JPH04137528U - オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構 - Google Patents
オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構Info
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- JPH04137528U JPH04137528U JP5314591U JP5314591U JPH04137528U JP H04137528 U JPH04137528 U JP H04137528U JP 5314591 U JP5314591 U JP 5314591U JP 5314591 U JP5314591 U JP 5314591U JP H04137528 U JPH04137528 U JP H04137528U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構でリバ−ス側で録音ボタンが押さ
れると、フォワ−ド側に切替わって録音が出来ることで
ある。 【構成】 磁気ヘッドを搭載して録音ないし再生時にキ
ャプスタン軸11側へ前進するヘッド基板1と、該ヘッド
基板1の前進移動によって一旦解除方向に移動した後前
記ヘッド基板1と係合してその後退を阻止する係止板2
と、テ−プ走行方向を切替えるディレクションレバ−7
と、該ディレクションレバ−7の動作時前記ヘッド基板
1の移動方向に対し直交方向に移動する摺動板3と、録
音設定時に操作して前記ヘッド基板1を移動するプレ−
トレック6と、該プレ−トレック6に設けた係合部材8
と、該係合部材8の摺動域に出入する前記ディレクショ
ンレバ−7に設けられた突片7aとを備え、リバ−ス状態
時に前記プレ−トレック6の押し込み操作で前記係合部
材8と突片7aとが当接して前記ディレクションレバ−7
を回動してフォワ−ド側へ切替えるように構成されてい
る。
れると、フォワ−ド側に切替わって録音が出来ることで
ある。 【構成】 磁気ヘッドを搭載して録音ないし再生時にキ
ャプスタン軸11側へ前進するヘッド基板1と、該ヘッド
基板1の前進移動によって一旦解除方向に移動した後前
記ヘッド基板1と係合してその後退を阻止する係止板2
と、テ−プ走行方向を切替えるディレクションレバ−7
と、該ディレクションレバ−7の動作時前記ヘッド基板
1の移動方向に対し直交方向に移動する摺動板3と、録
音設定時に操作して前記ヘッド基板1を移動するプレ−
トレック6と、該プレ−トレック6に設けた係合部材8
と、該係合部材8の摺動域に出入する前記ディレクショ
ンレバ−7に設けられた突片7aとを備え、リバ−ス状態
時に前記プレ−トレック6の押し込み操作で前記係合部
材8と突片7aとが当接して前記ディレクションレバ−7
を回動してフォワ−ド側へ切替えるように構成されてい
る。
Description
【0001】
本考案は、テ−プレコ−ダに関する。更に詳述すると、本考案は、テ−プをフ
ォワ−ド(正転)側からリバ−ス(逆転)側ヘ自動的にあるいは強制的な操作に
よって反転させて連続的に再生すると共にフォワ−ド側のみ録音可能としたオ−
トリバ−ステ−プレコ−ダにおいて、リバ−ス側で録音モ−ドの操作をした時フ
ォワ−ド側に反転されて録音が可能なオ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切
替え機構に関する。
【0002】
再生専用のオ−トリバ−ステ−プレコ−ダを改良してフォワ−ド側のみ録音機
能を付加したテ−プレコ−ダがある。このテ−プレコ−ダでは、図10のリバ−ス
側で図示しない録音ボタンが取付けられるプレ−トレック6の押し込み操作に連
動するレックレバ−4に回動自在に設けられたレックオペレ−ション5の扇形の
係合部5cが走行モ−ドを決める摺動板3の下向き係合部3aに当接されてプレ−ト
レック6が前進出来ないことで録音モ−ドに切替え不能になされている。
又、録音時、テ−プエンドになった場合、テ−プ終端を検出してオ−トストッ
プする。この時、走行モ−ドは、フォワ−ド側から録音が出来ないリバ−ス側へ
自動的に摺動板3が切替わってしまう機構になっている。
そのため、録音を再び始めるためには、走行モ−ドをリバ−ス側からフォワ−
ド側へディレクションレバ−7を手動で操作して摺動板3を切替えなければなら
ない。
録音テ−プエンドによるオ−トストップ後、再び録音しようとする場合に、「
テ−プの入替」の他に、ディレクションレバ−7をリバ−ス側からフォワ−ド側
へ切替え操作が必要となる。
又、その時、ディレクションレバ−7の切替えを忘れて録音ボタンを押すと、
録音ボタンは押せないため、つい強く押してしまい、最悪の場合メカを破壊させ
てしまう危険性がある。
【0003】
解決しようとする問題点は、テ−プ走行モ−ドがリバ−ス側の時、「テ−プの
入替」の他に、ディレクションレバ−をリバ−ス側からフォワ−ド側へ切替えを
忘れて録音ボタンを押すと、メカを破壊させてしまう危険性があることである。
本考案の目的は上記欠点に鑑み、簡単な機構でリバ−ス側で録音ボタンが押さ
れると、フォワ−ド側に切替わって録音が出来るオ−トリバ−ステ−プレコ−ダ
のモ−ド切替え機構を提案することである。
【0004】
本考案は、テ−プ走行方向を自動的にあるいは強制的にフォワ−ド側からリバ
−ス側へ切替えて連続的に再生すると共にフォワ−ド側のみ録音可能としたオ−
トリバ−ステ−プレコ−ダにおいて、磁気ヘッドを搭載して録音ないし再生時に
キャプスタン軸側へ前進するヘッド基板と、該ヘッド基板の前進移動によって一
旦解除方向に移動した後前記ヘッド基板と係合してその後退を阻止する係止板と
、テ−プ走行方向を切替えるディレクションレバ−と、該ディレクションレバ−
の動作時前記ヘッド基板の移動方向に対し直交方向に移動する摺動板と、録音設
定時に操作して前記ヘッド基板を移動するプレ−トレックと、該プレ−トレック
に設けた係合部材と、該係合部材の摺動域に出入する前記ディレクションレバ−
に設けられた突片とを備え、リバ−ス状態時に前記プレ−トレックの押し込み操
作で前記係合部材と突片とが当接して前記ディレクションレバ−を回動してフォ
ワ−ド側へ切替えるようにしたことを要旨とするものである。
【0005】
リバ−ス側の図1、図5で図示しない録音ボタンが押し込み操作されると、プ
レ−トレック6が押し込まれ、係合部材8が前方に摺動される。この摺動で係合
部材8の折曲部8aがディレクションレバ−7の突片7aに当接してディレクション
レバ−7が図で反時計方向に回動されてディレクションレバ−7と摺動板3が図
1、図5のリバ−ス側から図7、図8のフォワ−ド側に反転される。この反転で
録音が可能となる。
又、この反転で摺動板3の突起3bでアッセンブリ−TUレバ−19が反転される
。
更にプレ−トレック6が押し込まれると、各係合部1d、1e、6a、6b、4a、4bに
おいて係合しているヘッド基板1及びレックレバ−4が押し込まれロックされる
。
このロックは、図9のようにヘッド基板1の係合爪1gが係止板2の右側のカム
面2dに当接して、係止板2を図上左側即ち解除方向に移動させる。この移動でヘ
ッド基板1の係合爪1gは係止板2のカム面2dを乗り越えて鉤部2eに陥る。そして
、ヘッド基板1の後退即ちモ−ド解除を阻止する。
更にロックはレックレバ−4の係合部4dと左側のカム面2bとの当接によって係
止板2は駆動され、その後係合部4dと鉤部2cとの係合によってなされる。このと
き、レックオペレ−ション5はヘッド基板1との関係においては相対的移動がな
いので、外側に回転せずにレバ一レック4上に位置したままヘッド基板1と共に
前進する。即ち押し込まれる。
ロックと同時にプレ−トオペレ−ション24が移動してモ−タ25をONにする。
フォワ−ド側のリ−ル台と正転用フライホイ−ル38とを接続しテ−プを走行させ
る。
【0006】
以下、図示の実施例で本考案を説明する。図はオ−トリバ−ステ−プレコ−ダ
のモ−ド切替え機構で、図1はテ−プ走行モ−ドがリバ−ス側のストップ状態を
示す平面図、図2はリバ−ス側のヘッド基板1と係止板2の関係を示す平面図、
図3は同プレ−トレック6と係合部材8とディレクションレバ−7とレックレバ
−4とレックオペレ−ション5の関係を示す平面図、図4は同ディレクションレ
バ−7と摺動板3の平面図、図5は図1の要部拡大平面図、図6は各構成部品の
斜視図、図7はテ−プ走行モ−ドがフォワ−ド側で録音モ−ドの平面図、図8は
図7の要部拡大平面図、図9は同ヘッド基板1と係止板2の関係を示す平面図で
ある。
【0007】
オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構は、図1のように磁気ヘッ
ド10を搭載して録音ないし再生時にキャプスタン軸11、12側へ前進するヘッド基
板1と、このヘッド基板1の前進移動(以下押し込みともいう)によって一旦解
除方向に移動した後ヘッド基板1と係合してその後退を阻止する図2の係止板2
と、テ−プ走行方向が切替えられる際に係止板2と同方向に移動する図4の摺動
板3と、録音可能時にのみヘッド基板1と共に移動し録音用スイッチ(図示省略
)を操作する図3のレックレバ−4と、該レックレバ−4に回動可能に支持され
て録音モ−ドにおいて摺動板3が摺動する際に該摺動板3によって回動され係止
板2を解除方向に作動させるレックオペレ−ション5と、図示しない録音ボタン
が取付けられるプレ−トレック6と、摺動板3に回動自在に取付けられたディレ
クションレバ−7と、プレ−トレック6に回動自在に取付けられた係合部材8と
を少なくとも備えている。
【0008】
前記ヘッド基板1は図1、図5、図6のようにベ−スとなるシャ−シ9の−部
を切り起こしたガイド部材9a、9b、9c及びガイド突起1aによってキャプスタン軸
11、12側ヘ移動し得るように支持されている。ガイド部材9a、9bはシャ−シ9の
一部を鉤型に切り起こしたもので、ヘッド基板1の両側面を前後方向に移動し得
るように抱持している。ガイド部材9cはヘッド基板1の移動方向に穿たれた溝1b
に挿入されて係合し、ヘッド基板1を移動方向に案内すると共にそれと直交する
方向のがたつきを規制するように抱持している。ガイド突起1aはシャ−シ9の中
央の段差部分に穿たれた開口部9dを貫通してシャ−シ9の裏面側に当接する。こ
のヘッド基板1の一部は折り曲げられて図示しない再生ボタンを組み付け得るよ
うに設けられており、再生ボタンの押し込みによってヘッド基板1を直接駆動す
るように構成されている。このヘッド基板1には録再用の磁気ヘッド10が搭載さ
れている。また、ヘッド基板1はシャ−シ9の支柱9e、9fに揺動自在に取付けら
れているピンチロ−ラ13、13を連動させてキャプスタン軸11、12に対して当接さ
せたり離反させたりする。
また、ヘッド基板1には図2、図5、図6のように下向きに折れ曲がってシャ
−シ9の裏面側に突出する駆動爪1cが形成されている。この駆動爪1cは再生モ−
ドに設定するためにヘッド基板1を押し込むとき、レックオペレ−ション5の突
部5aと係合してレックオペレ−ション5を図1、図5で反時計方向に即ち摺動板
3の係合部3a側へ回転させる。
更に、ヘッド基板1にはプレ−トレック6と係合する係合部1dがプレ−トレッ
ク6の押し込み方向の前方に突き出るように設けられ、プレ−トレック6を押し
込む際にのみプレ−トレック6とヘッド基板1とが一体的に移動するように設け
られている。また、プレ−トレック6側にもヘッド基板1の係合部1eを後方から
押す係合部6aが設けられ、当該プレ−トレック6を押し込む際にのみヘッド基板
1側の係合部1eと係合するように設けられている。
【0009】
プレ−トレック6は録音ボタン(図示省略)を取付けるもので、図6のように
消去用のマグネット14を保持するエレ−スホルダ15が取付けられており、録音モ
−ドの選択即ちプレ−トレック6の押し込みによってテ−プに消去用マグネット
14が当てられるように構成されている。このプレ−トレック6にはヘッド基板1
の押し込み方向に長いスリット1fを貫通してレックレバ−4の段差部4a及びスリ
ット4bと係合する図3、図6の折り曲げ部6bが形成され、レックレバ−4と同時
に移動するように係合されている。
プレ−トレック6には係合部材8が揺動自在に取付けられている。
【0010】
レックレバ−4は図1、図6のように一端がシャ−シ9のガイド部9gに支持さ
れると共に他端がサブシャ−シ16の裏面側の爪部材(図示省略)に抱持され、ヘ
ッド基板1の押し込み方向に移動自在に支持されている。レックレバ−4の先端
4cは、テ−プカセットの誤消去防止用爪と連動する検出部材(図示省略)に当接
するように配置され、テ−プカセットの誤消去防止用爪が折られている場合には
、検出部材がテ−プカセット内に侵入することによってレックレバ−4の先端に
検出部材の−部が当接しレックレバ−4を押し込むことができないように設けら
れている。このレックレバ−4のシャ−シ9側に突出する折り曲げ部4dは、レッ
クオペレ−ション5の切欠き孔5bを貫通して図2、図6の係止板2の孔2aに嵌入
し、カム面2bと当接しかつ鉤部2cと係合する。即ち、プレ−トレック6を押し込
む際(録音モ−ド)には、レックレバ−4の折り曲げ部4dも係止板2のカム面2b
を押して係止板2を解除方向に−旦作動させた後鉤部2cに陥入して係合するよう
に設けられている。尚、レックレバ−4とシャ−シ9との間には引張りばね17が
取付けられ、録音モ−ドが解除された際にレックレバ−4を元の位置即ち図1の
ストップ位置に復帰させるように設けられている。
レックレバ−4の上にはレックオペレ−ション5がレックレバ−4と平行な面
内において自在に回動し得るようにかしめ等によって取付けられている。
【0011】
このレックオペレ−ション5は扇形の係合部5cを有し、該係合部5cと摺動板3
とをレックレバ−4の移動方向において係合させることによって後追い録音が出
来ないように設けられている。レックオペレ−ション5とレックレバ−4とはス
プリング18によって連結され、外力が働かない場合にはレックレバ−4に対し一
定の姿勢即ちレックレバ−4の上に引き込む状態を取るように設けられている。
【0012】
ヘッド基板1とシャ−シ9との間にはヘッド基板1の移動方向と交差する方向
即ち係止板2と同じ方向に移動可能な摺動板3が設けられている。この摺動板3
はピンチロ−ラ13の支柱9e、9fの軸受部をガイドとして移動可能にシャ−シ9上
に載置され、オ−トリバ−ス機構の図1、図4、図6のアッセンブリ−TUレバ
−19と該レバ−19の溝19a に嵌合する突起3bを以って係合し、オ−トリバ−ス機
構と連動するように設けられている。また、摺動板3には、図1、図4から図6
のようにシャ−シ9から突き出た折り曲げ部9hを支点にして回動するディレクシ
ョンレバ−7が揺動自在に取付けられ、該ディレクションレバ−7の操作によっ
ても摺動板3が移動し得るように設けられている。
ディレクションレバ−7の一側には図1、図3から図6のように突片7aが設け
られている。
【0013】
更に、摺動板3のレックオペレ−ション5寄りの端部には、下向きに折り曲げ
られてシャ−シ9の孔9iを貫通して裏面側に延びる係合部3aが設けられている。
この係合部3aはレックオペレ−ション5の扇形の係合部5cの近傍に配置され、モ
−ド切替時等にレックオペレ−ション5と係合することによってレックオペレ−
ション5を回動させたり後追い録音を防ぐストッパとしても機能する。
【0014】
係止板2は選択したモ−ドでヘッド基板1、早送り用レバ−20、巻戻し用レバ
−21及びその付帯機構等を係止するものである。この係止板2はサブシャ−シ16
にヘッド基板1等の押し込み方向と直交する方向に移動し得るように支持されて
いる。この係止板2は図1、図2のようにヘッド基板1の係合爪1gと当接する右
側のカム面2dと鉤部2eとを有し、ヘッド基板1が押し込まれる際に係合爪1gがカ
ム面2dと当接して係止板2を図上左側、即ち解除方向に移動させ、そのカム面2d
を係合爪1gが乗り越えたときに係止板2が再び引張りばね22の力によって元の位
置に戻り、鉤部2eと係合してヘッド基板1をロックする。即ち、ヘッド基板1は
係止板2の鉤部2eとその移動方向において係合し、元の位置に復帰すること即ち
後退することができない。また、係止板2の(反対側の端には)レックオペレ−
ョン5の作動端5dと係合する係合部2fが設けられており、レックオペレ−ション
5の図上時計回転方向の回動によって係止板2を解除方向に移動させてヘッド基
板1のロックを解除し得るように設けられている。また、係止板2の係合部2gに
はレバ−ストップ23の先端が当接するように設けられており、テ−プレコ−ダが
再生あるいは録音、巻戻し、早送りのいずれのモ−ドにあるときでもレバ−スト
ップ23を押し込むと係止板2を解除方向に移動させ全てのモ−ドを即座に解除す
ることができる。
この係止板2の下にはプレ−トオペレ−ション24が重ねて配置され、引張りば
ね22によって互いに引張り合うように構成されている。このプレ−トオペレ−シ
ョン24はリ−ル台等を回転させるモ−タ25のON・OFFを制御するスイッチと
連動しており、ヘッド基板1の押し込みあるいは巻戻し用レバ−20若しくは早送
り用レバ−21を押し込むことによってモ−タ25を駆動させるように設けられてい
る。
【0015】
係合部材8には図1、図3、図5、図6のように突片7aが係合可能な折曲部8a
と、ガイド部材9aに当接されて回り止めされる切欠部8bと、プレ−トレック6に
当接されて回り止めされる折曲部8cが形成されている。
【0016】
オ−トリバ−ス機構としては、例えば図示するようなアッセンブリ−TUレバ
−19とカム機構を利用したものが採用される。
アッセンブリ−TUレバ−19は、長孔19b を貫通するシャ−シ9から突出する
支軸26によって揺動自在に支承されており、カムを形成した歯車27とリ−ル台歯
車28あるいは中間歯車29と噛合するカム歯車27の下側に設けた歯車30とが支軸19
c に回転自在に取付けられている。カム歯車27と歯車30との間には図示しないフ
ェルトなどの摩擦板と板ばねが介在されており、カム歯車27と歯車30とをフリク
ション結合し、リ−ル台歯車28に−定の負荷が働いたとき即ちテ−プエンドに達
したとき等に歯車30が回転しないように設けられている。
また、アッセンブリ−TUレバ−19の支軸26には、カム歯車27と噛合するセン
タ−歯車31と、キャプスタン軸11に固着されているピニオン32に噛み合ったアイ
ドラギア33と噛合するセンタ−歯車34とが取付けられている。アッセンブリ−T
Uレバ−19とシャ−シ9との間には図1のようにデッドポイントばね35が設けら
れ、アッセンブリ−TUレバ−19をリ−ル台歯車28とリ−ル台歯車36とのいずれ
かに向けて付勢するように構成されている。
【0017】
サブシャ−シ16に回転自在に支持されているキャプスタン軸11、12は各々フラ
イホイ−ル37、38とベルトを介してモ−タ25に連結されている。
シャ−シ9にはリ一ル台軸39、40が配置されてリ−ル台歯車28、36がそれぞれ
固定されている。リ一ル台歯車36には回転方向を逆転させるための中間歯車29が
噛合されている。リ−ル台歯車28と中間歯車29には歯車30がカム歯車27の作動に
よって選択的に噛み合わされて正転と逆転とを得る。前記中間歯車29とリ−ル台
歯車28には夫々センサ−板41、42が載せられコイルスプリング43、44によってア
ッセンブリ−TUレバ−19と係合されている。
【0018】
前記カム歯車27にはセンサ−板42を制御する環状の突部から成る偏心カム27a
と、センサ−板41を制御する環状の突部から成る偏心カム27b と、アッセンブリ
−TUレバ−19を転動させるための支点となる係合部27c が形成され、センサ−
板41、42と偏心カム27a 、27b 、係合部27c 及びデッドポイントばね35等の共働
によって、いずれかのリ−ル台軸に一定の負荷が作用したとき即ちテ一プエンド
に達したときにアッセンブリ−TUレバ−19を反対側に転動させてテ−プ走行方
向を反転させるように設けられている。
【0019】
例えば、テ−プ終端でリ−ル台軸40の回転が停止すると、中間歯車29の回転が
停止するから、センサ一板42のピンは回転しているカム歯車27で偏心カム27a の
最外位置に押し出されて停止状態となり、更にカム歯車27が180゜回転すると
センサ一板42のピンに係合部27c が押し当てられ、カム歯車27が更に回転すると
カム歯車27はセンタ−歯車31と噛み合ったままリ−ル台軸39側に転動してリ−ル
台歯車28に噛み合う。即ち、自動反転する。
【0020】
尚、ヘッド基板1と摺動板3及びシャ−シ9との間などには突起による点接触
及びグリ−ス等の塗布によって互いに摺動が容易となるような配慮が施されてい
る。また、各係合部や突起、爪部は−般にシャ−シ等をプレスで折り曲げたり、
切り起すことによって成形されているが特にこれに限定されるものではない。
尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるも
のではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0021】
以上のように構成されたオ−トリバ一ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構は
次のように作動する。
【0022】
リバ−ス側/録音
リバ−ス側の図1、図5で図示しない録音ボタンが押し込み操作されると、プ
レ−トレック6が押し込まれ、係合部材8が前方に摺動される。この摺動で係合
部材8の折曲部8aがディレクションレバ−7の突片7aに当接してディレクション
レバ−7が図で反時計方向に回動されてディレクションレバ−7と摺動板3が図
1、図5のリバ−ス側から図7、図8のフォワ−ド側に反転される。この反転で
録音が可能となる。
又、この反転で摺動板3の突起3bでアッセンブリ−TUレバ−19が反転される
。
更にプレ−トレック6が押し込まれると、各係合部1d、1e、6a、6b、4a、4bに
おいて係合しているヘッド基板1及びレックレバ−4が押し込まれロックされる
。
このロックは、図9のようにヘッド基板1の係合爪1gが係止板2の右側のカム
面2dに当接して、係止板2を図上左側即ち解除方向に移動させる。この移動でヘ
ッド基板1の係合爪1gは係止板2のカム面2dを乗り越えて鉤部2eに陥る。そして
、ヘッド基板1の後退即ちモ−ド解除を阻止する。
更にロックはレックレバ−4の係合部4dと左側のカム面2bとの当接によって係
止板2は駆動され、その後係合部4dと鉤部2cとの係合によってなされる。このと
き、レックオペレ−ション5はヘッド基板1との関係においては相対的移動がな
いので、外側に回転せずにレバ一レック4上に位置したままヘッド基板1と共に
前進する。即ち押し込まれる。
ロックと同時にプレ−トオペレ−ション24が移動してモ−タ25をONにする。
フォワ−ド側のリ−ル台と正転用フライホイ−ル38とを接続しテ−プを走行させ
る。
【0023】
フォワ−ド側/再生
フォワ−ド側において再生状態にする場合、図示しないプレイボタンを押すと
、このボタンと一体となったヘッド基板1のみがキャプスタン軸11、12側へ移動
し、駆動爪1cによってレックオペレ−ション5を外側に傾けるように回転させる
。このとき、ヘッド基板1の係合爪1gが係止板2のカム面2dに当接して、係止板
2を図上左側即ち解除方向に移動させる。ヘッド基板1の係合爪1gは係止板2の
カム面2dを乗り越えて鉤部2eに陥る。そして、ヘッド基板1の後退即ちモ−ド解
除を阻止する。同時にプレ−トオペレ−ション24が移動してモ−タ25をONにす
る。フォワ−ド側のリ−ル台と正転用フライホイ−ル38とを接続しテ−プを走行
させる。この状態において図示しない録音ボタンでプレ−トレック6が押し込み
操作されると、プレ−トレック6を押しても、レックレバ−4上のレックオペレ
−ション5の扇形の係合部5cが摺動板3の係合部3aに当るためレックボタンが押
せない。即ち、後追い録音ができない。
【0024】
リバ−ス側への切替えによるオ−トストップ
前述の録音状態において、テ−プエンドが検出されてオ−トリバ−ス機構の働
きによって自動的にリバ−ス側へ反転する場合、あるいはディレクションレバ−
7の操作によって強制的にリバ−ス側に切替えられる場合、図7、図8で摺動板
3が図上右側に移動する。このとき、レックオペレ−ション5を係合部3aで引っ
かけて内側(時計回転方向)に回転させる。このレックオペレ一ション5の回転
は他端5d側において係止板2の係合部2fを図上左側即ち解除方向に押して係止板
2を移動させる。これによってヘッド基板1の係合爪1g、レックレバ−4の係合
部4dを各鉤部2c、2eから離脱させてロックを解除する。
例えば、テ−プエンドに達したときを例に挙げると、オ−トリバ−ス機構のテ
−プエンドを検出するセンサ−42によってテ−プエンドが検出されると、カム歯
車27が働いて、アッセンブリ−TUレバ−19を回動させて回転伝達系が自動的に
反転する。このとき、TUレバ−19と係合する摺動板3が摺動し、レックオペレ
−ション5を回転させプレ−トレック6とヘッド基板1のロックを解除する。
【0025】
リバ−ス側/再生
リバ一ス側において再生ボタンだけを押す場合にはヘッド基板1のみが単独に
移動するので再生ボタンが押し込まれる。そして、係止板2を作動させてヘッド
基板1が後退しないようにロックする一方、レックオペレ一ション5を駆動爪1c
で外側に回転させて、この状態で録音ボタンでプレ−トレック6を押し込もうと
しても押せない。即ち、後追い録音ができない。
【0026】
本考案は前述のように構成されたから、簡単な機構でリバ−ス側で録音ボタン
が押されると、フォワ−ド側に切替わって録音が出来て、リバ−ス側からフォワ
−ド側へ切替えを忘れて録音ボタンを押しても、メカが破壊させてしまう危険性
がない等実用上優れた効果を奏するオ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替
え機構を提供することが出来る。
【0027】
【図1】テ−プ走行モ−ドがリバ−ス側のストップ状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】リバ−ス側のヘッド基板と係止板の関係を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】同プレ−トレックと係合部材とディレクション
レバ−とレックレバ−とレックオペレ−ションの関係を
示す平面図である。
レバ−とレックレバ−とレックオペレ−ションの関係を
示す平面図である。
【図4】同ディレクションレバ−と摺動板の平面図であ
る。
る。
【図5】図1の要部拡大平面図である。
【図6】各構成部品の斜視図である。
【図7】テ−プ走行モ−ドがフォワ−ド側で録音モ−ド
の平面図である。
の平面図である。
【図8】図7の要部拡大平面図である。
【図9】同ヘッド基板1と係止板2の関係を示す平面図
である。
である。
【図10】従来のオ−トリバ−ステ−プレコ−ダの要部平
面図である。
面図である。
1 ヘッド基板
2 係止板
3 摺動板
4 レックレバ−
6 プレ−トレック
7 ディレクションレバ−
7a 突片
8 係合部材
10 磁気ヘッド
11、12 キャプスタン軸
Claims (1)
- 【請求項1】 テ−プ走行方向を自動的にあるいは強制
的にフォワ−ド側からリバ−ス側へ切替えて連続的に再
生すると共にフォワ−ド側のみ録音可能としたオ−トリ
バ−ステ−プレコ−ダにおいて、磁気ヘッドを搭載して
録音ないし再生時にキャプスタン軸側へ前進するヘッド
基板と、該ヘッド基板の前進移動によって一旦解除方向
に移動した後前記ヘッド基板と係合してその後退を阻止
する係止板と、テ−プ走行方向を切替えるディレクショ
ンレバ−と、該ディレクションレバ−の動作時前記ヘッ
ド基板の移動方向に対し直交方向に移動する摺動板と、
録音設定時に操作して前記ヘッド基板を移動するプレ−
トレックと、該プレ−トレックに設けた係合部材と、該
係合部材の摺動域に出入する前記ディレクションレバ−
に設けられた突片とを備え、リバ−ス状態時に前記プレ
−トレックの押し込み操作で前記係合部材と突片とが当
接して前記ディレクションレバ−を回動してフォワ−ド
側へ切替えるようにしたことを特徴とするオ−トリバ−
ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314591U JPH04137528U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5314591U JPH04137528U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04137528U true JPH04137528U (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=31929125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5314591U Pending JPH04137528U (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | オ−トリバ−ステ−プレコ−ダのモ−ド切替え機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04137528U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6276041A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | Toshiba Corp | 録音機能付きテ−プレコ−ダ装置 |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5314591U patent/JPH04137528U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6276041A (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-08 | Toshiba Corp | 録音機能付きテ−プレコ−ダ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19961217 |