺動選別板6と流穀
板7が配設され、選別風路5と前記吸引フアン4
の間に排塵室8が構成されている。
また、処理室1の他側がわには排塵室8に連通
する送塵口9を開口し、この送塵口9に対応して
排塵室8内に排塵胴10が矢印ロ方向に回動自在
に装架されている。
なお11は排塵胴10の下側に突設せる受杆で
あり、篩線12はこの受杆11の下方に位置する
ように前記流殻板7の上端から突出している。
そしてこの篩線12と流穀板7と前記の揺動選
別板6とは一体的に組成され前記排塵胴10の軸
に嵌挿した偏心輪13によつて同時に揺動させら
れる。
また、14は処理歯、15は切刃、16と17
は選別風路5と排塵室8の各底部に横設された1
番物取出樋と2番物樋で、2番物樋17の一側は
処理室1に連通させてある。
次に、処理室1の一側がわには処理物を供給す
る投入樋18を処理室1に連通させて設け、他側
がわ寄りから他側にかけての処理室1の上周りが
わを形成する天板19の部分には排出口20を開
設し、この排出口20に支点軸21を軸にして上
下動して開閉する排出弁22を装着してある。
23は前記投入樋18に隣接し処理室1内に連
通する回収樋であり、24は天板19の上側にお
いて前記排出口20とこの回収樋23とを連通さ
せるカバーでこのカバー24には蓋付きの異物取
出口25が開口されている。また26は穀粒が通
過する程度の目を有する異物受網であつて、前記
の排出口20を天板19とカバー24の間から異
物受網26を通して回収樋23を介して処理室1
内と連通させてある。
Sは前記排出弁22の支点軸21と排塵室8の
間における処理室1壁部分を構成する前記天板1
9に取着した音量検出センサーである。即ち、こ
の音量検出センサーSは天板19の処理胴2の回
動方向イ上手がわ部分に設けられ、前記の排出口
20はこの音量検出センサーSの下手がわに開設
されているのである。
そして、音量検出センサーSは処理歯14およ
び処理胴2の回動によつて処理室1壁に衝当する
小石や金属片などが発する異音を感知し検出する
構造になつている。
Cはコントロールボツクスで、音量検出センサ
ーSによる検出値が規定以上であれば指令を発し
て往復動機構27を作動させ、この作動はコント
ロールボツクスCに内臓されるタイマーによつて
一定時間持続させるようになつており、往復動機
構27の往復動は前記支点軸21から突出せるア
ーム28に連動させてある。なお、29は粗選機
の処理物取出樋を示してある。
したがつて、粗選機にて選別されて処理物取出
樋29から投入樋18内に供給される穂切れや枝
梗付粒のような処理物は処理室1内で再脱穀し処
理されるのである。
この場合に処理物に小石や金属片などの異物が
混入していると、この異物は処理胴2の回動によ
つて処理室1内で飛散し処理室1壁に衝当して異
音を発するようになる。音量検出センサーSはこ
異音をキヤツチしてコントロールボツクスCに伝
えその異音が規定以上であれば往復動機構27を
作動させこの作動を一定時間持続させる。そして
この作動はアーム28を介して排出弁22を矢印
ハ方向に回動させて排出口20を解放し、異物は
解放した排出口20から放出され天板19とカバ
ー24の間を通つて異物受網26に受け止められ
る。その際若干の穀粒も解放した排出口20から
異物とともに放出されるようになるのであるが、
この穀粒は異物受網26の目を通過して回収樋2
3から処理室1内に還元され、前記の異物受網2
6に受け止められた異物は異物取出口25から取
出し除去する。
以上本考案について実施例図(第1図〜第3
図)を参照して説明したのであるが、この手段の
外に第4図または第5図に示すような構成にして
処理室1内へ供給する際に異物を取り除く方法が
考えられるのでここに附記しておく。
第4図に示すものは、粗選機にて選別された処
理物を処理室1に供給して再脱穀する場合と処理
しない場合とに切換える構成をもつ穀物処理機で
あつて、この切換弁30にマグネツトMを取り付
け磁力によつて粗選機から供給される処理物中に
混入する金属片などの異物を取り除く構成のもの
を示し、図中、31は投入樋18から分岐せる取
出樋、32は切換弁30の支軸、33は切換レバ
ー、34は吸着異物の取出窓である。
また第5図に示すものは粗選機からの処理物を
処理室1に供給する際に穀物処理機における処理
室1からの漏下物の選別に用いる揺動選別板6な
どの揺動運動と圧風フアン3によつて起風される
風を利用して小石や金属片などの異物を除去する
構成のものを示し、図中、35は揺動選別板の延
出部に一体的に取着された多孔揺動板、36は圧
風フアン3によつて起風される風を取出してこの
多孔揺動板35の下側に案内する導風筒であり、
37は異物取出樋で閉方向に附勢する蓋38を備
えている。
これによつて、この多孔揺動板35上に供給さ
れる未処理物中の異物はその揺動運動と導風筒3
6によつて案内され多孔揺動板35を下から上へ
と吹き抜ける風により分離して異物取出樋37か
ら除去されるのである。
(ト) 考案の効果 本考案は以上説明したように、処理胴を回動可
能に収蔵軸架した処理室を備えた穀物処理機にお
いて、該処理室の上周りがわを形成する天板の前
記処理胴の回動方向上手がわ部分に処理室内にて
異物の衝当により発する異音を感知する音量検出
センサーを設け、その下手がわに排出弁付き排出
口を開設して、音量検出センサーが規定以上の異
音を感知するとき前記の排出弁を開き排出口から
異物を自動的に排出させるとともに、該排出口を
穀粒が通過する程度の目を有する異物受網を通し
て回収樋から処理室内に連通させ、異物とともに
排出される穀粒を処理室内に還元する構成にした
のであるから、従来のもののように処理室の適所
に開設せる排出口に絶えず閉方向に附勢する排出
弁を設ける構成ではなく、音量検出センサーによ
つて処理室内にて発する異音を感知しこれが規定
以上であれば排出弁を作動させて排出口を開放す
るから、小石や金属片などの異物の排出は適確に
行われて処理作用中に完全に除去され処理室内周
壁および処理胴や処理歯などが損傷せず且つ処理
物の品質も向上できる。また、排出口から異物が
排出される際にこの排出とともに放出される穀粒
は異物受網の目を通過して処理室内に還元される
から、作業後に異物中の穀粒を分離する手間が省
けるとともに穀粒の損失を防止し得られるものと
なつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示す例図にして、第
1図は第3図のA−A線における断面図、第2図
は同B−B線における断面図、第3図は本考案を
施した穀粒物処理機収納部の平面図を示し、第4
図と5図は異物を取り除く別の手段をそれぞれ断
面で示したものである。 2……処理胴、1……処理室、19……天板、
イ……回動方向、S……音量検出センサー、22
……排出弁、20……排出口、26……異物受
網、23……回収樋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 処理胴2を回動可能に収蔵軸架した処理室1を
    備えた穀物処理機において、該処理室1の上周り
    がわを形成する天板19の前記処理胴2の回動方
    向イ上手がわ部分に処理室1内にて異物の衝当に
    より発する異音を感知する音量検出センサーSを
    設け、その下手がわに排出弁22付き排出口20
    を開設して、音量検出センサーSが規定以上の異
    音を感知するとき前記排出弁22を開き排出口2
    0から異物を自動的に排出させるとともに、該排
    出口20を穀粒が通過する程度の目を有する異物
    受網26を通して回収樋23から処理室1内に連
    通させ、異物とともに排出される穀粒を処理室1
    内に還元する構成にしてあることを特徴とする穀
    物処理機における異物排出装置。
JP1985106622U 1985-07-11 1985-07-11 Expired JPH0414118Y2 (ja)

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